ユーチューバー(Youtuber)になるには、どうすればいいのでしょうか?
「ユーチューバーになりたい!」と、仕事に疲れたサラリーマンや、ヒカキンに憧れたキッズなら1度は考えたことがあるのではないでしょうか?
今では子供たちの将来の夢ランキングでも上位に入るほどの人気職業ですが、大人だって今からでも始められます!
こちらの記事ではユーチューバーになりたい人に向けて、仕事内容や収入、その魅力についてご紹介します!
ユーチューバー(Youtuber)になるには?
ユーチューバー、なりたいですよね。僕も実際ユやろうと思ったことがあります。
でも意外と大変なんですよね……。
特に大人になると物事の分別が付きすぎて、型破りなことをするのに抵抗とか出てきますし、恥をかくことも嫌になってきますから。
それでも、やっぱり夢のある職業です。ユーチューバーになるには?を解説していきます。
ユーチューバーには誰でもなれる!?
結論から言うと、ユーチューバーには誰でもなれます。必要な資格も学歴もありません。
中学生でも老人でもなれます。
そうです。ユーチューバーになるには、動画を撮影しYouTubeにアップロードするだけでOKです。
しかし、それだけでは収入を得ることはできません
広告収入を得るには、YouTubeのパートナープログラムに登録し条件を満たす必要があります。
動画の収益化についてはこちらの記事(ユーチューバー初心者が目指す最初の収益は?)を参照してください。
また、俳優や芸人が所属する芸能事務所のような事務所も存在します。
事務所に所属することで、仕事のマネジメント、動画制作サポートなどを受けることはできますが、多くのユーチューバーは、初めのうちは、事務所に所属せずに自力で動画を制作、配信する人がほとんどです。
ユーチューバーの仕事内容は?
ユーチューバーになることを決めたところで、まず何をすればいいのでしょうか?
ユーチューバーの仕事内容について説明します。
仕事内容①動画を企画し、撮影する!
ユーチューバーの仕事内容の基本です。まず動画を企画し、撮影することです。
まず、どんな動画を作るのか、ということを考えます。
『検証!〇〇をやってみた!』などという動画は多いですね。
もし、何か特技があるのなら、それを動画に撮ってみてもいいでしょう。
『〇〇をギターで弾いてみた!』『ゲーム〇〇を実況プレイ!』『小笠原の神主打法を完全再現!』などなんでもいいのです。
どういう動画を撮るか決めたら、動画撮影のためにカメラやマイクなどの機材を揃える必要があります。
ですが、最近のスマートフォンは非常にカメラの性能も高いです。最初はスマホのカメラでもいいかもしれません。
ユーチューバーに必要なおススメ機材をまとめた記事もあります!
仕事内容②動画を編集しYouTubeにアップロードする!
面白い動画が撮れたら、その動画をアップロードします。
もちろん、撮った動画をそのままYouTubeにアップロードすることも可能ですが、再生回数の多い動画のほとんどは編集されています。
この動画の編集もユーチューバーの仕事内容と言えるでしょう。
撮影した動画を、パソコンやスマートフォン上で編集し、字幕や効果音、BGMをつけたり、不要な部分をカットしたりして面白い動画に仕上げます。
動画の編集が終わったら、YouTubeにアップロードします。
アップロードされた動画が再生されて初めて、あなたはユーチューバーになります。
そしてその動画の再生数が増えることで、動画に広告がつくようになり収入が発生します。
仕事内容③企業タイアップ
ユーチューバーとしての知名度が上がってくると、企業タイアップという仕事をする方もいます。
企業タイアップとは、その名の通り、企業から依頼を受け、その企業のコマーシャル動画などを作ることです。
食品メーカーから依頼を受け、その食レポをする動画や、ゲームメーカーから新作ゲームの実況を依頼されたりします。
企業タイアップの仕事が来るようになると、報酬として大きな収入を得ることができるようになります。
しかし、このような大きな仕事が決まるのは、知名度の高いユーチューバーのみです。
最初は、自力でコツコツで動画を編集し、アップロードしていくのが主な仕事内容となるでしょう。
ユーチューバーの平均収入はどれくらい?
ユーチューバーは、基本的にはフリーランスの仕事なので、会社員のように決まった給料がもらえるわけではありません。
はっきり言って、ユーチューバーの収入はピンキリすぎて、平均収入という数字を出すのは非常に難しいです。
ユーチューバーとして収入を得ている人でも、年に数万円という人もいれば、再生数トップのユーチューバーの年収は1億円を超えています。
ちなみに、YouTubeの報酬額はおおよそ1再生あたり0.1円と言われています。(金額は広告によって変わりますが)
月に100万回再生される動画を4本アップロードできたとして月収40万、年収にして480万円です。
100万回再生は決して低いハードルではありません。
Youtubeの収益の仕組みや初心者が最初に目指す収益についてはこちら!
では、実際に有名なユーチューバーの収入はどれくらいなのでしょうか?
あくまで推定ですが、日本で最も有名なユーチューバーであるヒカキン氏の年収は、2億円を超えています。
はじめしゃちょーも、ヒカキンに次ぐ再生数を誇る人気ユーチューバーで、推定の年収は1億円以上です。
(※有名ユーチューバーの年収は年々上がっているとの情報アリです。)
また、世界でもトップレベルのユーチューバー、ライアンくんは、
おもちゃで遊ぶ「Ryan Toysreview」で25億円以上を稼いだとニュースになりました。
ユーチューバーの魅力や将来性は?
ここでは、ユーチューバーになる魅力について書いていきます。
いま、多くの人がなりたいと思うユーチューバーの魅力とはなんなのでしょうか?
好きな事を仕事にできる・自由
多くのユーチューバーにとって動画の配信は、自身の「好きな事」に重点を置いていることが多いです。
最も有名なユーチューバーのヒカキン氏も、最初は自身の趣味、特技であるビートボックスの動画をアップロードすることから始めました。
就職し、社会人として働くなかで、「嫌々仕事をして収入を得て、それで生きていくことに何の意味があるんだろう?」と人生に疑問を抱く人は少なくないと思います。
もちろん、上述したようにユーチューバーとして収入を得て生活していくことは簡単ではありません。
しかし、自分の好きな事をして、お金を稼げる、その可能性があるだけでもユーチューバーは充分に魅力があると言えます。
またユーチューバーとして働くことの魅力の一つとして、自由な働き方という点も挙げられます。
もちろん、事務所に所属して会社にサポートしてもらうというやり方もありますが、環境さえ整えてしまえば、自宅で動画の編集をしてアップロードすることができ、通勤する必要もありません。
もちろん、自分ですべてを決めるのでノルマもありません。
ユーチューバーのみでなくても様々な仕事と両立したり、ライフスタイルを自由に決めることができるのは大きな魅力と言えるでしょう。
自己顕示欲が満たされる
多かれ少なかれ、人間たるもの自己顕示欲というものがあると思います。
多くの人に認められたい、ちやほやされたい!と思うことは決して恥ずべきことではないでしょう。
ユーチューバーの魅力は、そういった自己顕示欲を満たせるというところもあります。
YouTubeは世界で10億人以上のユーザーに利用されています。
それだけ多くの人が利用するYouTubeなら、多くの人に、自分の考えたことや表現したことを目にしてもらえる可能性が高いと言えます
そして、人気ユーチューバーとなることができれば、チヤホヤされて引っ張りだこ、なんてことも夢ではありません。いやぁ困っちゃいますね。
ユーチューバーの増加と世間への広がり
現在は小学生どころか幼稚園児すらYouTubeを利用する時代です。
今はまだ、YouTubeやインターネット自体に振れたことがないという大人も多いかもしれませんが、10年後、20年後には、YouTubeを観たことがないという人は皆無になるかもしれません。
今後は、テレビCMだけでなくインターネット上の動画へ広告を出す企業がどんどん増えていくと思われます。
また、インターネットは非常に柔軟で伸びしろが無限にあります。
YouTube以外の動画配信サイトでも、ユーチューバーのように収入を得る形も確立されてくるかもしれません。
成功できる人とできない人の二極化か?
今後、ユーチューバーは、成功できる人とできない人の二極化が進むのでは?と言われています。
これはテレビの世界でも似たような現象が起きているのでわかりやすいのではないでしょうか?
例えば、毎年のように賞レースが行われ、新人が発掘されるお笑い芸人ですが、人気バラエティ番組でMCを務めるほどの売れっ子芸人は、何年も変わりませんよね?
同じように、ユーチューバーが増えるほど、動画の絶対数が増え、多くのユーチューバーが埋もれていき、結局は人気ユーチューバーにユーザーが集中してしまう。ということになる可能性があるのです。
ユーチューバーに向いている人は?
ユーチューバーに向いているのはどんな人なのでしょうか?
どういう人にユーチューバーの適性があるのか紹介します。
人を笑顔にするのが好きな人
ユーチューバーに向いている人は、人を笑顔にするのが好きな人と言えます。
人生の中で、自分は人を笑わせたり笑顔にすることが好きなんだ。と気づく人もいるでしょう。
今までは、人を笑顔にするのが好き!という人は、喜劇役者やお笑い芸人などのコメディアンを目指す人が多かったです。
しかし、ユーチューバーの登場によってその常識は大きく変わりました。
面白い動画さえ作ることができれば、誰もがプロのコメディアンになれるのです。
表現することが好きな人
ユーチューバーになるには、日々、動画を作りYouTubeにアップロードしなければなりません。
そのために必要なのは、表現をすることが好きだということです。
自分の発想、アイデアを、動画という形にして表現したい!!という気持ちが強くなくては続きません。
表現をする、という仕事には、芝居や音楽、絵画など様々なものがあります。
動画というものは非常に自由度が高く、それらの表現と組み合わせることも可能です。
そのような、アーティスティックで表現をすることが好きな人こそ、ユーチューバーに向いていると言えるでしょう。
また、ユーチューバーになって自分の趣味や、取り組んでいることの情報を共有したいというのもアリだと思います。
例えば、お笑い芸人のヒロシさんの、『ヒロシちゃんねる』には30万人以上のチャンネル登録者がいます。
しかし、ヒロシちゃんねるの内容は、お笑いではなく、キャンプの動画です。
ヒロシさんは、趣味であるキャンプの情報をYouTubeで共有することで、毎回10万回以上の再生数を稼いでいます。
動画に時間と根気を費やせる人
YouTubeでは誰でも簡単に動画をアップロードできる反面、膨大な数の動画が存在します。
そのため、再生してもらえる動画は限られていると言えます。
ただ動画を撮影し、アップロードするだけなら簡単で時間もかからないでしょうが、より多くの人に見てもらうには、編集に時間を割き、見やすく、面白い動画に仕上げなくてはなりません。
上述のユーチューバーの仕事内容でも書いた通り、効果音や字幕、BGMをつけたり、不要な部分をカットしたり、ただの動画を作品に昇華させる必要が出てきます。
また、コンスタントに動画をアップロードするためには、次々と新しいアイデアを形にしていかなくてはいけません。
たった5分の動画を作るのに、何時間もかかるということもあるでしょう。
強靭なメンタルがある人
ユーチューバーになるには、強靭なメンタルも必要です。
何時間もかけて、せっかく作った動画も、初めのうちはまったく再生数が稼げないということもあります。
少なすぎる再生数を見て、心が折れる人もいるかもしれません。
また、再生数が増えてきたからと云っても安心はできません。
YouTubeにはコメント機能があります。そこで動画が批判される可能性もあります。
人の感性は千差万別です。作った本人がどれだけ面白いと思っていても、叩かれることがあります。
批判やアンチのコメントは、好意的なコメント以上に印象に残るものです。
ユーチューバーになるには、そういった逆風にもめげずに動画を投稿し続ける強靭なメンタルが必要になります。
また、ユーチューバーの大変なことの一つとして収入の問題もあります。
収入の項目でも書きましたが、稼げる人間はほんの一握りです。
才能、努力、環境、運……人気ユーチューバーになるには様々な要素が必要になります。
なので、金儲けのためにユーチューバーを目指す、という考え方ではとても苦労すると思います。
楽しんで作った動画が、結果的にお金を生み出す、という風になるのが理想的だと言えますね。
ユーチューバーになるには?まとめ
事務所に所属する必要もない、誰でも気軽に挑めるユーチューバーだからこそ、競争や苦労があります。
ユーチューバーになるにはどうすればいいのか?
それは、好きなことをしたい!という強い気持ちと、どんなに困難で周りになんと言われようと続けられる根気を持つことです。
決して、「楽そうだから」とか、「金持ちになりたいから」という生半可な気持ちでなれるものではないので注意が必要です。