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入国審査官になるには?試験の難易度や仕事内容・気になる年収についてご紹介

更新日:2024-04-12

入国審査官になるには?試験の難易度や仕事内容・気になる年収についてご紹介

海外への出国や入国の際に、ビザの確認や審査を行ったり、海外の大使館などでビザの発給業務に携わったりする仕事が入国審査官です。

入国審査官は、海外旅行やビジネスでの渡航で関わる機会が多い仕事で、日本の安全と国民生活を守る役割を担っています。

では、入国審査官になるには、具体的にどのような試験やルートを経れば良いのでしょうか。

今回は、将来入国審査官を目指している方のために、入国審査官になる方法の選択肢や、試験の概要、難易度について解説します。

また、入国審査官の仕事内容や年収の目安も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

    この記事でわかること

  • 入国審査官とはどのような仕事なのか
  • 入国審査官になる方法と選択肢
  • 入国審査官の試験の概要と難易度
  • 入国審査官の平均年収

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入国審査官とは?

入国審査官とは、空港や港などモノやヒトの国際的な出入りが生じる場所で勤務し、それらの審査を行う仕事です。

入国審査官は、我が国を訪れる外国人の出入国の管理、我が国に在留する外国人の在留管理、出入国管理及び難民認定法(以下「入管法」という。)違反者に対する違反審査及び難民の認定に係る調査、受け入れた外国人との共生社会の実現に向けた受入れ環境の整備など各種の業務等を行うことにより、日本の安全と国民生活を守りつつ国際交流の円滑な発展に貢献しています。

引用:入国審査官とは|出入国管理庁

入国審査官は、出入国審査だけでなく日本に滞在する外国人のビザなどの管理も行い、日本の治安を守ります。

日本国内には外国人による不法滞在や不法入国、また密輸などに関する問題が少なからず存在し、それらの脅威を取り払い厳しく取り締まるのが入国審査官の使命となります。

入国審査官は法務省入国管理局に所属する国家公務員という肩書ですが、勤務場所は省庁ではなく全国にある空港や港、その他入管管理センターなどになります。

入国審査官の仕事の魅力

入国審査官は入管ブースでパスポートやビザの確認など、業務上非常に単純作業な内容もあるためその点に関して苦労を感じてしまうことがあります。

また、場合によっては不法入国者や犯罪者などと対峙し取り調べや追求をしなければならないため精神的な面でも負担がかかります。

しかし、入国審査官の最大の使命は入国審査を厳重に行うことによって日本の治安と安全を守ることであるため、その使命感のもと大変やりがいを感じることのできる職業でもあるのです。

入国審査官の仕事内容

入国審査官は日本社会の安全を守る職業と言っても過言ではありません。

それでは入国審査員の主な仕事内容についていくか一緒に見ていきましょう。

その1:空港や港の入管での入国審査

入国審査官の主な仕事は空港や港に設置されている入管ブースにて入国審査を行います。

主に日本に入国してくる外国人に対して、パスポートやビザを確認し審査を行い入国の可否を決定します。

基本的に何も問題がなければスムーズに入国審査をすることができますが、ビザやパスポートに何かしらの不備や問題がある際には別途取り調べを行う場合があります。

また、不法入国の疑いがある場合、テロリストや犯罪者の場合、拳銃や違法薬物等の密輸の疑いがある場合などそれらを未然に防ぎ日本の安全と治安を守ることも入国審査官の使命となります。

それらの問題が発覚した際には、入国警備官と連携しながら違反審査を行い警察等への引き渡し業務も行うことになります。

その2:日本に滞在する外国人のビザ等の管理

入管での入国審査以外にも、日本に滞在する外国人のビザの管理を行うのも入国審査官の重要な仕事となります。

日本に滞在する外国人に対して、所有しているビザを元に在留期間を定めたり滞在目的、滞在期間の延長申請があった際にはそれらの処理に対応します。

また、滞在期間が一定日数を超える「オーバーステイ」や入国後に不法入国が発覚した場合には、警察などの機関と連携して捜査及び取り調べを行います。

そして、不法滞在をしている外国人に対して収容令書や退去強制令書などの発行を行います。

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入国審査官になるには?

入国審査官になるには、以下の流れで試験を受けていく方法が一般的です。

  1. 国家公務員一般職の採用試験を受ける(筆記・面接など)
  2. 出入国在留管理庁(局)の試験を受ける(面接など)
  3. 採用後は法務事務官として入国審査官の補佐などで経験を積む
  4. 入国審査官として職務に従事する

入国審査官を含む、法務省に所属する国家公務員になるには、まず国家公務員採用一般職試験を受験する必要があります。入国審査官になるための独自の試験はありません。

国家公務員採用一般職の試験を突破したのち、希望する地域を管轄している出入国在留管理庁の業務説明会に参加したり、面接を受けたりして採用決定を待ちます。

採用後は、法務事務官として入国審査に関する基礎知識を学んだり、入国審査官の補助を行ったりして実務経験を積んだのち、入国審査官として働く流れです。

入国審査官の試験内容・難易度

国家公務員採用一般職試験は、「大卒程度」「高卒程度」の2種類に区分されており、受験するためにはそれぞれの学歴を満たしている必要があります。

試験の内容としては、法律や政治、行政や経済などに関する専門知識が問われるため、決して難易度の低い試験ではありません

国家公務員試験は官僚を目指す方や国家公務員になる方も受験する試験であるため、もともとの倍率も非常に高く合格するためには大学や専門学校にて専門の知識を身につける必要があります。

入国審査官になるには語学力も不可欠

入国審査官は業務上外国人を相手にする機会が多いため、当然英語や中国語などの一定の語学スキルは必要となります。

採用の際に特別な条件はありせんが、英語・中国語その他主要言語に関して日常会話程度以上のレベルが必要となり、また入国やビザ関する業界用語も覚える必要があります。

語学力の他にも入国審査官は不法入国者や密輸容疑者などに対して捜査や審査をすることになるため、入国審査官になるにはいつでも毅然な態度を維持する力も重要になります。

入国審査官の平均年収

入国審査官の気になる年収ですが、入国審査官は国家公務員であることから他の職業の国家公務員と同様に平均年収は670万円程度となっています。

基本給に加えて、勤続年数や昇給等によって受け取る手当や待遇、またボーナスもあるため、給与や雇用面に関しては非常に安定している職業と言えます。

入国審査官は空港から国内外の治安を守る重要な仕事

今回は入国審査官になるにはどのような方法があるのか、主な仕事内容も含めて紹介しました。

入国審査官の仕事は決して派手な内容ではなく、審査や取り調べなど非常に忍耐力を必要とする業務がたくさんあるため苦労を感じてしまうことも珍しくはありません。

しかし、テロリストや不法入国者などの脅威から私達の安全で平和な生活を守るという非常に重要な使命がある職業であるため、大変やりがいを感じることができます。

将来入国審査官を目指している方は以上で紹介した内容をぜひ参考にしてください。