司法試験は難関国家資格であるため何度も受験する方も珍しくありません。
しかし何度も受験するということは何年も受験生として過ごすということであり、多額の費用もかかる他にも精神的にも厳しいものがあるため、なるべく一発合格を目指したい所です。
そこでこの記事では司法試験の合格者について、一発合格する人の割合や平均受験回数、現役合格率はどのくらいなのか、一発合格のための勉強法などを解説していきます。
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しかし予備試験は司法試験と同じように非常に難しく、入念な準備が必要です。
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司法試験の平均受験回数
それでは、司法試験に合格するためには平均でどれぐらいの期間がかかるのでしょうか。
法務省が発表しているデータによると、令和5年は1回目で受かる人が1,584人という結果が出ていました。
受験回数 | 受験人数 | 全体割合 |
---|---|---|
1回目 | 1,584人 | 88.9% |
2回目 | 123人 | 6.9% |
3回目 | 35人 | 1.9% |
4回目 | 24人 | 1.3% |
5回目 | 15人 | 0.8% |
合格者数合計 | 1,781人 | 100% |
ここから令和5年を例にとると、平均受験回数は「1.18回」であるということができます。
一発合格、あるいは2回程度で受かる受験生が多くを占めるということです。
3回目、4回目、5回目と回数が増えていくごとに合格者数も減少していくため、なるべく少ない受験回数での合格を目指していきたいところでしょう。
予備試験の平均受験回数
最新の予備試験の平均受験回数についてのデータがなかったため、平成28年度の平均受験回数をご紹介します。
平成28年度の予備試験平均受験回数はおよそ「2.04回」です。
受験回数 | 受験者数 | 全体割合 |
---|---|---|
1回目 | 30人 | 26.5% |
2回目 | 52人 | 46.0% |
3回目 | 27人 | 23.9% |
4回目 | 4人 | 3.5% |
法務省が行ったアンケートの結果、ほとんどの予備試験合格者が3回以内で予備試験を合格していることがわかりました。
何度も受験することができる予備試験には、その難易度ゆえに2回、3回と挑戦する方がいるようですが、こちらのアンケートでは4回以上受験したという回答はありません。
以下の表に過去3年間の合格者の平均受験回数を示します。
年度 | 合格者総計 |
---|---|
令和5年度 | 1.18回 |
令和4年度 | 1.47回 |
令和3年度 | 1.6回 |
上記の表を見て行くと、平均受験回数は段々と減少していることが分かります。
前述したように、司法試験一発合格者が増加しているためでしょう。
司法試験の受験回数別合格率
以下に令和3年度の受験回数別の合格率を示します。
この合格率は 合格率=その受験回数の合格者数 / その受験回数の受験者数
で算出しています。
受験回数 | 合格率 |
---|---|
1回目 | 57% |
2回目 | 25% |
3回目 | 20% |
4回目 | 17% |
5回目 | 15% |
このデータを見ると現役受験者は5割以上の割合で合格しているのに対し、3回目以降は2割以下となっており、受験回数が増えるごとに合格率は下がっています。
考えられる理由としては、司法試験に対する予備校の対策が進んでいることや、予備試験合格者の受験人数が増えていることなどが挙げられます。
司法試験に一発合格するための勉強方法
最後に司法試験に一発合格するための勉強方法を解説していきます。
司法試験の形式は高校・大学受験などとは違うため、試験形式や重要な部分をよく理解できるようにしましょう。
論文式試験に重点を置く
司法試験では短答式試験にまず合格する必要がありますが、最終的に合格するためには総合得点で基準点以上を獲得しなければなりません。
司法試験の総合得点は、短答式試験の得点 + 論文式試験の得点 × 1.75で算出され、得点の比率は1:8となっています。
つまり、論文式試験の得点が総合得点に大きな影響を与えるため、論文式試験に重点を置くことが重要になります。
判例をよく理解する
法律を学習する上で重要なのが、条文をよく理解することです。
条文は分かりにくいことが多く、ただ読んだだけでも理解できない場合があります。
そこで、条文だけを見ても理解できない難しい法律について、判例と照らし合わせながら勉強することで条文を深く理解することが出来ます。
また、最新の条文までを頭に入れておくことで、司法の判断基準やその理由を知ることが出来ます。
司法試験の突破には条文の正確な理解が重要になりますが、そのために判例をしっかりと読み込むようにしましょう。
一人で勉強を完結させようとしない
予備校や通信講座は高額だからと、一人で勉強を完結しようとするのは控えましょう。
短答式試験では解答に従って正誤を判断することが出来ますが、論文式試験は模範解答と自分の解答が異なっていても正解になる可能性があり、模範解答の構成などから考えることが重要になるからです。
その際に、自分ではどこがあっていてどこが間違っているのかを正確に判断することが難しく、司法試験の合格経験がある方に依頼することが推奨されます。
現在は予備校やオンラインで添削してくれるサービスもあるため、それらを有効に利用するようにしましょう。
予備校に通って回答ノウハウを吸収する
司法試験対策に予備校・通信講座を利用することはとても有効ですが、予備校・通信講座選びも大切です。
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実際に令和4年の司法試験においては合格者専有率が45.3%と驚異的な数値を叩き出しており、信頼を置けます。
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司法試験は一発合格者が多いが複数回受験でも十分合格できる
司法試験の合格者について、一発合格する人の割合や平均受験回数、現役合格率はどのくらいなのか、一発合格のための勉強法などをご紹介してきました。
司法試験の一発合格者は年々増加しており、令和5年度の一発合格者は8割を超え、合格者の平均受験回数は、1~2回となっています。
3回目以上受験すると勉強へのモチベーションが低下したり、苦手分野ばかり偏って勉強をしたりするので、できれば一発合格できるように試験に臨みたいところです。
これから司法試験合格を目指すという方は、早目に合格できるように全身全霊をかけて勉強に励みましょう!