MOS資格試験の科目の一つであるAccess(アクセス)は、データベースに関する専門的知識と問題をしっかりと読み解き指示通りに操作する必要があるため、スペシャリスト試験の中で最も難易度の高い資格試験と言われております。
パソコンスキルに自信がある人でさえ、そう簡単には合格できる資格ではないため、スキルアップやキャリアアップのために取得を目指されている方は試験概要に基づいた正しい勉強法を実践する必要があります。
本記事では、Accessとはどのようなことが問われる試験なのか、また合格するためにはどのような学習が必要になるのかについてご紹介していきます!
MOS・Access(アクセス)資格試験とは?
そもそもAccess(アクセス)とは、文章作成ソフトのWordや表計算ソフトのExcelなどと同様Microsoft Officeツールの一つでデータベースを管理するためのアプリケーションです。
データベースとは大量のデータ、つまり情報をソフトウェア内の特定の場所に保存・蓄積し、その膨大のデータの中から条件に合った情報を検索、利用する仕組みを意味します。
ビジネスの場面においてこのデータベーススキルというものは必要不可欠なもので、例えば大量の顧客データの管理や商品の発注・在庫管理等は全てAccessのソフトウェア内で行うことが当たり前となっています。
それらデータベースを活用するための一般的な技能や知識を問うのがMOS・Access(アクセス)のスペシャリスト試験です。
MOS・Access(アクセス)資格試験の概要
MOS・Access(アクセス)試験は一般レベル(スペシャリスト)と、さらに難易度の高い上級レベル(エキスパート)の科目に分かれており、一般レベルはさらに2013と2016バージョンにそれぞれ分かれています。
試験科目を受ける順番はなく、一般レベルを受検せずに最初から上級レベルのAccess試験を受験することも可能です。
アクセスだけに限らず、全てのMOSスペシャリスト試験はそれぞれソフトのバージョンごとに2010年、2013年、2016年の3パターンに分かれていますが、2023年現在で最も新しい2016年バージョンでの取得がオススメです。
MOS・Access(アクセス)スペシャリストの2016年バージョンの出題範囲は、データベースの作成と管理、テーブルの作成、クエリの作成、フォームの作成、レポートの作成の5つの分野からの知識が問われます。
試験は全てコンピューターを使ったCBT形式で試験時間は50分です。
一般レベル
Access試験(スペシャリスト)2013/2016 | |
---|---|
形態 | コンピューターを使用する実技(CBT) |
時間 | 50分 |
料金(税込み) | 一般:10,780円 学割:8,580円 |
受験資格 | 年齢・国籍を問わない ※未成年は保護者の許可が必須 |
出題範囲 | データベースの作成と管理 テーブルの作成 クエリの作成 フォームの作成 レポートの作成 |
上級レベル(エキスパート)
Access試験(エキスパート) | |
---|---|
形態 | コンピューターを使用する実技(CBT) |
時間 | 50分 |
料金(税込み) | 一般:12,980円 学割:10,780円 |
出題範囲 | 年齢・国籍を問わない ※未成年は保護者の許可が必須 |
出題範囲 | データベースの作成と管理 テーブルの作成 クエリの作成 フォームの作成 レポートの作成 |
アクセスが最も難易度の高いMOS資格試験である理由
MOS・Access(アクセス)試験は他のWord、Excel、Power Point、Outlookを含めた5つのスペシャリスト試験の中で最も難易度の高い科目であると言われています。
その理由はズバリ、合格するためには膨大な数の知識・スキルが必要とされるからです。
学生や一般職についている方はWordやExcelといったソフトを日常的に課題やレポート、報告書の作成等に使用しているため、特別な勉強をしなくてもある程度操作方法や使用方法についてご存知かと思います。
しかしAccessの場合、全くの素人がそのソフトを使用しようとしても不可能で、そのソフトを使いこなすためにはまずデータベースに関しての理解、そして高度な知識やスキルの運用能力が必要になります。
つまり、Accessは他のソフトとは違い、事務職や管理職など限られた専門職において用いられるソフトなため、一般の方にとって難易度の高い資格試験になるのです。
Access(アクセス)資格試験に独学で合格するための学習方法とは?
MOS・Access(アクセス)は難易度の高い資格試験ですが、事務職や管理職など限られた分野における就職の際に持っておきたい資格となります。
そこで実際に資格取得を目指すために絶対実践したい勉強法について伝授します。
勉強法1:Access(アクセス)の基本操作の習得
既に実務においてAccessのソフトウェアを使用している方は大丈夫かと思いますが、全くの初心者でソフトを使用したことはないけど難易度の高い試験に合格したい方は、まずAccessの基本操作の習得をする必要があります。
実際に「ソフトを開いて使ってみる」という手段が一番効率的なのですが、皆さんがお持ちのパソコンには他のMicrosoft OfficeのソフトはあってもAccessが最初からインストールされていない場合がほとんどです。
そのためまずはAccessが入っているパソコンを用意すること、そしてソフトを開いてみましょう。
しかし最初の画面ではExcel同様真っ白なセルの羅列が表示されるだけで、Accessに関する知識がない方にとって全く理解ができないと思います。
基本的な操作方法や使用方法を習得するためには市販の参考書等を購入し、実際にソフトを操作しながら覚えていくという方法が最も効率的に勉強を進められます。
勉強法2:問題集を繰り返し、とにかく実践に慣れる
Accessの操作方法や使用方法が理解できたとしても難易度の高いMOS・Access(アクセス)スペシャリスト試験に合格するためにはその知識を用いて正しく問題を解決していく力が必要となります。
そもそも不特定多数の情報の塊であるデータベースを運用するためには、ただ情報を蓄積していくだけでなく、その中から条件に合った情報や必要なデータを検索し、「利用」して初めて意味を成します。
MOS・Access(アクセス)試験ではこの一連の流れが主に出題されます。
該当のデータを検索し利用する手段は決して一通りだけとは限らず複数ある場合がありますが、難易度の高い試験で得点を得るためには「与えられた設問の指示通りに行う」ということが評価されるため問題集等を繰り返し使用し十分に実践経験を積む必要があります。
勉強法3:必要な場合は通信講座を利用する
勉強法1・2で説明したとおり、実際のソフトを用いながら参考書や問題集等を利用すれば独学でも合格を目指すことができますが、難易度の高いMOS・Access(アクセス)試験では、独学は難しいという方も少なくないでしょう。
独学で参考者や問題集を解いても全く理解できない、難しい、と感じる方はMOS・Access(アクセス)の通信講座がおすすめです。
通信講座では都合の良い時間にアクセスの専門家から指導を仰ぐことができるため、初心者でも効率的に試験対策勉強を進めることができます。
独学で試験合格を目指すか、もしくは通信講座を利用するかは個人のレベルや知識の習得状況によって変わってくるため勉強を本格的に始める段階でしっかり判断しましょう。
忙しい方は通信講座がおすすめ!
先述の通り、MOS・Access(アクセス)試験は難易度が高いので、独学での学習が難しい方は通信講座を使った学習方法がおすすめです。
その他、社会人や学生の方など忙しい方にも向いている学習方法と言えます。
ここでは通信講座でMOS・Access(アクセス)の学習をすることのメリット・デメリットをそれぞれご紹介します。
通信講座に通うメリット
通信講座に通うメリットとしてまず挙げられるのが、先述した「都合のいい時間に勉強できる」ことです。
時間が決められていないなので、朝早い時間や夜遅い時間など、自分の都合のいい時間に勉強することができます。
また、スマホやタブレット端末等で学習するe-ラーニングであれば、通勤・通学中のスキマ時間を活用して勉強することも可能です。
他にも、プロの講師による分かりやすい講座内容はもちろんのこと、自分にあった学習スケジュールを作成してくれるなど、難易度の高い試験の勉強でも挫折しないようなフォロー体制があることも大きなメリットとなっています。
通信講座に通うデメリット
通信講座に通うデメリットは、独学よりも費用がかかることです。
独学ならかかる費用は教材費のみですが、通信講座に通うと教材費に加えて入学金や受講料が必要であったり、講師への質問にもお金が発生するところもあります。
各通信講座や期間によって費用は変わってきますが、大まかに1ヶ月15,000~80,000円かかるようです。
ただし、入学金が免除される特典やキャンペーンを開催している通信講座もあるので、リサーチ次第で安く済ませることも可能でしょう。
AVIVAのMOS・Access(アクセス)講座!
MOS・Access(アクセス)の通信講座を用意している予備校は数多くあるので、どれを選んだら良いか迷われる方も多いのではないでしょうか。
MOS・Access(アクセス)の通信講座でおすすめなのがAVIVAです。
AVIVAとは資格取得のための大手予備校で、難易度に関わらず様々な資格対策のコースが用意されており、その中にMOS資格に対応した講座があります。
下に、AVIVAのMOS Access対策講座の基本情報をまとめました。
MOS Access対策講座(全11回) | |
---|---|
学習形式 | 通学orオンライン |
費用(税込み) | 入学金:22,000円 受講料:34,800円 ※別途教材費 |
フォロー体制 | 新規入学者のみ入学金22,000円不要 「IT用語集」「IT基礎セミナー動画」「ショートカットキー集」の3大特典あり |
学習内容 | テーブル/リレーションシップ/クエリ/レポート/データベースの管理/他 |
学習期間 | 2週間~1ヶ月 |
受講満足度 | 98.8% |
AVIVAのMOS Access対策講座をおすすめする理由
AVIBAのMOS Access対策講座をおすすめする理由は、「リーズナブルな価格」で「自分のライフスタイルに合わせて学習できる」ことです。
AVIVAは新規入学者に限り入学金が不要になるので、受講料34,800円と教材費しか費用が発生しません。
オンラインでいつでも講座を受けられるので、忙しい方でも自分の都合の良い時間に学習することができます。
また、最短2週間で合格を目指せる効率的な学習カリキュラムも特徴で、時間を無駄にしたくない方には嬉しいポイントでしょう。
AVIVAと他の予備校との比較
AVIVAと他の予備校のMOS Access対策講座を比較したもの表にまとめました。
予備校名 | 学習形式 | 受講数(時間) | 料金 | 学習期間 |
---|---|---|---|---|
AVIVA | 通学/オンライン | 11回 | 入学金:22,000円 受講料:34,800円 ※別途教材費 |
2週間~1ヶ月 |
Winスクール | 通学/オンライン | 14回 | 入学金:9,900円 受講料:81,400円 教材費:4,400円 |
2ヶ月 |
KENスクール | 通学/オンライン | 15時間 | 受講料:49,500円 | 3ヶ月 |
AVIVAのMOS Access対策講座の料金は他の予備校と比べて平均的だと分かります。
しかし、他の予備校が2~3ヶ月でMOS・Access(アクセス)の学習をするのに対し、AVIVAは2週間~1ヶ月と短い期間で学習できます。
先述した通り効率的な学習で無駄なく教えてくれますが、時間をかけてゆっくり学習したい方は他の予備校を見てみるのも良いかもしれません。
Winスクール
WinスクールはAVIVAと同じく大手の予備校で、全国に55の校舎があり、通学か通信講座か好きな学習方法を選ぶことができます。
MOS・Access(アクセス)講座の入学金はAVIVAよりも安いですが、受講料は2倍以上となっており、全体的にみるとWinスクールの方がやや高い料金設定となっているようです。
受講時間は90分×14回の合計21時間で、受講期間は2ヶ月です。
Kenスクール
Kenスクールも資格取得に強い大手予備校で、通学と通信講座の学習方法が用意されています。
受講料は他の2つの予備校と比較して安く、経済面で不安を感じている方でも安心できる予備校と言えるでしょう。
受講期限は3ヶ月ですが、受講時間の総合は15時間と他と比較してやや少なめです。
また、こちらの記事でMOS資格取得におすすめの予備校を他にもご紹介しているので、気になる方は合わせてお読みください。
⇒MOSにおすすめのスクール14選!受講料や講座の選び方もご紹介
MOS・Access(アクセス)資格試験まとめ
MOS・Access(アクセス)資格試験は、実務でソフトを日頃から利用している方でも一回での合格は難しいと言われているほど他の試験に比べて難易度は高いです。
しかし難易度が高いと言っても決して取得ができない程のレベルではないため、職場でのスキルアップやキャリアアップのために資格が必要な方は以上で紹介した3つの勉強法を実践し合格を目指して下さい。
社会人や学生の方など忙しい方には、自分のスケジュールに合わせて勉強することができる通信講座が向いています。
MOS・Access(アクセス)を学べる通信講座は多くありますが、その中でもAVIVAは実績・内容ともにおすすめの通信講座となっています。