不登校中におすすめの勉強方法を紹介! 更新時間 2022.10.17
不登校になると出てくるのが、勉強面に関する不安ですよね。
「このまま学校に行かなかったら、どんどん勉強に差がついてしまう…」、「一人で勉強するときってどうやったらいいんだろう…」などなど、様々な悩みがあると思います。
本記事ではそういった方々に向けて、不登校中におすすめの勉強方法、また勉強をするうえで必要なことについて紹介していきたいと思います。
気になった方はぜひ参考にしてみてください。
勉強をする前に
そもそも様々な原因で、勉強に手が付けられないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
何をやっても気力が出ない
不登校になった原因は人それぞれだと思いますが、「学校に行きたくない」という思いが我慢の限界を超えてしまったという事はほとんどの方に共通して言える事だと思います。
つまり、精神的に疲れきってしまっているということです。
そんな状態で勉強をしても身が入らないどころか、ますます疲れてしまうことでしょう。
ですから、まずはゆっくり休んで気持ちが落ち着いてきたら、その時改めて勉強を始めてみましょう。
勉強をする理由が見つからない
「数学なんて勉強しても将来なんの役に立つの?」「歴史ってなんの為に勉強するの?」などなど、勉強する理由が分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
勉強って、やる理由が見当たらない時ほどやる気が出ないものですよね。
結論から言うと勉強はやっておいた方が良いに越したことはありません。
ですから、まずは勉強すること自体への嫌悪感を無くすところから始めてみましょう。
一日のうちどれだけ少ない時間でも良いので、「この時間だけは勉強する!」という時間を設け、習慣化してみるのはおススメです。
勉強に限らず、毎日やっていくなかで、意外とハマってしまった。という経験、皆さんにも一度はあるのではないでしょうか。
不登校中の勉強方法の種類
ここからは本記事の本題である、勉強方法の紹介です!
勉強方法には色々な種類があります。
まずは、色々な方法を試してみて、自分に合ったものを見つけましょう。
自室で自習
参考書や問題集などを自分で取り揃えながら勉強する方法です。
マイペースに自分の好きなことから進めていけるというところが一番のメリットだと思います。
ですが、その反面で分からない問題や気になったことをすぐに誰かに聞くことができなかったり、モチベーションの維持が大変というデメリットもあります。
しかし、これらのデメリットは家庭教師・学校の先生に頼ったり、YouTubeなどで、勉強系の動画を見ることで解決することができるので、案外ハマる人には一番ハマる方法かもしれませんね。
私の場合は、同じ教科でも様々な参考書を見ること、参考書を読むこと自体を好きになったり、やる気が起きない日は決めた時間だけ勉強したら早々に切り上げるなどして、勉強することが嫌いにならないような工夫をしていました。
家庭教師
先ほども少しばかり登場しましたが、家庭教師を取るというのもおススメです。
家庭教師に来てもらうことで、その時間は必ず担保されたり、質問がすぐに出来るなど、自習と比較して、自発的に勉強に向かうことが苦手な方にぴったりだと思います。
また、家族以外の人と話す機会ができる、年の近い人に人生相談ができるなど、勉強面以外でもメリットはいくつかあります。
ですが、「勉強はしたいけど、あまり人と話す気分じゃない」という方にとっては、家庭教師は先生との相性が勉強のモチベーションに大きく関わってくるため、あまりおススメできないかもしれません。
適応指導教室・教育支援センター
適応指導教室・教育支援センターとは、不登校になってしまった方の為の民間施設です。
勉強以外にも、遊びの時間なども設けられているので、簡易的な学校といったようなイメージの場所ですね。
公的機関のため、学校側からの承認があれば、出席日数がカウントされるのが特徴です。
学校生活への復帰を目的としている場であるため、そもそも学校という環境自体に嫌悪感を抱いているという方にとっては精神的な負担がかかってしまうリスクがあるため、避けた方が良いかもしれませんね。
通信制課程
同じ学校でも、通信制課程という学校にほとんど登校することなく学生生活を送るという選択肢もあります。
具体的な登校日数などの卒業要件は、学校によって異なりますが、自分に合ったペースで学校生活を送ることができるのが魅力です。
通信制について気になった方は通信制高校とは?にて、さらに詳しくまとめてますので、一度チェックしてみるといいかもしれませんね!
ですが、学校なんてたくさんありすぎて、どの学校が自分に合っているのか分からないですよね。
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勉強に集中するためのコツ
「モチベーションはあるのに全然集中できない!」勉強するうえで多くの人が一度は抱えたことがある悩みですよね。
ここでは、勉強に集中するためのコツについてまとめていきます。
マイペースな勉強・好きな科目や内容を掘り下げてみる
ゲームやアニメ、スポーツなど、自分の好きなことをやっている時に「集中出来ない!」なんてことはあまりないですよね。
これと同じことを勉強でもやれば集中出来ると思いませんか?
つまり、「勉強を好きなこと」にできれば必然と集中することが可能です。
具体的には、自分の気になったことについてただひたすら調べてみます。
例えば、「全然有名じゃないおかしな名前の戦国武将」についてや、「数学の公式を考えた人の生い立ち」についてなど。
何かを突き詰めることは勉強以外でも重要なスキルです。
やって損は無いと思うので、一度騙されたと思って試してみてください。
要するに、勉強が好きになるきっかけを考えてみることが大事です。
自分の中で勉強する時間をしっかりと決めておく
「勉強をしようとは思っているけど、気が付いたら1日が終わってしまった。」勉強が嫌いな人にとってはあるあるですよね。
ですが、「どんなに面倒くさくても、1日のうちお風呂に入る前の15分だけは必ず勉強する」というルールを設けてから2週間ほど経過した頃には、あんなに嫌いだった勉強が、習慣化されていました。
それどころか、キリが悪かったり、気になる部分があったり、という理由で1日の平均の勉強時間が30分にまで伸びていました。
良くも悪くも人間は習慣化さえしてしまえば、嫌いなことですら慣れてしまうものです。
生活リズムを整える
不登校あるあるの1つが、生活リズムの乱れです。
実は規則正しい生活はストレス解消や集中力に大きく関わっています。
なので逆に、不規則な生活はストレスの蓄積や、疲労、うつ病などの原因に繋がります。
思い当たる節がある方は、生活リズムの改善を意識してみましょう。
誰でも簡単に出来るおススメは、1日のうち数分間で日光浴をすることです。
日光を浴びることで幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」の分泌量を増やすことができます。
セロトニンによって気分が明るくなる効果なども期待することができるので、是非試してみてください。
ちなみに、日光浴以外でセロトニンの分泌を促進させることができるのは、バランスの考えられた食事や、適度な運動などがあります。
勉強する場所を変えてみる
「家だと集中できない」という方もいるのではないでしょうか。
そういった方にはカフェ・図書館・塾など、自分にとっての「勉強する場所」というものを作ってみることをおススメします。
ポイントとしては、その場所に行くことで気分を切り替えられるかどうかです。
それが自室よりも雑音の飛び交うカフェなのか、逆に静かな図書館なのか、集中出来る場所は人によって異なります。自分に合った場所を探してみましょう。
不登校中の子供に親がするべきこと
ここからは、子供が不登校になってしまったという親御さんが、子供にするべきことについてまとめていきます。
子供の自主性を尊重
不登校になってしまった理由は色々あると思います。
もしかすると親御さんに話していないだけで、心にとんでもない傷を負っているかもしれません。
まずは、無理に何かをさせようとするのではなく、自主性を重んじて待ってあげましょう。
勉強以外のことでのメンタルケア
不登校となると、まず不安になるのが「勉強面での遅れ」ですよね。
しかしここで親がしてあげるべきことは勉強の推奨ではありません。
きっかけ作りです。
例えば外に連れ出してあげることで、子供の生活リズムが整うと思います。
その他にもルーティンのようなものを設けてあげることで、家族間での交流が増えたり、ということもあるでしょう。
このように、何よりもまずは子供のメンタルケアを優先してあげましょう。
自分が勉強してみる
勉強が嫌いな子供にとって、「勉強は必要なことなんだ」と認識させるために効果的な方法の1つが、親が必死に勉強している姿を常日頃から見せることです。
それを見た子供は、「自分の親があんなに必死になってやっていることなのだから、きっと大事なことなんだろう」と思うようになるのです。
絶対にやってはいけないこと
ここからは、逆に親が絶対に子供にやってはいけないことについて紹介します。
勉強の強制
勉強の強制は子供にとって強いプレッシャーを感じさせてしまいます。
絶対にやめましょう。
子供の今後に対しての不安が故なのは分かりますが、まずは叱るのではなく、なんで勉強しないのかを本人の気持ちになって考えることから始めてみましょう。
不登校のことを否定する
勉強同様に、無理に学校に行かせようとすることもやめましょう。
子供にとっては、学校に通うという行為自体が大きなトラウマになっているのかもしれません。
その他にも意外と子供が不登校中にやってしまいがちなNG行動集を「不登校や引きこもりの親が実はやってはいけない行動6つ」にてまとめていますので、気になった方はチェックしてみてください!
まとめ -不登校中におすすめの勉強方法と親がしてあげるべきこと-
ここまで、不登校中におススメの勉強方法や、その他にも勉強に集中するために必要なことなどについてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
不登校になってしまった原因はさまざまだと思いますが、まずは勉強よりもメンタルケアを優先しましょう。
なぜなら、精神的に安定していない時期に勉強しても、そうでない時と比べて学習内容のほとんどが頭に入ってこないからです。
また、不登校だからといって、今後の人生が全く上手くいかないのかと言われれば全くもってそんなことはありません。
あまり思い詰めすぎずにゆっくりと自分のペースで頑張っていきましょう。