数ある資格スクールの中でも評判の良いLECですが、実際に通う前にどんな資格スクールなのかについてや料金設定などを知っておきたいですよね。
どれだけ絶賛されている資格スクールだったとしても、学習の進め方が自分に合っていなければその真価は発揮されません。
そこでこの記事ではLECの社会保険労務士講座について、料金・特徴・合格率・どんなカリキュラムや学習方法で勉強を進めていくのかなどを解説していきます。
興味のある方は是非最後までご覧ください。
目次
LECの社会保険労務士講座とは?

LECの社会保険労務士講座は費用や学習スタイルを売りにしているのではなく、実力ある講師陣の存在が強みになっている講座です。
社会保険労務士試験の対策スクールとしては業界最大手の1つと言われており、学習テキストやカリキュラムにも定評があります。
しかし具体的な合格率は公表されておらず(公表していない資格スクールの方が多い)、合格率を参考に選ぶのであればアガルートやフォーサイトなど他の予備校がおすすめかもしれません。
口コミ・評判から分かるメリット

ここからはLECの社会保険労務士講座のメリットについて、口コミや評判を元に解説していきます。
近年の資格スクールは学習スタイルや利便性など様々な工夫が凝らされていますが、LECの受講生たちはどんな所に魅力を感じているのでしょうか?
通信と通学の好きな方を選ぶことが出来る
通信でなく通学で学びたかったので通学コースのある他校とLECの体験講座を受けました。
出典:LEC公式HP
通学で講義を聴くのがメインで、欠席してしまった場合はWebで学習するといった方法で学習しました。
出典:LEC公式HP
近年の資格スクールはコロナの影響や場所を選ばずに済むことからオンライン授業が主流になっています。
しかしオンライン授業だとサボりがちになってしまう人やモチベーションを保てない人もいらっしゃいます。
LECの社会保険労務士講座ではこういった問題に対処できるように通信・通学の好きな方で授業を進められるようになっており、受講生からはとても好評のようです。
また通学できる校舎は各県の主要都市に配置されており、東京のみではなく札幌・仙台・静岡・名古屋・金沢など多くの地域で通うことが出来ます。
澤井先生の講義が非常に分かりやすい
LECの澤井先生の講座がとても分かりやすく、自分の勉強スタイルに合っていたのでその場でLECに決めました。
出典:LEC公式HP
模擬講義を視聴した時、澤井先生の講義が初学者の私にも大変分かりやすく、また明るい講義で続けられるように感じたことです。
出典:LEC公式HP
前述したようにLECは実力ある講師が揃っていますが中でも澤井清治先生の講義は大人気で、澤井先生目当てでLECを選ぶ方もいらっしゃるほどです。
澤井先生は平成12年に社会保険労務士の資格を取得し、他にも行政書士などの資格を保有しています。
そして企業の労務顧問など社会保険労務士として働きながら、LECの専任講師として講義を展開しています。
実際に社会保険労務士として活躍している講師から学ぶことで、LECの受講生たちは授業の理解を深めると同時にモチベーションのアップなども出来ているようです。
テキストが非常に優秀
テキストは、初学者の私でも理解できるような図や説明が記載されている上に、基本事項が理解できた上でのプラスで押さえた方がいい論点や判例も記載があり、1冊の教材ながら学習進度にあわせて幅広く対応していてとても優秀だと感じました。
出典:LEC公式HP
LECは業界最大手の1つなだけあって、市販の参考書などを購入しなくてもLECのみで完結できるようになっています。
その主軸になるのがテキストで、主に授業で使用するインプット用のテキストとアウトプット用の一問一答過去問BOOKが使用されているようです。
さらに他にも直前対策用のテキストや過去問に近い予想問題集などがあり、反復練習が足りないということにはならないでしょう。
口コミ・評判から分かるデメリット

LECの社会保険労務士講座は非常に人気がありますが、受講生は不満を感じることは無いのでしょうか?
ここでは口コミや評判を参考にデメリットを解説していきます。
受講生の口コミでデメリットはほとんどない
LECの公式HPやtwitterを参考に受講生の不満点などを探しましたが、今のところ目立ったデメリットは見られませんでした。
LECでは講師を自分で選択して講義を受けることが出来ますし通学・通信を選ぶこともでき、さらにテキストのボリュームや模試も充実していることから、文句の付けようがないようです。
また隙間時間の活用に特化した「選択式マスター」といったテキストも用意されており、思いつく限りの勉強法が全て出来るといった印象を受けます。
受講料は少し高めに設定されている
これは口コミを参考にしたデメリットではありませんが、強いてデメリットを挙げるとするなら受講料が少し高く設定されている事でしょう。
下記の表をご覧ください。
予備校名 | 料金 |
---|---|
LEC | 245,000~285,000円 |
アガルート | 87,780円~195,800円 |
大栄 | 200,000円〜300,000円 |
フォーサイト | 78,800円~133,800円 |
他の有名資格スクールも含めて料金設定を見てみると、大手や通学できる校舎を保有している資格スクールは料金が20万円を超えることが多いことが分かります。
一方オンライン講義のみの中小スクールは費用を10万円以下に抑えることも可能なようです。
オンラインで完結させようと考えている場合やあまりお金を掛けたくない人はLECを受講すべきでは無いかもしれません。
LECの社会保険労務士講座の概要

ここではLECの社会保険労務士講座の概要をご紹介していきます。
コースごとの値段やボリュームなどを解説していくので、どのコースが自分に必要なのかの参考にしてみて下さい。
合格コース
合格コースが最もオーソドックスなコースになっており、授業は全73回でインプット+確認テストを繰り返していく講座になります。
この73回には直前対策も含まれており、今までに社労士の勉強をしたことがある方はこのコースで十分合格を目指すことが出来ます。
また料金は225,000円となっています。
さらにこの合格コースには「しっかり基礎」や「スタートダッシュ」といったコースをプラスで受講することができます。
料金は少し高くなりますが、初学者の方にはこれらのコースの追加受講をお勧めします。
合格コースに追加受講で初学者も安心
前述したようにLEC社会保険労務士講座の合格コースは「しっかり基礎」や「スタートダッシュ」といったコースを追加受講出来るようになっています。
各コースの詳しい情報について、以下で確認していきましょう。
コース名 | 対象者 | 料金 | 追加される受講内容 |
---|---|---|---|
しっかり基礎 +合格コース | 主要科目の基礎固めに重点を置きたい方 | 245,000円 | 労働基準法4回 労働者災害補償保険法 4回 雇用保険法4回 健康保険法4回 国民年金法4回 厚生年金保険法4回 |
スタートダッシュ +合格コース | 全科目を一通り 学習したい方 | 260,000円 | 労働基準法4回 安全衛生法4回 労働者災害補償保険法 4回 雇用保険法4回 労働保険徴収法2回 健康保険法5回 国民年金法5回 厚生年金保険法5回 社会保険一般常識3回 労働一般常識3回 |
年金キーパー+中上級コース
既に社会保険労務士を受験した事がある方や個人で本格的な勉強を進めてきた人にお勧めのコースが「年金キーパー+中上級コース」です。
中上級コースはその名の通り基礎を省きより得点できるように実力を伸ばしていくコースで、年金キーパーは年金分野に特化した授業が展開されています。
授業回数は101回となっており(山下クラスのみ105回)、これには直前対策の16回も含まれています。
コースの料金はどのクラスを選択しても変わらず254,000円となっています。
LECの社会保険労務士講座の学習スタイルと特徴

ここではLECの社会保険労務士講座の学習スタイルと特徴を解説していきます。
LECの学習方法が自分に合っているかどうか確認してみて下さい。
空いている時間はとにかく勉強に当てる
LECの社会保険労務士講座は、合格者の口コミを見て行くとどの講座を受講しても膨大な勉強量が必要になることが分かります。
これはテキストや講義が充実している証でもありますが、合格率を少しでも上げるためとは言え初学者の方にはしんどいかもしれません。
また、ボリュームが多いだけではなく隙間時間に勉強が出来るテキストが用意されていたりと「空いた時間はとにかくLEC教材を開いて勉強」という学習スタイルを貫いているようです。
受講生の多さと早めの模試で自分の現在地を知る
LECの最大の特徴とも言えるのが、早い時期から何度も模試が行われているという点です。
LECは最大手の1つでもあるため受講生が多い上外部の方もLECの模試を受けに来るため、社会保険労務士を考えている人の中で自分が今どのあたりにいるのかを知ることが出来ます。
そのため自分に何がどれくらい足りないのかを早めに知ることが出来るのと同時に、他の人と比較されることでモチベーションが高まり勉強の効率をさらに上げていくことが出来るようです。
また模試を何度も受験することで本番の緊張を和らげることができ、本来の実力を発揮しやすくなるという利点もあります。
質問対応が充実している
資格スクール選びにおいて重要視されることの1つが「質問対応が充実しているかどうか」ですが、この点においてLECは高い評価を得ています。
通学の場合には直接質問が出来ますし、通信の場合でもLECのスタッフに質問することが可能です。
さらにLECには「教えてメイト」という制度があり、同じクラスの受講生同士で教え合える制度が設けられています。
インプットとアウトプットを繰り返すのみではなく誰かに説明することでより理解を深めることが出来るため、受講生同士の教え合いは非常に有効な勉強法だと言えるでしょう。
LECの社会保険労務士講座はどんな人に向いてる?

評判の良いLECですが、特にLECの社会保険労務士講座に向いている人はどのような人なのでしょうか。
これまで述べてきた情報を踏まえると、LECの社会保険労務士講座が向いている人は以下のような人だと言えます。
- 費用をかけてでも安心して勉強したい方
- 勉強計画や通信・通学などに意識を割かず、集中して学習に取り組みたい方
資格スクールはある人がその資格試験に合格するまでのパートナーだと言えます。
そのため費用の安いスクールや規模の小さいスクールだと「大丈夫かな?」と心配になってしまう人もいらっしゃるでしょう。
LECは最大手ですし、費用は高くなりますがその分勉強のボリュームも各サポートも充実しており安心感を得ることが出来ます。
また信頼できるという点ではカリキュラムも同じで、与えられた計画に素直に従って学習に打ち込むことで合格を手繰り寄せることが出来るでしょう。
一方、費用を安く抑えたい方や勉強量はある程度自分で調節したい方には不向きな講座かもしれません。
社会保険労務士(社労士)に向いている人の特徴は?適性や必要なスキルを紹介LECの社会保険労務士講座の評判は?料金・特徴・合格率まで調査まとめ
今回この記事ではLECの社会保険労務士講座について、料金・特徴・合格率・どんなカリキュラム/学習方法で勉強を進めていくのかなどを解説してきました。
メリットとしては、通学と通信を選ぶことができることや講師陣・テキストが非常に充実している点が挙げられていました。
デメリットは口コミからほとんど見られませんでしたが、オンライン限定のスクールと比較して料金が少し高めに設定されていることには注意が必要と言えます。
コースは初学者~経験者まで対応しておりさらにオプションでコースを付けることも出来るため、自分に合ったコースを選択することが重要です。
LECはとにかく時間があれば勉強することが求められるため勉強中はきつく感じる方が多いようですが、やりきることが出来れば合格に大きく近づくことが出来るでしょう。
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