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秘書検定の難易度は高い?他資格とのランキング比較や合格率・偏差値・勉強時間の目安について解説

更新日:2024-05-07

秘書検定の難易度は高い?他資格とのランキング比較や合格率・偏差値・勉強時間の目安について解説

高校生の中には将来を見据えて、資格取得に励んでいる方もいると思います。

秘書検定というと、職業としての秘書を目指す人のための資格というイメージがある方もいるかもしれませんが、実は社会人としてのマナーや接遇が学べる有意義な資格です。

とくに秘書検定2級は高校生でも取得しやすく、将来事務職関連の仕事に就職を考えているのであれば在学中に取得しておくと将来の就職活動で有利になることがあります。

比較的難易度が低いと言われる秘書検定ですが、具体的にどれくらいの難易度で、どのような勉強をすれば良いのでしょうか。

今回は、秘書検定とはなにか、試験概要や等級ごとの難易度の目安に加え、独学で取得を目指す際の勉強法について紹介します。

    この記事でわかること

  • 秘書検定とはどのような資格なのか
  • 秘書検定の等級ごとの難易度目安
  • 秘書検定の概要と合格基準
  • 秘書検定を独学で取得する場合の勉強法

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秘書検定の難易度

秘書検定の等級別難易度の目安は、以下の通りです。

等級 受験者層 試験で問われること
3級 高校生が多い 一般的な社会常識・ビジネスマナーなど
2級 高校生・大学生・新社会人 接遇や電話対応・業務優先順位の判断など
準1級 大学生・社会人 秘書業務に関する専門知識・所作・話し方など
1級 社会人・秘書 上級秘書に必要な素養・接遇・サポート力など

ここからは、それぞれの難易度の目安や受験者層の傾向について解説します。

3級の合格率は60%~70%

秘書検定の3級は、それほど難易度が高くないため、高校生でも比較的合格しやすい難易度です。

3級の受験者は、高校生が全体の半数近くの割合を占めているとされ、例年60%~70%が合格しています。

秘書検定は大学への進学の際にはそれほど重要な資格ではありませんが、将来の就職活動を見据えて高校生のときからビジネスマナーを身につけておきたい方におすすめのレベルです。

2級は社会人のビジネスマナーの基本レベル

2級は、社会人として基本的なビジネスマナーや正しい言葉遣い、所作などが問われるレベルです。

3級同様に筆記試験のみが実施されるため、それほど難易度は高くありません。

3級と比べるとやはり難易度は上がりますが、大学生や新社会人の受験者も多くいるためビジネスマナーの基本を身につけておきたい方におすすめのレベルです。

受験資格もないため、3級を受けずに2級に挑戦することもできます。

準1級は中級秘書レベル

秘書検定は、準1級になると面接試験が加わって実技審査を受ける必要があるため、3級・2級と比べて格段に難易度が高くなります。

筆記試験で知識が問われることに加え、マナーや所作、言葉遣いなども問われるため、実践スキルを身につけておかなければ合格することができません。

面接試験では、3人1組でロールプレイング形式の試験が実施されます。

一般的な中級秘書レベルの対応力・所作が求められるため、試験勉強では面接対策も必要です。

1級の合格率は20~30%・上級秘書レベル

1級は、秘書検定のもっともハイレベルな等級にあたり、試験ではプロの秘書官としての知識・スキルが求められます。

先回りして上司や雇い主のサポートができるか、所作や話し方、応対、余裕のある態度など、プロ意識が求められるレベルです。

筆記試験も全問記述式になるほか、準1級同様に面接試験(2人1組)も実施されます。

合格率は20~30%程度とされており、秘書としてキャリアアップを目指す人の登竜門となる等級です。

秘書検定1級・2級・3級受かるには?難易度・仕事内容・合格率・給料相場

秘書検定の合格に必要な勉強時間は20~100時間程度

秘書検定の合格に必要な勉強時間は20~100時間と考えましょう。

通学講座の場合は、最短2カ月程度でカリキュラムが終了します。

秘書検定の1級、準1級の試験は面接があります。

面接対策に必要な時間も、学習計画に入れてください。

秘書検定の概要

秘書検定の資格は直接的に就職の採用に影響するわけではありませんが、取得していることによって実際に業務を行う場面において役に立つことが多くあります。

ここでは、秘書検定の試験概要と合格基準について確認していきましょう。

秘書検定の試験概要

秘書検定の試験は文部科学省後援の実麦の検定協会によって毎年3度全国の試験会場にて実施されています。

検定試験のレベルは3級・2級・準1級・1級の4段階に分かれており、受験資格や制限は特に無いため、興味のある方なら誰でも受験することが可能です。

秘書検定の受験料

秘書検定の受験料は以下の通りです。

区分 受験手数料
1級 7,800円
準1級 6,500円
2級 5,200円
3級 3,800円
準1・2級 11,700円
2・3級 9,000円

3級3,800円から受験できるので、挑戦しやすい資格ですね。

準1・2級や2・3級など、区分を合わせて受験できることも魅力です。

秘書検定の合格基準

秘書検定は、いずれのレベルの試験も「理論」と「実技」の2分野に分かれており、「理論」では①必要とされる資質、②職務知識、③一般知識、「実技」では④マナー・接遇、⑤技能の計5科目が出題されます。

出題形式は3級〜準1級までマークシート方式の選択問題と記述問題、1級はすべて記述問題となっています。

合格基準は「理論」「実技」いずれの分野においても60%以上の場合合格となります。

秘書検定が難しいと言われる理由

秘書検定が難しいと言われる理由をまとめました。

仕事を進めるうえで必要なマナーや、ビジネス用語の理解などは必須です。

理由①マナーや知識が求められる

秘書検定は、社会人が持つべきマナーや知識が求められる試験です。

企業で働く場合の対応力に自信が無いと、合格は難しいでしょう。

試験では対応する場面を想定した記述問題も出題されます

高校生も挑戦できる試験ですが、難易度が易しいわけではありません。

理由②用語の意味を把握する必要がある

ビジネス用語の意味をしっかり把握しないと、秘書検定合格は困難です。

「用語とその意味の正しい組み合わせ」といった設問では、幅広い問題が出題されます。

ビジネス用語を勉強し、その意味にも応えられるようにしてください。

理由③準1級から面接試験が存在する

秘書検定は準1級から面接試験が存在します

面接試験の課題は以下の3つです。

  • あいさつ
  • 報告
  • 状況対応

3人1組の形式で、自分がその当人になったつもりで演技するロールプレイングで試験が行われます。

面接の対策が足りないと、秘書検定で満足のいく結果は望めません。

秘書検定の難易度を他試験とランキングで比較

秘書検定の難易度を他試験とランキングで比較しましょう。

資格・検定 合格率
秘書検定 71%~26%
貿易実務検定準A級 40%前後
統計検定準1級 23.6%
物流技術管理士 70%程度
社会人常識マナー検定試験2級 71.2%

秘書検定の難易度は区分によって異なります。

3級の合格率は71%ですが、上級になるにつれて難易度がアップします

加えて、合格率が高いからと言って、簡単な試験というわけではありません。

秘書検定の試験科目

秘書検定の試験科目を確認しましょう。

理論と実技に分かれていることは秘書検定の特徴です。

それぞれの対策を練って検定に挑戦しましょう。

理論

秘書検定の理論は以下の科目です。

  • 必要とされる資質(秘書スキル)
  • 職務知識
  • 一般知識

60%以上の問題に正答すると、理論の科目はクリアです。

検定1級は全て記述式なので、気をつけてください。

準1級まではマークシート形式と記述式の試験問題が混ざっています。

実技

秘書検定の実技は以下の科目です。

  • マナー、接遇
  • 技能

対人関係の基本的な知識やビジネスマナー、言葉遣いの問題が出題されます。

事務用品やファイリングなど、より具体的な用語や知識も秘書検定で多く問題になります。

オフィスについて、環境整備の問題も頻出されるのでチェックしましょう。

60%以上の問題に正答すれば、実技科目合格です。

難易度の高い秘書検定に合格するポイント

秘書検定の準1級以上のレベルになると非常に高度なスキルと知識が問われることになり、1級の場合試験はすべて記述で行う必要があるため相当な時間を費やして対策をする必要があります。

一方、2級や3級に関してはそれほど難易度の高いレベルではなく、ほとんどの方が独学で挑戦し資格を取得しています。

それでは、独学で目指す際の具体的な勉強法について見ていきましょう。

ポイント①テキストと問題集を使って対策を立てる

秘書検定2級・3級の合格のためには、基本的に専用のテキストと問題集を使って対策を立てていきます。

秘書検定はビジネス系の資格の中でも非常に認知度があるため、多くの出版社が市販のテキストを出版しています。

特定の参考書を選ぶ必要はありませんが、実際の試験において祝儀袋や香典などのイラストが用いられた問題が出題されるため、カラー版のテキストや問題集を使うことをおすすめします。

それらのテキストを使ってある程度必要な知識が身についてきたら、実際の過去問を数回解き、解答と解説を読みながら知識を固めていきましょう。

ポイント②準1・1級は面接対策に力をいれる

秘書検定はいずれのレベルも学歴・年齢問わず受験できることから高校生のうちからよりハイレベルな試験に臨む方もいます。

その際の注意点として、1級に関しては通常の筆記試験に加えて面接があるため、面接のための対策も必要となります。

面接の対策法としては面接用のテキストを購入し同じように勉強していくか、もしくは実施団体の公式ホームページにある面接試験のシミュレーションを試すことによってより実践に近い形で対策をすることができます。

中には通信講座や資格学校に通って対策をする方もいますが、特に高校生の場合は受験や宿題など何かと忙しいと思うので、高校在学中に合格できなくても大学生、社会人になってからでも再度挑戦ができるため、それほど焦る必要はありません。

秘書とは

秘書は企業の経営層や管理職の業務を、全般的にサポートする仕事です。

ビジネスマナーが身についており、TPOをわきまえた言葉遣いや立ち振る舞いができる人が向いています。

サポートにやりがいを感じられる人は、特に活躍しやすいでしょう。

秘書の仕事内容

秘書の仕事内容は主に以下があります。

  • 秘書担当者のスケジュール管理
  • 電話やメールの対応
  • 来客応対
  • 職場環境の整備
  • 慶弔関連やお歳暮など交際業務の代行

経営幹部や社長などのサポートをする秘書は、ビジネスマナーだけでなく身だしなみも重要です

秘書検定合格後は早く活躍できるように、さらなるスキルアップを目指しましょう。

秘書の平均年収

厚生労働省が提供する令和4年賃金構造基本統計調査によると、秘書の平均年収は520万円です。

ただし、この年収は日本で秘書として働く人全体の平均です。

働くエリアや勤務年数によって、秘書の年収は異なるでしょう。

参考:厚生労働省が提供する令和4年賃金構造基本統計調査

秘書の将来性

秘書の将来性は、個人のスキルやコミュニケーション能力にも左右されます

技術が発展している昨今では、ツール やAIを使いこなせる秘書が活躍しやすいでしょう。

コミュニケーションが必要な秘書の仕事は、ロボットでは代用できません。

折衝力や気配りのスキルが求められる秘書の仕事は、人しかできない業務も多くあります

秘書検定の独学合格が難しい理由

秘書検定の独学合格が難しい場合には以下があります。

  • 社会人経験なしや知識ゼロからは難しい
  • 面接対策がしにくい

基本的には独学でも合格しやすい検定ですが、慣れていない人は難しいでしょう

合格するための対策には通信講座の受講もおすすめです。

独学が難しい理由①社会人経験なしや知識ゼロからは難しい

社会人経験がなかったり企業で働くための知識がゼロだったりすると、秘書検定合格は難しいです。

問題ではビジネスの基礎や用語、企業でのコミュニケーションに関するものが出題されます。

高校生でも取れると言われる秘書検定ですが、3級の場合でも合格率は70%前後です。

受験者の10人のうち、3人は合格できなかった計算になるでしょう。

秘書検定は誰にとっても難易度が低いわけではありません

独学が難しい理由②面接対策がしにくい

面接対策がしにくいことは、独学のデメリットです。

秘書検定では準1級から面接の試験があります

ロールプレイング方式の面接に慣れていない人も、戸惑う可能性が高いですね。

面接対策に悩んだら、早い段階で講師やアドバイザーの力を借りてください。

秘書検定におすすめの予備校・通信講座

秘書検定におすすめの予備校・通信講座は、複数を比較検討しましょう。

講座によってフォロー体制やカリキュラムが異なります。

なかにはキャンペーンを行っているお得な予備校・通信講座もあるので、チェックしてください。

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高校生でも取れる秘書検定

今回は秘書検定の試験概要や各レベルの難易度、対策について詳しく紹介しました。

秘書検定を持っていることで、それが各企業における採用に直接影響するわけではありません。

しかし、秘書検定を持っていることで特に事務職関連、その他の業種でも評価され、面接、もしくは昇給や昇格のためのアピール材料の一つになります。

秘書検定は高校生でも目指せる資格なので、興味のある方はどんどん資格取得にチャレンジし、より高いレベルの合格を目指しましょう。