FP(ファイナンシャルプランナー)関連の資格の一つとして存在し、FP資格のうち最もレベルが高い「CFP」。
難解な雰囲気が漂いますが、果たしてそうでしょうか?
百聞は一見に如かず。まずはCFPの中身を暴いてしまいましょう!
今回はCFPの試験日や難易度を調査いたしました。
過去問や教材の使い方、独学の方法も記載しましておりますので、そちらもご覧ください!
CFPってどんな資格?
FP(ファイナンシャルプランナー)の資格の中で最も高い水準に位置する資格、「CFP」。
アジア、ヨーロッパ、北米、オセアニアなど、24カ国・地域で導入されており、世界的にも認められています。
まさにFPの頂点と言うにふさわしい資格です。
資格の認定は原則として1国につき1組織!
日本では日本FP協会が管理を行なっています。
ちなみにCFPとは“Certified Financial Planner”の略称なのです。ご存知でしたか?
CFPの資格を取るメリットは多くありますが主に…
○顧客から信頼を得られる
○自信になる
○仕事の幅が広がる
この面が非常に大きいですね!
CFPの資格を持っているファイナンシャルプランナーに仕事の依頼をしたいという顧客も多いそうです。
FPとして、是非とも到達したい目標の一つですね!
CFP、AFP、FP技能師…違いはあるの?
FPの資格の中には、CFP以外にも種類があり、大きく分類すると2つ。
国家資格である『FP技能士』と民間資格である『AFP』『CFP』です
一つ一つのぞいていきますので、それぞれの違いを知ることでCFPについてさらに詳しくなりましょう!
まずはここから?『FP技能士』
ファイナンシャルプランニング技能士、通称『FP技能士』。
この資格は国家資格に位置付けられています。
また有効期限がないため、一度取得すれば面倒な更新手続きや失効の恐れなどがない、というメリットがあります。
末長く、安心して履歴書に書くことができるということです。
FP技能士は1級から3級に分かれています。
当然ですが、1級に近づくほど難易度は上がっていきます。
各級の合格率は
3級=50%
2級=20%
1級=10%
となっており、数字から推測するだけでもやはり一筋縄ではいかない試験だということがわかりますね。
少し踏み込んだ話になりますが、3級に関して言えば「広く浅く」を意識して全体の内容を大まかに掴むように勉強をすれば比較的合格しやすいようです。
正答率60%が例年の合格ラインとなっているため、基本的な内容を網羅する形で対策する方が懸命と言えるようです。
しかしながら2級からは飛躍的に難易度が上がります。
先ほどの合格率を見てもその差は歴然ですね…
しっかりとした対策を取るため、半年程度継続して勉強する人が多いようです。
ちなみに2級FP技能士は、日本FP協会に登録することによってAFPの資格も取得できます。
もし登録しなければ、2級FP技能士のみという形になります。
つまるところ2級FP技能士=AFPレベルの難易度ということですね。
ちなみにのちなみに、1級FP技能士はおおよそCFPに相当する難易度なんですよ。
FP技能士試験は金融財政事情研究会と日本FP協会の2団体が実施しています。
詳しく知りたい方は是非ホームページの方へジャンプして見てください!
2級FP技能士と同じなの?『AFP』
今度は民間資格である『AFP』についての説明です。
先ほどのFP技能士の枠でも申しましたが、簡潔に言って、2級FP技能士=AFPなワケです。
では差はどこにあるのでしょうか?
大雑把に言えば、「知識を磨き続けるための材料を団体から提供されるか否か」です。
というのも、AFPは2年おきに更新が必要となり、その更新のため、学習会への参加やオンラインの講義を通して定められた数の単位を取得しなければならないからです。
否が応でも勉強しなければならない、というわけですね。
また、日本FP協会から毎月送られてくる会報誌を読めば、刻一刻と変化する経済、金融の情報や、FPならば是非とも知っておきたい税法についての知識を得ることができるのです。
2級FP技能士からさらなる高みへ!
知識のブラッシュアップを行うためにAFPという段階が存在するんですね。
CFP試験について掘り下げてみた
ここからはCFPの資格を取得するための試験についてのご紹介です。
難易度や試験日程など、あれこれ掘り下げていきたいと思います。
100人中5人?!CFP試験は難しかった
結局はFP資格中最高難易度の資格。
生半可な気持ちでの合格は見込めません…さすがは世界レベルの資格。
逆に言えば難易度の低い誰でも受かる試験に合格したところで、ワールドクラスの承認は得られませんよね。
CFP試験には科目が6つあり、その科目ごとに合否があるのが特徴。
科目ごとの合格率は例年おおよそ35%~40%あたりとなっており、全科目の合格者となるとなんと全体の5%。
年度にもよりますが、100人中5人しか受からないというのは驚きですよね。
先取り!試験内容のご紹介
そろそろ試験の内容に踏み込んでしまいましょう!
先ほども申しましたように、CFP試験には全部で6科目。
・金融資産運用設計
・不動産運用設計
・ライフプランニング・リタイアメントプランニング
・リスクと保険
・タックスプランニング
・相続・事業承継設計
この上記の6つです。
試験の概要としては…
○1科目につき試験時間は120分
○3科目ずつ2日間に渡って試験を行います
○出題形式は四肢択一式で
○各科目につき出題数は50問
○1科目ずつの受験と合格が認められています
などでしょうか。
にしても合計で12時間も試験を行うなんて…勉強はもちろんですが、忍耐力やスタミナも必要なようです。
難易度の高さは試験内容以外にも現れていますね。
試験日程をチェックしよう
CFP試験の試験日程は…
○例年6月と11月の2回行われます
○1回の試験は第1、第2日曜と分けて行われます
○第1日曜には金融資産運用設計、不動産運用設計、ライフプランニングとリタイアメントプランング
○第2日曜にはリスクと保険、タックスプランニング、相続・事業承継設計の試験が行われます
○東京、大阪、札幌、仙台、名古屋、金沢、広島、高松、福岡、那覇の10地区に試験会場があります
ここでは試験内容について以上のことを踏まえておきましょう。
年度による差異もありますので、実際に受験を考える時はその年の試験内容を公式HPで調べるようにしましょう!
CFP試験に独学で合格?教材や過去問の使い方
ここまで難しいという印象を与え続けてしまったように思いますが、しっかり教材選びや勉強の方法も教えていきたいと思いますのでご安心を!
高難易度のCFP試験といえど、独学で合格した人の話はよく耳にします。
その上でまず大事なのは、「過去問を制するものは試験を制す」ということ。
というのも、多くの試験がそうであるように、もれなくCFP試験も過去問同様の問題が出題されるからです。
その数およそ5~6割。
そして各科目の平均合格点はおおよそ35点…
つまり、過去問をマスターすることによって大方合格することが可能ということです。
そこでお勧めしたいのが下部に掲載した二つの教材!
教材を買ったらまずは過去問を解き、できないところを洗い出すことから始めてみましょう!
出てきたわからないところはテキストの方で即確認。
これの繰り返しが独学合格への近道になっています!
本番が近づいてきたら時間を計って解くことも忘れずに!
しっかりと実践的な対策もしていきましょう。
CFPの試験日や難易度を調査してみた!まとめ
いかがでしたでしょうか?
超高難易度と謳われるCFP試験でも、しっかりとした対策さえしていれば独学でも合格することも夢ではないんです。
この試験に合格することが、あなたの将来、もしくは今の仕事をより一層輝かしいものにしてくれます。
なんといっても世界のCFPです。
絶大な信頼と自信を手にすることは間違いありません。
この記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。
ここまでのご精読ありがとうございました!