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P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)とはどんな資格?試験内容や取得難易度・料金まで徹底解説

更新日:2024-09-20

P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)とはどんな資格?試験内容や取得難易度・料金まで徹底解説

P検定とはICTプロフィシエンシー検定試験とも呼ばれる、現代の進化するICT社会に求められる資格です。

プロフィシエンシーとは、ただ知識があり理解しているというだけではなくその知見を実際に使いこなせる、と言ったニュアンスの言葉です。

そのためこの試験ではただ問題に答えられるだけではなく論述問題や課題作成問題などもあり、実社会にも行かせる様々な技能が試されるのです。

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P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)とはどんな資格?

P検(ICTプロフィシエンシー検定試験)

P検とは、 公平、公正、中立を基本コンセプトとし、全ての利用者を対象とした「総合的なICT活用能力」を問う資格試験です!P検定公式サイト:P検定の理念・ポジション

まず、ICTとは、IT技術にさらにCommunicationのCを加え情報通信技術であり、プロフィシエンシーはその技術を如何に実社会に活かしていけるのかが問われます。

また、現代においてはパソコンやITに関する分野は非常に幅広く、無限とも言える広い知見が必要です。

常に更新され続ける情報や、進化にも敏感になっておく必要があるでしょう。

ICTを活用した問題解決力を問う

これからの社会で求められる人とはどんな人でしょうか。

OECDでは、国際成人力調査(PIAAC)という調査を行っており、経済成長を促す為に必要な個人のスキルとして、「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」を挙げています。

参考:文部科学省:国際成人力調査(PIAAC:ピアック)

これからの社会では、情報を得る技術、そしてそれを伝える技術、それらを使って問題を解決していく能力を持つ事が求められていくということが分かります。

P検で評価される能力

P検は、実社会で求められるICTプロフィシエンシーがどういったものなのか、またそれらの能力技術があるか評価できるように、下記のような細かな分類を行いました。

これらをそれぞれのレベルに寄って、評価できるようにしているのがP検です。

企画力

  • 業務プロセスの情報化推進
  • 投資効果分析

P検によって規定される能力は、単純にHTMLタグや計算関数を知っているというだけでなく、個人情報や著作権保護を遵守しつつ期待に沿ったHPを作ったり、関数を用いて顧客動向のプレゼンをしたりと、魅力的な企画をおこなうところまで求められます。

管理・運用力

  • 部門システムの管理・運用
  • 情報セキュリティ管理
  • ICT活用促進と教育

システムの概要設計や業務プロセスの品質管理、サーバーの最適化やデータ管理といったものから、ICTを組織内で促進するための教育力までを評価します。

活用力

  • 情報共有とコミュニケーション
  • 情報通信ネットワーク
  • コンピューター
  • 文書作成(ワープロ)
  • データ集積・作成(表計算)
  • 情報モラルと情報セキュリティ

学んだ知識を上記のように具体的な行動にアウトプットできるかどうかも求められます。

P検の試験内容【階級別】

それでは、実際のP試験の試験内容はどういったものなのでしょうか。

ここでは各級ごとにに出題される内容や、問題数、またそれぞれに合格ボーダーとなる点数の基準をまとめました。

P検定ではパソコンやITを活用したり、これらを使用して問題解決するための知識や応用力が試されます。

5級はパソコンから無料で受験できるので、よかったら一度チャレンジしてみてくださいね。

また、級が上がってくると実技でプレゼンテーションをしたり、実際に成果物を作成しなければいけなかったりとハイレベルになってきます。

5級 出題内容

    • 出題形式:選択式
    • 区分:一般問題
    • カテゴリ/出題数

・①コンピュータ知識/10問
・②情報通信ネットワーク/10問
・③情報モラルと情報セキュリティ/10問

  • テスト時間:15分
  • 合格基準:60%以上

4級 出題内容

    • 出題形式:タイピングテスト、選択式、実技
    • 区分:①タイピング、②一般問題、③プロフィシエンシー、④実技
    • カテゴリ/出題数

・①タイピング/5分
・②コンピュータ知識/15問、情報通信ネットワーク/10問、情報モラルと情報セキュリティ/10問
・③ICTを活用した問題解決/5問
・④ワープロ/5問、表計算/5問

  • テスト時間:60分
  • 合格基準:65%以上、タイピングは50%以上の得点率。

3級 出題内容

    • 出題形式:タイピングテスト、選択式、実技
    • 区分:①タイピング、②一般問題、③プロフィシエンシー、④実技
    • カテゴリ/出題数

・①タイピングテスト/5分
・②コンピューター知識/15問、情報通信ネットワーク/10問、情報モラルと情報セキュリティ/10問
・③ICTを活用した問題解決/6問
・④ワープロ/8問、表計算/8問

  • テスト時間:60分
  • 合格基準:65%以上、タイピングは50%以上の得点率。

準2級 出題内容

    • 出題形式:タイピング、選択式、実技テスト
    • 区分:①タイピング、②一般問題、③プロフィシエンシー、④実技
    • カテゴリ/出題数

・①タイピング/5分
・②コンピュータ知識/10問、情報通信ネットワーク/10問、情報モラルと情報セキュリティ/10問
・③ICTを活用した問題解決/8問
・④ワープロ/9問、表計算/9問

  • テスト時間:60分
  • 合格基準:65%以上

2級 出題内容

    • 出題形式:選択式、実技、複合成果物作成型論述テスト
    • 区分:①一般問題、②プロフィシエンシー、③実技
    • カテゴリ/出題数

・①コンピューター知識/8問、情報通信ネットワーク/8問、情報モラルと情報セキュリティ/8問
・②ICTを活用した問題解決/10問、総合実技/1課題
・③プレゼンテーション/8問

  • テスト時間:70分
  • 合格基準:70%以上、総合実技のみ60%以上の得点率。

1級 出題内容

    • 出題形式:選択式、論述テスト
    • 区分:①プロフィシエンシー
    • カテゴリ/出題数

・情報セキュリティ管理/10問
・企業内ネットワーク構築/10問
・業務プロセス改革/10問
・ICTを活用した問題解決

  • テスト時間:90分
  • 合格基準:70%以上の特典率

※2級以上の合格者のみ受験可能

P検定は中高生におすすめの資格

P検定は実社会で求められる資格でもありますが、中高生の皆さんにとっては大学受験や、大学に入学してからの単位認定に繋がるという大きなメリットがある資格でもあるのです。

学習指導要領に準拠

P検は、中学、高校の「学習指導要領」に主に準拠し作られています。

学校でもやはり社会で役に立つ内容を勉強するので、学習内容が被って来るのはある意味当然の事かも知れませんね。

そのため学生の皆さんは、P検のためだけに勉強するわけではなく、授業でも学ぶ部分が多くすんなりと入りやすい内容かもしれません。

多くの大学・短大入試で優遇される

P検を持っていると、大学や短大の入試でも加点してもらえたり優遇措置を取ってもらえることがあります。

また、大学に寄っては単位としても認定してくれるところがあります!

    • 2020年度4月入学された生徒さんの入試においては、、、

452大学1071学部で入試において優遇されていました。

  • 2019年度の各大学の授業において、単位認定されたのは、68大学、144学部もありました!

是非、皆さんが興味がある大学でも入試の優遇や、単位認定をしてもらえるかどうか調べてみて下さいね。

P検の試験会場・日程【2024年最新】

試験会場は全国にあるPASS認定校が会場となります。

主にパソコン教室が会場にしていされていることが多いようです。

また、お申し込みも各会場に直接して頂くことになり、受験日程も各教室の営業日の中の空き時間が使用されることが多いです。

およそ各都道府県に3~40程度ありますので、受験会場は充実していると言えるでしょう。

P検の試験会場

それでは、皆さんのお近くの試験会場を探してみて下さい。

営業日も見て、受験できそうな会場を探してくださいね。

検索はコチラ➡P検:試験会場(PASS認定校)検索

P検の受験料

一般価格高校生以下
1級10,000円
2級6,220円4,180円
準2級5,200円2,550円
3級5,200円2,040円
4級3,060円1,530円
5級無料無料
P検アプリ一般価格高校生以下
準2級1,000円200円
3級1,000円200円
4級1,000円200円

※P検アプリとは、P検本試験に準じた「ワープロ」「表計算」の単独の実技テストです。

P検定:受験料

P検を受験してITの問題解決能力を身に着けよう

いかがでしたでしょうか。

P検定とは、ICTプロフィシエンシーという、実社会に活かせる問題解決能力が問われる資格です。

現代社会ではパソコンに始まりIT技術は必要不可欠となっとり、

OECDでも求められている、「経済成長を促す為に必要な個人のスキル」としての「ITを活用した問題解決能力」を証明するものでもあります。

試験は全国各地で行われており、日程も各会場と相談してもらうことができるので、とても受けやすいでしょう。

これからの社会にはきっと役に立つ資格ですから、興味がある方は是非受験してみて下さいね。