通信制高校に進学したいお子様!親が取るべき行動は?

通信制高校に進学したいお子様!親が取るべき行動は?

通信制高校に進学したいお子様!親が取るべき行動は?

「高校=全日制高校」という風潮の中、お子さんから「通信制高校へ進学したい」と言われて困っていませんか?

通信制高校に対してネガティブなイメージを持っている親御さんは多く、理由も聞かずに反対してしまうケースも少なくありません。

「子どもが通信制高校に進学したいと言いだして困っている」
「できるだけ通信制高校には通わせたくない」

このような悩みや考えをお持ちの親御さんへ、子どもが通信制高校に進学したい理由を解説します。

本記事を読むことでお子さんの心理がわかり、親子の信頼関係を保ちながら進路の話し合いができます。

子どもが通信制高校に進学したい理由とは?

子どもが通信制高校に進学したい理由とは?

子どもが通信制高校に進学したい理由とは?

高校生全体の90%以上が全日制高校へ進学するため、通信制高校へ進学したいお子さんの意見を反対してしまう親御さんは少なくありません。

お子さんの気持ちが分からない場合、まずは通信制高校を選んだ理由について考えてみましょう。

同じ悩みを抱えた仲間が集まりやすい

通信制高校には、いじめや不登校を経験した子どもや、全日制の勉強についていけなかった子どもが多く通っています。

人間関係や勉強面で悩んでいるお子さんにとって、通信制高校に進学することは新たなスタートを切る良い機会になるでしょう。

「自分の子どもはいじめなんて受けていない」と思っている親御さんもいるかもしれません。

しかしスマホの普及により、親や先生がいじめを把握していないケースも多くあります。

お子さんが通信制高校に進学したいと言っている場合は、いじめを受けている可能性も考えて話し合うことをおすすめします。

登校を最小限に抑えられる

「毎日学校に通わなければいけない」というプレッシャーから解放されたくて、通信制高校を志望する子どもも多いです。

登校のストレスが大きくなると、うつ病や不登校になる可能性も高まってしまいます。

通信制高校は単位制なので、毎日登校するという概念がありません。

生徒の希望に合わせて登校日数が選べます。

登校が強要されない通信制高校に進学することで、お子さんのメンタルは安定するでしょう。

また通信制高校は、全日制高校に比べて拘束時間が少ないことがメリットです。

勉強以外のやりたいことやアルバイトにも時間を使えます。

同じ中学出身者が少ない

中学でいじめを経験したお子さんは、出来るだけ知り合いがいない学校へ進学したいと考えます。

広域から生徒が集まる通信制高校では、同じ中学出身の人と被る可能性はほとんどありません。

人間関係をゼロから築けるので、心機一転して学校に通えるようになります。

いじめのない環境で高校生活を送ることは、お子さんのメンタル面を考えると大切です。

心身の健康を守りながら自信を取り戻し、自己成長できるいい機会になるでしょう。

多様なバックグラウンドを持つ友だちと交流できるのも、通信制高校の魅力の1つです。

他にはどんな通信制高校があるのか気になる方は必見! 「偏差値60以上の難関大学を目指せる通信制高校一覧!通信制高校の大学進学は不利?有利?」を参考にしてみてください!

親が知っておくべき!通信制高校の常識と基礎知識

親が知っておくべき!通信制高校の常識と基礎知識

お子さんが通信制高校へ進学したいといったら、まず通信制高校の知識をアップデートしましょう。

実は公立の通信制高校は、以前とそれほど変わりません。

月に数回登校して指導を受け、レポートやテストで単位を取得して卒業を目指します。

しかし私立の通信制高校は大きく変わっていて、オンライン化や個別指導制の学習スタイルと、高い専門性が身につけられる学校に変化しました。

一昔前のイメージのままだと正しい判断ができなくなるので、今の通信制高校をきちんと理解しましょう。

不登校でも無理なく高校を卒業できる

通信制高校には留年という概念がありません。

1年間で取得する単位を子ども自身が決めて、自分のペースにあったスピードで学習を進められます。

「大学受験に専念したいから早めに単位を取っておこう」
「アルバイトと両立させたいから5年かけてのんびり卒業しよう」

など、自由な学習計画を立てられるのがメリットです。

全日制高校からの編入する場合は、それまでの単位を引き継ぐことが可能です。

ただしタイミングによっては単位が習得できていないケースもあるので、担任の先生に確認して退学時期を決めることをおすすめします。

在宅コースと通学コースが自由に選べる

通信制高校には、自宅で学習を進める在宅コースや通学するコースがあります。

登校頻度を自由に選択したい方は、多彩なコースを用意している私立がおすすめです。

全日制高校のように週5日登校するコースのほか、週1日や週3日のコースもあります。

「毎日登校するのはしんどいけど、学校には通いたい」というお子さんは、週1回くらいから始めてみるといいかもしれません。

途中で回数を変えることもできるので、お子さんの様子や体調を見ながら柔軟に対応してもらえますよ。

専門コースやオプション授業で好きなことに夢中になれる

私立の通信制高校は、美容師やネイリスト、調理師、介護士の資格を取得できる専門コースも用意されています。

勉強が苦手で学校に行きたくないお子さんでも、自分が好きなことなら継続して通ってくれるかもしれません。

また目標ややりたいことがなくても、「起業の仕方が学べる」「職業体験ができる」など、好きな授業をオプションで受けながら将来を模索することも可能です。

こういった授業は全日制にはほとんどないことから、社会で役立つ知識を身に付けたい、専門性を高めたいと考えている子どもに注目されています。

不登校や発達障がいに特化した専門家がいる

通信制高校は「すべての子どもに教育の場を」という概念を持っており、不登校や発達障がいの生徒の受け入れに積極的です。

不登校を経験した生徒には、専任のカウンセラーが勉強とメンタルの両方をサポートしてくれます。

授業は個別や少人数制を採用していることも多く、中学までの勉強を理解できていなくても、さかのぼって教えてくれる学校もあります。


人数が多い学校に比べ、少人数制の通信制高校はきめ細かいサポートが行き渡っているのが特徴です。

知識や経験も豊富な専門家にお任せできるのは、保護者にとっても安心して通わせられるポイントになるでしょう。

大学受験サポートも万全

「通信制高校から大学進学できるの?」と不安な親御さんも多いでしょう。

通信制高校は塾や予備校が運営している学校もあり、大学受験に向けた手厚いサポートを行っています。

全日制高校と比べると自由な時間が多いため、1年生の段階から受験に向けて取り組むことも可能です。

国公立大学や難関私立大学への進学実績も多く、「通信制高校だから進学できない」ということは一切ありません。

通信制高校のメリット、デメリットについて詳しく知りたい方は是非 「通信制高校に通う5つのメリットデメリット!対策も合わせてご紹介!」を参考にしてみてください!

人気急上昇!通信制高校が注目される主な理由

人気急上昇!通信制高校が注目される主な理由

通信制高校がこれほど注目されるようになったのには、いくつか理由があります。

ここでは、ポイントを3つに抑えて紹介したいと思います。

人気講師の授業がどこでも受講できる

通信制高校が注目されはじめた背景に、「教育のICT化」があります。

授業や教材にデジタル技術を活用する動きが盛んになり、たくさんのコンテンツから学びたい授業を選択できるようになりました。

人気の高い講師は都心部に集中していることが多いですが、オンラインを活用すれば、どこに住んでいても質の高い授業が受けられるようになります。

「単位を取得するために学校まで足を運ぶ」という考えがないので、時間や場所に縛られることもありません。

私立高校の充実したサポート体制

通信制高校というと、以前は全日制高校に通えない子どもが行く場所というようなイメージを持っていたと思います。

そのため、親世代の方は、学習面や卒業後の進路を不安に思っている方も多いでしょう。

しかし私立の通信制高校は、生徒の志望にあった学習カリキュラムを用意して、卒業や受験をサポートしてくれます。

うつ病や不登校の方はもちろん、受験で不安定になった生徒のサポートを行っているので、安心してお子さんを預けられますよ。

新型コロナで注目される通信制高校のオンライン授業

新型コロナウイルスによって、お子さんの学習環境は一変しました。

学校に通えない時期もあり、先が見えない状況に苦しんだ方も多かったでしょう。

そこで注目されたのが、通信制高校のオンライン授業。

自宅にいながら学習を進められるので、感染のリスクを大幅に防ぐことができました。

また通学回数も少なく、電車や学校で人と接する機会を最小限に減らせます。

高校の学費に困っている方は必見! 「高校の学費が払えない時の対処法!学費を安く高校を卒業するには?」を参考にしてみてください!

通信制高校に行きたいと言ったときに親が取るべき行動

通信制高校に行きたいと言ったときに親が取るべき行動

お子さんが「通信制高校に行きたい」と言ったときの対処法を解説します。

子どもの意見を受け入れながら別の選択肢を探す

まずお子さんの意見を頭ごなしに否定するのはおすすめできません。

親子の信頼関係が崩れる可能性があるからです。

中高生にとって、通信制高校への進学は特別なことではありません。

一方で子どもの視野は狭いので、意見を受け入れながら別の選択肢も提示するとよいでしょう。

お子さんは、通信制高校の学習環境やサポート体制にメリットを感じています。

「なぜ通信制高校に行きたいのか」「通信制高校に行って何がしたいのか」、まずはお子さんの話をじっくり聞いてあげましょう。

通信制高校も1つの選択肢として考えながら、親子でしっかり進路を考えることをおすすめします。

通信制高校について詳しく調べる

お子さんが通信制高校に通いたい理由がわかったら、どんな学校があるのか調べてみましょう。

通信制高校に通う生徒はさまざまで、学習不振や不登校のほか、自分のやりたいことを追及している子どもたちも通っています。

やりたいことを聞いたうえで、お子さんに合った通信制高校があるかを詳しく調べてみてください。

私立の通信制高校はカリキュラムや校風、学習スタイル、進学実績など多種多様です。

また同じ学校でも選択コースによって学費が異なりますので、事前に調べておくことをおすすめします。

通えそうな通信制高校に資料請求する

通信制高校は全国から入学できる学校も多くありますが、最低でも年に数回は学校に登校する必要があります。

学校選びの際はキャンパスや学校の所在地を確認して、きちんと通えそうか考えましょう。

お子さんの学習スタイルや興味関心、卒業後の進路を考慮しながら、それぞれの学校がどういった特長を持っているかを比較することが大切です。

情報収集する際にホームページを確認すると思いますが、学費やカリキュラムが記載されていない学校もあります。

まずは複数の学校に資料請求をして、お子さんが興味を示した学校に体験入学してみるといいでしょう。

学校や先生、生徒の雰囲気をあらかじめ確認できます。

通信制高校という選択肢は特別ではない!親は慎重な判断を

通信制高校という選択肢は特別ではない!親は慎重な判断を

今回は、子どもが通信制高校に進学したい理由や、親御さんが取るべき行動について解説しました。

通信制高校への進学は、現代の子どもたちにとって特別なことではありません。

大切なのは、お子さんの気持ちや考えをしっかりと聞くことです。

ただ単に否定せずに、「なぜ通信制高校に進みたいのか」を理解しようとする姿勢を子どもに示しましょう。

話を聞かずに否定すると、親子の信頼関係を崩すきっかけになる可能性もあります。

現在の通信制高校は、学習内容やサポートが充実しており、卒業後もさまざまな進路を選択できます。

お子さんの将来に向けて親子できちんと話し合い、慎重な判断をしてあげてください。

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