通信制高校とは?わかりやすく徹底解説!

通信制高校とは?わかりやすく徹底解説!

通信制高校とは?わかりやすく徹底解説!

通信制高校という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

言葉を聞いたことはあっても「通信制高校って気になるけどどういう学校なんだろう」「通信制高校も結局学校だから毎日通わないといけないのかな」など通信制高校について疑問に思うこともありますよね。

この記事を読めば通信制高校がどんな学校なのかという疑問を解消できます!

それでは通信制高校についてみていきましょう。

通信制高校とはなにか?

通信制高校とはなにか?

通信制高校とはどのような学校なのでしょうか。

通信制高校は自分に合った学習ができる学校です!

通信制高校とサポート校は違うものなので、詳しく知りたい方は「どう違うの?通信制高校とサポート校の違いをご紹介」をチェックしてみてください!

通信制高校は基本的には通信教育という形で勉強を進めます。

通信教育はオンラインで授業やレポートの添削などで行われる教育形式です。

普通の学校よりも通学する回数が少なくなることも通信制高校の特徴になります。

通学日数はコースによって違いますが、全日制高校や定時制高校と比べても通信制高校の通学日数は少ないです。

通信制高校に入学しても普通の高校と同じように毎日通学したいと思う方もいるのではないでしょうか。通信制高校でも通学日数を増やすことが可能です。

通信制高校の通い方は目的や状況によって自分で選ぶことができます。

通信制高校にも私立と公立があるのを知っていましたか?こちら「 私立と公立の違いを徹底解説します!」で詳しく説明しているので、確認してみましょう!

通信制高校の学習内容とは

通信制高校では具体的にどのようなことを学ぶのか気になっている人も多いはず。

基本的に授業では、教科書の重要点やレポートを解説してくれます。

自宅学習中に出てきた疑問を解決し、学習内容を深めるための授業だといえますね。

また単位認定試験に関する傾向と対策についても教えてくれます。

通信制高校といえども、スクーリング授業に参加することは大事ですね。

自主的に学べる環境が整っているので、主体性のある生徒にとっては嬉しい環境です。

高卒資格と高卒認定の違いとは

高卒資格と似た言葉で、高卒認定があります。

両社の違いについて、把握できていない人も多いですよね。

簡単にいうと高卒資格とは、高校を卒業した人に与えられる資格のことを指します。

しかし高卒認定は、高校を卒業した証明ではなく高校卒業と同等な学力を持っている証明書です。

高卒認定を持っているからといって、高校を卒業した証明にはなりません。

この辺りを注意して自分のキャリアを積んでいきましょう。

通信制高校とそのほかの学校の違い

通信制高校と全日制・定時制との違いは様々ですが、一番大きな違いは通学回数です。全日制高校や定時制高校では基本的に週5日、毎日通学する必要がありますよね。

それに対して通信制高校は基本的に自宅で学習を進めていくため、毎日通学する必要がありません。

通信制高校は自分のペースで勉強を進めるため計画を立てることが大変です。その反面、自分の時間を確保することができるのがメリットになります。

通信制高校に通う人の中には勉強と並行してスポーツや資格取得に取り組み高校卒業を目指している方も多いです。

通信制高校は単位制

通信制高校が普通の高校と違う点として、単位制ということが挙げられます。普通の学校では学年制を採用していることがほとんどです。

単位制と学年制には大きな違いがあるのでそれぞれの特徴を理解してきましょう。

学年制では一定の成績をとれなかったり、出席日数が足りないという理由で留年することもあります。留年した場合、同じ学年をもう一度やり直すことになりますよね。単位制では科目ごとに単位が設定されているので留年がありません!

例えば「現代文」という授業が4単位あるとしましょう。単位制の場合、「現代文」の単位が認められれば4単位取得になります。

もし「現代文」の単位をとれなかったとしても、その4単位が認められないだけで留年ということにはなりません。

通信制高校では科目も自分で選べるので自分の勉強したいことに集中することもできます。ただし、必修単位はあるのでそれだけはしっかりとりましょう。

通信制高校は様々な状況の人が通う

通信制高校に通っている人はいろいろな背景を持っています。不登校だった人や中卒で働いていたけど勉強したくて通っている人など様々です。

通信制高校に通う人の中には自分の夢のために通信制に決める人もいます。様々な人たちをしっかり受け止めてくれる学校が通信制高校です。

これまでに「高校を卒業したい」「高校は卒業したいけど、別のことに力を入れたい」「学校に通うのはつらいけど、高校卒業はしたい」このように思った方もいるのではないでしょうか。

様々なニーズに対応して受け止めるために通信制高校ではそれぞれのコースを設定しています。自分の希望に合わせてコースを選択して、勉強を進めることができるのも通信制高校の特徴です。

通信制高校の入学から卒業までの流れ

通信制高校の入学から卒業までの流れ

入学まで

まずは入試についてお話していきましょう。

通信制高校にも普通の高校と同じように入試があります。入試と聞くとハードルが高いなと感じる方もいますよね。でも安心してください。

入学前の学力試験の結果で不合格になるということはほとんどありません。

学力試験はあくまで現状の学力を図るためのものです。通常の高校入試とは違い、学力試験の結果で合否は判定されません。

通信制高校の面接などで重点を置いて見ているのは生徒の勉強したいという気持ちです。

学力試験以外に面接もあります。

面接の質問では「どうして通信制高校に通いたいと思ったのか」「通信制高校に通って何がしたいのか」という質問を聞かれることが多いですね。

通常の面接試験でもよく聞かれることですが、通信制高校では特に比重の大きい質問です。

自分の挑戦したいこと、高校に行こうと思った理由はしっかり考えておくといいですね。

入学時期

全日制や定時制の高校では4月入学が基本ですよね。しかし、通信制高校は単位制で2学期制の学校が多いです。

通信制高校では入学時期を流動的に対応していることが多いという特徴もあります。

続いて通信制高校の転入についてお話しましょう。

転入はいつでも受け入れているけど、編入は学期の切り替えのタイミングである4月と9月しか受け入れていないという高校もあります。

高校によって入学時期にずれがあるので、気になる高校があるときは一度資料請求や直接電話するなどして確認してみるといいでしょう。

卒業まで

ここでは通信制高校の卒業までの流れを説明します。

通信制高校のほとんどは単位制です。

各科目に単位数が設定されていて、卒業に必要な単位数を取得できれば卒業できるシステムになっています。

中学校までは学年制しかないので、単位制という制度がわかりづらいですよね。

改めて簡単に違いを説明します。大まかな違いとしては表のとおりです。

単位制 学年制
卒業 必要単位(74単位)取得で卒業

※必履修のものあり
学年ごとに定められた単位の修得ができなければその学年をやり直し
留年 なし あり

単位制の高校では卒業までの間に74単位を取得することが卒業の条件です。

学年ごとで指定の単位数もありません。卒業要件の中で3年以上の在籍が基本になりますが、それぞれの状況によって変動します。

留年という制度は単位制ではありません。取得単位が少なくても留年やすべての科目をやり直しということもないです。

落としてしまった単位が必履修の単位の場合はその単位だけを取り直せば卒業できます。

単位制のメリットは自分の興味関心に合わせた単位を取得できることです。

学年制だと基本的には決まった時間割の中で少しだけ選択科目を勉強するという流れですね。

単位制の場合は74単位を取得できれば良いので、取得する科目も自分で調整することができます。

単位を取ることができれば卒業できるので、3年以上かけて卒業することも可能です。通信制高校では自分のコンディションに合わせて、しっかり卒業を目指せます。

通信制高校の仕組みとは

通信制高校の仕組みとは

ここからは通信制高校の授業やスクーリングなどの仕組みについてお話していきましょう。

全日制や定時制の高校では、基本的に毎日通学するので朝から夕方までの授業になります。

授業の開始時間も普通の高校なら中学校の通学時間とあまり変わりません。しかし定時制の場合は自分で時間を選択できます。

基本的には昼過ぎからのスタートですが、遅い時間を希望する場合は夕方からの時間を選べるのも良い点です。

では通信制高校の学習の進み方を確認していきましょう。

課題の添削

課題の添削は学校から出される課題を提出する形で進んでいきます。学校側が提出回数を決めていて、その回数しっかりと提出することが必要です。

課題の内容は主に教科書などで学習した問題を解き、レポートに記入して高校に提出します。大体月に5本以上は提出する流れになりますね。

スクーリング

スクーリングという言葉を聞いたことはありますか。

スクーリングとは実際に学校に足を運び、対面で授業を受ける形式です。

課題を進めていく中で「わからないところが出てきたらどうしよう」と不安になることもありますよね。スクーリングは単位習得に必要なものでそういった不安に対応するために設けられています。

自由参加ではなく、科目ごとで日数が設定されているのもスクーリングの特徴です。設定されている日数・時間は参加しなければ単位が認められないので注意しましょう。

学校ごとで日数や時間も異なるので、行きたい学校が決まったらスクーリング日数なども確認しておくことをおすすめします。

e-ラーニング

現代ではインターネットがどんどん普及していますよね。 その背景の中、レポート課題に合わせてe-ラーニングを採用している通信制高校も多いです。

e-ラーニングを実施することで、自宅でも学校と同じような授業を受けることも可能になりました。

オンラインで授業を受けられるので、分からないことを先生に直接質問したり、解説してもらえるという環境ができています。

単位の取得方法について

単位の取得方法について

これまで通常の学年制の学校に通っていた人がほとんどではないでしょうか。

単位制という制度に疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。それでは単位を取るということはどういうことなのかを考えていきましょう。

単位制は大学に似ている

単位制の方式は大学の形式と非常に似ています。

修得すべき単位数などに違いはありますが、大学の形式とほとんど変わりません。

■各科目で単位が決まっている

先ほどの内容を例にしたものです。

「現代文」という科目があるとします。

「現代文」は4単位認められる科目です。

卒業には合計で74単位必要になるので、そのうちの4単位として扱われるということですね。

「現代文」の単位が認定されると、74単位のうち4単位修得しできます。修得しなければならない単位数は残り70単位。

こうして少しずつ単位を習得をしていき、74単位を少しづつ削って単位数が0になれば卒業できる制度が単位制といわれる制度です。

■単位認定について

単位の認定には2つの方式があります。 まずは、レポートの提出です。

通信制高校の学習はレポートが中心になります。そのため、しっかりと自分で学習を進めて提出することが重要です。

学習した内容が理解できていることを確認するためにテストを受けます。そのテストでしっかりと点数を取れれば単位認定です。

忘れてはならないのがスクーリングになります。通信制だからといって、一切学校に通わなくて良いわけではありません。

単位ごとにスクーリング日数が指定されているので、その日数はしっかり通学する必要があります。

学校ごと、コースごとでスクーリング日数は変わるのでしっかり確認しましょう!

通信制高校を選ぶメリット5選

通信制高校を選ぶメリット5選

通信制高校を選ぶメリット5選

通信制高校は他の高校とは異なる方針で勉学に励むことができます。

これから通信制高校のメリットを5つにまとめて紹介します。

全日制高校にはないメリットが多数存在するので、どちらにしようか悩んでいる人は参考にしてみてください。

通信制高校のメリットは以下の通りです。

  • 通信制高校はとにかく学費が安い!
  • 勉強する時間帯を自分で決めることができる
  • どんな人でも対応してくれる
  • 全日制と同じく高卒資格を取得できる
  • ストレスなく通学ができる

通信制高校は全日制高校に比べて自由に選択できる箇所が多いので、自由にスケジュールを組みたい人におすすめです。

費用も安く済むので、どんな人でも対応してくれるのが大きなメリットとなっています。

通信制高校のメリットデメリットについてさらに詳しく知りたい方は「通信制高校のメリットデメリットを完全解説」も参考にしてみてください!

【メリット1】通信制高校はとにかく学費が安い!

通信制高校にもよりますが、公立の通信制高校は場合によっては3年間通って10万円以下に費用を抑えることができます。

私立の通信制高校は学校内容によりますが、年間10万円~70万円程度で公立の通信制高校より強力なサポートを受けながら卒業することができます。

世帯収入によって、高等学校等就学支援金を利用することができるので費用を大きく抑えることが可能です。

授業料が実質無料になる場合もあるので確認しておきましょう!

全日制高校より費用を柔軟に対応してくれるので、資金面で進学するか悩んでいる人におすすめです。

【メリット2】勉強する時間帯を自分で決めることができる

通信制高校は全日制高校のように毎日登校して長時間拘束されることはありません。

通信制高校のシステムにもよりますが、月に2~10回程度の通学とレポート提出でカリキュラムをすすめることができます。

通学システムに関しては柔軟に対応してくれるので、働きながら学んだり芸能活動をしたりしながら通学が可能です。

持病が原因で月に2回~10回の通学も難しいという人でも通信制高校は柔軟に対応でき、自分のペースに合わせて勉強することができるのでおすすめです。

【メリット3】どんな人でも対応してくれる

通信制高校は自分の学びたい分野に特化して勉強した人もいますし、いじめや不登校を経験した生徒も居ます。

多様な人達が通っているので、どんな悩みや相談を受けられるカウンセラーがいたり、無理に通学しなくても良いようにネット提出可能にしてくれていたりします。

上記のような柔軟な対応は全日制高校には厳しいですが、通信制高校は設備が整っているのでどういった状況でも受け止めてくれます。

【メリット4】全日制と同じく高卒資格を取得できる

通信制高校に通う一番大きなメリットは、高卒資格を取得できることではないでしょうか。

高卒資格は、全日制高校だけで取得できると考えている人も多いはず。

しかしどの過程の高校でも要件を満たせれば、高校を卒業できます。

全日制との違いは単位制である点のみです。

また通信制高校は留年になることはないので、自分のペースで学習を進めることができるのも嬉しいポイントですよね。

自由にカリキュラムを組むことができるので、働きながらでも無理なく高校卒業を目指せます。

全日制高校よりも自由度の高い通信制高校は、とても魅力的だといえますね。

【メリット5】ストレスなく通学ができる

通信制高校を選ぶ最後のメリットは、ストレスなく通学ができることです。

全日制高校は約3年間ずっと通学しなければなりませんが、通信制高校は違います。

毎日必ず通学するのは、とても大変ですよね。

しかし通信制高校に通う場合は、通学日数を調整したり減らしたりできるのが魅力的。

無理のないペースで通学日数を増やしたりできるのは、通信制高校ならではだといえます。

通信高校を選ぶデメリット5選

通信高校を選ぶデメリット5選

通信制高校のメリットを紹介してきましたが、通信制高校にもデメリットは存在します。

デメリットもありますが、マイナス点をしっかり把握できれば自分の目標を達成することができます。

通信制高校のデメリットは以下の通りです。

  • 自己管理ができないと厳しい
  • 全日制高校のようにクラスメイトと長時間居ることができない
  • 周りからよく思われないケースがある
  • 大学受験が不利になる
  • 学校行事や部活動が少ない

通信制高校は自由度の高さがメリットですが、自己管理をしなければいけないのでデメリットにもなり得ます。

勉強プランをしっかり自分で立てて卒業する必要があるので、勉強分野でサポートがほしい人はサポート校や塾を活用してみましょう。

【デメリット1】自己管理ができないと厳しい

全日制高校や定時制高校の場合、学校が提供しているカリキュラム通りに勉強すると卒業することができますが、通信制高校は自主学習する必要があります。

通信制高校で提出するレポートは、基本的に自主学習して作成する必要がありますし勉強時間を提示してくれることも無いので自己管理する必要があります。

自ら勉強する時間を確保する必要があるので、中々勉強に取り組めない人は卒業できなかったり登校しなくなったりしてしまいます。

しっかり自己管理をしていくには、通信制高校を卒業してどうなりたいか明確に目標を決める必要があります。

目標が定まっていない人や学校に通うこと自体しんどい人はサポート校や塾といった機関を利用して勉強をすすめられるようにしましょう。

【デメリット2】全日制高校のようにクラスメイトと長時間居ることができない

通信制高校は全日制高校とちがって、毎日登校する必要がありません。

通信制高校はクラスも決まっていないところも多いので、必然的に先生やクラスメイトと一緒にいる時間が少なくなります。

通信制高校に通っている生徒は不登校やいじめを経験している人が多い為人間関係にトラウマを覚えている人でも学校が手厚くサポートしてくれるようになっています。

一緒に過ごす時間は少ないですが、先生はひとりひとりしっかり覚えているのでコミュニケーション能力に不安を持っている人でも安心して勉強できます。

【デメリット3】周りからよく思われないケースがある

通信制高校のイメージは年々改善されて行っていますが、多くの人達は良いイメージを持っていません。

全日制とは違う学校制度だから、世間体が気になるという保護者も多数存在します。

しかし、年々通信制高校を選択する生徒は増えており令和元年には16人に1人が通信制高校を選択しています。

今はまだ通信制高校のイメージが良くないと思う人が多数いますが、徐々にイメージは改善され当たり前の社会になってくるでしょう。

【デメリット4】大学受験が不利になる

通信制高校は自由度が高く自分のペースで学習を進めることができる反面、気を抜いていると大学受験に落ちてしまう可能性があります。

というのも多くの通信制高校の授業内容は、誰でも理解できるよう難易度を調整されているからです。

もし大学進学を考えている場合は、自主的に受験対策をしておくことが大事。

自由度の高い通信制高校だからこそ、自己管理の責任も大きいといえます。

もし大学受験を予定しているのであれば、全日制を選ぶか大学の受験対策もできる通信制高校を選択しましょう。

【デメリット5】学校行事や部活動が少ない

通信制高校に通うデメリットとして挙げられるのが、学校行事が少ないことです。

学校行事が少なければ、他の生徒と交流を深める機会が少ないので、コミュニケーションを取りづらいといえます。

しかし全日制高校よりも年間行事が少なくても、通信制高校にも多くのイベントがあります。

たとえば文化祭や球技大会などのイベントも開催されるので、通信制高校に通いながらも多くの経験を積むことが可能です。

逆に学校行事は少ない方が好きという人もいますよね。

ただ通信制高校を卒業するためには、一定数以上学校行事に参加しないといけませんので注意が必要です。

通信制高校に関する疑問をQ&A形式で紹介!

通信制高校に関する疑問をQ&A形式で紹介!

通信制高校に関する疑問をQ&A形式にまとめてみました。

素朴な疑問から、気になる情報まで細かく答えています。

通信制高校に入りたいけど、わからないことがあるという人は参考にしてみましょう。

通信制高校に関する質問一覧

  • Q.通信制高校から大学進学は可能?
  • Q.通信制高校には年齢制限がある?
  • Q.現在全日制高校に在学していますが転校することは可能ですか?
  • Q.通信制高校に留年制度はありますか?

Q.通信制高校から大学進学は可能?

通信制高校から大学進学することは可能です。

大学に進学することは可能ですが、通信制高校から進学している割合は全日制高校と比べて大きく下回っています。

通信制高校は大学進学に不利と噂している人達もいますが、通信制高校だからといって落とされることはありません。

ただし、通信制高校は勉強カリキュラムが全日制高校に比べて難易度が優しかったり大学進学を選択する人が少なかったりするので、進学する割合が必然的に少なくなります。

大学進学は可能ですが、通信制高校と比べて不利な点はいくつかあるので、乗り越える必要があります。

通信制高校で大学入試を視野に入れている方は「通信制高校でも大学進学はできる?大学進学に強いおすすめ通信制高校」にも詳しい詳細が書かれているので参考にしてみましょう!

Q.通信制高校には年齢制限がある?

通信制高校に入れる条件をもっている人は中学校又はこれに準ずる学校を卒業した人なので、年齢制限はありません。

さまざまな理由を持って入学しているので、年齢層は幅広く70歳の人が通っている学校もあります。

ただし、一度高校を卒業している人は入学できないので注意しましょう。

Q.現在全日制高校に在学していますが転校することは可能ですか?

転校は可能です。

今在学している学校で取得している単位や出席日数によって転入する学年が決められることもあります。

多くの通信制高校は転入・編入を随時受け付けているので、気軽に相談してみましょう。

Q.通信制高校に留年制度はありますか?

通信制高校は基本的に単位制を採用しているので、留年するという概念がありません。

ただし、必修科目単位をすべて修得して卒業する必要があります。

卒業が必要以上に時間がかかってしまうこともあるので、必修科目の単位は落とさないようにしましょう。

まれに通信制高校で学年制採用をしている学校がありますが、学年制の場合留年がありますので注意して下さい。

自分に最適の通信制高校を選ぶ5つのポイント

自分に最適の通信制高校を選ぶ5つのポイント

通信制高校の良い点や悪い点をしっかり説明していきましたが、結局どの通信制高校も自分に合っている学校でなければ良さは発揮できません。

自分に最適の通信制高校を選ぶ方法があるので、紹介します。

通信制高校は色々な特色を持っているので、しっかりポイントを把握して自分にピッタリの通信制高校を見つけましょう。

自分に最適の通信制高校を選ぶ5つのポイント

  • 学費が適切な金額であるか確かめよう
  • 通学頻度が自分に合った頻度であるか確認しよう
  • 通学型か通信型によって先生や生徒との交流頻度が変わる!
  • 通学範囲をしっかり考えて選ぼう
  • 学校のフォロー体制は自分に合っているか判断しよう

学校のカリキュラム内容だけでなく、通学範囲や学費も適度なところでなければ継続して通うことはできません。

自分の目標を達成できる上に卒業を目指せる学校を選びましょう。

【ポイント1】学費が適切な金額であるか確かめよう

通信制高校にも私立と公立があり、学費が異なります。

公立の通信制高校は学費が安く年間で3~4万円しかかからない学校もあります。

私立の場合、公立より学費がかかってしまいますがサポートが充実しておりしっかり卒業まで柔軟に対応してくれます。

通信制高校は高いところで年間30万円程度なので、幾らくらいの資金で学校に通いたいか把握して選択しましょう。

場合によって就学支援金を利用することもできるので、学費を抑えたい人は要チェックです。

【ポイント2】通学頻度が自分に合った頻度であるか確認しよう

通学頻度は通信制高校によって異なります。

通学しなければ行けない通信制高校や通信型の通信制高校でも必ず通学する必要があります。

どうしても通学することが難しい人はネット高校を選択してみましょう。

通信制高校はどんなジャンルでも通学する必要がありますが、全日制高校のように毎日通う必要はありません。

通学頻度は学校によって異なるので、自分に適した通学頻度の学校を選択しましょう。

【ポイント3】通学型か通信型によって先生や生徒との交流頻度が変わる!

通信制高校には通学型と通信型があり、ジャンルによって先生や生徒との交流頻度が変わります。

通学型と通信型があるといっても、途中からコースを変更することも可能な学校も存在するので自分のスタイルに適した制度を提供している学校を選びましょう。

人と交流するのが苦手な人もしっかり学校側が対応してくれるので、不安がらずに相談してみて下さい。

【ポイント4】通学範囲をしっかり考えて選ぼう

通学頻度が少ないからといって遠い学校を選ぶと、通学するのがしんどくなり登校しないようになってしまいます。

学校スタイルだけでなく、通学範囲もしっかり把握して選択しましょう。

通信制高校が自宅から近い場合、気軽に進路相談等することが可能なので必然的に卒業が遅れる可能性が低くなります。

最短で卒業したい人はなるべく自宅から近い学校か、行動範囲内にある学校を選択しましょう。

【ポイント5】学校のフォロー体制は自分に合っているか判断しよう

通信制高校のスタイルによってサポート体制は異なります。

スポーツに集中したい人へのフォロー体制が手厚かったり、不登校・いじめを経験した生徒へのサポート体制が手厚かったりさまざまな体制を取っているので、学校のサポート体制は必ず確認しましょう。

学校で何を学ぶかによってもサポート体制は変わってくるので、何を学びたいのか明確に決まっている人は、まずコースの確認をしましょう。

学校によって持病を持っている人に特化している通信制高校もあるので、自分に最適の学校を見つけることが卒業の近道となります。

自分の目的に合わせて通信制高校を選ぶことが大事!

自分の目的に合わせて通信制高校を選ぶことが大事!

通信制高校の選び方やメリット・デメリットを説明していきましたが、まず目標を見つけることが大切です。

高校を卒業することが目標でも良いので、通信制高校に通って何を成し遂げたいのかまず考えましょう。

なんとなく通ってしまうと、卒業できずに挫折してしまう可能性があります。

どんな事情があっても受け止めてくれるのが通信制高校なので、不安を抱いている人は学校に相談して学校側のサポート体制を確認することが大事ですね。

たとえ資金面に問題があっても、柔軟に対応できる通信制高校もあるのでまずは相談してみましょう。

資格の取得や専門分野への進学に興味がある場合でも、対応できる学校も多いので事前に下調べをしておくことが大事ですね。

学費が気になる方もいると思いますので、こちら「学費が安い通信制高校をご紹介!」も参考にしてみてください!

また自由度の高い通信制高校だからこそ、資格取得に向けて学習を進めることもできます。

通信制高校に向いている人の特徴とは?

通信制高校に向いている人は、「夢や目標」を持っている人が当てはまります。

たとえば勉強だけをするのではなく、専門分野を極めたい人などに通信制高校は向いているでしょう。

また通信制高校は単位制なので、時間に融通を利かせやすいです。

ただなんとなく普通科の高校に進学するのは、もったいないですよね。

夢や目標のある人は、通信制高校への進学を視野に入れてみてはどうでしょうか。

資格取得できる通信制高校への進学もおすすめ!

通信制高校は、就職に不利な印象がありますよね。

しかし通信制高校は就職に不利にはなりません。

それどころか在学中に資格や検定を取得しておくことで、就職を有利に進めることができますよ。

通信制高校に通う生徒は、自分の個性や能力を伸ばしたい人が多いので、在学中に興味のある分野を磨くことも可能です。

自由時間の多い通信制過程だからこそ、専門分野を磨ける環境が整っているといえます。

特に美容系やIT系の資格取得をサポートしてくれる通信制高校も多数あるので、興味のある方は調べてみましょう。

また就職を有利にするための資格については、「【就職に有利】資格が取れる通信制高校で就職を有利にしよう」を読んでみてください。

    <取得できる資格例>

  • 公認会計士・税理士
  • 調理師免許・看護師資格・美容師資格
  • 医療事務資格・薬剤師資格
  • IT系資格(プログラミング・情報処理)

専門分野を学べる通信制高校も多数あり!

通信制高校に進学したい人でも、専門分野を学ぶことができます。

ただ専門分野を学べる通信制高校は、登校日数が多く設定されていることが多いので事前に確認しておきましょう。

ただ普通科の全日制高校に通うよりも、専門性を高めることができるかもしれません。

専門性が高まれば高まるほど、就職活動を有利に進めることもできますよ。

スポーツに打ち込める環境が整っていたり、漫画家になれるコースがあったりと様々な通信制高校があります。

想像しているよりも多くの選択肢があるので、気になる方は資料請求をしてみましょう。

自分の可能性を信じよう

自分はここがだめだからと思わずに、今後何をしたいか考えてみましょう。

通信制高校は自分の個性をしっかり伸ばしてくれる学校が多いので、心配な人も学校がしっかり対応してくれるので安心です。

通信制高校は無理に他の生徒たちと歩幅をあわせる必要がないので、自分のペースですすめることができます。

自分の可能性を信じて、まずは学校に相談してみてください。

まとめ

ここまで通信制高校の概要を説明してきました。通信制高校についてお分かりいただけましたでしょうか。

通信制高校は学校ごとに非常に様々な特色がありますよね。

学校ごとの特色を知るなら、資料請求して各学校を知ることをおすすめします!

ぜひ自分の理想の高校生活を目指して、参考にしてみてください!

最後に、通信制高校だからと言って大学入試や就職が不利になるわけではありません。

しかし、通信制高校で時間に余裕があるうちに資格を取っておくと後々就職もしやすくなります!

こちら「資格が取れる通信制高校で就職を有利にしよう」も参考にしてみましょう!

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