通信制高校の授業内容を徹底解説!どんな勉強をするのか解説 更新時間 2024.09.30
通信制高校は全日制高校と違って授業内容を生徒によって柔軟に変えることができます。
高卒資格に必要な単位さえ取得していれば、学習カリキュラムを自分で組み立てることが出来るので自由度の高い仕様となっています。
今回は通信制高校の授業内容について詳しく解説します。
全日制高校とは大きく違う部分もあるので、これから通信制高校に進学を考えている人は参考にしてください。
通信制高校とはどんな学校?普通高校との違いやどういう人が通っているのかなどを解説通信制高校の授業内容は大きく分けて3つ!
通信制高校の授業内容は大きく分けて3つあります。
通信制高校の授業内容
- レポート提出
- スクーリング(通学)
- テスト(単位認定試験)
通信制高校の授業内容は、全日制高校と違って自主性を大きく求められるものが多いです。
学習計画をしっかり立てていないと、授業についていけなくなってしまうので注意しましょう。
【授業内容1】レポート提出
通信制高校は全日制高校と違って通学日数や授業時間が少ない為、自分で学習する必要があります。
レポート形式は学校によってことなりますが、授業で補えない部分を補っています。
ネット提出で済むところもありますが、郵送でなければならない通信制高校もあります。
通信制高校によって方針が変わるので進学した際にはしっかり確認しておきましょう。
【授業内容2】スクーリング(通学)
スクーリングは学校で授業を受けることで、全日制高校と違い通学日数を調整することができます。
通学頻度は通信制高校によって異なりますので、通学日数を調整したい人は進学前に学習コースを確認しましょう。
スクーリングでの授業内容は自主学習での疑問点等を質問することができます。
学習以外の部分でもフォローしてくれるので、悩み事がある人は気軽に相談してみましょう。
【授業内容3】テスト(単位認定試験)
通信制高校が定めている規定量のレポートとスクーリングをおこなったらテストがおこなわれます。
テストに合格すると単位修得となります。
テストが不合格でも再テストで単位を修得することができるので、安心して下さい。
なるべく一発合格できるようにテストに備えましょう。
テストを受けるには充分なレポート提出とスクーリングが必要となります。
自主学習ではついていけないと感じた人は学習をサポートしてくれる機関に頼りましょう。
通信制高校の授業内容は学習スタイルにより変わる
通信制高校はどんな生徒でも適応できるように様々なコースを用意しています。
コースによって学習スタイルは異なるので、進学する前にしっかりコース内容を把握しておきましょう。
今回は通信制高校でメジャーな4つの学習スタイルを紹介します。
自分に最適な学習スタイルはどれか参考にしてください。
年に3~5日通学するスタイルの場合自主学習が多め
通信制高校になるべくスクーリングしない学習スタイルがあります。
年に3~5日程度だけスクーリングする学習スタイルは、自主学習がメインとなります。
通信制高校が提供しているネット講座やテレビ放送を活用して通学日数を最小限に抑えることができます。
通学することが困難な人や苦手という人におすすめの学習スタイルです。
ただし自分で学習ペースを管理する必要があるので、学習管理できない人は卒業できない傾向にあります。
月に1~2日通学するスタイルの場合基礎学習を学校で受ける
月に1~2日通学して学習を進めるスタイルは、上記で説明した学習スタイルと似ています。
スクーリングをなるべく抑えつつ、最低限の授業をおこなう内容なので通学が苦手な人におすすめです。
月に数回先生とコミュニケーションを取ることができるので、授業内容に行き詰まっても頼りやすい環境にあります。
上記の学習スタイルと同じく自分で学習ペースを管理する必要がありますが、スクーリングが月に数回あるので周囲に頼るチャンスがあります。
週1~4日通学するスタイルの場合自主学習の不足分を授業で補う
週1~4日通学するスタイルは、スクーリングをメインにしつつ自主学習で授業を進めていくスタイルです。
自主的に勉強することが苦手な人は、通学日数が多めの学習スタイルをおすすめします。
全日制高校よりも授業時間も短いので、長時間拘束されることはありません。
クラスメイトや先生とコミュニケーションを取る機会もあるので、学校生活を楽しみたい人に最適の学習スタイルです。
バイトをやりつつ通学したい高校や、通学日数が多い方が助かるという学生は週に数回スクーリングのある学習スタイルを選択しましょう。
週5日通学するスタイルの場合全日制高校とほぼ同じ!通信制高校のデメリットを補える
通信制高校は自主学習が多いイメージがありますが、平日5日スクーリングがある学習スタイルもあります。
全日制高校と同じく平日5日間学校に通う必要がありますが、全日制高校よりも学習時間は短く早く終わります。
通信制高校でのデメリットは「学習できない」・「コミュニケーションが取れない」などありますが、週5日通う通信高校は上記のデメリットを解消できます。
午前授業で午後はフリータイムのところが多いので、趣味に没頭したい人におすすめです。
通信制高校のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は「通信制高校のメリットデメリットを完全解説」を参考にしてみましょう。
通信制高校の授業の様子
通信制高校の授業は、全日制高校のような一斉授業とは違います。
ここでは、通信制高校のクラス制や学び方にフォーカスして解説していきます。
少人数やマンツーマン指導
通信制高校の多くが、少人数制や完全マンツーマン指導を取り入れています。
少人数制や個別のメリットは、先生の目が行き届くことと、一人当たりに割ける指導時間が長いことです。
黒板を使って授業を進める全日制と違い、通信制高校は各自がレポートをこなしながら授業を進めます。
分からないところは都度質問して、個別に教えてもらうといった感じです。
学校によって4〜5人で行うこともあれば、1クラス10名ほどで行うこともあります。
学力レベルに合わせたクラス編成
通信制高校には、生徒の学力レベルに合わせてクラスを分けている学校もあります。
クラス編成のメリットは、授業についていけなくなる心配がないことと、クラスメイトと友だちになりやすいことです。
先生たちは不登校生徒への対応経験が豊富なので、入学してすぐクラスに馴染めるようサポートしてくれます。
職業体験などの課外授業が盛ん
職業体験は、将来の夢を模索することや、社会に馴染めることを目的として実施しています。
体験先はさまざまで、次のような職場が用意されています。
課外活動に力を入れている学校も多く、卒業後の進路を見据えたサポートも期待できます。
通信制高校の授業レベルについて解説
通信制高校の授業は特別難しいということはありません。
基本的には、高校卒業資格を取得するための教材に沿った基礎的な内容です。
大学進学を目指す場合は、通信制高校の授業以外にも塾や予備校などを利用することが推奨されています。
教科書を基本とした基礎レベル
通信制高校の授業は、教科書の内容に沿った基礎レベルです。
生徒は教科書を利用しながらレポートや課題を進められます。
通信制高校での授業は高卒資格取得を目指すものです。
基本的に通信制高校の学校ごとのレベルに大きな差はありません。
通信制高校の授業のレベルは難しくはありません。
通信制高校に偏差値という概念はない
通信制高校では、学力に基づく偏差値を設定していないところが多いです。
全日制高校では学力テストで入学の合否が決まることが一般的です。
通信制高校の入学試験は、主に面接や書類選考によって実施されます。
学力テストを実施する通信制高校は少ないです。
なお、通信制高校の中には学力テストがあり、偏差値を公開している学校もあります。
通信制高校から大学進学を目指せる
通信制高校を卒業しても大学進学において不利になることはありません。
志望校の入学基準を超える学力があれば、難関大学への進学も可能です。
ただし、多くの通信制高校は基本カリキュラムのみです。
したがって、偏差値が高い大学への進学準備が不十分な場合があります。
そのため、大学受験を目指す場合は、予備校やサポート校を利用することが一般的です。
また、近年では大学進学をサポートするコースを設けている通信制高校も増えています。
有名大学へ進学実績を持つ通信制高校も存在します。
なお、通信制高校の偏差値について気になる方は以下の記事をご覧ください。
通信制高校の授業時間について解説
通信制高校の授業内容は全日制高校と比べて優しいことがわかりました。
自分のペースで学習を進められるので、周囲を気にせず勉強できます。
通信制高校は柔軟に対応してくれる学校ですが、自己管理できないと高卒資格が取得できなくなるので注意しましょう。
登校日数が全日制高校より少ないから時間に余裕を持てる
通信制高校は登校日数が全日制高校より少ないので、学業以外で忙しい人も無理なく通学できます。
スポーツに本腰を入れたい人や芸術関連の勉強をメインにしたい人は自由時間を多く取れる通信制高校がおすすめです。
自主学習だけでは不安という人はサポート校や塾に頼ってみるのも1つの手段です。
登校時間も遅めだから快適に通学可能
通信制高校の登校時間は全日制高校と違い遅めになっています。
朝早く起きる必要が無いので、快適に通学することができ遅刻の心配もありません。
時間にゆとりをもって学習に取り込めるので、早朝のストレス無く学業に集中できます。
通信制高校の授業は午前中に終わることが多い
通信制高校で授業を受ける場合、午前中に終わることが殆どです。
通学する場合でも全日制高校に比べて拘束時間が少ないので、趣味に専念したり学業以外のことに没頭したりすることができます。
ただし、自分でしっかり学習する機会を作らないと単位を修得できない可能性があるので注意しましょう。
通信制高校を検討していて詳しく知りたいという方は「通信制高校とは?」で詳しく説明していますので、参考にしてみましょう。
登校日数は自分で選択できる
通信制高校にはそれぞれ強みがあり、多彩なコースが用意されているのが特徴です。
「週1日コース」や「週4日コース」など登校回数も自由で、オンラインや対面など学び方も自由に選べます。
全日制のように毎日登校する必要がないので、通学が苦痛になることも少ないでしょう。
授業がない日でも登校できる学校がある
通信制高校には、生徒の自習室を完備している学校もあります。
「自宅では勉強に集中できない」「分からないことをその場で質問したい」という場合、自由に登校できる通信制高校はとても便利です。
授業内容を自由に選択できるおすすめ通信制高校3選!
通信制高校の大きなメリットは自分に合ったコースで高卒資格を取得できるところです。
全日制高校とちがって各生徒の事情に合わせてくれるので、しっかり自分の将来を考えて希望するコースを見つけ出しましょう。
これから紹介する通信制高校は様々な学習コースを提供しており、授業内容を柔軟に変更できます。
これから通信制高校へ進学しようと考えている人は参考にしてください。
ルネサンス高等学校は多彩なコースを提供!学習以外の部分も支援してくれるからおすすめ
ルネサンス高等学校は多彩なコースを提供している通信制高校です。
通常の通信コースだけでなくダブルスクールコースやeスポーツに興味のある人が通うコースもあるので、本当にやりたいことを見つけられます。
中退してしまった人や社会人で高卒資格を取得しようとしている人にも対応しているので、万人におすすめです。
入学できる都道府県 | 全国から入学可能 |
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制服 | あり 着る人を選ばないシックなカラーのブレザースタイル |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
高卒資格を取得したあとまでサポートしてくれるあおぞら高等学院!
あおぞら高等学院は、高卒資格を取得することだけでなく取得後のこともしっかり考えてくれる学校です。
学習だけでなく様々な職業体験を実施していたり、卒業後の就職対応をしてくれたりします。
高卒資格だけでなく、しっかり就職までサポートしてほしいという人におすすめの高校です。
入学できる都道府県 | 全国から入学可能 |
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制服 | あり 購入・着用は自由です |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
ディヤーナ国際学園は不登校・いじめの相談にしっかりのってくれるからおすすめ
ディヤーナ国際学園は引きこもり・家庭内暴力・不登校の相談にしっかりのってくれる通信制高校です。
問題を抱えている青少年たちの自立支援もしているので、どんな生徒でもしっかり向き合ってくれます。
海外の合宿所で英語を取得するコースや南米アジアの大学進学をできるコースもあるので、おすすめです。
高卒資格取得だけでなく、生徒たちが抱えている問題を解決してくれるので心に不安を抱えている人は気軽に相談してみましょう。
入学できる都道府県 | 全国対応可。 年2回程度、長野県で行うスクーリングに来られる方。 |
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制服 | なし |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
通信制高校の授業内容を補いたい人はサポート校もおすすめ
通信制高校は通学日数を柔軟に変更することができますが、通学日数を減らした分自分で学習を補う必要があります。
通学日数を減らしたいけど自分で学習に取り組むことは苦手と感じている人はサポート校に頼りましょう。
サポート校は通信制高校に在籍している生徒の学習を支援する教育施設です。
通信制高校が提供している自宅学習でわからないところがあった時、サポート校は学習支援をしてくれます。
サポート校によって受けられる内容が違うので、サポート校を選ぶ時はどのような支援をしているのか確認しましょう。
サポート校は色々な生徒の悩みを改善してくれる
サポート校によって変わりますが、学習以外の面で支援してくれるところがあります。
不登校だった生徒に勉強を教えたりするサポート校もあるので、学力に関して不安を抱いている人はまず相談してみましょう。
サポート校は生徒の悩み等もしっかり聞いてくれるので、学習に行き詰まったり不安があったりする人は利用しましょう。
通信制高校の授業内容まとめ
通信制高校では、自分のペースで勉強できますが、学生が自分で学習を進める必要があります。
授業内容は主に、以下の3つから構成されています。
- レポート提出
- スクーリング(通学)
- 単位認定試験
生徒は各科目に対してレポートを作成し、学習内容を深めます。
提出方法は学校によって異なり、インターネット上でできる場合もあれば、郵送が必要な場合もあります。
また、全日制の高校とは異なり、通信制高校では通学日数を自由に設定できます。
スクーリングでは、自習では解決しづらい問題を先生に直接質問可能です。
すべてのレポートとスクーリングが完了した後に試験が実施されます。
試験に合格すると、必要な単位が認定されます。
もし不合格の場合でも再試験の機会が与えられます。
通信制高校は様々な学習コースを提供している学校です。
生徒は自身の生活スタイルや学習目的に応じて適切なコースを選択できます。
通信制高校は自由度が高い学校と言えます。