フリースクールはやばいと言われる理由8つ!問題点・後悔しないためのポイントを解説 更新時間 2025.11.27
不登校の子どもの居場所として注目されるフリースクールですが、ネット上には「やばい」「危ない」「行かせないほうがいい」など、不安を煽る情報も少なくありません。
実際、費用の高さや進学への影響、学校ごとの質のばらつきなど、事前に知っておくべき注意点があるのも事実です。
一方で、フリースクールは子どもが安心して過ごせる居場所となり、自己肯定感の回復や学び直しのきっかけを作る強力な支援の場でもあります。
大切なのはネット上のネガティブな噂に惑わされるのではなく、メリットとリスクの両面を理解したうえで、子どもに合った環境を選ぶことです。
この記事では、フリースクールが「やばい」と言われる理由を、問題点・デメリットの観点から詳しく解説します。
また、フリースクールに子どもを通わせるメリットや、信頼できるスクールの見極め方もあわせて解説します。
子どもをフリースクールに通わせるべきか悩んでいる方は必見です。
フリースクールがやばいと言われる理由8つ【問題点・デメリット】
フリースクールには多くのメリットがある一方で、フリースクールについて検索すると「フリースクール やばい」が表示され、不安になる保護者の方は多いのではないでしょうか。
ネット上のネガティブな噂は誤解や情報不足から生まれているものも多いですが、実際に費用面・将来の進路・スタッフの質など、注意しなければならない点があることも事実です。
ここでは、「フリースクールはやばいのでは?」と保護者が不安に感じやすい問題点やデメリットをもとに、フリースクールの実情を詳しく解説します。
【フリースクールがやばいと言われる理由8つ【問題点・デメリット】】
- 経済的な負担が大きいから
- 「出席扱い」されないフリースクールがあるから
- 学力が低下するイメージがあるから
- 将来的な進学や就職に不利にならないか心配だから
- 復学・社会復帰が難しくなるイメージがあるから
- 「甘え」「ずるい」などネガティブなイメージが強いから
- いじめが起こる可能性はゼロではないから
- 自由な環境だからこそ自己管理能力が求められるから
フリースクールの基礎知識を教えて!入学までの手順・費用・選び方まで徹底解説
経済的な負担が大きいから
フリースクールは教育費が全て自己負担になる点が、「フリースクールはやばい」と言われる理由の1つです。
公立学校は授業料がかからず必要なのは給食費や教材費などですが、フリースクールは民間が運営する教育機関です。
学校のような公的補助を受けられないことが多く、教育費が全て自己負担になるため費用が高くなりやすく、経済的負担を強く感じる家庭も少なくありません。
フリースクールの基本的な費用相場は以下の通りです。
| 費用項目 | 平均額 |
|---|---|
| 月会費(授業料) | 約3.3万円 |
| 入会金 | 約5.3万円 |
引用:文部科学省「小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査」
月会費や入会金に加えて、教材費・行事費・施設使用料などの追加費用が発生する場合もあります。
さらに、遠方に通う場合は交通費も負担になります。
ただし自治体の助成制度を活用すれば、月会費が実質無料にできる場合があります。
例えば、東京の助成制度では女性学が上限2万円/月となっており、月会費が2万円以下であれば実質無料でフリースクールを利用できます。
参考:東京都都庁総合ホームページ「利用者向け 東京都フリースクール等利用者支援事業を開始 フリースクール等の利用料を助成します!」
なお、助成制度を活用するには一定の要件を満たす必要があるため、各自治体やフリースクールに事前に確認しておくと安心です。
また、フリースクールには多様な種類がありますが、オンライン型フリースクールであれば通学にかかるコストを軽減できるので選択肢としておすすめです。
「出席扱い」されないフリースクールがあるから
フリースクールに通ったからといって、必ず学校の出席扱いになるわけではない点もやばいと言われる理由です。
フリースクールの出席扱いは、一定の条件のもと文部科学省によって認められています。
しかし、令和5年の文部科学省調べでは不登校の生徒が約35万人いるのに対し、出席扱いが認められたのは約12%の約4万人に留まっているのが実情です。(参考:文部科学省「不登校児童生徒への支援について」)
出席扱いになるかの大きなポイントは以下の2点です。
- 学校(在籍校)とフリースクールが連携しているか
- 在籍校の校長が出席扱いを認めるか
出席扱いの最終判断は校長にゆだねられ、フリースクールが決めるものではありません。
出席扱いにならない場合のリスクとして、内申点への影響で進学に不利になる可能性、高校進学の基準に満たない可能性が挙げられます。
出席扱いを前提にフリースクールを検討する際は、学校との連携の有無、過去の出席扱い実績を必ず確認しましょう。
フリースクールと学校の違いは?費用や出席などについても解説!
学力が低下するイメージがあるから
「自由すぎて勉強しないのでは?」「学力が伸びないのでは?」というイメージが先行し、フリースクールはやばいと感じる保護者も多くいます。
しかし実際には、以下の様な学習支援を行うフリースクールは多数あります。
- 子どもの理解度に合わせた個別学習
- 学校の授業に遅れた部分の学び直し
- 子どもの意欲を尊重した自発的な学習支援
ただし、フリースクールは学校教育法上の「学校」には該当しないため、公立学校と同じ教育課程が必ずしも提供されているわけではありません。
そのため、子どもの学力が心配な方は以下のデメリットも踏まえて、フリースクールを検討することをおすすめします。
- 受験を考えるなら塾や家庭教師の併用が必要になる場合がある
- 定期テストや成績評価がないため、学力の把握が難しい
フリースクールでは「個別対応で学びやすい」というメリットと、「体系的に学びにくい」というデメリットの両方を理解しておくことが大切です。
将来的な進学や就職に不利にならないか心配だから
子ども進学や就職への不安は、保護者が最も抱きやすい悩みの1つです。
しかし実際には、不登校経験者の約80%が20歳までに進学または就労している(文部科学省)というデータがあり、多くの子どもが将来の進路を切り開いています。
フリースクール卒業後によく選ばれる進路は以下の通りです。
- 高校・大学
- 専門学校
- 通信制高校・サポート校
- 定時制高校
- 高校認定試験(旧大検)
- 就労支援機関による職業訓練
- 就職(正社員・パート・アルバイト)
一方で、以下の点に注意が必要です。
- 学校と比べて進路サポートが十分でない施設もある
- 学歴に直結しないため、学歴コンプレックスにつながる場合がある
- 高校卒業資格を得られないフリースクールもある
進学を明確に考えている場合は、通信制高校との併用や、高卒資格が取れる仕組みがあるか確認しておくことが重要です。
不登校から大学進学するには?不登校でも大学へ行く方法を徹底解説!
復学・社会復帰が難しくなるイメージがあるから
「一度フリースクールに行くと、もう学校に戻れないのでは?」という心配もよく聞かれます。
確かに、以下のような理由で復学が難しくなるケースがあります。
- 自由な環境に慣れ、学校のルールに戻りづらくなる
- 学校との接点が薄れ、距離感が生まれる
- 成功体験が少ないまま長期化すると自信を失いやすい
一方で、復学に成功している例も多数あります。
そもそも、フリースクールの目的は以下の様に「復学だけ」ではありません。
- 子どもの自信を取り戻す
- 生活リズムを整える
- 新しい居場所を見つける
- 将来の選択肢を広げる
子どもによってゴールは異なりますので、復学するかどうかは子どものペースに合わせて後から柔軟に決めましょう。
「甘え」「ずるい」などネガティブなイメージが強いから
ネット上では「フリースクールは甘え」「ずるい」という意見が見られますが、これは教育への固定観念が生み出す誤解によるものです。
フリースクールの本質は以下になります。
- 学校環境が合わず苦しむ子どもに新しい学びの機会を与える場所
- 自分のペースで自己肯定感を回復する「リカバリーの場」
- ホームスクール・オルタナティブ教育など、国際的には当たり前の教育の選択
むしろ自由な環境だからこそ、「自分で課題を見つける」「自分で計画する」「自分で行動する」いう自己管理能力と責任が求められ、「甘え」とは真逆の場面も多いのが実態です。
いじめが起こる可能性はゼロではないから
「フリースクールならいじめはない」と誤解されがちですが、どんな集団でもいじめが起きる可能性はゼロではありません。
フリースクールでもいじめが起こり得る要因として、以下が挙げられます。
- 教員の人数が少なく、目が行き届きにくい
- 少人数で固定メンバーのため、人間関係の距離が近すぎる
- ルールが緩やかで「いじめの線引き」が曖昧な場合がある
ただし多くのフリースクールは、いじめなどのトラブルを防ぐため以下のような対策を行っています。
- 教職員と子どもの密なコミュニケーション
- 話し合いや共同活動を通じた関係づくり
- いじめ予防ワークショップの導入
- 相談窓口の設置
環境次第で防げる問題のため、「いじめなどのトラブル対策が明確かどうか」を見学時に確認することが重要です。
自由な環境だからこそ自己管理能力が求められるから
フリースクールの大きな魅力は「自由度の高さ」です。
つまり、 「自分で動けなければ何も始まらない環境」とも言えます。
そのため子どもは以下の様な自己管理が必要になります。
- 行く日を自分で決める
- 学ぶ内容を自分で選ぶ
- 生活リズムも自分で整える
一方で学校復帰を目指す場合、自由な環境に慣れることで以下の点を懸念する保護者も多いのではないでしょうか。
- 学校の決まった時間割に戻るのが難しい
- 生活リズムが乱れてしまい戻すのに時間がかかる
- 宿題やテストなどの負荷への耐性が落ちる
フリースクールによっては生活習慣づくりをサポートしてくれる場合もあるため、学校復帰を目指す場合はサポート体制を事前にきちんと確認しておきましょう。
フリースクール=やばいは誤解!子どもを通わせるメリット
ネット上では「やばい」「危ない」といった言葉だけが独り歩きしがちですが、そういった噂に振り回される必要はありません。
実際のフリースクールは不登校の子どもにとって安心できる居場所であり、学び直しのきっかけにもなる大切な選択肢の1つです。
ここでは、フリースクールに通うことで得られる主なメリットを詳しく解説します。
【フリースクールに子どもを通わせるメリット】
- 子どもが安心できる居場所になれる
- 子どもが自信を取り戻せる
- 個性に合わせた学習支援・進路サポートがある
- 家庭へのサポートがある
- 自立心・生活力を育てられる
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子どもが安心できる居場所になれる
フリースクールは、学校に行けなくなった子どもが「ありのままの自分でいられる」居場所です。
強制的に活動へ参加させられることがないため、緊張やプレッシャーを感じずに過ごせます。
また、同じように悩みを抱える仲間と出会うことで、「自分だけがつらいわけじゃない」「ここにいても大丈夫なんだ」と感じられ、心の負担が大きく軽減されます。
学校が合わない子どもにとって、フリースクールは第2の家のような存在となり、安心感が回復することで再び前向きな気持ちを取り戻せるのです。
子どもが自信を取り戻せる
フリースクールのスタッフは、不登校の子どもの支援経験が豊富で、気持ちの揺れや不安を理解して寄り添ってくれます。
また、多くのフリースクールでは「好きなことから始める学び」を大切にしており、好きな活動や得意な分野を通して「できた!」という成功体験を積み重ねられます。
小さな成功体験が増えるほど自己肯定感はゆっくりと回復し、「自分は自分のままでいい」という感覚を子どもは取り戻せるようになります。
自信を取り戻すということは、復学を目指す場合においてとても重要なポイントです。
個性に合わせた学習支援・進路サポートがある
フリースクールは「みんな同じペース」ではなく、子ども一人ひとりの理解度・興味に合わせた学習支援を行います。
個別指導や少人数授業が中心のため、子どもの苦手分野を一つずつ丁寧に解消しながら学び直せまる点が大きなメリットです。
また、学習以外の活動も幅広く、以下の様な多様な体験を通して子ども自身が本当に好きなこと・得意なことに気づくきっかけにもなります。
- アート、音楽、農業体験
- プログラミング
- 調理実習、スポーツ、など
さらに、通信制高校との連携・高校受験対策・進路相談など、進学支援が手厚いフリースクールも増えています。
「将来が不安」という悩みに対して、フリースクールは柔軟な進路選択が可能な環境なのです。
>家庭へのサポートがある
フリースクールは子どもだけでなく、親に対するサポートが充実している点もメリットです。
多くの施設には「保護者会」や「面談」があり、同じ境遇の保護者同士で悩みを共有したり、専門スタッフからアドバイスを受けたりできます。
不登校の悩みは家庭だけで抱えると孤独になりがちですが、フリースクールでは以下の効果に期待できます。
- 親の不安が軽減される
- 子どもへの接し方が分かる
- 家庭と施設が同じ方向を向ける
家庭へのサポートにより、結果的に子どものスムーズな回復につながります。
自立心・生活力を育てられる
フリースクールは、単に「居場所」や「学習支援」だけではなく、子どもが自分で考え、選び、行動できる力を育てる場所でもあります。
活動内容やルールを子どもたちで話し合って決める場を設けているフリースクールも多く、人間関係の築き方や、相手を尊重しながら意見を伝える力が自然と育ちます。
また、フリースクールには親元を離れて他のスタッフや子どもと生活する「共同生活型」もあり、生活力を育てることも可能です。
フリースクールは強制されない環境だからこそ、「自分は何がしたいのか」を主体的に考える機会が増え、将来の自立にもつながります。
フリースクールが向いている子ども・向いていない子どもの特徴
フリースクールは「学校とは違う学びの選択肢」として注目されていますが、 すべての子どもに合うわけではありません。
以下の様に、子どもの目的とスクールの方針が一致しているかが非常に重要です。
- 学校復帰を目指したいのか
- 安心できる居場所がほしいのか
- 自分のペースで学びたいのか
向いている子と向いていない子の特徴を理解しておくことで、通わせたあとに「思っていたのと違った…」と後悔するリスクを大幅に減らせます。
ここでは、フリースクールに向いている子どもの特徴と、向いていない子どもの特徴を分かりやすく解説します。
【フリースクールが向いている子ども・向いていない子どもの特徴】
- フリースクールが向いている子どもの特徴
- フリースクールが向いていない子どもの特徴
不登校中におすすめの勉強方法とは?遅れを取り戻す勉強方法やモチベーションを保つ方法を紹介
フリースクールが向いている子どもの特徴
フリースクールは「多様な学びの場」です。
そのため、一般的な学校の仕組みや集団環境が合わず 「別の形の学び」を必要としている子どもに向いている傾向があります。
| 向いている子ども | 子どもの特徴 | 向いている理由 |
|---|---|---|
| 学校の集団行動が苦手で、自分のペースで学びたい子ども | ・大人数が負担になる ・決まった時間割や授業進度が合わない | ・フリースクールは自由度が高く、少人数・個別学習が可能 ・「自分のペースで学べる環境」が確保される |
| 学校生活のストレスが強く、一度休息が必要な子ども | 人間関係・緊張・心身の不調で疲弊している | ・学校と距離を置いて回復を図れる ・安心できる環境が「休息と再スタートの場所」として機能 |
| 自信を失っており、自己肯定感を取り戻したい子ども | 不登校によって「自分はダメだ」と思い込んでいる | 成功体験を積みやすく、小さな達成から自信を回復しやすい |
| 特定の分野に強い興味・情熱がある子ども | 音楽・アート・プログラミングなど専門分野に没頭するタイプ | 自由度が高く、個々の興味を伸ばせるプログラムが多い |
| 発達障害・学習障害・感覚過敏など個別ニーズがある子ども | ・通常学級の環境が合わない ・刺激に弱い/学び方に特性がある | ・個々の特性に合わせた柔軟なサポートが可能 ・落ち着いて過ごせる環境が確保されやすい |
| 将来の目標があり、学び直し・受験に向けてサポートが必要な子ども | ・通信制高校への進学希望 ・学力の遅れを取り戻したい | ・受験対策・学習補填ができるスクールが増えている ・自分の目標に合わせて学習が再設計できる |
フリースクールが向いていない子どもの特徴
一方で、すべての子どもにフリースクールが最適というわけではありません。
以下に当てはまる場合は、別の支援方法を検討するほうが良いケースがあります。
| 向いていない子ども | 子どもの特徴 | 向いていない理由 |
|---|---|---|
| 厳格な集団生活や明確なルールがないと不安になる子ども | ・日課やルールがしっかり決まっていないと落ち着かない ・自由度が高い環境が逆に不安になる | フリースクールは柔軟な運営が多く、規律を求める子には不向きな場合がある |
| 学校のような「広い人間関係」を求めている子ども | ・友達の数を増やしたい ・さまざまな人と関わって刺激を受けたい | フリースクールは少人数制が多く、関係性の広がりは学校より限定的 |
| 子ども本人に通う意志がない | ・親に促されているだけ ・本人が納得していない | 無理に通わせると心を閉ざし、状態が悪化する可能性がある |
| 外出そのものに強い抵抗がある子ども (深刻な引きこもり状態) | ・外に出るのが極度に困難 ・生活リズムが大きく乱れている | まずは在宅支援や医療的サポートが必要な場合が多く、登校型のフリースクールは負担が大きい |
また、親が「フリースクールに行けばすぐに改善する」と期待しすぎている場合も、フリースクールは向いていない場合があります。
フリースクールは子どもに寄り添う居場所として機能するため、短期間で変化するわけではありません。
親からの焦りや期待がプレッシャーとなり、子どもにとって逆効果になること可能性があります。
なお、学校復帰を第一目標にしていても、選ぶスクールが学校復帰を前提としていないケースもあるので要注意です。
フリースクールは方針の幅が広く、学校復帰を重視しないスクールも多いので、子どもの目標とスクールの教育方針がミスマッチだと復学が難しくなる可能性があります。
安全なフリースクールの後悔しない選び方
フリースクールは民間が運営する教育機関であり、教育方針・サポート内容・スタッフの専門性が大きく異なります。
だからこそ「どこを選んでも同じ」ではなく適切なスクールを見極めることが、子どもの回復と成長を左右します。
ここでは、後悔しないために必ず確認すべきフリースクール選びのポイントを解説します。
【安全なフリースクールの後悔しない選び方】
- 教育理念と子どもの目的が一致しているか確認する
- スタッフの人柄・専門性を確認する
- 入学前に相談・見学・体験を行う
- 子どもの意見が取り入れられる運営体制か確認する
教育理念と子どもの目的が一致しているか確認する
フリースクールの種類は以下の通り多様にあります。
- 安心できる居場所づくりを中心にしたフリースクール
- 学習サポート・進学支援に力を入れるフリースクール
- 学校復帰を目標としたサポートを行うフリースクール
- 自立支援や体験学習を重視するフリースクール、など
スクールの理念と子どもの目的がズレていると、入ってから「思っていたのと違った…」と後悔する原因になります。
そのため、まずは 「子どもに今必要なのは何か?」 を保護者が整理することが重要です。
| 子どもの状態・目的 | フリースクール |
|---|---|
| 心の疲れが強く、まず休息が必要な段階 | 学習よりも「安心できる居場所」重視のスクールがおすすめ |
| 目標に向けて学び直したい段階 | 学習補填・進学サポートのあるスクールがおすすめ |
| 学校復帰を望んでいる場合 | 復学支援に実績があるスクールがおすすめ |
公式サイトの情報だけでなく、説明会・面談で理念の説明を受け、子どもの状態に合っているかを丁寧に確認しましょう。
スタッフの人柄・専門性を確認する
フリースクール選びで最も重要なのは、子どもに関わるスタッフの「質」です。
不登校の子どもにとって、スタッフとの信頼関係は回復の土台になります。
フリースクール選びの際は、以下の点をしっかり確認しておきましょう。
- 子どもの気持ちを否定せず、ありのままを受け止めてくれるか
- 保護者の話を丁寧に聞いてくれる余裕があるか
- 教育・心理・福祉分野での専門知識があるか(不登校・発達特性への理解)
- 子ども一人ひとりのペースに合わせて関われるか
逆に、「とにかく通わせましょう」「すぐに変わりますよ」といった即効性を強調するスクールは要注意です。
子どもに寄り添った関わりができるスタッフがいるかどうかは、見学や面談の場で必ず確認しましょう。
入学前に相談・見学・体験を行う
どれだけ評判が良くても、実際の雰囲気が合うかどうかは子どもによって異なります。
不登校の子は新しい環境に強い不安を抱えやすいため、事前の相談・見学・体験は必須です。
以下の点をポイントに、信頼して子どもを通わせられるか見極めましょう。
- 在籍している子どもたちの表情が自然にリラックスしているか
- スタッフが子ども一人ひとりに丁寧に声をかけているか
- 施設に不安を感じる要素はないか(狭すぎる・清潔感がない・雑然としている等)
- 子ども自身が「ここなら行けるかも」と感じられるか
子どもが納得せずに入会すると、長続きしないどころか「また行けなかった」という挫折感につながります。
そのため、本人が安心して選べるかどうかをまずは優先しましょう。
子どもの意見が取り入れられる運営体制か確認する
フリースクールには、子ども主体の運営を大切にしている場所もあれば、スタッフがすべて決める場所もあります。
後者が必ず悪いわけではありませんが、子どもが意見を言える環境かどうかは重要なポイントです。
子どもの主体性を育む環境では、「自分の意見を持っていい」「自分で選んでいい」という感覚を取り戻しやすいためです。
フリースクールはただの居場所作りではなく、社会に戻るための大切な力を育てる場でもあるので、以下の点をしっかり確認しておきましょう。
- 子どもたちが活動内容やルールを話し合える機会があるか
- スタッフが一方的にルールを押し付ける運営になっていないか
- 子どもの声が日々の活動に反映されているか
「フリースクール やばい」に関してよくある質問
フリースクールに対して「やばい」「危険」「後悔した」などの不安を抱く保護者は少なくありません。
しかしその多くは、情報不足やネット上での誤解から生じています。
ここでは、よくある疑問を解説します。
【「フリースクール やばい」に関してよくある質問】
- やばいフリースクールの見分け方はある?
- フリースクールに入って後悔しやすいポイントは?
- フリースクールでもいじめはある?
- フリースクールに行くのは甘え?
- フリースクールに闇の部分はある?
教育機会確保法とは?法に関する基本方針や今後の課題について紹介
やばいフリースクールの見分け方はある?
「やばい」と感じられるフリースクールが存在するのは事実です。
やばいフリースクールには以下の様な特徴があります。
- 教育理念が曖昧で、目的が説明できない
- スタッフの専門性が乏しく、子どもの特性理解が浅い
- 保護者に即決を迫る、強引な勧誘がある
- 施設が雑然としている・子どもたちの表情が固い
- 料金体系が不透明で、費用が極端に高額
- 学校との連携・報告体制が不十分
上記に複数当てはまる場合は入学に慎重になりましょう。
一方で、理念・スタッフ・環境が整っているフリースクールは、子どもの成長にプラスになります。
フリースクールに入って後悔しやすいポイントは?
後悔の多くは、子どもの状態とスクールの方針がズレているときに起こります。
よくある後悔ポイントは以下の通りです。
- 学校復帰したいのに、自由すぎるスクールを選んでしまった
- ただ休ませたいだけなのに、学習中心のスクールだった
- 子どもがスタッフと合わず、通えなくなった
- 行ってみたら想像以上に費用がかかった
しかし、後悔しやすいポイントは、実際には事前の見学・相談・体験をすれば防げるケースがほとんどです。
なお、フリースクール選びで最も重要なのは、「子ども自身が自然体で過ごせると感じるか」「スタッフと話して安心できるか」という2点です。
フリースクールでもいじめはある?
フリースクールでもいじめの可能性は、ゼロではありません。
ただし、いじめ対策を徹底しているスクールも多く、次の点を確認することでリスクは大きく下げられます。
- スタッフが常に子ども同士の関係を見守っているか
- 少人数のなかで適切なコミュニケーションサポートがあるか
- 困ったときに相談しやすい雰囲気になっているか
- ルールやサポート体制が明確か
「自由=放任」ではないかどうかを見極めることが重要です。
フリースクールに行くのは甘え?
結論、フリースクールに通うことは甘えではありません。
社会では「学校に行かない=甘え」という誤解が根強いですが、実際にはフリースクールは子どもが「安心して学ぶ権利」を取り戻すための場所という明確な役割があります。
また、自由な環境だからこそ自己管理能力や自律性が強く求められるため、単純に「楽をしている」わけではないのです。
フリースクールに闇の部分はある?
「闇」というより、フリースクール運営上のリスクや課題が存在するのは事実です。
例えば、民間運営なので保護者の費用負担が大きくなりやすかったり、スタッフの質・経験がスクールによって大きく異なるなどが問題点として挙げられます。
しかし、「フリースクールそのものが危険」というわけではなく、重要なのは子どもにとって適切なフリースクール選びをすることです。
理念・運営体制・サポート内容を比較し、子どもの状況や目標とマッチするフリースクールを見極めましょう。
フリースクールはやばい面もあるがリスクを理解すれば強力なサポートになる
フリースクールには費用負担の大きさや運営の質の差、出席認定の扱い、自由度ゆえのトラブルなど、「やばい」と感じられやすい側面が存在するのは事実です。
しかし、フリースクールの問題点やデメリットは事前に理解しておくべき「リスク」であり、正しい情報を持って適切に選べば、フリースクールは子どもにとって大きな支えとなります。
特に、学校という枠組みにフィットしづらい子どもにとって、安心できる居場所・自己肯定感の回復・自分のペースでの学びは、将来の自立や社会参加における重要な基盤になります。
また、運営方針やスタッフの専門性をしっかり見極めれば、「後悔しない」フリースクール選びは十分可能です。
大切なのは、フリースクールを「特別な逃げ場」として捉えるのではなく、「有効な学びのルートの1つ」として冷静に評価すること。
メリットとリスクの両方を正しく理解し、子どもの性格・状況・目的に合った環境を選ぶことで、フリースクールは確実に強力なサポートになります。



