黄柳野高等学校の魅力を紹介!コース・口コミ・偏差値 更新時間 2023.11.22
愛知県新城市にある黄柳野(つげの)高等学校は、全寮制で私立の全日制高校です。
生徒の約7割が不登校の経験者で、 不登校や引きこもり回復を目指す生徒が全国から集まっています。
授業は少人数制を採用しており、一人ひとりの習熟度に合わせたサポートによって、生徒のほとんどが進路を決めて卒業している学校です。
今回は、そんな黄柳野高等学校の魅力や特徴に加え、在校生や卒業生の口コミや評判をまとめました。
「黄柳野高等学校の評判が気になる」 「寮生活って大変じゃないの?」 「学費ってどのくらい?」
などなど、黄柳野高等学校での学校生活やコース、偏差値、学費などを知りたい方はチェックしてみてください。
黄柳野高等学校ってどんな学校?
黄柳野高等学校は、生徒全員が一つ屋根の下で生活を共にする「全寮制全日制」の高校です。
緑豊かな奥三河の地でダイナミックな自然を体験しながら、規則正しい生活と楽しい学校生活を送ることができます。
黄柳野高等学校は進路指導に力を入れているのが強みで、1年生から専門家を招いたキャリアカウンセリングや進路相談などを実施!
毎年必修のインターンシップも実施しており、多くの生徒が卒業までに進路を決めています。
通信制や単位制ではなかなか得られない「人と人との関わり方」を、毎日一緒に過ごす仲間や教員、スタッフと共に築いていける学校です。
寮生活に馴染めるか不安な方は、入学前の宿泊体験に参加して寮生活を味わってみましょう。
黄柳野高等学校の基本データ
本校所在地 | 愛知県新城市黄柳野池田663-1 |
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キャンパス所在地 | 岡山県倉敷市、岡山県津山市、広島県福山市、香川県丸亀市 |
学費 | 1,710,000円〜(就学支援金は含めません) |
スクーリング | 全日制 |
主な進学先(大学) | 愛知産業大学、愛知文教大学、愛知学院大学、大阪体育大学、駒澤大学、岐阜経済大学、慶應義塾大学、静岡県立大学、その他多数 |
黄柳野高等学校の特徴
黄柳野高等学校の特徴や、注目すべきポイントについて紹介しています。
- 自主性や自立を育む寮生活
- 誰でも利用できる相談室で悩みを共有できる
- 丁寧で充実した進路指導
自主性や自立を育む寮生活
生徒から第二の家庭(セカンドホーム)として親しまれている、黄柳野高等学校の寮です。
男子寮は100名を6名のスタッフで、女子寮は40名を3人のスタッフで担当しています。
全員が個室ではなく、2人〜4人の共同部屋になっており、エアコン完備という環境です。
自分たちでルールを決めて守っていくことで、自立や自主性が育つでしょう。
寮生活では、寮長を中心としたミーティングを毎週行い、洗濯や掃除なども自分たちでやります。
規則正しい生活を送ることにより、不登校やスマホ・ゲーム依存の改善にも期待できるでしょう。
毎日の食事は管理栄養士がメニューを作成していて、健康面への配慮も考えられていて安心です。
誰でも利用できる相談室で悩みを共有できる
全寮制なので、生徒それぞれが悩みや不満などを抱えてしまうことも少なくありません。
そんな中、黄柳野高等学校では誰もが気軽に利用できる「相談室」を完備しています。
相談室には常時コーディネーターが在籍しており、4人の臨床心理士が曜日ごとに来校してカウンセリングを実施。
月に1度は精神科医もカウンセリングを行うので、生徒の心の状態を察知しやすい環境です。
相談室は保護者も利用でき、1家族45分としっかり時間をとってもらえます。
丁寧で充実した進路指導
黄柳野高等学校では、1年生から進路指導をスタート。
全生徒必修のインターンシップでは、30社以上に及ぶ地元の協力事業所のなかから、自分の興味がある仕事を選択して体験できます。
高校生の早い段階から就職を意識することで、ミスマッチの少ない進路選択ができるでしょう。
また寮スタッフの多くが教員経験者なので、寮の学習室で進路指導や夜間学習、小論文指導などを受講できます。
1年生のうちから合計3回の職業体験を実施するので、黄柳野高等学校のほとんどの生徒が進路を決めて卒業を迎えているのが強みです。
黄柳野高等学校の登校支援システム
黄柳野高等学校に入学する6〜7割の生徒が、不登校経験者です。
不登校や引きこもりを回復すべく、黄柳野高等学校では以下の3つの登校スタイルを用意しています。
①通常登校
②図書館登校
③サポート教室登校
- ①通常登校
- ②図書館登校
- ③サポート教室登校
①通常登校
通常の登校スタイルで、朝起きて食事を済ませてから教室に入ります。
同じ敷地内の寮と校舎があるので、通うことが負担になりません。
中学時代や別の高校で登校できなかった生徒も、ほとんどが通常登校できるようになります。
②図書館登校
午後の時間のみ開放している、図書館での登校 になります。
また授業以外でも、休憩場所や1人時間として利用することが可能です。
③サポート教室登校
通常の教室で集団授業を受けるのがむずかしい場合は、ミニ・ホームルームとしてのサポート教室を利用します。
ここでは個別に学習を行いますが、仲間との集団生活を通して、徐々に集団授業に馴染めるようになるケースが多いです。
黄柳野高等学校での学校生活
黄柳野高等学校のイベントや部活動などについて、詳細を解説していきます。
黄柳野高等学校の年間イベント
入学式から始まり、田植えや修学旅行、夏祭り、学園祭、クリスマス会、新年会などが行われます。
体験学習を重要だと考える、自然豊かな黄柳野高等学校ならではのイベントが盛りだくさんです。
田植えしたお米は収穫して、実際に寮でいただき、
3泊4日の修学旅行は、行き先を生徒たちが話し合って決めます。
夜店が並ぶ夏祭りは、自分たちで企画したイベントなどで盛り上がる、楽しい夏の思い出です。
黄柳野高等学校の部活動
黄柳野高等学校では、以下のような部活動を行っています。
- ハンドボール部
- 探検クライミング部
- 和太鼓部
- 卓球部
- ダンス部
- キックボクシング部
いずれも初心者 から始められるものばかりで、パフォーマンスを披露する活動もあります。
寮生活をリフレッシュする一時帰省とは?
寮生活が基本ですが、定期的に生徒が帰省できる機会を設けています。
4週〜5週間を「1期」として、年間を8期に分割。
5月、6月、7月下旬〜8月末、10月、11月、12月下旬〜1月初旬、2月、3月の計8回が、自宅に帰る一時帰省の期間です。
集団生活での疲れをリフレッシュしたり、家族との時間を存分に楽しめたりする時間が十分に確保されています。
一時帰省で授業時間が不足してしまう分は、一時帰省以外の祝祭日の授業でしっかりとカバーしているので問題ありません。
黄柳野高等学校の学費は高い?
黄柳野高等学校の学費は、一般的な私立高校と比べるとやや高めです。
しかし寮費や食費が含まれているので、妥当な金額と考えられます。
また就学支援金や黄柳野学園奨学金制度を利用すれば、年間の授業料を大幅に抑えることができるでしょう。
さらに愛知県在住であれば、授業料軽減補助金の受給も可能に。
ただし、いずれも世帯年収により受給額が異なるので、詳しい内容は各市町村に問い合わせてみましょう。
入学時に必要な学費
入学金 | 240,000円 |
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入寮費 | 200,000円(月額3万円) |
施設整備費 | 100,000円 |
学費 | 63,000円〜 |
年間合計 | 540,000円 |
1ヶ月に必要な学費
授業料 | 34,000円 |
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寮費(食費含む) | 60,500円 |
福利厚生費 | 5,200円 |
合計 | 97,700円 |
※上記のほか、ガイダンス合宿費、修学旅行積立金、健康診断費、教材実習費などの費用が別途必要です。
入学時の540,000円と、毎月の97,700円×12ヶ月を合わせると、年間1,712,400円になります。
ただし入学金補助や就学支援金の対象になれば、年間の学費を大幅に抑えることが可能です。
通信制高校の学費について知りたい!という方は是非 「通信制高校は学費が安い?通信制高校の学費について徹底解説!」も見てみてくださいね。
黄柳野高等学校の偏差値はどれくらい?
黄柳野高等学校への進学を検討している方は、「偏差値がどのくらいなのか?」「入学試験はむずかしいのか?」などが気になるところでしょう。
実は、通信制高校のほとんどが「偏差値」と呼ばれる指標がありません。
そもそも通信制高校の入学試験では学力テストが実施されないことが多く、面接や作文を行うのが一般的です。
黄柳野高等学校も同様で、学力による入学者選考は一切ありません。
入学前の宿泊体験などを通して、学校生活が始められるかを総合的に判断します。
黄柳野高等学校の入試とは?
黄柳野高等学校の入試は、「推薦」と「特別専願」と「一般入学」の3通り。
1つめの「推薦入試」は、オープンキャンパス(宿泊または日帰り)へ参加した人のみ受験できます。
募集は40名で、入試は書類選考のみのため来校する必要はありません。
2つめの「特別専願」は、オープンキャンパス(宿泊体験)に参加した人のみが対象です。
推薦入試と同様、書類選考のみのため来校は不要。
3つめの「一般入試」では、2日間に渡って選考が実施されます。
1日目は保護者同伴での面接が実施され、面接後は生徒のみ残って1泊2日の宿泊授業に参加します。
募集人数は20名で、授業や寮生活での様子、基礎学力診断テストを受け合否が判断される選考方法です。
黄柳野高等学校に向いている人の特徴
たくさんの通信制高校がある中で、黄柳野高等学校に向いている人の特徴をまとめました。
- ・不登校や引きこもりを改善したい方
- ・集団生活を通して自立や自主性を高めたい方
- ・新しい環境で心機一転したい方や進路と向き合いたい方
こちらに当てはまる方は、黄柳野高等学校へ資料請求してみることをおすすめします。
学校見学については、祝日も含め年中無休で受け付けていますので、気になる方はぜひ問い合わせしてみましょう。
また実際に寮生活を体験できる「オープンキャンパス」にも参加できます。
「日帰り体験」と「宿泊体験」の2つから選べますので、ぜひ申し込んでみてください。
黄柳野高等学校の評判・口コミをチェック!
最後に、実際に黄柳野高等学校に入学した生徒や卒業生などの評判や口コミをみていきましょう。
良い評判・口コミ
「黄柳野高等学校の良いところは、生徒それぞれのレベルに合った授業をしてくれるところです。国語・数学・英語の授業は3つのグレードに分かれて、基礎から丁寧に教えてくれます。大学受験を希望する人には応用学習コースが用意されていて、自分の希望や進路に合った学習方法を選べます。先生との距離もすごく近くて、困ったことも気軽に相談できる環境です。」
「わたしは中学から不登校や引きこもりを繰り返していて、環境を変えたくて全寮制の黄柳野高等学校を選びました。毎週学校に専門のカウンセラーの方が来てくれて、どんな悩みでも親身に相談に乗ってくれます。それに同部屋の友だちも不登校だったらしく、いろんな共通点があって話が盛り上がり、入学してすぐに何でも話せる仲になりました。自分にはもう友だちはできないと思っていたので、黄柳野高等学校に入学して本当に良かったと思っています。」
「全寮制の良いところは、全国に友だちが作れることです。はじめはみんな緊張していますが、毎日生活を共にするので、すぐに仲良くなれます。卒業した今でも連絡を取り合っていて、年に数回はみんなで集まっています。行ったことのない地方に行くのも、修学旅行のようで楽しいです。」
悪い評判・口コミ
「2年のときから大学進学に向けて受験勉強を頑張りました。黄柳野高等学校にも一応進路サポートはありますが、進学クラスのようなものはありません。もっと大学受験に特化したクラスもあればと思いました。ただ学校生活は本当に楽しく、色んなイベントなどを自分たちで作り上げる経験ができて良かったと思います。」
「やはり集団生活なので、ストレスは溜まります。 自分は1人の時間も大切にしたかったので、寮生活が嫌になることが多々ありました。」
通信制高校のメリット、デメリットについて詳しく知りたい方は是非 「通信制高校に通う5つのメリットデメリット!対策も合わせてご紹介!」を参考にしてみてください!
人と人との関わりを深く学べる黄柳野高等学校で自分を好きになろう!
黄柳野高等学校の特徴やコース紹介、卒業生や在校生の口コミや偏差値などをまとめて解説いたしました。
寮生活を中心とした全日制高校で、不登校やスマホ・ネット依存などで生活が乱れている方に最適な学校です。
寮は24時間体制で、管理栄養士による健康的な食事が取れるので、親御さんも安心して送り出せるでしょう。
学習面では、生徒の習熟度に合わせたレベル別の授業や体験学習で、「もっと知りたい」「学びたい」という意欲的な生徒をサポート。
小・中学からの学び直しも可能で、他校からの転入や編入も随時受け付けています。
人と人との関わりを深く学べる寮生活で、自立や自律、自主性の成長にも期待できるでしょう。
学校見学や宿泊体験ができるオープンキャンパスも受け付けていますので、この機会に資料請求をして入学を検討してみましょう。
通信制高校についての卒業生の感想が気になる方は是非 「"通信制高校卒業生の声!先輩からのメッセージ "」も見てみてくださいね。
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