近年、Vtuber(ブイチューバー)は急激に増えてきました。
僕も美少女キャラでデビューしたいです(切実)
ですが、Vtuberを始めるために機材を揃えたり、モデルを作るのって大変そうですよね。
この記事では、簡単・お手軽にVtuberを始めたい方に向けて、最新のアプリ・ソフトを使ったモデルや声の作り方をご紹介します!
Vtuberの作り方について
少し前までは、Vtuberを始めようにも、3DCG技術やイラストが描けなければお話になりませんでした。
正直、素人にはハードルがかなり高かったです。
ですが、最近ではアプリ一つで、超簡単にモデルを作ることができます。
それでは、最新のVtuber作成アプリ・ツール使った作り方を紹介します。
簡単!最新Vtuberモデル作成アプリと作り方
今回は、初心者の方でも比較的簡単にVtuberのモデル作成ができるアプリを集めました。
これらはすべて、基本無料でダウンロードできるので、気軽に試せるのもいいですね。
カスタムキャスト、Vカツ、エモモは、3DCGのパーツを組み合わせるだけなので、作り方は超簡単です。
VRoidはモデル作成に特化したPC向けのツールで、イラストを描く感覚でモデルを作っていくので、やや上級者向けかもしれません。
カスタムキャスト
カスタムキャストは、スマートホン向けのアバター作成アプリです。
予め用意されている3DCGのパーツを組み合わせるだけで、直感的にモデルを作ることができます。
作り方は超簡単。目の形や髪形を決め、色を変えて、服装を選ぶだけで、オリジナルVtuberのカスタマイズが完成します。
基本無料で、有料でパーツを追加購入できますが、無料でもかなりのバリエーションがあるので、それだけで小一時間は遊べます(笑)
最近、男性用のパーツも配信されたので、男女どちらも作れます。
さらに、nicocas(ニコキャス)と連動することで、作ったキャラクターですぐにVtuberデビューできます。(生放送も可)
iPhone X/Xs/Xs Maxなら、配信時にはフェイストラッキングARで表情を読み取る優れもの。
唯一の難点は、作成した3DCGモデルをデータ化して出力することができないことです。
なので、ニコキャス以外のメディアでVtuberのアバターに使用することができません。
Vカツ
Vカツにおけるアバターの作り方も、パーツを選んで直感的にできます。
こちらも基本無料です。
スマートフォンだけでなく、PCでもモデルを作成することも可能です。
実際に触ってみて、直感的にサクサク作れるのはカスタムキャスト、より細かい部分(鼻の高さとか)を弄るのはVカツのほうが良いという感じでしょうか。
スマホ版だと、細かい設定をするのが大変なので、PC版をおススメします。
そして、Vカツの最大の特徴は、作った3DCGデータをVRM形式で外部出力できるところにあります。
なので、バーチャルキャストなど(VR配信アプリ)で使用したり、今後、VRMに対応したソフトやツールが現れた時に役立ちます。
今後、自由度はより高くなるでしょうね。
ただし、モデル作成自体は無料ですが、VRM出力には別途5,000円がかかります。
エモモ(Mirrativ)
エモモは、Mirrativ(ミラティブ)という動画配信プラットフォームから生まれたVtuber用のアバターのことです。
作り方はカスタムキャスト、Vカツと同じですが、その二つに比べるとかなりパーツの数は少なく、カスタマイズの仕方もシンプルです。
エモモは、元が動画配信プラットフォームなので、キャラクターを作ってすぐにライブ配信ができます。
ほとんどが、雑談、ゲーム実況で使われているようですね。
とにかく難しいことは抜きにサクッとVtuberを始めたいという方におススメです。
データの外部出力などは今後アップグレードで実装される可能性もあるようです。
VRoid
VRoidは、上記の3つのアプリとは違い、絵を描くようにアバターをモデリングしてきます。
PCでのみ無料で利用可能です。
VRoid公式のこの動画が非常にわかりやすいですね。
作り方は今までのアプリと違いパーツを描いていきます。
そのため、より本格的にVtuberのモデルを作成することができます。
実際に触ってみたのですが、マウスで描くのはかなりしんどかったです。
VRoidを使う場合は、ペンタブは必須ですね。
また、あまり人物の絵を描いたことがないという人には少々難しいかもしれません。
もともとイラストが得意で、よりオリジナリティのあるモデルを作りたい方にはおすすめです。
また、VRoidには動画配信機能はないので、作成した3DCGデータを外部出力し、バーチャルキャストなどで動画配信を行う必要があります。
Vtuberは機材なしでも始められる!
アバターのモデル作るのもめんどくさい!
なんか色々ソフトとか機材買いたくない!
とにかく今すぐ簡単にVtuberやりたい!
という方におススメの、特に機材を用意することなく、Vtuberが始められるアプリをご紹介します。
メイアライブ
メイアライブは、カメラすら不要でVtuberが体験できるアプリです。
動画にあるように、マイクで拾った音声がアバターの口の動きに反映されます。
また、動きはキーボード入力することで、あらかじめ用意されたアクションを行います。
とりあえずPCだけはあるから、Vtuberを試してみたいというかたにはお手軽で良いのではないでしょうか。
モデルを作る必要もありません。
パぺ文字
もし、お使いのスマホがiPhoneX以降なら、パぺ文字が使えます。
フェイストラッキング機能で表情や動きを読み取り、アバターを動かすことができます。(便利な時代になったものだ…)
さらに、ボイスチェンジャー機能まで搭載されているので、おっさんでも女の子Vtuberになれます。(ボイスチェンジについては後述します。)
VカツやVRoidで作成したVRMデータを使うこともできるようなので、オリジナルのキャラクターで配信ができますね。
有料のソフトや機材を使ってのVtuberの作り方
さて、今まで紹介してきたアプリやソフトたちは基本的に無料でお手軽にVtuberを始められるものでしたが、機材やソフトにガッツリ投資して、本格的にVtuberを目指したい!という方向けのツールも簡単にご紹介します。
FaceRig
Face Rigは、まさにVtuber黎明期から存在し、多くのVtuberに愛されているソフトです。
アバターにはサンプルが用意されていますが、オリジナルのモデルを使いたい場合は、知識・勉強が必要になります。
FaceRig本体は1480円ですが、本体だけだとアバターが獣人や宇宙人になってしまうので、ケモナーや人外萌えでもない限りはFaceRig Live2D Module(398円)の追加購入も必要でしょう。
PCで利用するため、表情を写し取るためのWebカメラも用意しましょう(2000円程度のものでもOK)。
また、動画配信機能はないため、OBSなどの配信用ソフトが別に必要になりますし、使っているPCが低スペックだと、FaceRig、動画配信ソフト、ゲームなどを同時に起動することができないという問題も出てきます
PCなどの機材については、こちらの記事も参照してください。
カスタムオーダーメイド3DS
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を利用して配信もできるソフトです。
元々が成人向けVRゲームのため18歳未満は購入できませんが、クオリティはかなり高いです。(そういうコンテンツへの情熱が技術を進化させるのです。)
作り方はカスタムキャストとほぼ同じです。
動画を見たところ、かなり色々遊べそうですね。
HTC ViveかOculus RiftのVRデバイスに対応しています。Viveトラッカーを使えば足や腰などをトラッキングし、全身の動きを再現できます。
ソフトは9,800円。そこにHDMやPCなども用意しなければいけませんので、10万円以上は覚悟する必要がありそうです。
現時点では、女の子キャラしか使えない、他のVRMデータを使えない、出力もできないなどの問題点もありますが、今後進化する可能性はあります。
Vtuberにおける見た目美少女・声おっさん問題
上記で紹介してきたVtuberのアバター作成アプリは、大抵女の子のモデルです。
というのも、やはり人気があり世間に需要があるのは、男のVtuberよりも美少女のVtuberなんですね。
(人気Vtuberランキングも上位はすべて女の子キャラ)
そこで問題になるのが、可愛いアバターを作ったのに、声が可愛くないということ。
もっとも、女性がVtuberを目指す場合の声のハードルは低いでしょうが、おっさんには難しいです。
そういった方のために、美少女風の声の作り方を紹介します。
ボイスチェンジャー
一つ目はボイスチェンジャーを使う方法です。
声のピッチを上げて、男声を女声っぽくする方法です。
直接、ピッチなどを編集する恋声や、声優さんの声に変換してくれるリアチェンボイスというアプリなどがあります。
綺麗な異性の声を出すには、編集の技術だけでなく、しゃべり方にもコツが必要です。
このマグロナちゃんは、中身はおじさんであると言い切っています。
あまりにもクオリティが高すぎて、聴いているとおかしな気分になってきます。これがVtuberの魔力でしょうか。
合成音声
二つ目は、合成音声を使う方法です。
最近人気があるのは、VOICEROIDです。
かなり自然な音声合成を可能にしてくれます。
CeVIO Creative Studioというソフトも人気です。
ただし、合成音声はリアルタイム配信には向いていないという欠点もあります。
タイピングしてすぐ喋らせることもできなくはないですが、イントネーションや音量調整など、感情表現には調整する時間が必要だからです。
一通り動画を作り終えた後に、合成音声を融合するというやりかたになるでしょう。
Vtuberの作り方まとめ
Vtuberの作り方には、いろいろな方法があることがおわかりいただけただでしょうか。
最初はカスタムキャスト、Vカツなどで体験してみるのがいいかでしょう。習うより慣れよです。
より本格的な活動を目指す場合は、HMDなどの機材を購入したり、ボイスチェンジャーで声まで変えてしまうのも面白いかもしれませんね!
バーチャルだからこそ、無限の可能性を秘めたVtuber。今後の進化も気になります!!