通信制高校の学費をわかりやすく解説 更新時間 2023.02.21
皆さんの中には通信制高校の入学を検討している方も多いのではないでしょうか?
通信制高校に入学する上で気になるポイントは学費ですよね。
通信制高校では専門的な知識も学べて通学日数を自分で決めることができます。通信制高校は普通の高校と比べても魅力的な部分が多いため、全日制高校や定時制高校と比べて学費も高いのでは?と思う方もいるのではないでしょうか。
通信制高校は普通の高校に進学するよりも学費をおさえることができます。
それでは通信制高校が学費をおさえられる理由を解説していきますね!
通信制高校の学費はどのくらいかかるの?
通新制高校でも普通の高校と同じように学費の補助を受けることは可能です!
同じ通信制高校でも公立通信制高校と私立通信制高校によって学費が異なりますね。
通信制高校はコースによって単位取得が変わっていきます。 少ない登校日数で単位習得ができるコースもあれば、通常の高校と同じように週5日通って単位を修得するコースも! 学費は通うコースによって変わるので通う通信制高校が決まったらしっかり確認しておきましょう!
通信制高校は学校ごとに特徴があるため、自分に合った通信制高校を選ぶことをおすすめします。
それでは通信制高校の学費についてご説明していきましょう。
公立の通信制高校
公立の通信制高校の場合、入学金や授業料のほかに教科書代や施設費などの費用が必要です。。
それぞれの費用を合わせると年間で4~6万円程度の学費が発生します。
続いて私立の通信制高校の学費を見ていきましょう。
私立の通信制高校
私立の通信制高校を通う上で必要な学費の項目は公立と変わりません。
私立では専門的な分野を勉強できる学校があることをご存知でしょうか。そのような学校を選ぶと学費が高くなる可能性があります。
その分、自分が勉強したい分野を学べることや資格取得を目指せる学校もあるので非常に魅力的です。
私立は公立と比べてもサポートが非常に住していることも特徴です。サポート体制がしっかりしている分、公立よりも学費が高くなります。
私立では教科書代や施設費などの授業以外でかかる費用がネットコースや登校コースによって大きく変わることも特徴です。ネットコースでは年間3万円以上、登校コースでは10万円以上の学費が必要になります。
私立の通信制高校は全体額の合計がおよそ25万円と公立の通信制高校と比べて学費が高いです。しかし、通学日数を抑えて就学支援金を利用することで年間約10万円の通信制高校を探すことができます。
私立の通信制高校はサポートが充実しているなどの公立の通信制高校よりもメリットも多いです。
より詳しく学費の違いを知りたい方は「 私立と公立の学費の違いを徹底解説 」をチェックしてみましょう!
通信制高校は学費の補助を受けられるの?
通信制高校でも学費の援助を受けることができることをご存知でしょうか?
「通信制高校に通いたいけど学費が高くて通学が難しい」と思う方も学費の補助を受ければ通信制高校に通うことができますよね。
学費を抑えることができれば習い事や将来の貯金に充てることも可能です。
それでは学費の支援金制度についてご紹介しましょう!
高等学校等就学支援金制度とは
高等学校等就学支援金制度とは高校(全日制、定時制、通信制)等に通う生徒等に対し、授業料の一部又は全額を支援する制度のことです。
2020年4月から年収約590万円未満世帯を対象として、現行の就学支援金の支給上限金額が全国の私立高校の平均授業料を勘案した水準まで引き上げられました。
高等学校等就学支援金制度は全日制高校だけでなく定時制や通信制高校の生徒も対象です。
就学支援金制度を利用する際は通学する学校が私立か公立かによって支給金額が異なるため注意が必要ですね。
公立高校で全日制の場合は月額9,900円、定時制の場合は月額2,700円、通信制の場合は月額520円が支給金額になります。
私立の高校の場合は全日制、定時制、通信制ともに月額9,900円が支給金額です。それに加えて世帯所得や通う学校の種類により加算支給される場合もあります。
しっかりと支給額を確認することで学費の負担を最小限に抑えましょう。
高校生等奨学給付制度とは
高校生等奨学給付制度という制度があることをご存知でしょうか。
高校生等奨学給付制度は生活保護世帯や住民税非課税世帯の高校生に対して返済不要の給付金を支給し、低所得世帯の学費を支援する制度のことです。
生徒1人当たりの支援額は公立と私立によって異なります。都道府県ごとに内容が異なる可能性もあるため注意が必要です。
具体的な要件や給付額、手続きについては住んでいる自治体でご確認ください。
特待生制度を活用しよう!
普通の高校と同様に通信制高校にも特待生制度があります。
特待生制度は一般的にスポーツで全国大会に出場した経歴がある人や学業の成績が良い人に対して試験項目の免除や学費を減免する制度です。スポーツや学業に力を入れることで特待生を狙うのも一つですね。
通信制高校では普通の高校と同様の一般的な特待生制度を取り入れています。 そのほかに普通の高校ではないような独特の特待生制度があることも通信制高校の特徴です。
学校のホームページやパンフレットに掲載される学校の広報に協力することで学費を通常より30%減免するといった特待生制度を取りいれている通信制高校もあります。学業やスポーツの成績は関係ないため、やる気さえあれば学費を安くできることも魅力的ですよね
高等学校等就学支援金制度と並行して受けられる特待生制度もあります。支援金制度と併せて学費を安くするチャンスでもあるのでしっかりと確認しておきましょう!
学費を抑えるコツ
学費が安いという理由で入学する学校を公立に絞っている方もいるのではないでしょうか?
私立の通信制高校でも公立の通信制高校と同様までの学費に抑えることが可能です。
私立の通信制高校では公立の通信制高校にはないメリットがあります。公立と比べて私立は卒業までのフォロー体制も充実しているため、安心して勉強に集中することが可能です。
学費を抑えることができればより良い環境で学校生活を送ることができますよね。それでは学費を抑えるコツをご紹介しましょう。
また、より詳しく知りたい方は「必見!通信制高校の学費を抑える方法をご紹介!」を参考にしてみてください!
卒業率の高い高校を選ぶこと
学費を抑えるなかで重要なポイントは卒業率の高い高校を選ぶことです。
学費が高くなってしまうケースとしては在籍期間が通常よりも長くなることが挙げられます。
通常3年で卒業できる学校に4年間も在籍していれば1年分の費用が加算されてしまいますよね。
そのため、学校を選ぶときには卒業率が高い学校を選びましょう。
卒業率が高い学校に行くことで在籍期間を最短で卒業することが可能です。
通信制高校では自分のペースで勉強を進めていきます。卒業する上で自分のスケジュールをしっかりと管理することが重要ですよね。
1人で勉強を進めていく自信がない方は登校日数を増やすことも対策の一つです。もちろん登校日数が増えることでその分の学費は高くなります。
その反面、登校日数が増えることで学習のスケジュールを組みやすくなるので卒業率は高いです。卒業の単位数が取得できすに1年分の学費を支払うよりも登校日数を増やして最短で卒業する方が結果的に学費の負担は少なくなります。
登校日数を減らしたいと考える方は自宅学習がメインの学校を選びましょう。
自分に合ったカリキュラムを選択することが通信制高校を早く卒業することができる近道です。
登校日数が少ないコースを選ぼう
通信制高校は登校日数を自分で選ぶことができます。
登校日数を少なくすると学校の施設利用費用なども少なくできるため、学費を抑えることが可能です。
大学受験を特に考えていない方や社会人で必要以上に勉強しなくても良いと考えている方は登校日数が少ないコースを検討すると良いでしょう。
コースを比較・検討する
通信制高校の学費は受講する学校やコースの選択によって変わります。
一般的に学費が安いコースは専門分野の勉強が無く、高校卒業程度の科目を学ぶコースです。専門的な分野を学ぶコースを選択する場合は大幅に学費が高くなることもあります。
似たような学習内容のコースを選択しても学校ごとに学費が異なりますので注意が必要です。
インターネット上だけの情報だと学費が明記されていないこともあり、分からないことが多いですよね。気になる学校やコースの詳細が分かる資料を必ず請求することが大切です。
学費を抑えて卒業したいと思う方は様々な学校を比較して自分の目的に合った学校を選ぶようにしましょう!
学費の安い通信制高校を紹介
通信制高校は学校ごとに特徴が異なります。
自分に合った学校で学費が安ければ尚良いですよね。
ここでは学費を抑えたいと思う方におすすめの通信制高校をご紹介していきましょう!
翔洋学園高等学校

翔洋学園高等学校では入学金が0円、授業料が1単位8,000円、施設・設備費が年間50,000円の総額129,700円となっています。
翔洋学園高等学校では取得する単位によって学費が決まります。週に何日登校しても学費は変わりません。登校日数が多い学校に通いたいという方にも人気です。
入学できる都道府県 | 福島県、新潟県、千葉県、茨城県、山形県 |
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制服 | あり 購入は自由です。 |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
鹿島学園高等学校

鹿島学園高等学校では入学金が5,0000円、授業料が1単位当たり7,000円、施設・設備費用が年間24,000円、教育拡充費17,000円となります。そのほかにも費用がかかる場合があるため、合計金額はおよそ200,000円程度です。
3年間を通しても必要な学費は60万円程度になります。
安く学校に通いたい方には鹿島学園高等学校がおすすめです。鹿島学園高等学校は卒業率が非常に高いことも特徴になります。 卒業できる自信がないという方にも多く支持されている学校が鹿島学園高等学校です。
入学できる都道府県 | 22都府県から入学可能 |
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制服 | あり |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
ルネサンス高等学校

授業料が1単位10,000円と他校と比べると少し高いです。その反面で学習に力を入れているため、卒業率は97%ということも特徴です。
卒業後の進路も大学、短大、専門学校への進学率が非常に高いので進学を考える方には非常におすすめの通信制高校ですね。
入学できる都道府県 | 全国から入学可能 |
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制服 | あり 着る人を選ばないシックなカラーのブレザースタイル |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
ヒューマンキャンパス高等学校

ヒューマンキャンパス高等学校は全国どこからでも入学することができます。
専門課程も豊富で知名度も高いです。将来の夢が決まっている学生に大変人気のある通信制高校の一つですね。
ヒューマンキャンパス高等学校は10月から3月にかけて入学する学生向けに60,000円の施設費や120.000円の教育充実費が半額になります。90,000円も学費が安くなる制度があることも人気の理由の一つです。
スクーリング費用や教材費は別途でかかるため注意が必要ですね。高卒免許取得を目的としたコースと専門分野の学習を目的としたコースでは学費に大幅な差があるのでしっかりと確認しましょう。
入学できる都道府県 | 全国から入学可能です。 |
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制服 | あり ※着用・購入は自由です。 |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
まとめ
通信制高校は国から就学支援金を受けることが可能です。就学支援金を利用することで学費を安く抑えることができます。 卒業しやすい学校や通いやすい学校を選択することも学費を抑えるポイントになりますね。
通信制高校は学校ごとにサポート内容や授業内容が異なるので注意が必要です。入学前に自分の目的に合った学校を比較・検討しておくことが大切ですね。
学費を抑えて通信制高校に通いたいと思う方は是非資料請求してみてはいかがでしょうか。