スマホやパソコン、またSNSの使用などによって、以前よりもIT技術に触れる機会が近年更に増えてきましたね。
今では私達の快適な生活に必要不可欠な存在であるIT技術やITシステムは大変便利ですが、それと同時に個人情報漏洩やプライバシー侵害といった問題も引き起こす可能性もあります。
そのためITに関する正しい情報や安全なネット上の情報を見極めるスキルが必要とされています。それらの知識を身につけるためのオススメな資格がITパスポートです。
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ITパスポートの資格とは?
ITパスポート、通称Tパスとは、私達の生活の中に溢れているインフォメーションテクノロジーについての知識を身に着けそれらを上手く活用していくことを目的とした資格試験です。
IPA情報処理推進機構が運営・管轄しているITパスポートの試験は国家資格にも定められており、インターネットやSNS上を通してITに最も身近な学生から社会人が取っておきたいIT系の資格の一つです。
情報技術分野や関連分野に就職を考えている方、また安全で正しくIT技術を活用する必要のある業界の方など、誰でも気軽に受験することができるのでぜひチャレンジしてみましょう。
ITパスポートの特徴や試験概要
実際に受験を考えている方のためにITパスポートの詳しい試験概要や難易度等を紹介します。
以下はあくまで参考情報なため、より詳しい情報についてはIPA情報推進機構の公式サイトを参照して下さい。
試験の概要と難易度
ITパスポートの試験は全てオンライン上で受けるCBT方式で行われ、4つの選択肢から1つを選択します。
試験の出題範囲は「ストラテジ系(経営全般)」「マネジメント系(IT管理)」「テクノロジ系(IT技術)」の3つの分野から構成されています。
全部で100問出題され、総合評価1000点満点中6割以上の600点以上取れば合格です。合格のために各3つの分野で最低でも300点の評価点を取る必要があります。
独学でも目指せる!ITパスポートの資格
「IT」や「情報技術」という言葉を聞くと、他業種で働いている方や文系専攻の学生などは苦手意識を感じてしまう傾向にありますが、ITパスポートの資格はズバリ独学でも目指せる資格試験です。
そこで実際に独学で合格するための2つの勉強法をご紹介します。
独学でITパスポートに合格するための勉強法1:テキストや過去問を解く
独学で勉強を始める段階において、現状のIT関連の知識量によって勉強量や勉強の仕方は異なってきますが、基本的な勉強法としては市販の参考書テキストや過去問を使って対策します。
全く知識のない方は参考書を使って基本的な知識を覚えたら、過去問をどんどん解いて実戦形式になれていきます。
なおITパスポートの過去問は公式サイトにて無料で閲覧できるため是非活用しましょう。
オンライン上にアップされている過去問には解説がついてないため、必要な方は市販の問題集や過去問を購入することをオススメします。
独学でITパスポートに合格するための勉強法2:オンラインでプレテストを受ける
参考者などのテキストや過去問等である程度の知識が身についてきたら、実際に本番の試験に臨む前に是非オンライン上のプレテストを受験して下さい。
先程も紹介しましたが、本番の試験は全てパソコンを使ったCBT方式で行われます。そのため基本的な操作方法や回答方法に慣れるためにも一度プレテストを受験し現状のレベルの確認だけでなく本番で慌てないための対策もしましょう。
独学でITパスポート合格を目指す際のポイント
ITパスポートは、ITやコンピュータ系の知識が全く無い方でも独学で目指せる資格です。
これから紹介する独学でITパスポート合格を目指す際のポイントを参考にしながら対策を進めれば短期間で効率よく準備を進めることが可能です。
試験勉強の時間はしっかり確保しよう
1つ目のポイントは、試験当日までの勉強時間をしっかりと確保することです。
近年ITパスポートの試験はいつでも申し込む事ができるようになり、地域によって異なりますが試験もほぼ毎週行われているため自分の都合の良いタイミングで受験することが可能になりました。
しかし、申し込みをしたのはいいものの、「まだ時間があるし・・・」と勉強をさぼってしまい試験日間近になって焦って勉強を始める・・・という状況に多くの人が陥りがちです。
また仕事をしながら独学で勉強する際に、仕事が忙しくてなかなか勉強時間が確保できない、という状況もありがちです。
知識ゼロから独学を始める場合、合格に必要な対策期間は最低でも1ヶ月が目安です。
勉強をサボらないためにもあえてちょうど一ヶ月先の試験に申し込み、勉強しなければならない環境に自分を置くのも一つの手段なので是非実践してみましょう。
インプットとアウトプットをバランスよく
ITパスポートは確かに素人でも目指せる資格ですが、そのような方にとって勉強を始めたばかりの時期は少し苦労するかもしれません。
というのも参考書の内容を理解したり、実際に問題を解くためには、ITやコンピュータに関する専門用語を覚えなくてはならないからです。
インプット(用語を覚える)とアウトプット(内容理解、問題を解く)のバランスを自分自身でとりながら勉強を進めていきましょう。
自分に合った参考書、問題集を選ぶ
独学でITパスポート合格を目指すためには自分に合った参考書や問題集を選ぶ必要があります。
人によって勉強を始める段階での合格に必要な知識量は異なります。そこでレベル別のオススメの参考書や問題集を2つ紹介します。
SBクリエイティブ (2018/3/23)出版。初級者向け。ITに関する知識に疎い方でもイラストや具体例を用いた詳しい解説と頻出の過去問で最短で確実に合格につなげる事ができます。
【(平成30年度) ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集】
技術評論社(2018/6/14)出版。中級〜上級者向け。平成28年〜30年までの計4回の過去問と模擬問題5回分が収録されているのでとにかく過去問を解いて試験の対策をしたい方にオススメの参考書です。
独学でも目指せるITパスポートの資格まとめ
ITパスポートの資格は持っていて決して無駄にならない資格です。
就職の際にITパスポートの資格保持者を優遇する制度を採用している企業も数多く存在します。
あらゆる数多くの情報が溢れている今の社会において、その中から正しいものを見極める力、また専門業務においてIT技術活用し、それを駆使して社会に貢献するためにもITパスポートの資格は必要になります。
独学でも目指せるため、自分には関係のないことだと突き放すのではなく、是非資格取得にチャレンジしてみましょう。
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