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社労士(社会保険労務士)試験の独学合格は余裕でいける?無理?最短で受かるおすすめ勉強法を紹介

更新日:2024-07-02

社労士(社会保険労務士)試験の独学合格は余裕でいける?無理?最短で受かるおすすめ勉強法を紹介

社労士(社会保険労務士)は、主に社会保険や労務に関する知識を持った、人事や労務の管理をおこなう仕事です。

社労士になるには試験に合格しなければなりませんが、試験対策のためにスクールや通信講座を受講する方法だけでなく独学で学習を行う人もいます。

そこで今回は、独学で社労士試験に合格することはできるのかについて解説します。

おすすめの勉強方法・テキストなどについても紹介しているため、これから社労士を目指す方や勉強方法について知りたい方はぜひ参考にしてください。

    この記事で分かること

  • 社労士の独学合格が難しい理由
  • 社労士の独学受験に向いている人・向いていない人
  • 社労士を独学で勉強するメリット・デメリット
  • 社労士に独学で合格する方法

社会保険労務士(社労士)試験の難易度は高い?試験内容・勉強法や他資格とのランキング比較まで解説


社会保険労務士試験におすすめの通信講座

目次

社労士(社会保険労務士)の独学合格が難しい理由

結論からお伝えしますと、社労士試験に独学で合格を目指すのは必ずしも無理な話ではありませんが、様々な理由から難しいと言えます。

こちらの項目では「独学での社労士試験合格が難しい理由」について以下の2つの視点からご紹介します。

  • 合格率
  • 試験範囲

客観的な情報を元に解説していきますので、それぞれチェックしてみましょう。

理由①合格率は例年6%前後

1つ目の独学での社労士試験合格が難しい理由として「社労士の合格率が例年6%前後と低い」ことが挙げられます。

社労士試験は科目ごとに合格基準が細かく、かつ合格基準点に満たなければその時点で不合格となるため、網羅的に学習しなければならない試験です。

そのため、「社会保険労務士試験オフィシャルサイト」が公表しているデータによると、例年社労士試験の合格率は6%〜7%と低いことが分かります。

受験生の中にはもちろん予備校や通信講座に通っている方もいるにも関わらず上記のように合格率が低いため、学習条件が厳しくなる独学での合格は尚更難しいと言えます。

理由②試験範囲が膨大で毎年法改正が行われる

2つ目の独学での社労士試験合格が難しい理由として「試験範囲が膨大であり、かつ毎年法改正が行われる」ことが挙げられます。

まず試験範囲について、「社会保険労務士試験オフィシャルサイト」における試験の概要にて以下の8科目が挙げられています。

  • 労働基準法及び労働安全衛生法
  • 労働者災害補償保険法
  • 雇用保険法
  • 労務管理その他の労働に関する一般常識
  • 社会保険に関する一般常識
  • 健康保険法
  • 厚生年金保険法
  • 国民年金法

上記のうち暗記する科目も多く、後述するテキストの総ページ数から見ても試験範囲の広さが分かります。

次に法改正について、直近3年間で行われた内容を見てみましょう。

年度 法改正
2023年 労働基準法

労働安全衛生法

労災保険法

雇用保険法

徴収法 など

2022年 労働基準法

労働安全衛生法

労働保険徴収法

育児・介護休業法

次世代育成支援対策推進法 など

2021年 労働基準法

雇用保険法

最低賃金法

男女雇用機会均等法

確定拠出年金法 など

上記のように、社労士の試験範囲に該当する法令において、多数の法改正が毎年行われています。

このように、膨大な試験範囲と法改正の多さから、独学の場合の勉強時間はおよそ1,000時間必要とされ、勉強時間の確保が課題となる独学での合格は難しいと言えます。

社労士(社会保険労務士)に合格するため勉強順序

社労士(社会保険労務士)に合格するためには、以下の順序で学習を進めて行くとよいでしょう。

社労士に合格するための勉強順序

  1. 労働基準法から学ぶ
  2. 基礎を把握してから応用の学習を進める
  3. 社会保険に関する学習は最後に行う

社労士試験の出題科目は多く、試験範囲も膨大です。

試験に合格するためには、どのような項目を順序よく学習するかで合否が決定します。

ここでは、社労士試験に合格するための効率のよい勉強順序について解説します。

1.労働基準法から学ぶ

労働基準法は、すべての科目の基本となる項目です。

この法律を理解できなければ、先には進めません。

ただ丸暗記するのではなく、法律の仕組みを理解する必要があります。

2.基礎を把握してから応用の学習を進める

労働基準法のインプットがある程度完了すれば、労災保険や雇用保険ついての学習を進めていきましょう。

労災についての法律では労働安全衛生法の理解が重要です。

この法律が理解できれば、雇用保険の入りも楽になります。

3.社会保険に関する学習は最後に行う

最後に、社会保険に関する学習を行います。

法律を学ぶ際は、法律が出来た順番に学ぶのが効果的です。

法律は、古い法律を元に新しい法律が制定されます。

そのため、元の法律が理解できていない場合、なぜ新しい法律が制定されたのか理解できないのです。

社会保険に関する法律は、出題範囲も広く、暗記すべき内容が多く含まれます。

一度すべての項目を学習し、仕組みを理解した上で進める方が効率がよいでしょう。

社労士(社会保険労務士)に独学で合格するための勉強法

社会保険労務士に独学合格は無理? 勉強方法

独学での合格が難しい社労士試験においても、独学のポイントを押さえることで合格を勝ち取ることができます。

こちらの項目では「独学で社労士合格を目指す場合に効果的な学習方法」について5つの流れでご紹介します。

「独学で社労士試験の合格を目指したい」という方は、各手順をしっかりとご確認下さい。

勉強法①明確な目標をたてスケジュールを組む

学習手順の1つ目は「明確な目標を立てスケジュールを組む」です。

独学で学ぶ際に1番難しい工程ですが、独学を成功させる上で最も重要な点です。

例えば、何年後に試験合格を目指すかを決め、そこから1ヶ月や1週間といった短いスパンでの学習時間を計算し綿密なスケジュールを組むようにしましょう。

また、法改正やプライベートの都合などとの兼ね合いを考慮して、余裕を持ったスケジュールを組み立てることも重要です。

勉強法②自分に合ったテキストや参考書を用意する

学習手順の2つ目は「自分に合ったテキストや参考書を用意する」です。

社労士試験の対策本や参考書はたくさん出回っていますが、その中でテキストを選ぶ基準を以下のように明確にすると良いでしょう。

  • ご自身で最後まで読み進められると直感で感じたテキスト
  • 法改正に対応している最新の教材
  • シリーズ化している
  • 解説やノウハウが充実している
  • 出版社や監修が信頼できる

また、口コミだけで決めてしまうと後悔してしまう場合も多いため、実際に手に取り気になる参考書の内容を確認するようにして下さい。

教材が多すぎても消化不良になりますが、基本を網羅した参考書と、予想問題や予想模擬テストが掲載されている問題集の2冊を最低限準備しておくと安心です。

勉強法③参考書でインプットを行う

学習手順の3つ目は「参考書でインプットを行う」です。

まずは参考書を用いてインプットを行い、社労士試験で問われる内容について大まかに触れていくと効率的です。

参考書は1巡だけで満足するのではなく、1巡目はさらっと読み出題範囲を把握することを目的に素早く解き進め、2巡目以降でより細かく情報を詰め込んでいく形が良いでしょう。

また、参考書でインプットする際には、科目同士の関連性を意識することと、暗記が重いものは優先順位を下げると効率的に解き進める事ができます。

目安としてインプットが7割程度完了すれば、次の手順へ進んで下さい。

勉強法④題集でアウトプットを行う

学習手順の4つ目は「問題集でアウトプットを行う」です。

参考書を用いて詰め込んだ情報を、問題集によりアウトプットすることで確実に定着させていきます。

問題集を有効活用するために、1度間違えた問題には印を付け、見直しを複数回繰り返すと良いでしょう。

問題集においても、1巡目は得意分野苦手分野の把握を行うために全ての問題を解き進め、2巡目以降は苦手問題を克服していく形がおすすめです。

目安としてアウトプットが8割程度完了すれば、次の手順へ進んで下さい。

勉強法⑤過去問を解いて自分のレベルを知る

学習手順の5つ目は「過去問を解いて自分のレベルを知る」です。

9割以上インプットとアウトプットが済んだら過去問を解き、ご自身の得意・不得意科目を理解し合格点に向けて学習を進めていくと良いでしょう。

過去問にて知識が不足している分野があれば、手順の2と3に戻ってインプットをやり直して下さい。

また、初めて過去問を解く際には時間配分や解く順番を本番形式で行うことで、本番で焦らずに済むため効果的です。

2巡目以降は間違えた問題を重点的に復習し、ご自身のレベルと合格圏内へ引き上げましょう。

社労士(社会保険労務士)に独学で合格したい方におすすめのテキスト・問題集

社労士試験合格を目指す方向けのテキストや参考書が多数出版されているため、どれを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。

こちらの項目では「独学で社労士試験合格を目指す方におすすめのテキスト」について以下の厳選した3つをご紹介します。

  • 解けばわかる!社労士問題集
  • みんなが欲しかった!社労士の教科書
  • 社労士速習レッスン

どのような内容が独学受験者におすすめなのかについても解説していますので、テキストを選ぶ際の参考にして下さい。

解けばわかる!社労士問題集

社会保険労務士に独学合格は無理? 解けばわかる社労士問題集

引用:販売サイト

1つ目の社労士試験の独学におすすめしたいテキストは「解けばわかる!社労士問題集」です。

こちらのテキストは、厳選された過去問と難易度別のオリジナル予想問題、試験のポイントを押さえた解説が収録されていることから、実践寄りの内容が学べる魅力があります。

最新版はまだ出版されていませんが、オリジナル予想問題を繰り返し解くことで、実践的な学習ができます。

このような特徴から、こちらのテキストは基礎をある程度押さえた後に実力を身に付けたい段階で使用するのがおすすめです。

なお、こちらのテキストにおける値段や出版社情報などの基本情報は、以下の表にてご確認下さい。

出版社 大原出版
出版日 2021/8/23
ページ数 839ページ
シリーズ 社労士合格のミカタシリーズ
値段 3,520円

みんなが欲しかった!社労士の教科書

社会保険労務士に独学合格は無理? TAC出版

引用:TAC出版

2つ目の社労士試験の独学におすすめしたいテキストは「みんなが欲しかった!社労士の教科書」です。

こちらのテキストは、学習の優先順位がA〜Cランクに振り分けられていることや、セクション毎に穴埋めチェック等の「ミニテスト」が収録されていることから、インプットを効率良くできる魅力があります。

このような特徴から、こちらのテキストはインプットを強化できる参考書をお探しの方におすすめです。

なお、こちらのテキストにおける値段や出版社情報などの基本情報は、以下の表にてご確認下さい。

出版社 TAC出版
出版日 2023/10/17
ページ数 1,172ページ
シリーズ みんなが欲しかった!シリーズ
値段 4,290円

社労士速習レッスン

社会保険労務士に独学合格は無理? ユーキャン

引用:販売サイト

3つ目の社労士試験の独学におすすめしたいテキストは「社労士速習レッスン」です。

こちらのテキストは、社労士試験の全体像を把握できる「体系樹」の掲載をはじめ、法律用語や出題傾向をまとめたページや、ステップアップ用の解説があり、基本からノウハウまで網羅された内容が魅力です。

このような特徴から、こちらのテキストでは総合的に学ぶことができるため、社労士試験に初めて独学で挑む方におすすめです。

なお、こちらのテキストにおける値段や出版社情報などの基本情報は、以下の表にてご確認下さい。

出版社 ユーキャン出版
出版日 2023/10
ページ数 1016ページ
シリーズ ユーキャンの資格シリーズ
値段 4,180円

【2024年7月】社労士試験の独学勉強におすすめのテキスト基本書・問題集を徹底比較!選び方のポイントも解説

社労士(社会保険労務士)に独学で合格を目指すのに向いている人

難しいと言われている社労士試験の独学合格ですが、独学という選択肢を選んでも問題ない方もいます。

こちらの項目では「社労士試験において独学での合格を目指すのに向いている人の特徴」について以下の4つをご紹介します。

  • 総務や人事の実務経験がある
  • 時間を十分に確保できる
  • 周囲に相談相手がいる
  • 自己管理ができ常に努力し続けられる

社労士を独学で目指したい方は、ご自身の性質と合うかどうかそれぞれの特徴をチェックしてみましょう。

総務や人事の実務経験がある

1つ目の向いている人の特徴は「総務や人事の実務経験がある」です。

社労士試験において、社会保険に関する予備知識がある方や、労働安全衛生法や雇用保険法等の知識が既にあるという方は比較的学習しやすい傾向にあります。

その点、総務や人事の方は社労士試験に応用できる知識を有しているため、独学でも十分合格を目指すことが出来ます。

時間を十分に確保できる

2つ目の向いている人の特徴は「勉強時間を十分に確保できる」です。

先ほども解説したように、社労士試験を独学で行う場合には最低でも1,000時間確保しなければなりません。

そのため、本業や家事育児の合間で視覚取得を目指す方でも、土日にまとめて学習する時間を取るといった工夫が必要となります。

学習時間を1,000時間以上確保できるのであれば、独学でも十分合格を目指すことが出来るでしょう。

周囲に相談相手がいる

3つ目の向いている人の特徴は「周囲に相談相手がいる」です。

先ほど「独学がおすすめできない理由」で解説したように、独学を挫折してしまう原因の1つに相談相手がいない事が挙げられます。

そのため、知り合いや家族に社労士試験について相談できる人がいる方は悩みを抱えずに済むため、独学でも十分合格を目指すことが出来るでしょう。

自己管理ができ常に努力し続けられる

1つ目の向いている人の特徴は「自己管理ができ常に努力し続けられる」です。

先ほど「独学がおすすめできない理由」で解説したように、独学ではプライベートと資格勉強を両立するためにスケジュールをご自身で管理する必要があります。

また、試験合格に向けて長期間努力をし続けられるような、高いモチベーションも必要です。

そのため、計画性や自己管理能力が高い方であれば効率的に独学を進めることが出来るため、独学でも十分合格を目指すことが出来るでしょう。

社労士(社会保険労務士)に独学で合格を目指すのに向いていない人

社労士(社会保険労務士)に独学で挑むのは、試験対策を自分一人で行わなければならないということであり、参考書の購入や勉強のスケジュールなどもすべて自己管理です。

独学で合格を目指す方法が向いている人がいる一方で、向いていない人もいます。

社労士試験に独学で挑むのが向いていないのは、以下の点に該当する人です。

  • 計画を立てることが苦手
  • モチベーションが下がりやすい
  • 総務や人事の実務経験がない

それぞれ詳しく解説します。

計画を立てることが苦手

自分で計画を立てて計画通りに実行したり、状況に応じて計画を修正したりすることが苦手な人は、社労士の独学受験に向いていません。

社労士試験に独学で受験する場合、試験日から逆算して勉強のスケジュールを立て、計画的に学習を進めていく必要があります。

社労士試験は法律系の国家資格であり、一朝一夕で合格レベルの知識を身に付けられる試験ではないためです。

計画を立てることが苦手な人の場合、無理なスケジュールを立ててしまったり、進捗に遅れが出た際に修正できなかったりする可能性があります。

そのため、計画を立てることが苦手な場合は、独学よりも通信講座やスクールの受講を検討した方が良いでしょう。

モチベーションが下がりやすい

モチベーションが下がりやすい人も、社労士試験の独学受験には向いていません。

社労士試験では、法律に関する幅広い知識が問われるため、長期間にわたって勉強を続けるモチベーションの維持が必要です。

モチベーションが下がりやすいと、勉強の集中力が持続しなかったり、思うように知識が身に付かなかったりして、不合格になる可能性があります。

短期間であれば集中できるという人でも、試験までの数か月~1年程度の期間にわたって集中を維持し続けるのは容易なことではありません。

そのため、モチベーションが下がりやすいと感じている人は、勉強のスケジュール管理やアドバイスを含め、サポートしてもらえる環境で勉強することをおすすめします。

総務や人事の実務経験がない

総務や人事に関する業務の実務経験がない人も、社労士試験の独学受験には向いていません。

社労士は、労働や人事に関するプロフェッショナルであり、問題解決や問題発生を抑止するための管理業務を行います。

総務や人事に関する実務経験がある人は、社労士の働き方や必要な知識がイメージしやすく、基礎知識も身についている状態です。

実務経験がない人は、まったく白紙の状態から知識を身に付ける必要があるため、参考書を読んでも具体的な事例や事象をイメージしづらいでしょう。

結果的に勉強に時間がかかりやすくなるため、実務経験がない人は独学で受験するよりも通信講座やスクールを受講してプロの講師による解説を受けた方がスムーズに学習できます。

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社労士(社会保険労務士)を独学で勉強するメリット

独学で社労士を目指すメリットには以下のものが挙げられます。

  • 費用を抑えられる
  • 自分のペースで学習が進められる
  • 好きな教材/テキストを選べる

社労士を資格取得のために独学で勉強し合格することは容易ではありませんが、通信講座やスクールにはないメリットもあります。

ここでは、独学で勉強するメリットについて詳しく解説していきます。

費用を抑えられる

独学で社労士を目指すことで、受験指導校での費用と比較して資格取得までにかかる費用を大幅に抑えられるメリットがあります。

受験指導校では一般的に10~20万円かかるのに対し、独学の場合は教材費用だけで2~3万円ほどで済むといわれています。

学生や社会人になりたてなどで少しでも費用を抑えながら目標の資格取得を目指したい方にはおすすめです。

自分のペースで学習を進められる

独学であれば制約がないことから、自分のペースで勉強を進めることができるメリットがあります。

通常受験指導校では学校が組み立てたカリキュラムに合わせて勉強しなければなりませんが、独学なら自分の予定やペースに合わせて自由に勉強することができます。

特に社会人の場合、仕事と勉強を両立しなければならないこともありますが、独学なら時間や場所を選ばずに勉強できるので継続しやすいでしょう。

したがって自分のライフスタイルに合わせて効率的に勉強を進めることができるのです。

好きな教材・テキストを選べる

独学で社労士の勉強をする場合、指定の教材がないので自分に合った教材を選べます。

反対に受験指導校に通う場合は、基本的に学校が用意した教材やテキストを使わなければならず受講料に加えてお金がかかります。

しかし、教材によっては自分の学習スタイルや理解力に合っていないケースもあり、自分に合わない教材を使ってしまうと理解に時間がかかったり、学習効率が低下するおそれがあります。

また、教材に頼りすぎてしまうことで、自分の思考や学習方法を十分に発展させられないことも。

一方で、独学の場合は自分好みの教材を選べるので、自分で学習計画を立てる際にも使い慣れた教材であれば効率的に進められるメリットもあります。

社労士(社会保険労務士)を独学で勉強するデメリット

社労士を独学で勉強する場合、メリットだけでなくデメリットがあることにも注意しなければなりません。

社労士試験に独学で挑む際のデメリットは、以下の3点です。

  • 疑問点を自力で解消しなければならない
  • スケジュール管理が難しい
  • 勉強に時間がかかる

それぞれ詳しく解説します。

疑問点を自力で解消しなければならない

社労士を独学で勉強するデメリットの1つは、疑問点を自力で解消しなければならないことです。

試験勉強をしていると、わからないことが出てくる場面が多々あります。

通信講座やスクールを受講している人であれば、講師に質問したり、質問サポートサービスなどを活用したりして解消できますが、独学ではすべて自力で解決しなければなりません。

例えば、参考書で該当するページを探す、インターネットで検索するなど、疑問点を解消するのに時間がかかります。

独学で社労士試験の勉強をするときは、勉強を一時中断して疑問点の解消に時間を割かなければならないことがある点に注意しましょう。

スケジュール管理が難しい

独学で社労士試験に挑むデメリットには、スケジュール管理が難しいという点もあります。

独学受験におけるスケジュール管理は、試験当日までに残された期間から逆算して、試験範囲をすべて学習し終えるための勉強計画を立てることです。

独学で社労士試験に挑む人の中には、仕事や学業との両立を図りながら勉強を進めている人も多くいるでしょう。

そのような場合、勉強がスケジュール通りに進まないケースも少なくありません。

「本業が忙しくて勉強時間が取れなかった」「思っていたよりも理解に時間がかかった」など、スケジュールに遅れが生じることがあります。

スケジュール通りに勉強が進まなかったときに、自力での調整が必要になる場合もあるため、勉強のスケジュール管理が難しければ独学での受験は避けた方が良いでしょう。

勉強に時間がかかる

通信講座やスクールを受講している人と比べて、勉強に時間がかかるのも独学で社労士試験に挑むデメリットです。

通信講座やスクールを受講している人は、カリキュラムに沿って勉強を進めるため、効率の良いインプットを行い、適宜アウトプット訓練も積むことができます。

しかし、独学の場合はインプットに時間がかかるだけでなく、試験で頻出されるテーマの見分けがつかないため、通信講座やスクールを受講している人と比べて低効率です。

合格に必要な範囲の学習を効率良く最短で学びたいのであれば、独学よりも通信講座やスクールを受講した方が良いでしょう。

社労士の試験時間の配分の決め方は?時間不足にならないためのコツも解説

社労士(社会保険労務士)を独学で勉強する際の注意点

これまでに解説してきた「独学で社労士を目指すのが難しい理由」を踏まえて、それでも独学で勉強するのであれば、以下の4つの注意点に留意しておきましょう。

  • 効率的な学習を意識する
  • 相談相手がいないので自分ですべて解決する
  • 費用がかさむなら通信講座を活用する
  • モチベーションを保つ方法を意識する

独学で社労士試験合格を目指したい方は、始めてから後悔しないように必ずチェックするようにしましょう。

注意点①効率的な学習を意識する

1つ目の注意点として「効率的な学習を意識する」ことが挙げられます。

前述したように、社労士試験は国家資格の中でも試験科目が広く、また一定の基準点を取らなければならないため、効率的な学習が求められます。

とは言え、独学の場合には教材の選定からスケジュール管理、モチベーション維持まで、すべて自分でコントロールする必要があるため効率的に学習を行うのは至難の業です。

スクールのように整った学習環境を用意するのが難しいことから、独学で試験対策を行うのであれば、隙間時間を活用したり、朝活を意識したりして効率良く学習することを意識しましょう。

注意点②相談相手がいないので自分ですべて解決する

2つ目の注意点として「相談相手がいないので自分ですべて解決する」ことが挙げられます。

前述したように、社労士試験は試験科目が多く網羅的に学ぶ必要があるのに加え、毎年法改正が行われるため最新情報を常にキャッチアップしなければなりません。

そのため、疑問点や悩みが出てくることがあっても、独学の場合は相談する相手や情報を提供してくれるサポーターがいないため、自身で解決しなければならないと考えておきましょう。

参考書と過去問を同一のシリーズで揃えたり、解説付きの問題集を購入するのもおすすめです。

疑問点を解消する手段をあらかじめ準備しておくことで、スムーズに対応できるようになります。

注意点③費用がかさむなら通信講座を活用する

3つ目の注意点として「費用がかさむなら通信講座を活用する」ことが挙げられます。

独学では1冊あたり2,000〜5,000円の書籍代を初期投資するだけで良く、通信講座にかかる6万円〜20万円の高額な費用と比較すると格段に費用を抑えることができます。

ただし、独学であっても一発合格できなかった場合や年度を跨いで学習する場合には、テキストや問題集が法改正によって毎年変わるため、その都度買い替えなければなりません。

また、試験範囲を網羅するためのテキストや、自分に合ったテキストを探すのに時間やお金がかかるのも独学で学習するデメリットです。

参考書や過去問、問題集を大量に購入すると、コスパが良いという独学の最大のメリットがなくなってしまうでしょう。

そのため、場合によっては、最初から通信講座やスクールを受講した方が良いケースもあります。

注意点④モチベーションを保つ方法を意識する

4つ目の注意点として「モチベーションを保つ方法を意識する」ことが挙げられます。

独学で集中力を保って勉強を継続するには、さまざまな誘惑に耐え、途中で挫折しないようにモチベーションを保ち続ける必要があります。

前述したように相談相手がいない場合や、模試で良い結果が出ない、趣味・遊びの時間を勉強に充てる必要があるなど、モチベーションを保つのが難しい場面は少なくありません。

途中で挫折する方も多いことから、独学で社労士合格を目指すのであれば、集中する時間を設定する、スマートフォンを近くに置かないなど、モチベーションを保つための工夫を講じましょう。

社労士試験は過去問だけで対策可能?おすすめの過去問対策講座も解説!

社労士試験講座ならアガルートアカデミーがおすすめ!

社労士試験合格を目指すならアガルートアカデミーがおすすめです!

フルカラーで見やすいテキスト教材と分かりやすい動画講義で、初めて資格勉強をする方でも充分合格が目指せるカリキュラムになっています。

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社労士(社会保険労務士)の合格を目指すなら通信講座もおすすめ

社労士(社会保険労務士)試験の合格を目指す方法は、独学だけでなく通信講座やスクールを受講する選択肢もあります。

通信講座やスクールは、数多く開講されているため、自分に合うカリキュラムであるか、受講にかかる費用やサポート内容などを比較して検討することが大切です。

ここからは、社労士試験の受験対策におすすめの通信講座を3選ピックアップして紹介します。

アガルートアカデミー

社労士(社会保険労務士)試験の独学合格は余裕でいける? アガルートアカデミー公式サイト

引用:アガルートアカデミー公式サイト

社労士試験の対策講座選びで迷ったときは、アガルートアカデミーの社会保険労務士(社労士)対策講座がおすすめです。

アガルートアカデミーは、近年実績を着実に伸ばしてきている通信講座で、令和5年度の社労士試験合格者は、全国平均の4倍以上という驚異的な合格率を誇ります。

受講生の約3割が合格しており、社労士試験の合格率が6%前後であることを考えると、受講生の合格率が飛躍的に向上しているのは事実です。

入門・総合講座のほか、受験経験者や既修者向けの中上級カリキュラム、最短で重要ポイントのインプットができるキックオフ社労士コースもあります。

アガルートアカデミーの社労士試験対策講座について、詳しくは以下のページで解説していますので、ぜひ参考にしてください。

【2024年】アガルートの社労士講座の評判・口コミは?費用や合格率・講師やテキストの評価を解説

スタディング

社労士(社会保険労務士)試験の独学合格は余裕でいける? スタディング公式サイト

引用:スタディング公式サイト

「通信講座やスクールは受講したいが受講料は安く抑えたい」「独学のサポートツールとして使える教材が欲しい」という方におすすめなのが、スタディングの社労士試験対策講座です。

スタディングの社労士試験対策講座の特徴は、スマートフォン1つあればどこでも学習ができる隙間時間の学習に特化している点です。

1講座最短5分からの受講が可能なため、通勤・通学中、家事の合間、就寝前のちょっとした確認など、さまざまな場面で活用できます。

スタディングは、令和5年度の社労士試験で145名の合格者を輩出しており、実績に裏付けされた講義内容の充実度の高さも魅力です。

受講費用も他社と比べて比較的手ごろな価格に設定されているため、独学から通信講座への切り替えだけでなく、併用にも適しています。

スタディングの社会保険労務士(社労士)講座の口コミ・評判は?講座概要から料金・合格実績まで徹底解説

LEC東京リーガルマインド

社労士(社会保険労務士)試験の独学合格は余裕でいける? LEC東京リーガルマインド公式サイト

引用:LEC東京リーガルマインド公式サイト

通信講座だけでなく、通学講座の受講も視野に入れているのであれば、LEC東京リーガルマインドの社労士試験対策講座がおすすめです。

LEC東京リーガルマインドの特徴は、通信講座・通学受講・ZOOM受講から好きな方法を選択できる点にあります。

いずれかの方法のみに絞られるのではなく、状況に応じて選択できるため、例えば仕事で通学受講が間に合わない場合は通信受講(Web視聴)など任意に変更可能です。

「教えてチューター」制度でオンライン質問制度も設けているため、通信講座の受講生も疑問点を質問できる環境で学習できます。

LEC東京リーガルマインドの社労士試験対策講座については、以下のページで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

LECの社会保険労務士(社労士)講座の評判・口コミは?料金・特徴・合格率まで調査

社労士(社会保険労務士)を独学で合格するには覚悟と継続が必要

今回、社労士試験の独学が難しい理由や、独学が向いている人の特徴、独学におすすめのテキストについて解説してきました。

社労士試験は、試験内容が膨大かつ法改正による内容変更も多いことから、難易度が高い国家資格です。

独学で合格を目指すのは絶対的に不可能とは言い切れませんが、学習計画やモチベーションの維持をしっかり出来る方でないと難しいと言えます。

とは言え、独学でも十分合格を目指せる方もいますので、今回ご紹介した「独学が向いている人」に該当する方は、記事内でおすすめしたテキストで取り組んでみて下さい。