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中小企業診断士の難易度は高い?合格率・他の資格との難易度の違いを比較

更新日:2024-07-29

中小企業診断士の難易度は高い?合格率・他の資格との難易度の違いを比較

中小企業診断士は合格率が約5%で、非常に難易度が高い資格です。

そのため、特に働きながら資格取得を目指している方は、計画的な学習が求められます。

この記事では、中小企業診断士の難易度が高い理由や合格率の推移、他の資格の難易度を比較解説します。

勉強のポイントも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでください。

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中小企業診断士の試験難易度は高い

中小企業診断士の試験難易度は高いです。

他の資格と比べても難易度が高いとされる理由を解説します。

  • 必要な勉強時間の目安は1,000時間以上だから
  • 1次試験は絶対評価・2次試験は相対評価だから
  • 合格基準点があるから

必要な勉強時間の目安は1,000時間以上だから

中小企業診断士試験に合格するためには、約1,000時間以上の勉強時間が必要とされています。

試験は1次試験と2次試験の2段階で構成されており、それぞれの試験対策に必要な理想の勉強時間は以下の通りです。

試験勉強時間
1次試験800時間
2次試験200時間

学習期間を1年とする場合、1日あたりに必要な勉強時間は約2~3時間です。

中小企業診断士は働きながら受験する方が多いので、毎日の勉強時間を確保したり、週末にまとめて勉強する時間を設けるなど、長期的な学習計画と高いモチベーションが求められます。

また、学習範囲が広く、経済学や経営学、財務・会計、経営法務など多岐にわたります。

知識をしっかりと身に付けるためには、効率的に学習を進めることが大切です。

1次試験は絶対評価・2次試験は相対評価だから

マークシート形式の1次試験は絶対評価で、各科目で一定の基準点をクリアすることが必要です。

一方で、2次試験は相対評価で行われていると言われています。

2次試験の合格率は毎年20%程度なので、他の受験者との相対的な評価によって、上位20%以上の点を取る必要があると言えるでしょう

絶対評価は自分自身の努力と知識の深さが試される一方、相対評価では他の受験者との競争が重要です。

評価方法を理解したうえで、それぞれの試験形式に応じた試験対策を意識しましょう。

合格基準点があるから

中小企業診断士試験には、各試験ごとに設定された合格基準点が存在します。

以下の表は1次試験と2次試験の合格基準点です。

合格基準点合格基準点
1次試験総点数の60%以上であって、かつ1科目でも満点の40%未満がないこと
2次試験筆記試験:総点数の60% 以上で、かつ、1科目でも満点の 40% 未満がないこと
口述試験:評定が 60% 以上であること

参照元:一般社団法人 中小企業診断協会『試験に関するよくある質問(FAQ)

中小企業診断士の合格基準をクリアするためには、各科目で高い理解度と知識を持ち、安定して高得点を取ることが求められます。

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中小企業診断士試験の合格率は?

中小企業診断士試験の合格率は非常に低いです。

以下に1次試験、2次試験、および全体の合格率をリストアップします。

  • 1次試験の合格率
  • 2次試験の合格率
  • ストレート合格率

1次試験の合格率

1次試験の合格率は約20~30%です。

過去10年の合格率の推移を以下表にまとめました。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度(2023年)18,755名5,560名29.6%
令和4年度(2022年)17,345名5,019名28.9%
令和3年度(2021年)16,057名5,839名36.4%
令和2年度(2020年)11,785名5,005名42.5%
令和元年度(2029年)14,691名4,444名30.2%
平成30年度(2028年)13,773名3,236名23.5%
平成29年度(2027年)14,343名3,106名21.7%
平成28年度(2026年)13,605名2,404名17.7%
平成27年度(2025年)13,186名3,426名26.0%
平成26年度(2024年)13,805名3,207名23.2%

参照元:中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移

年度によって合格率が変動しています。

近年は合格率が30%前後で安定しています。

2次試験の合格率

2次試験の合格率はさらに低く、約20%前後となっています。

以下は、過去10年の2次試験の合格率の推移を示した表です。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度(2023年)8,241名1,555名18.9%
令和4年度(2022年)8,712名1,625名18.7%
令和3年度(2021年)8,757名1,600名18.3%
令和2年度(2020年)6,388名1,174名18.4%
令和元年度(2029年)5,954名1,088名18.3%
平成30年度(2028年)4,812名905名18.8%
平成29年度(2027年)4,279名828名19.4%
平成28年度(2026年)4,394名842名19.2%
平成27年度(2025年)4,941名944名19.1%
平成26年度(2024年)4,885名1,185名24.3%

参照元:中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移

上位20%以上が合格する相対評価と言われており、1次試験を突破した受験者もここで一定数が不合格となります。

2次試験は、筆記試験と口述試験の2種類です。

事例問題が出題され、実際のビジネスシーンを想定した問題に対して、適切な解決策を提案する能力が求められます。

ストレート合格率

1次試験と2次試験のストレート合格率は、約5%前後で低いです。

年度1次試験の合格率2次試験の合格率全体の合格率
令和5年度(2023年)29.6%18.9%5.4%
令和4年度(2022年)28.9%18.7%5.4%
令和3年度(2021年)36.4%18.3%6.6%
令和2年度(2020年)42.5%18.4%7.8%
令和元年度(2029年)30.2%18.3%5.5%
平成30年度(2028年)23.5%18.8%4.4%
平成29年度(2027年)21.7%19.4%4.2%
平成28年度(2026年)17.7%19.2%3.4%
平成27年度(2025年)26.0%19.1%5.0%
平成26年度(2024年)23.2%24.3%5.6%

ストレート合格率は、1次試験と2次試験の合格率をもとに算出しています。

ただし、中小企業診断士の1次試験で科目合格した科目は、事前申請すれば翌年と翌翌年の受験が免除されます。

そのため、合格有効期限を活かして、複数年をかけて合格を目指す方も多いです。

ストレート合格率は合格率は非常に低く、難易度が高いです。

しかし長期間の学習計画によって、試験に合格する可能性を高められます。

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中小企業診断士の合格者の傾向

一般社団法人 中小企業診断協会が公表している最新の統計調査をもとに、中小企業診断士の合格者の傾向をまとめました。

  • 男女の割合
  • 受験者の職業
  • 平均年齢

男女の割合

性別1次試験2次試験
申込者数合格者数申込者数合格者数
男性23,170名5,123名7,985名1,421名
女性2,816名398名616名134名

参照元:一般社団法人 中小企業診断協会『令和5年度の試験について

中小企業診断士の1次試験と2次試験の申込者の割合は、男性が約90%、女性が約10%でした。

男性の申込者の方が、圧倒的に多いです。

合格者の男女比率も9:1程度で、申込者数の男女比率と大きく変わりません。

受験者の職業

中小企業診断士試験1次試験の受験者数の職業を、以下にまとめました。

職業申込者数合格者数
経営コンサルタント自営業11728
税理士・公認会計士等自営業27046
上記以外の自営業18228
経営コンサルタント事業所等勤務21162
民間企業勤務5,4941,043
政府系金融機関勤務17638
政府系以外の金融機関勤務726106
中小企業支援機関12517
独立行政法人・公益法人等勤務10511
公務員37060
研究・教育417
学生14928
その他(無職を含む)63581

学生の受験者は全体の1.7%程度です。

ほとんどの受験生が、働きながら中小企業診断士試験に臨んでいます。

中小企業診断士と他の資格の難易度を比較

中小企業診断士試験の難易度は、他の資格と比較しても高いとされています。

以下に合格率と勉強時間で、それぞれの資格の難易度を比較しました。

  • 合格率で比較
  • 勉強時間で比較

合格率で比較

中小企業診断士試験の合格率と、他の資格との違いを以下の表にまとめました。

国家資格合格率
中小企業診断士5%前後
司法書士3~5%
社会保険労務士4~6%
税理士約20%
行政書士10%前後
宅建士15~17%
FP1級13%
公認会計士10%

中小企業診断士の合格率は約5%で、司法書士や社会保険労務士など、代表的な難関国家資格と同程度に低いです。

一方で、税理士の合格率は約20%、宅建士が15~17%、FP1級は13%で、中小企業診断士より高くなっています。

合格率のみで難易度は断言できませんが、中小企業診断士の難易度は、他の資格と比べて高いと言えるでしょう。

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勉強時間で比較

中小企業診断士試験の勉強時間の目安は、他の国家資格と比較しても長いです。

国家資格勉強時間
中小企業診断士1,000時間
司法書士3,000時間
社会保険労務士500~1,000時間
税理士4,000時間
行政書士600〜1000時間
宅建士300時間
FP1級400~600時間
公認会計士3,000時間

例えば、宅地建物取引士の勉強時間が300時間程度であるのに対し、中小企業診断士は1,000時間以上必要とされています。

必要な勉強時間の目安は、社会保険労務士や行政書士と同程度です。

勉強時間の長さからも、試験の難易度は高いと判断できるでしょう。

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中小企業診断士試験に合格するための勉強法

中小企業診断士試験に合格するためには、計画的な勉強法が重要です。

以下に効果的な勉強法をリストアップします。

  • 計画的な学習計画を立てる
  • 過去問を繰り返す
  • 模擬試験で実践力を身に着ける
  • 通信講座を受講する

中小企業診断士になるためのおすすめ勉強法やスケジュール

計画的な学習計画を立てる

まず、長期的な学習計画を立てることが重要です。

各科目の学習スケジュールをしっかりと立て、計画的に進めることで効率的な学習が可能となります。

勉強時間の目安は1,000時間です。

1日の勉強時間と試験日から逆算して、最適な学習計画を立てましょう。

計画的な学習が成功の鍵です。

過去問を繰り返す

過去問を繰り返し解くことで、試験の出題傾向を把握することができます。

過去問の分析を通じて、自分の弱点を見つけ出し、重点的に補強しましょう。

また、過去問を解くことで、自信を持って本番に臨むことができます。

模擬試験で実践力を身に着ける

模擬試験を受けることで、本番の試験環境に慣れることができます。

実際の試験と同じ形式で練習することで、時間配分や問題解決のスピードも向上します。

模擬試験は、本番の試験をシミュレーションするための最適な方法です。

これにより、緊張感やプレッシャーに慣れることができ、本番でも冷静に対応することができるでしょう。

通信講座を受講する

通信講座を受講することで、専門的な知識を効率的に学ぶことができます。

プロの講師からの指導を受けることで、独学では難しい部分も克服できます。

通信講座は、自分のペースで学習できる点が大きなメリットです。

また、最新の試験情報や対策を提供してくれるため、常に最適な学習方法を取り入れることができます。

通信講座の活用は、合格への強力なサポートとなります。

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中小企業診断士試験の受験でよくある疑問

中小企業診断士試験に関するよくある疑問に答えます。

以下に代表的な質問とその回答をリストアップします。

  • 中小企業診断士試験の難易度は高い?低い?
  • 中小企業診断士の合格率はどれくらい?
  • 独学でも中小企業診断士は合格できる?

中小企業診断士試験の難易度や合格率・試験日・勉強方法・勉強時間まとめ

中小企業診断士試験の難易度は高い?低い?

中小企業診断士試験の難易度は高いです。

試験範囲が広く、各科目での高い理解度が求められます。

また、1次試験と2次試験の両方で高い成績を収めることが必要です。

試験内容は実務に直結しており、ビジネスにおける幅広い知識と応用力が試されます。

合格率が約5%と低いことも難易度の高さを物語っています。

中小企業診断士の合格率はどれくらい?

中小企業診断士試験の合格率は低いです。

1次試験の合格率は約20~30%、2次試験の合格率は約20%前後、ストレート合格率は約5%とされています。

合格するためには、長期的な学習計画を立て、効率的に学習を進めることが求められます。

独学でも中小企業診断士は合格できる?

独学でも中小企業診断士試験に合格することは可能です。

しかし、計画的な学習と効率的な勉強方法が重要です。

過去問を繰り返し解くことや、模擬試験を受けることで実践力を身に着けることが求められます。

独学に限界や不安、孤独を感じる方は、通信講座の活用も検討してみましょう。

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