サポート校とは? 更新時間 2023.03.01
通信制高校を調べていると、「サポート校」という言葉がよく出てきませんか?
一緒に出てくることが多いので通信制高校の一種と勘違いされている方も少なくありません。
通信制高校は基本的に自分で調べながら学習し、決められた期日にレポートを提出しなければなりません。
全日制高校のように教室で授業があるわけではないからです。
そのため、ときには「教科書の内容がわからない」とか「レポートが書けない」といった悩みの壁にぶつかることがあります。
そんなときに役立つのが「サポート校」の存在です。
サポート校は日々の学習のつまずきや悩みの相談など丁寧に対応してくれます。
通信制高校を確実に卒業したい方、難関大学に進学したい方、より専門的な知識を身に付けたい方におすすめなのがサポート校です。
この記事を読んでわかること
- サポート校ってなに?
- サポート校の学習内容
- サポート校のメリット
- サポート校のデメリット
サポート校を詳しく知ってより良い通信制高校ライフを過ごせるよう、ぜひ参考にして下さい!
サポート校って何?
通信制高校との大きな違いは、サポート校は高校ではないということです。
サポート校とは、高校の通信教育を受けている生徒や高卒認定試験合格を目指す人に対して学習支援を行う教育施設のことをいいます。
学校教育法などでは認可されていないので、学習塾のようなものだと思ってください。
なので、サポート校に通うだけでは高校卒業資格は取得できないのです。
通信制高校に通う生徒が卒業できるようにサポートを行う
通信制高校や高卒認定試験を受ける学生のほとんどが自宅で自分の力で学習を進めていると思います。
自分の力で管理し、単位を取得したり、高卒認定試験を合格したりしなければいけません。
そうすると、途中で挫折や卒業までに4年以上かかってしまうといったケースも非常に多くなっていきます。
自宅で自分の力だけで学習を進めていくのは想像よりもはるかに難しいです。
だからこそ、サポート校を利用することにより99%無事に合格することが可能になります。
確実に卒業を目指すならサポート校は絶対におすすめです!
サポート校では高校卒業資格は取得できない
通信制高校は学校教育法に定められた高等学校です。
そのため、必要な単位を取得する、3年以上在籍するなどといった一定の条件を満たせば高校卒業資格が取得できます。
サポート校は高等学校や専門学校ではないので、サポート校だけで勉強しても高校卒業資格は取得できません。
どれだけ教科の内容を理解できても、学習塾に通っているだけでは高校を卒業できないのと同じです。
サポート校と併用して高校卒業を目指すなら、必ず通信制高校に入る必要があります。
通信制高校はサポート校と連携している
通信制高校の多くはサポート校と連携をしています。
特に私立の通信制高校は連携していない高校はないといってもいいぐらいです。
サポート校の目的は上記で述べたように通信制高校を確実に卒業できるようサポートすることを目指しています。
連携をしているのは、そのサポートをより一人一人に行うためです。
連携しているサポート校と高校での学習状況などを共有し、生徒へのサポートを強化しています!
高校をしっかり卒業できるように学習面だけでなく、様々な面でサポートできるようにしているのです!
通信制高校とサポート校の違いについては「どう違うの?通信制高校とサポート校の違いをご紹介」で詳しく紹介しています。サポート校のメリット
サポート校に通うメリットを具体的にお伝えします!
大きなメリットは4つです!
- 専門的なことを学べる
- 生活相談ができる
- 精神的なサポートもしてくれる
- 自分のペースで通学できる
サポート校を利用することで高校卒業はかなりしやすくなります!
通信制高校だけでは学べない専門的なことを学べる
1つ目のメリットは専門的な知識を学べることです。
サポート校だから高校の勉強だけを教えてもらうのかなと思ってしまいますよね。
まず前提として通信制高校はあくまで高校なのです。
通常の高校と同じ範囲を学んでいきます。
実はサポート校を利用すると学びの幅が一気に広くなるのです!
通常の高校では学べないような専門的な知識を学ぶことができます!
例えば、アニメや漫画の技能やファッションや美容系のスキルを身に着けることもできるのです!
より専門的な知識を学ぶことで自分の将来の幅が広がり、就職や進学が有利になります。
実際に社会に出たときに、役立つスキルが多く身につきます!
通信制高校に通いながら資格取得もできる
さらにより専門的なコースも用意されています!
資格取得コースもあり、高校卒業と同時に美容師の資格やネイリストの資格などそのまま仕事にできる資格を取ることもできるのです!
やりたいと思っている仕事がすでに決まっていれば、就職への大きな近道になります!
学校生活をおくるための生活相談
学校生活を送る中で、どんな人でも様々な悩みを抱えます。
例えば、通いたいけど朝が起きられない、ご飯があまり食べられないなど悩みは人それぞれ…。
そういった学校に通うための些細な悩みも聞いてくれて、その解決のためにどうすればいいのかを提案してくれます!
サポート校の先生の中にはカウンセラーの資格を持っている人もいて、学校のいろいろな悩みを相談できる強い味方です!
不登校などを経験している人への精神的サポート
通信制高校に通う人は様々な背景を持っています。
かつていじめられていた、不登校だった、ずっと働いていて学校がよくわからない…。
通信制高校の先生もサポート校の先生も、つらい経験をしてきた生徒をこれまでたくさん見てきています。
それぞれの生徒に必要なサポートを先生たちは多く持っています。
せっかく来てくれた生徒が、つらい思いのまま学校に通ってほしくない。
笑顔で卒業していけるようにしたい。
そんな思いで先生たちは生徒に向き合っています。
サポート校の先生はそのサポートを取り強くしてくれる人たちです。
自分のペースで学校に通える
通信制高校やサポート校の魅力の一つに通学ペースがあります。
サポート校ももちろん通学ペースは選択制です。
自分の体調に合わせて充実のサポートを受けられます。
通学頻度の変更もできるので、自分に合った登校ペースを見つけていきましょう!
サポート校のメリットについては「サポート校の魅力」で、より詳しく紹介しています。
サポート校のデメリット
通信制高校を確実に卒業したいならサポート校に通うことをおすすめします。
ですがデメリットもあるので、メリット・デメリットをしっかり理解して選びましょう!
主なデメリットは3つです。
- 授業料
- 通学頻度
- サポート校のみに通学することはできない
詳しくお話します!
サポート校に通う場合は別に授業料がかかる
まず、サポート校に通学する場合、連携していた場合も費用は別に発生していきます。通学日数によって価格は変動します。
単位制 | 学年制 |
---|---|
週1日 | 約30万 |
週3日 | 約50万 |
週5日 | 約70万 |
大まかにこのぐらいの価格帯です。
一見高いように感じる方もいると思いますが、仮に通信制高校のみに通い4年以上在籍することになってしまった場合にかかる費用とサポート校の費用はそこまで大きな差はありません。
むしろ、無駄な時間を節約でき時間を有効活用することができます。
余計な時間、無駄な費用を考慮するならサポート校の費用はそこまで高くありません。
サポート校は通学が多くなる
サポート校は通信制高校とは違い、通学が中心になります。
通信制高校ではレポートなどが中心の指導になりますが、サポート校は通学での指導が中心です。
そのため通学回数は通信制高校のみの場合よりも多くなります。
自分のやりたいこと、目指すものによってはサポート校に通う時間がもったいないと思う人もいます。
しかし、レポートがなかなか完成できず、単位取得に悩まされたり、自己管理が甘く学習の進捗が遅れて苦労したりするなら通いながら時間を有効活用した方がかなり効率的です。
自分のしたいことを考えてサポート校の利用をしていきましょう。
同じ学校の仲間と会う時間もできる
通学することは悪いことばかりではありません!
通信制高校は先ほど言ったように、レポートやオンライン授業が中心です。
そのためほかの人との触れ合いは極端に少なくなります。
通信制高校のキャンパスは各地に設置されていますが、直接生徒同士でコミュニケーションをとることは少ないです。
ですがサポート校に通うことで同じサポート校に通う仲間同士でコミュニケーションをとることができます。
サポート校は個別か少人数での授業が中心になるので、大人数が苦手な人でも安心です!
通学は悪いことばかりではないので、ぜひ行ってみてください!
サポート校だけ通うことはできない。
サポート校は先ほども言ったように通信制高校に通う生徒をサポートするための施設です。
そのためサポート校だけを利用することは基本的にできません。
サポート校の利用は通信制高校との併用が基本とされています。
中には高卒認定試験の合格を目指す人向けのコースがあるサポート校もあります。
その場合はそのコースだけを利用できることもあります。
まとめ
サポート校に通うことは通信制高校の卒業を目指す人には大きなメリットになります。
また、専門的な知識を学ぶことができるので、就職や進学も有利になり、自分の将来の幅が大きく広がります。
通信制高校だけの利用は学校に関するすべてのことを自分で管理していかなければいけません。
少しでもそのことに不安があればサポート校に通うのがおすすめです!
サポート校の選び方がわからないときはぜひ一度資料請求をしてみてください!
資料請求をして、いろいろな学校を比べて自分に合った学校を見つけていきましょう!
サポート校の選び方については「サポート校選びのポイント」で詳しく紹介しています。