公務員はリストラされる心配がなく、比較的安定した職業として目指す人が多い人気の職業です。
公務員試験は職種によっても異なりますが、採用倍率が高いところもあるため、試験対策は入念に行わなければなりません。
公務員試験への受験を検討している方の中には、「公務員試験は独学でも合格できるの?」「予備校や通信講座を利用した方が良い?」と悩む方もいるでしょう。
そこで今回は公務員試験は独学でも合格できるのか、また独学で公務員を目指す場合のスケジュールから独学のメリット・デメリットや、おすすめの勉強法まで詳しく解説していきます。
これから公務員試験を受験する方はぜひ参考にしてみてください。
- この記事でわかること
- 公務員試験に独学でも合格できる理由
- 公務員試験に独学で合格するための勉強法
- 公務員試験を独学で受験するメリット・デメリット
- 公務員試験を独学で受験する際の参考書・過去問の選び方
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公務員試験に独学で合格することはできる?
これから公務員試験を受験しようと考えている方にとって、公務員試験に独学で合格することはできるのか、対策講座を受講すべきなのかが悩みどころです。
まずは、公務員試験に独学で合格することは可能なのか、独学で挑む際に意識しておきたい勉強のポイントについて解説します。
可能だがまったく勉強せずに合格することは難しい
公務員試験に独学で合格することは可能ですが、まったく勉強せずに合格することは困難です。
独学では、出題傾向の変化や法改正など日々変わる情報に対応できず、スクールや通信講座を受講している人と比べて最新情報に疎くなります。
また、面接や論文、グループワークなどが試験に含まれている場合もあるため、事前に訓練を積んでいなければほかの受験生に遅れを取ることになるでしょう。
公務員試験は、自治体や地方公務員・国家公務員のどちらを目指すかによっても難易度は異なりますが、およそ10倍程度の倍率になるケースがほとんどです。
つまり合格率は10%程度になるため、試験対策は入念に行う必要があります。
自分に合う方法で効率良く勉強を進めることが大切
公務員試験の勉強は、自分に合う方法を見つけて効率良く勉強を進めることが試験突破への近道です。
スクールや通信講座の受講は、講師による指導を受けられるメリットがある反面、生活リズムによっては講座の受講に時間を割くことが難しい場合もあります。
もちろん、スクールや通信講座によっては、あとから繰り返し講座を視聴できる配信タイプの受講方法を選択することも可能です。
しかし、働きながら仕事と両立して受験する方や、学生でも学業と両立しながら勉強を進めていく場合、タイトなスケジュールをこなさなければなりません。
独学であれば勉強時間の融通が利くメリットもあるため、自分にはどのような方法が合うのかを考えながら、効率良く学習していきましょう。
苦手分野は通信講座やスクールを受講するのもおすすめ
公務員試験を独学で勉強する場合でも、通信講座やスクールを活用する方法はあります。
例えば、パッケージタイプの総合講座を受講するのではなく、苦手分野や念入りに準備しておきたい分野の対策に特化した単科講座を受講するのもおすすめです。
独学で対策することが難しい面接や論文などは、通信講座やスクールを受講して練習や指導、添削を受けた方がスムーズに学習できます。
費用がかかることがネックとなって、通信講座やスクールの受講を迷っているのであれば、必要科目に絞って単科講座の受講を検討してみると良いでしょう。
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公務員試験とは?地方公務員と国家公務員の違い
ここからは、公務員試験とはどのような試験のことなのか、地方公務員と国家公務員の違いについて解説します。
受験する試験の種類を間違えると、まったく異なる職種に就くことになるため、自分が目指す職業に就ける試験を受験するようにしましょう。
公務員になるために受験する試験のこと
公務員試験とは、公務員になるために受験する試験のことです。
さまざまな種類の試験があり、大きく分けて地方公務員と国家公務員の2種類に分類されます。
公務員は、役所や各種公共施設で勤務する職員のほか、警察官や消防官なども公務員です。
受験する試験の種類によって難易度が異なるほか、試験ごとに従事できる職種にも違いがあります。
公務員試験では、一般的には1次試験で筆記試験が実施され、2次試験では面接やグループワーク、集団面接などが実施されるのも特徴です。
地方公務員について
地方公務員とは、地方公共団体で従事している公務員のことです。
例えば、都道府県庁や市区町村役所、税務署、消防署、警察署など、地域にあるあらゆる公共施設で働く職員を指すため、職種は多岐にわたります。
地方公務員になるには、各自治体で行われている公務員採用試験を受けなければなりません。
国家公務員と違い、採用された地域での仕事に従事するため、転勤範囲が限定的になったり、地域のあらゆる課題に密接に関わる仕事が中心になる点が特徴です。
地方公務員試験とは?試験内容・合格率・試験対策や独学受検のポイントを徹底解説
国家公務員について
国家公務員とは、国の公官庁など行政・国家機関に勤める職員のことです。
地方公務員とは異なり、国全体の自治活動に携わるため、地域密着型ではなく国全体を俯瞰して課題と向き合う立場になります。
例えば、各省庁で働く職員のほか、皇宮護衛官や衆議院事務局員なども国家公務員です。
また、警察官や消防官の場合、警察庁や消防庁などの中央機関に勤める役職は国家公務員、各自治体の警察署や消防署で活動する職員は地方公務員となります。
地方公務員も国家公務員も、それぞれに公務員試験を突破しなければ従事することができません。どちらも、国や地方自治体の経済活動・安全維持に欠かせない職業です。
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公務員試験には独学でも合格できる3つの理由
公務員試験はどの自治体でも非常に人気の高い職種試験ですが、独学でも十分に合格できる可能性が高いです。
試験に独学で合格できる理由は、以下の通りです。
- 書店で独学用のテキストが簡単に手に入る
- 試験の出題傾向が絞りやすい
- 独学で合格した人も多数いる
以下で詳しく解説していきます。
理由①書店で独学用のテキストが簡単に手に入る
公務員試験の受験生をサポートするためのテキストや参考書は、一般の書店でも豊富に取り揃えられています。
これらの教材は、試験の基本的な概要から、具体的な解答技術、さらには過去問題の分析まで幅広くカバーしており、独学で学習を進める上で非常に有用です。
特に、初心者向けから上級者向けまでレベル別に用意されているため、自分の現在の理解度に応じて最適なテキストを選ぶことができます。
また、最新の出題傾向を反映した教材の更新も頻繁に行われているため、常に最新の情報を手に入れることが可能です。
理由②試験の出題傾向が絞りやすい
公務員試験は、その性質上、出題範囲や傾向が比較的明確に示されています。
このため、受験生は効率的な学習計画を立てやすく、重要な分野に集中して対策を進めることができます。
特に、過去数年間の試験問題を分析することで、出題されやすいトピックや、試験官が重視するポイントを把握することが可能です。
このような情報は、独学で学習を進める上で非常に重要なガイドラインとなり、学習効率を大幅に向上させることができます。
理由③独学で合格した人も多数いる
公務員試験に独学で挑戦し、成功した人は少なくありません。
実際に独学で合格した人々の体験談や学習方法は、書籍やインターネット上で多く共有されています。
これらの情報を参考にすることで、独学者でも有効な学習計画の立て方、効率的な勉強方法、試験当日の対策など、実践的なアドバイスを得ることができます。
また、これらの成功例は、独学での挑戦を考えている人々にとって、大きなモチベーションとなり得ます。
自分と同じように独学で挑んだ人々が成功を収めた事例を知ることで、試験準備を進める上での自信につながります。
公務員試験に独学で合格するためのスケジュール
公務員試験合格までにかかる勉強時間は平均で約1000時間~といわれています。
ただし、これはあくまで目安であり、国家総合職を受けるか地方中級を受けるかといった職種によってもかなり変わってくる数字であることは留意してください。
上記を踏まえ、1年間かけて独学で試験合格を果たすためのスケジュールが上の画像になっています。
国語力は身に着けるのに時間がかかるため文章理解は長期的に時間を取り、日常生活であまり馴染みのない法律系の科目は早めに対策を講じるようにしましょう。
特に「数的処理」「憲法」「民法」「経済学」の4つは最重要科目であり、範囲も広く着実に問題数をこなしていけば得点が取れるため、理系科目に苦手意識のある方はまず苦手を克服するつもりで取り組んでいくのがおすすめです。
公務員試験を独学で受ける人の割合
予備校に通う人と独学で頑張る人の割合は、おおよそ6:4になっています。
これは場所によって多少異なってきますが、予備校に通って合格する人の方が多いと言って良いでしょう。
大手予備校をはじめ今では通信講座も充実してきているので、日常が忙しくても仕事との両立をうまく図りながら勉強できている人も増えています。
予備校や通信講座などプロの手を借りながら勉強できるのは大きなメリットですし、何より勉強法が失敗しにくいというのが大きな特徴です。
公務員試験に独学で合格を目指す勉強法
それでは、独学で公務員試験に挑む場合、どのような方法を取れば良いのかを解説していきます。
自分の力で頑張ろう、と思っている人はぜひ以下のポイントに注意してみてください。
勉強法①自分が受ける自治体を決める
参考書を買っていきなり勉強する前に、まず「どこを受けるのか」を決めておきましょう。
公務員試験と一口に言っても試験制度が異なっているためです。
例えば、市役所などの地方中級公務員の試験ではA、B、Cの日程があり、一次試験が教養試験のみで専門科目がない場合、記述式試験がない場合があります。
また、そもそも国家公務員を受けるのか地方公務員によって勉強方法も異なるため、このステップは忘れないようにしたいものです。
勉強法②苦手なものから優先順位をつけていく
参考書を開いて一番最初から順番に解いていくよりも、事前に「自分はどの科目が苦手なのか」を考え、そこから潰していくことをおすすめします。
中には1年以上時間をかけられる人もいますが、大半の人が半年~1年のスパンで受験勉強をするため、限られた時間の中でもどのように時間配分をするかが重要になってくるのです。
また、問題集は3~5周するのを目安にしてください。
インプットとアウトプットを交互に行うことによって、知識の定着を図れるようになります。
勉強法③過去問を活用する
ある程度の知識をインプットできたら、積極的に過去問を解いていきます。
早い段階で過去問を解いておくことによって出題者側の傾向も掴める上に、本当に必要なところだけに絞った対策が可能になるからです。
過去問で出た内容を意識しながら暗記物をしたり復習したりすることによって、頭に入ってくる感覚も全く違うものになります。
まだ勉強し始めたばかりだから、と先延ばしにするのではなく、過去問はなるべく春~夏の間に1度手をつけておくと良いでしょう。
勉強法④面接対策に力を入れる
独学で試験対策をする場合、二次試験である個別面接や集団面接、集団討論の対策がネックになってくるでしょう。
面接では過去・現在・未来のことなどエントリーシートを基に深掘りされていきます。
ちなみに、面接官が数人以上いる自治体もあるため、自分が受験する地域に合わせた対策が必要になってきます。
一人では適切な面接相手を見つけられず、また客観的に自分を見ながら改善していくのも難しいため、独学での面接対策は少し難しさがあるといえるのではないでしょうか。
改善方法として自分が話している様子を録画して見返したり、鏡を見ながら覚えた言葉を話してみたりなどが考えられます。
出来る限り第三者の立場に近くなるようにするのがポイントです。
公務員試験を独学で勉強するメリット
難関である公務員試験も、自分でしっかりと対策ができれば独学でも突破可能です。
ここでは独学で行うメリットを見ていきましょう。

メリット①費用が安い
まとまったお金が用意できない大学生や経済的に苦しい社会人にとって、「費用が安く済む」ことは最大のメリットです。
自分に必要な参考書、問題集といったテキスト代、また模試を受ける場合はその交通費などで済むため、最小限の出費で合格を目指すことができます。
予備校・通信講座を受けると少なくとも10万円~数十万円の料金がかかることに比べ、独学ではおよそ5万円以下で抑えられるでしょう。
メリット②自分のペースで勉強できる
カリキュラムに縛られたくない、授業のために時間を取られるのが嫌だ、という人も多いのではないでしょうか。
独学では限りなく自分のペースで学習できるのが特徴です。
予備校ではどんどん授業が進んでいくため、分からないところを理解できるまで教えてもらったり、反対に既に理解できているところを飛ばして勉強したりすることが難しいです。
その点、あくまで自分がまだ分かっていないところだけを強化できていく独学にはメリットがあるといえます。
公務員試験を独学で勉強するデメリット
それでは、反対に独学のデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
メリットがある分、注意しておくべきポイントも存在しています。
予備校・通信講座を利用した場合との比較も交えながら説明していきます。

デメリット①正しい勉強法を取りにくい
独学は自分との孤独な戦いです。
そのため「自分の勉強法が本当に正しいのか」と悩み、スランプに陥ってしまう受験生が続出します。
1人で勉強計画から計画の修正までを行わなければいけないため、相談できる相手がいないのもデメリットでしょう。
結果が出ない、と思っても自分で改善点を分析し、良い成果に結びつけていくのは至難の業。
それに対し予備校などでは他の受験生の進み具合を見て自分の反省に繋げることもできますし、プロの講師にすぐに分からないことを聞けるのが強みといえます。
デメリット②モチベーションを維持しにくい
公務員試験は勉強面だけを頑張っていればいいというものでもありません。
半年~1年以上の中長期的な試験勉強期間になるからこそ、精神面でも誰かのサポートを得ることが必要になります。
予備校にはプロの講師や学校スタッフとの定期的な面談、受講生との交流によってコミュニケーションを取れる場がありますが、独学ではそういった相談できる相手を見つけることは難しいでしょう。
そのため、継続性という面においても独学は不利といえます。
デメリット③面接対策ができない
相談に乗ってくれる相手がいない場合、独学では面接対策も難しいものになります。
面接試験は実戦形式で慣れていくか、また過去に出題された質問内容を把握して事前に準備しておくことが練習のベースになってきます。
しかし、情報交換をする相手がいないとそういった過去問を入手することも一筋縄ではいきません。
1人では面接対策はできない、と言っても過言ではないでしょう。
公務員試験へ独学で勉強するのが向いている人の特徴
公務員試験へ独学で挑戦するのは勉強時間が長期化することもあり、向き不向きがあります。
公務員試験へ独学で挑戦するのが向いている人の特徴は以下の通りです。
- 継続して勉強した経験のある人
- 科目ごとの勉強時間の配分が得意な人
- 大学で関連科目の知識がある人
以下で詳しく解説していきます。
継続して勉強した経験のある人
公務員試験に独学で挑戦するのが向いている人の特徴として、継続して勉強した経験のある人が挙げられます。
公務員試験は年に1回の試験に向けて年間を通して勉強する必要のある試験です。
出題範囲も広く、法律から数学関連の科目まで幅広い科目をカバーしていく必要があるのです。
そのため長期間かけてコツコツと継続して勉強した経験がないと、途中で勉強を挫折してしまうことにもなりかねません。
受験勉強や資格試験など継続してコツコツと勉強した経験値がある人の方が、独学で挑戦しても合格できる可能性があるといえます。
科目ごとの勉強時間の配分が得意な人
科目ごとの勉強時間の配分が得意な人も、独学で野公務員試験の挑戦に向いているといえるでしょう。
上述した通り、公務員試験では多数の受験項目がありますから、上手く時間配分をして得点源の試験の対策を行う必要があります。
無駄な時間配分をせずに、勉強を効率よく進められる人であれば、独学でも目標の合格時期に合わせて学習を進められるでしょう。
大学で関連科目の知識がある人
大学で法学や社会学などの関連科目の知識がある人も、公務員試験の独学挑戦に向いているといえます。
大学では法学部や社会学部などの専門学問が開講されています。
出題範囲も公務員試験の範囲と被っていることが多く、大学の講義で受講している内容を活用して学習をすすめることが可能です。
関連科目の知識があると他の科目よりも勉強に割く時間が短くなりますので、他の科目を重点的に対策できる時間が生まれます。
特に法学部で学んだ経験がある方は、様々な分野で知識を活用できるため他の学部よりも有利に働くことが多いです。
公務員試験へ独学で勉強するのが向いていない人の特徴
公務員試験に向けて、独学で勉強するのが向いている人もいれば、向いていない人もいます。
公務員試験対策を独学で行うのに向いていない人に共通する特徴は、以下の3点です。
- 勉強に対するモチベーションが維持できない人
- 計画を立てることが苦手な人
- 面接や論文の対策に不安がある人
それぞれ詳しく解説します。
勉強に対するモチベーションが維持できない人
公務員試験の受験を独学で行うのに向いていないのは、勉強を継続するモチベーションが維持できない人です。
公務員試験は、受験する試験種によって異なるものの、幅広い分野の試験対策を行わなければなりません。
法律知識や教養のほか、上述した面接や論文なども繰り返し学習する必要があります。
独学ではスケジュール管理や添削を含め、勉強をすべて自分で進めなければならないため、モチベーションが低下して途中で挫折する人が多いのも特徴です。
そのため、自分で勉強のモチベーションを高く維持し続けることが苦手な方は、スクールや通信講座の受講を検討した方が良いでしょう。
計画を立てることが苦手な人
独学で公務員試験に挑むには、勉強のスケジュールや進捗に合わせた計画を立てることが必要不可欠です。
計画を立てたりスケジュール管理を行ったりすることが苦手な人は、独学には適していません。
試験当日までの学習計画は、最初に計画を立てた通りに学習が進むとは限らないためです。
例えば、習得に時間がかかる単元が出てきたり、学業や仕事との両立で思うように勉強時間が確保できなかったりして、遅れが生じるケースも多々あります。
計画を立てることが苦手な人は、状況に応じて柔軟に計画を修正することも難しいでしょう。
うまく学習のスケジュールが立てられないまま独学で受験すると、試験対策が試験本番までに間に合わない可能性があります。
面接や論文の対策に不安がある人
独学で公務員試験を受験するのに向いていないのは、面接や論文などの対策に不安がある人も同様です。
面接や論文が得意な人であれば、択一式試験の学習などは参考書や過去問を利用して独学でも学習することができます。
しかし、面接や論文には基本的に定められた正解がなく、独学で訓練を積むことは困難です。
例えば、スクールや通信講座を利用し、合格するポイントを知っている講師に指導を受けるなどして、対策を行わなければなりません。
そのため、面接や論文の試験に不安がある場合は、独学にこだわらずプロの手を借りることを検討した方が良いでしょう。
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公務員試験を独学で勉強する際の参考書・過去問の選び方
公務員試験の対策を独学で行う際に、活用するのは参考書や過去問などの教材です。
公務員試験対策の書籍は多数出版されており、自分に合うものを選んで効率良く学習する必要があります。
やみくもに手を広げても試験で役立つ知識は定着せず、かと言って1冊での学習に終始していると知識が偏りかねません。
ここからは、公務員試験の対策を独学で行う際に意識しておきたい、参考書や過去問を選ぶポイントについて解説します。
インプット用の参考書を選ぶ
公務員試験対策を独学で行う際、まずは基礎知識のインプットができる参考書を活用しましょう。
基本的な知識とは、試験問題を解けるだけの知識が身に付けられるような基本集となる参考書のことを指します。
また、実際の試験でどのような問題が出題されるのか、出題範囲の全体像を具体的に捉えることも、勉強スケジュールのコントロールに欠かせない重要なポイントです。
基本的な知識がないまま過去問に取り組んでも、まったく解答することができません。
そのため、まずは自分が受験する公務員試験の種類に合わせて、基礎知識が身に付けられる参考書を購入しましょう。
過去問や想定問答集でアウトプット力を磨く
公務員試験に独学で挑む際、参考書でインプットばかりしていては試験本番での実践力が身につきません。
そのため、過去問や想定問答集などを活用して、アウトプット力も積極的に磨いていきましょう。
アウトプット力とは、出題意図を素早く正確に読み解く力や、制限時間内に解答するための時間配分など、試験突破に必要な実践的能力のことです。
どれだけ知識が身についていても、アウトプット力がなければ試験本番で実力を発揮しきることができません。
参考書で基本的な知識を身に付けたら、過去問や想定問答集で積極的に実践問題にチャレンジしていきましょう。
シリーズで揃えるのもおすすめ
参考書や過去問集の中には、シリーズ化されているものもあります。試験全体を体系的に学びたいのであれば、参考書や過去問をシリーズで揃えるのもおすすめです。
例えば、過去問を解いていて理解できていないことが出てきた際に、シリーズで参考書も揃えていれば、問題解説を読み込みながら基礎知識の再インプットに取り組むことができます。
また、参考書や過去問の中には、有名スクールの講師が著者の書籍も多くあるため、同じ講師から一貫した解説が受けられるのもシリーズで揃えるメリットです。
対策が難しい記述式や論文対策は通信講座を活用する
公務員試験の中でも、記述式や論文などの対策は独学で行うことが難しいため、通信講座やスクールを活用すると良いでしょう。
記述式や論文試験の場合、過去問を解いても正答できているのか、合格基準を満たせているのかを自分で判断することは困難です。
そこで、通信講座やスクールを受講してプロの講師による添削や指導を受ければ、独学では難しい記述式や論文の対策も入念に行うことができます。
通信講座やスクールによっては、記述式や論文試験の集中講座を開講しているところもあるので、独学での対策に不足を感じたときは積極的に活用しましょう。
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公務員試験対策のおすすめ通信講座「アガルートアカデミー」
受講を検討すべき通信講座は数多くありますが、当サイトで最もおすすめしたいのは「アガルートアカデミー」。
2015年に新設されたばかりの新進気鋭の学校ながらも、幅広い分野で圧倒的な実績を出していたり、また手厚いサポートが受けられたりなどといった強みを誇っています。
そんなアガルートアカデミーを活用するメリットについていくつか紹介していきます。
魅力①多様なコースと充実したカリキュラム
アガルートによる公務員試験講座の優秀ポイントは、多様な進路に対応したカリキュラムが用意されているところ。
国家総合職(法律区分・教養区分)、地方上級・国家一般職、市役所・国立大学法人、また国税専門官、裁判所職員などといった専門職に対応しています。
これほど充実したコースが用意されている通信講座はそうそうないため、公務員のあらゆる職種に道が開けていると言っても良いでしょう。
また、カリキュラムの中には面接対策も含まれています。
対面、オンラインどちらでも回数無制限で指導を受けられるので、自分が納得いくまで練習を重ねることも可能です。
魅力②講師からの手厚いサポートを受けられる
通信講座であっても、勉強以外のサポートは万全です。
例えば「公務員試験ホームルーム」という制度。
講師と受講生同士が双方向的にコミュニケーションでき、勉強の分からない部分や受験にあたって不安なところを相談できる場になっています。
また、これだけでなく1ヶ月に1度の講師との定期面談もあるため、メンタル面のケアもしてくれます。
孤独な戦いになりがちな受験勉強生活も楽しみながら駆け抜けられる制度が整っているといえるでしょう。
魅力③キャンペーンを利用してお得に受講可能
アガルートでは元々の値段はそれほど安くはないものの、割引制度が充実していることにより、業界最低水準で受講することが可能です。
具体的には、元々の定価の30%引きで受講できるなど、大幅に安くなるカリキュラムも存在しました。
合格後のアフターフォローもあり、内定者得点として受講料全額返金制度や3万円の内定祝い金プレゼントなど、何としてでも合格したくなる体制が揃っています。
アガルートで現在開催中のセール情報
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公務員試験は独学でも十分に対策すれば合格できる
公務員試験の突破は独学でも可能ですが、地方上級~国家公務員レベルになると難易度が高くなっていきます。
もし独学で勉強する場合は、受験する自治体の決定、苦手分野からの勉強などを意識しましょう。
また、通信講座を利用したいと思った方は、一生に一度あるかないかの公務員試験、ぜひアガルートアカデミーの利用を検討してみてはいかがでしょうか。