通信制高校からの就職って不利になるの?就職を有利にするスキル徹底解説! 更新時間 2023.08.27
この記事を読んでいる皆様は通信制高校卒業後に進学するか、就職するか悩んでいると思います。
数多くの悩みがある中で、通信制高校に進学することで「就職が不利になるのではないか。」
という心配を持っている方が多くいるでしょう。
ですが、安心してください。
今回この記事では就職有利に進めるために必要な資格や、通信制高校の就職実績まで幅広く解説していきます!
通信制高校について詳しく知りたい方は「通信制高校とは?」もあわせてチェックしてみてください!
通信制高校からの就職は不利ではない
では実際に通信制高校に進学すると、就職は不利になってしまうのでしょうか。
結論から言うと、必ずしも不利になってしまうことはありません。
世の中の多くの人は通信制高校がどんなところかわかっていない人が多いです。
通信制高校には少し問題を抱えている人が集まっている、という偏見を持つ人もいるため不利になってしまうこともあるでしょう。
採用側に悪い印象を与えないためにも、通信制高校の特徴でもある自由な時間を活かして、色んなことにチャレンジしていきましょう!
通信制高校卒業後の3つの進路
大きく分けると通信制高校の卒業後の進路は、大学進学、専門学校進学、就職の3つになります。
上記3つ以外のニートやフリーターにはならないように気を付けましょう。
自分が熱中することのためのアルバイトは問題ありませんが、そうでない理由は今後の人生に良くない印象しか与えません。
次の項目では通信制高校卒業後の進路について1つずつ解説していきます。
通信制高校から就職する人の職種
通信制高校卒業後に就職する方は一定数いますが、実際の就職先はどんなところがあるのでしょうか?
多いパターンとしては、地元企業に勤める方が多いです。
大卒からでしか採用してくれない企業もありますし、高卒で大手企業に就職するには相当な努力が必要になります。
工場勤務や、簡単な事務の仕事にしか就けなくなる可能性もあります。
公務員も一つの手段ですが、公務員になるにも国家公務員に合格する必要があります。
選択肢を増やすためにも、今からできることはたくさんあります。
今からできること
自分が興味を持ったことにはとことんチャレンジしてみてください!
どんな理由でもいいのです。
就職する上で人間的な部分は重要なので、とにかく多くのことを経験することがとても大切になってきます。
また資格を取ることも有効な手段です。
1つ資格があるだけでも就職活動は有利に進みますが、多くの資格を持っていることで損はしませんし、選択肢も広がります!
通信制高校と就職の関係について、さらに詳しく知りたい方は「通信制高校からの就職は不利?理由や対策を徹底解説!」をご覧ください!
就職に有利な4つの資格
この世の中には数え切れないほどの資格があります。
資格の難易度もそれぞれ全く違い、難しい資格だと合格率が数%になることもあります。
では高校生が持っていたら、就職時に有利になる資格はどんなものがあるのでしょうか。
高校生でも比較的取得しやすい4つの資格を紹介していきます。
一つずつ資格を取得するための知識やレベルも併せて紹介します。
資格①簿記
1つ目は簿記です。
簿記の資格は持っているとどんな仕事にも役に立ちます。
そもそも皆様は簿記の意味をご存じでしょうか?
簿記はお金や財産などの営業の取引を記録することを意味します。
お金の出し入れはどんな企業でも扱うので持っていて得しかありません。
簿記検定のレベルに関しても、初級から1級まであり、3級は半数近く合格しています。
しかし1級の合格率は10%前後となっているので、持っていると更に就職を有利に進めることができます。
資格②マナー検定
2つ目はマナー検定です。
マナー検定とは、社会人として職場や日常で要求されるマナーを評価する資格です。
実際に大学を卒業している人でも、完璧なマナーを身に付けている人は少ないです。
私自身もよく敬語や、お客様との対応でよく注意されていました。
1級から3級まで難易度は用意されていて、3級と2級はどちらも合格率は70%以上を優に超えています。
しかし、1級は25%まで下がるため、ある程度勉強をする必要があるようです。
資格③日本語検定
3つ目は、日本語検定です。
これは日本語の正しい使い方を測定するための試験です。
私たちが普段何気なく使っている日本語も、実はまったく意味が違っていたなんてことも少なくありません。
大人になってから日本語の使い方を指摘されると恥ずかしいですよね。
正しい日本語の使い方を身に付けて、仕事場でも指摘されないようにしましょう!
資格④TOEIC
4つ目はTOEICです。
日本では英語が話せる人が、他の国に比べるととても少ないです。
TOEICの点数が高いだけで欲しがる企業もあります。
それぐらい英語が話せる人は重宝されているのです。
ちなみに大手メガベンチャーの楽天は、TOEIC800点以上を求められます。
TOEICの高得点を狙うのは少し難しいですが、高い点数を取っておけば選択肢が広がるので頑張りましょう!
就活時によく聞かれる3つ質問
実際に就職で選考を進めていくと、よく聞かれる質問があることに気付きます。
就職を控えている皆様もどんな質問を聞かれるのか気になりますよね?
就職を進めるうえで面接の対策をすることはとても大切です。
何回も練習して面接に慣れることが重要。
人生をかけた一発勝負の面接に向けて、少しでもお力になれたら嬉しいです!
質問①通信制高校に進学した理由
まず1つ目は、通信制高校に進学した理由です。
やはり全日制ではなく通信制に進学した理由は、採用側も知りたがるようです。
この質問に対しての答え方として正しいのは、正直に答えることです。
変に話を盛ったり、大きくしすぎたりすると後から回収することが難しくなるので、噓をつくことは絶対にやめてください。
嘘をついてバレると信用を失うことになります。
質問②通信制高校で何を学んだか
2つ目は通信制高校で何を学んだか、です。
この質問の意図としましては、勉強面ではなく学校生活の中で学んだことを答えるのが良いでしょう。
とは言っても通信制高校は学校に行くことは少ないですが、その中でも人と関わる中で学んだことでもいいのです。
普段の学校生活で、勉強以外で学んだことを思い出してみてください。
そうすることでこの質問の対策ができるようになるでしょう!
質問③通信制高校での体験談
3つ目は通信制高校での体験談です。
これは具体的にはシンプルにあなたの体験してきたことが気になっている質問です。
ですがこの質問に関してもただ答えるだけでなく、体験から何を学んだかを重要視しています。
どんな質問に対しても、必ずプラスアルファで答えるようにしてください。
自分がその時何を感じ、どう思ったのかまで答えることができたらベストです!
結局のところ進学か就職どちらがいいの?
ここまで就職についてお話しましたが、では実際のところ進学か就職どちらがいいのでしょうか。
結論から言うと、どちらが良いということはありません。
進んだ先で自分は何ができるのかが大切になります。
より多くのことを学びたいのであれば進学することも一つの手です。
ですが早いうちから就職したら、同学年の人よりも早いうちから自由に使えるお金を貰うことができます。
どちらの道にも魅力はあるのです。
選択肢を増やしたいなら大学に行った方がよい
選択肢を増やしたいのなら大学に進学した方がよいです。
どうしても憧れの企業に勤めたいとか、入社したい企業が大手なら大学に進学することをおすすめします。
先ほども言いましたが、求人票を見ても最終学歴が大卒以上という企業ばかりです。
将来やりたいことがなくても、とりあえず大学に進学して、選択肢を増やすということも一つの手です。
通信制高校の印象
そもそもの話、世間一般の方の通信制高校に対する印象はどうなのでしょうか?
実際のところ、通信制高校に対していい印象を持っている人は少ないです。
就職する時に最初からフィルターをかけられることもよくあります。
しかし、個人の意見や考えを尊重することが大切になってきた今の世の中では、理解がある人が増えてきたのも事実です。
次の項目では全日制との進路状況の違いを解説していきます!
全日制との進路状況の違い
通信制高校と全日制高校の卒業後の進路状況はかなり違いがあります。
最も大きく異なる点は、大学進学率です。
全日制は55.0%と半数以上の学生が大学に進学するのに対し、通信制は17.5%と、約3分の1まで下がります。
その他にも通信制の学生は、約40%近くもの学生が卒業後にニートやフリーターになっていることがデータよりわかっており、通信制に良い印象を持っている人が少ないという理由に繋がっています。
まとめ~就職しているか悩んでいる君へ~
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今悩んでいる方の参考になったでしょうか?
就職すると決めた人はしっかりと自分自身と見つめ合い、なにがやりたいのかじっくり考えてみましょう。
進学を決めた学生の方は、自分の学びたいことに向かってたくさん努力してください!
まだまだチャレンジできる年齢なので、たくさん考えて後悔のない人生を歩みましょう!
通信制高校のメリットデメリットについて詳しく知りたい方は「通信制高校に通う5つのメリットデメリット!対策も合わせてご紹介!」をぜひチェックしてみてください!