宅建の試験に合格した方の多くは登録実務講習を経て宅建士証が交付されます。
この登録実務講習とは一体どのようなものなのでしょうか?。
この記事では宅建登録実務講習の対象者や内容、申し込みについて解説していきます。
また最後には登録実務講習のオススメ実施機関についてもご紹介しますので是非参考にしてみてください。
目次
登録実務講習って?

登録実務講習とは「2年以上の実務経験」が当てはまらない宅建試験の合格者に対して 実務経験の条件を満たさなくても相応の内容を講習で学習したとして、宅建士の登録が認められるというものです。
宅建士として仕事を行う為には下記のような手順を踏む必要があります。
- 宅建試験の合格
- 宅建士の登録
- 主任者証(宅建士証)の登録
宅建試験に合格したからといってすぐに宅建士証が交付されるわけではありません。
上記の2.宅建士の登録を行う際は「2年以上の実務経験」又は「登録実務講習を修了していること」が条件です。
登録実務講習はLECやTACといった大手の資格予備校が「実施機関」として指定されており、そのような場所で受けることができます。
登録実務講習の最後には修了試験というテストがあり、修了試験に合格すると宅建士の登録が可能になります。
宅建士試験って?
登録実務講習を受ける前に合格しておかなければならない宅建士試験についてご紹介します。
宅建士試験は国家資格試験の1つで、試験の合格率が毎年15~17%前後と非常に難しい資格試験となっています。
宅建士試験に合格したいのなら、有名な大手通信講座のアガルートアカデミーがおすすめです。
充実した学習カリキュラムと受講生1人1人に寄り添った丁寧なサポートで、最短で宅健士試験の合格を目指すことができます。
登録実務講習の申し込み方法

宅建登録実務講習はインターネットや実施機関に来校して申し込みをすることができます。
オススメはインターネットからの申し込みですが、決済方法がクレジットカードしかありません。
現金支払いや振り込みを希望する方は、来校して申し込みの手続きをしましょう。
申し込みの際にスクーリング(講義)の会場や日程を決めます。
特に宅建試験合格発表がある12月は申し込みが殺到して日程が埋まっていくので、
数か月後のスケジュールと照らし合わせて申し込みをしましょう。
申し込みが完了すると数日後に通信講座の教材が自宅に届きます。
登録実務講習の費用は?
登録実務講習の費用相場は、20,000円~25,000円程度です。
中には1万円台の安い費用の実施機関もありますが、修了試験が不合格だった場合の再受験が無かったり修了証の発行に日数を要するといったことがあるので、 実施機関はよく比較して選ぶ必要があります。
登録実務講習を受けるべき人は?
宅建の登録実務講習は宅建試験の合格者全ての方が必須のものではありません。
上記画像のように宅建登録実務講習の対象者は「実務経験が2年に満たない方」になります。
ここでいう実務経験とは物件の調査や契約書の作成、帳簿の作成等が挙げられます。
不動産業に従事しているものの、受付・人事・経理等の業務を行っている方は実務経験として認められないので、登録実務講習の対象となります。
また、実務経験の有効期限は10年間です。 10年前に不動産業界等で実務経験を行っていた人でも期間が10年以上経過してしまった場合は、登録実務講習の対象となります。
まとめると宅建登録実務講習の対象となる方は、以下の通りです。
- 実務経験が2年に満たない方
- 不動産業界等に2年以上従事しているが、業務内容が実務経験に当てはまらない方
- 過去に実務経験を2年以上行っていたが、期間が10年以上経過している方
登録実務講習の内容は?どれくらいの期間がかかる?

ここまで宅建登録実務講習に該当する方は実務経験の有無が関係してくることがわかりました。
では、登録実務講習の内容はどのようなものなのでしょうか?
申し込みから修了証を受け取るまでどのくらいの期間を要するかについてもご紹介します。
登録実務講習の内訳
登録実務講習は以下の3つで構成され、全て順番に受講する必要があります。
通信講座やスクーリング(講義)では「取引士制度に関する科目」と「宅地又は建物の取引実務に関する科目」という内容について学んでいきます。
- 通信講座
- スクーリング
- 修了試験
通信講座
申し込みをした実施機関からテキストや動画等の教材が届き、 1か月間かけて不動産取引や宅建業務について学習します。
教材の学習時間は1日あれば終わる程度と言われていますが、 仕事や学校の合間に少しずつ進めていきましょう。
スクーリング
スクーリングとは講義のことです。
通信講座が終わったら、次は実施機関に出向いて対面形式で講師からの講義を受講します。
スクーリングは1日もしくは2日間の日程で行われ、先着順で日程等を選ぶことができます。
スクーリングでの内容が修了試験で問われるので、集中して受講しましょう。
修了試験
スクーリングの最後の時間に修了試験を行います。
試験は○×問題と記述式の問題があり、制限時間は60分~90分になります。
試験は8割以上で合格と高めの設定ですが、スクーリングで使用したテキストを持ち込めるので、 合格率はかなり高いです。
登録実務講習の申し込み~修了証受け取りまでかかる期間は?
登録実務講習の申し込み~修了証受け取りまでは1か月~2か月程度かかります。
登録実務講習は通信講座に1か月時間を要するので、修了証を当日に受け取れる実施機関でスクーリングを受講しても1か月以上はかかってしまいます。
また、予約は先着で行われるので早めの申し込みを心がけましょう。
修了試験の難易度は?落ちることってある?

修了試験はスクーリングで学習した内容から出題されます。
試験ではテキスト持ち込みが可能であったり、スクーリングでは講師が試験に問われる部分をマーカーで引くように指示をしてくれるなどの配慮があるので、 難易度は高くないでしょう。
主要実施機関の合格率も90%後半と非常に高いので、試験に落ちることはほとんどないです。
ですが、講義を聞いていないと解けない問題もあるので講義はしっかり聞く必要があります。
不安な方は修了試験に落ちても無料でもう1度受けることができる実施機関で申し込みすることをオススメします。
登録実務講習のオススメ実施機関3選

2022年1月現在、登録実務講習の実施機関は18校あります。
その中でも、費用や実施規模の面からオススメできる3社をご紹介します。
⇒外部サイトに飛びます。
登録実務講習実施機関一覧-国土交通省
LEC
22,000円LECの特徴は予備校大手ということもあり開催会場やスクーリングの回数の多さが挙げられます。
スクーリングを1日で全て行うコースもあり、忙しい方にはオススメです。
LECは札幌から那覇まで校舎があるので、地方の方でも安心できる点や修了試験不合格でも1度だけ無料で再受験できるところが他2つより良い点です。
TAKKYO
12,000~14,000円TAKKYOの特徴は喫煙者・非喫煙者で会場や値段が分かれており、非喫煙者の方は、数千円値引きされます。
TAKKYOは値段が12,000円~14,000円程度と最も安価です。
都市圏にお住まいでタバコを吸わない方は、とても安く受講できます。
また、修了証を即日発行してくれるところもお急ぎの方には嬉しい配慮です。
日本宅建学院
早期申し込み割引18,000円日本宅建学院の特徴は相場より安い費用と豊富な受講会場が挙げられます。
日本宅建学院は値段が相場より安いだけではなく、スクーリングが全国規模で実施されているので地方の方でも安く受講できます。
費用や開催会場の場所、修了証の即日発行の有無を比較して申し込む実施機関を決めましょう。
登録実務講習の内容・申し込み方法・オススメまとめ
ここまで登録実務講習について解説してきました。
重要な点をおさらいすると以下の通りです。
- 実務経験が2年以内の方は登録実務講習を受ける必要がある
- 登録実務講習の内容は宅建士制度や実務取引について学習する
- 登録実務講習は通信講座→スクーリング→修了試験の順に行う
- 修了試験は、非常に高い合格率だが、講義を聞いていないと解けない問題もある
- 登録実務講習の費用相場は20,000円~25,000円
- 実施機関は、費用や開催会場が所在の地域にあるかをよく確認する
宅建士として働く予定の方は対象の場合、必ず受講する必要があります。
宅建の合格発表付近が1番予約が混雑するので、急ぎではない方は時期をずらしても良いかもしれません。
ご自身のスケジュールや地域、予算に合わせて実施機関を選ぶようにしましょう。
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