令和5年度(2023年度)の行政書士試験も近づいてきました。
この記事では、令和5年度(2023年度)の試験日と合格発表日、行政書士試験に関する情報や勉強法を紹介します。
学習スケジュールを立てるという点からも、試験日程の確認は資格試験の準備として重要な事の1つです。
どこよりも早い令和5年度の試験日程をこの記事では確認できますので、次年度の試験に早めに備えましょう。
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令和5年度(2023年度)行政書士試験の試験日程
行政書士試験は毎年11月第2日曜日に開催されており、令和5年の行政書士試験も例年通り開催されます。
令和5年度(2023年度)の行政書士試験の試験日程
令和5年(2023年) 11月12日(日) 13時00分~16時00分
令和5年度(2023年度)の行政書士試験の試験日程
続いて、令和5年度(2023年度)行政書士試験の細かな試験日程を見ていきましょう。
試験概要の公示は7月初旬にされ、願書・試験案内の配布や申込みは7月から8月下旬までとなっていますが、請求・申し込み方法によって細かい日付が異なるので注意が必要です。
試験要項の公示 | 令和5年7月3日(月) |
---|---|
願書・試験案内配布 | 7月24日(月)~8月25日(金) |
(願書・案内を郵送で請求する場合) | 7月3日(月)~8月18日(金) |
郵送受験申込 | 7月24日(月)~8月25日(金)消印有効 |
インターネット受験申込 | 7月24日(月)午前9時~8月22日(火)午後5時 |
受験票発送 | 10月23日予定 |
試験日時 | 11月12日(日)13:00~16:00 |
行政書士試験の概要
行政書士試験は一般社団法人 行政書士研究センターが運営する国家資格です。
試験は誰でも受けることができ、受験生は毎年4万人前後、合格率は10%前後となっています。
また、行政書士は絶対評価の試験であるため、決められた点数以上を獲得した全員が合格できる試験です。
運営団体 | 一般財団法人 行政書士試験研究センター |
---|---|
試験日程 | 1年に1回、11月第2日曜日に開催 |
受験資格 | 特になし(年齢、学歴、国籍不問) |
試験形式 | 筆記試験(マークシート、記述式) |
受験料 | 7,000円 |
合格基準 | ①「法令科目」で244点中122点(50%)以上
②「一般知識」で56点中24点(約43%)以上 ③全体の合計点数が300点中180点(60%)以上 の全てを満たすこと |
受験者数 | 47,870人(令和3年度受験者数) |
令和5年度(2023年度)行政書士試験の合格発表はいつ?
令和5年度(2023年度)の行政書士試験の合格発表日
令和6年(2024年) 1月31日(水)
令和5年度(2023年度)行政書士試験の合格発表日は、上記のとおりです。
試験結果は「行政書士試験研究センター事務所の掲示板」「同センターのHP」「合否通知書」で確認することができます。
HPはスマートフォンなどの場合閲覧に支障をきたす可能性がありますのでご注意下さい。
合格発表後に届くもの
合格発表後に届くものは、受験生全員に届く「合否通知書」と合格者にのみ届く「合格証」です。
合否通知書は令和5年(2024年)1月31日現在に登録されている住所に届けられますが、住所の誤り等で返送された場合は再送付が可能です。
合格通知書には試験の合否の他、得点も合わせて記載されます。
合格証は令和5年(2024年)1月31日現在に届け出ている住所に、令和5年(2023年)2月中旬に発送予定となっています。
行政書士試験の受験の流れ
行政書士試験を受験するためには、受験票を受け取り、期日までに申し込む必要があります。
申込を忘れると当然その年は受験できませんので、あらかじめ行政書士試験受験の流れを知っておき、余裕をもって準備するようにしましょう。
受験から合格証受け取りまでの流れ
①行政書士資格試験の要項の公示
②受験願書・試験案内の配布
③受験申し込み
④受験票の受け取り
⑤試験本番
⑥合格発表
⑦合否通知書の受け取り
⑧合格証の受け取り
①行政書士資格試験の要項の公示
毎年7月初旬にその年の行政書士資格試験の日程などの概要が発表されます。他にも試験地・試験場の発表もあります。
また試験の日程以外にも各種申込書類の締め切り日なども公開されるので必ず確認するようにしましょう。
ここ2年は例年通り開催されていますが、コロナウイルス感染症の拡大に伴い試験会場の変更等が起きる可能性ありますので、こまめにチェックするといいでしょう。
②受験願書・試験案内の配布
受験申し込みを郵送で行う場合には受験願書・試験案内を手に入れる必要があります。
例年各都道府県の行政書士会や役所、一部の大型書店で配布されます。
また試験案内の内容は「行政書士試験研究センター」の公式HPでも確認することができます。
郵送での受験願書・試験案内の受け取りを希望する場合には受付の日程が違うので必ず確認しましょう。
なおインターネットでの出願を希望する場合には入手は必要ありません。
③受験申し込み
郵送またはインターネットによって受験の申し込みをすることができます。
それぞれ受付の日程が違うので希望する手段に応じて余裕を持って手続きするようにしましょう。
受験料の払込や受験者の顔写真など準備に思いの外手間取る場合も多いようなので、前もって準備しておいて早めに手続きすることをおすすめします。
④受験票の受け取り
受験票は圧着はがきで例年10月中旬~下旬ごろに発送されます。
受験票には試験会場や受験番号などが記載されています。
試験当日はもちろんのこと、合格発表を確認するときまで手元で大切保管しておきましょう。
⑤試験本番
試験は例年11月の第2日曜日に行われます。
試験時間は13:00~16:00の3時間となっています。
年に一回しか行われないため後悔のないように全力を尽くしましょう。
受験票をはじめとして忘れ物がないように注意することが重要です。
⑥合格発表
合格発表は例年翌年1月の最終水曜日にされます。
「行政書士試験研究センター」の事務所の掲示板に張り出されるほか、「行政書士試験研究センター」のホームページにも受験番号が公示されます。
受験番号を自分で確認する形になるので、受験票は保管しておいて正確にチェックできるようにしましょう。
⑦合否通知書の受け取り
合格通知書は合格発表が公示されたあとに「行政書士試験研究センター」から合否に関わらず受験者全員に発送されます。
配点や合格基準点、得点は合否通知書に記載がされています。
⑧合格証の受け取り
合格証は例年翌年2月中旬ごろに簡易書留郵便にて「行政書士試験研究センター」から発送されます。
合格証を受け取ることができれば晴れて行政書士試験に合格したということになります。
行政書士試験の申込方法
次に、行政書士試験の申し込み方法について解説していきます。
申し込み方法は、「郵送申し込み」もしくは「インターネット申し込み」の2つの方法になります。
それぞれの申し込み方法について詳しくご紹介してますので、次回の行政書士試験を受験される方は是非参考にしてください。
郵送による申し込み方法
郵送で申し込みをする場合は、各都道府県にある受験願書の配布窓口で受験願書を受け取るか、郵送で願書を請求する必要があります。
窓口の場所はこちらで確認ができ、郵送で請求する場合の請求先は下記になります。
郵送請求の場合の宛先
〒252-0299
日本郵便株式会社 相模原郵便局留
一般社団法人行政書士研究センター試験課
願書を受け取ったら、下記の手順で申込を行います。
郵送による申し込みの手順
①受験願書に必要事項を記入する
②申込登録画面に必要事項を入力して送信
③顔写真を貼る
④郵便局の窓口から「簡易書留郵便」で郵送する
郵送の注意点は必ず郵便局の窓口から「簡易書留郵便」で郵送することです。
決してポストに投函をしないように注意してください。
記入内容に不備があり受験の受付がされない場合は受験願書が返送されますので、記入内容をしっかり確認してから送るようにしましょう。
詳しい申し込み方法については行政書士試験研究センターの公式ホームページからご確認ください。
インターネットによる申し込み方法
インターネットでの申し込みは「行政書士試験研究センターの公式ホームページ」から行います。
インターネットによる申し込みの手順
①行政書士試験研究センターのHPにアクセス
②申込登録画面に必要事項を入力して送信
③顔写真を登録する
④受験料金を支払う
⑤「登録完了メール」を確認する
公式ホームページにアクセスすると「受験申込み」という欄があるのでそちらをクリックし、続いて「インターネットによる受験申込み」をクリックすると申込登録画面が表示されますので、必要な情報を入力して送信すると申し込み完了です。
受験料金はクレジットカードの支払いかコンビニ支払いを選択できます。
詳しい申し込み方法についてはこちらの「行政書士試験研究センター」の公式ホームページからご確認ください。
行政書士試験の試験会場と当日の注意点
行政書士試験の試験会場は全国の都道府県に1か所以上設けられており、東京都などの受験者が多いエリアでは5か所以上設けられています。
行政書士試験の試験会場と、当日の注意点についてみていきましょう。
行政書士試験|全国の試験会場一覧
試験会場は、基本的には申し込んだ試験場で先着順の受付となります。
試験場は受験票にて確認できますが、新型コロナウイルスの影響や試験場の申込の状況によっては申し込んだ会場とは異なる場合があるので、必ず確認するようにしましょう。
試験会場は毎年多少の変更はありますが、以下に令和5年度行政書士試験の試験会場をまとめましたので、自分が受ける会場のイメージをするためにもどこが試験場になるのか確認しておきましょう。
北海道 | 北海学園大学 豊平キャンパス |
---|---|
道北経済センター | |
青森県 | 青森中央学院大学 |
岩手県 | 岩手大学 理工学部 |
宮城県 | TKPガーデンシティ仙台 PREMIUM仙台西口 |
秋田県 | ノースアジア大学 |
山形県 | 東北芸術工科大学 |
福島県 | 日本大学工学部 |
茨城県 | 駿優教育会館 |
栃木県 | 宇都宮大学 峰キャンパス |
群馬県 | 高崎経済大学 |
埼玉県 | 獨協大学 |
埼玉大学 | |
千葉県 | 日本大学理工学部 船橋キャンパス |
東京都 | 日本大学法学部 神田三崎町キャンパス |
日本大学理工学部 駿河台キャンパス | |
明治大学 駿河台キャンパス | |
東京都立産業貿易センター台東館 | |
TKP 市ヶ谷カンファレンスセンター | |
ホテルイースト21東京 | |
ベルサール高田馬場 | |
TOC有明 | |
ホテルイースト21東京 | |
TOCビル | |
明治大学 和泉キャンパス | |
武蔵大学 江古田キャンパス | |
帝京科学大学 千住キャンパス | |
神奈川県 | 関東学院大学 金沢八景キャンパス |
新潟県 | 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター |
富山県 | 富山大学 五福キャンパス |
石川県 | 金沢医療技術専門学校 |
福井県 | 福井工業大学 福井キャンパス |
山梨県 | 桃源文化会館 |
長野県 | JA長野県ビル |
松本歯科大学 | |
岐阜 | 岐阜大学 |
静岡県 | 日本大学国際関係学部 |
愛知県 | ポートメッセなごや |
三重県 | 皇學館大学 |
滋賀県 | 立命館大学 びわこ・くさつキャンパス |
京都府 | 立命館大学 衣笠キャンパス |
大阪府 | 大阪経済大学 大隅キャンパス |
関西大学 千里山キャンパス | |
兵庫県 | 神戸国際展示場 |
神戸ポートピアホテル | |
奈良県 | 奈良コンベンションセンター |
和歌山県 | 県民交流プラザ・和歌山ビッグ愛 |
和歌山県勤労福祉会館 プラザホープ | |
鳥取県 | 鳥取県庁 |
島根県 | くにびきメッセ |
岡山県 | 山陽学園中学校・高等学校 |
広島県 | 広島サンプラザ |
山口県 | 山口大学 吉田キャンパス |
徳島県 | 徳島大学 常三島地区 |
香川県 | せとうち観光専門職短期大学 |
愛媛県 | アイテムえひめ |
高知県 | 高知中学高等学校※3 |
福岡県 | 久留米大学 御井キャンパス |
佐賀県 | 佐賀大学 本庄キャンパス |
長崎県 | 長崎県勤労福祉会館 |
長崎県立諫早技能会館 | |
熊本県 | 熊本城ホール |
大分県 | 立命館アジア太平洋大学 |
宮崎県 | 宮崎県立宮崎工業高等学校 |
鹿児島県 | 鹿児島建設センター |
鹿児島県市町村自治会館 | |
沖縄県 | 琉球大学 千原キャンパス |
行政書士試験当日の注意点
行政書士試験本番に向けて入念な勉強をしてきても、試験当日に不備や不正行為を行い受験できなかったら元も子もありません。
試験会場での注意事項は厳しく決められているため、しっかりと確認した上で臨むようにしましょう。
試験当日に必ず持参しなけらばならないもの
試験当日の必須持ち物
・受験票
・体温測定結果等確認票(必要事項を記入の上)
・マスク(試験中も着用)
・BもしくはHBの黒鉛筆またはシャープペンシル
・プラスチック消しゴム
・上履きと下履きを入れる袋(土足厳禁の会場のみ)
試験当日は、上記の持ち物は必須となっています。
どれも忘れてしまうと受験ができない可能性が十分にありますので、忘れずに持っていくようにしましょう。
また、受験票に記載されている試験会場以外では受験することができないためお気を付けください。
試験当日に持参・使用してもよいもの
試験当日に持参・使用してもよいもの
・腕時計1個(試験室内には時計無し
*計算・通信機能のあるものは不可
*置き時計などは不可(懐中時計を机に置くのは可)
*事前にアラーム機能は解除すること
・鉛筆削り(ゴミを蓄えられ、小さく、電動でないもの)
・問題用紙に用いる蛍光ペン(複数の使用可)
・ハンカチ・ポケットティッシュ・目薬・点鼻薬
・膝掛や座布団(使用にあたっては試験監督員の許可を得ること)
試験当日には、上記のものも持参し、使用することができます。
特に試験室には時計がないため、腕時計や懐中時計は必ず持っていくべきでしょう。
スマートウォッチは使用できないためご注意下さい。
その他受験にあたっての注意事項
その他の注意事項
・午後0時30分から注意事項説明のため、午後0時20分までに着席の事
・試験開始後30分をすぎると受験は不可
・試験室の入室は午後11時50分より可能
・試験開始から午後2時30分までと試験終了10分前からは退室不可。この間に退室した場合は受験放棄となり欠席扱い
・試験時間中は上記に記載の持ち物以外机の上には置けない
・試験室内でのあらゆる電子機器類の使用は禁止(当日配布の封筒に入れて、電源を切って収納すること)
・答案用紙は持ち帰り不可
・防止類(フード含む)や耳栓の着用不可
・許可のない限り飲食不可
その他に注意しなければいけないこととして、簡単にまとめました。
これらの注意事項を破った場合受験資格を失うこともありますので、十分に注意しましょう。
特に退室可能な時間が決まっている事と、電子機器類は必ず電源を切る事を注意すべき点です。
意図的でなくても、発生してしまった場合は受験資格を失うことがあります。
令和6年度の行政書士試験スケジュール
2024年2月時点では、令和6年度の行政書士試験のスケジュールなどは公表されていませんでした。
しかし、例年では11月の第2日曜日に実施されているため、2024年11月10日(日)が試験当日だと予想されます。
行政書士試験の概要などについては、例年7月第2週に入ってから公示されるため、令和6年度試験についても同じタイミングの可能性があります。
行政書士とは
行政書士とは、総務省が定める国家資格であり、弁護士や税理士などと同じ8士業に数えられます。
基本的には行政書士試験に合格することで行政書士になる資格を得られますが、特定の資格を持っている方や公務員として行政事務を20年以上担当することでも行政書士になることができます。
行政書士の基本情報
資格区分 | 総務省が定める国家資格 |
---|---|
分野 | 法律 |
有資格者※1 | ・行政書士資格試験に合格した者
・弁護士、弁理士、公認会計士、税理士になる資格を有する者 ・国または地方公務員として行政事務を担当した期間が通算して 20年以上(高等学校、大学等を卒業した者は17年以上)になる者 |
試験方式 | 筆記試験 |
監督 | 各都道府県知事 |
人数※2 | ・行政書士個人会員:51,147人
・行政書士法人会員:1,117人 (令和4年10月1日現在) |
※1:行政書士法より引用
※2:日本行政書士会HPより
行政書士の主な仕事
行政書士は「街の法律家」とも呼ばれ社会生活と密着した法律関連の業務を担当しています。
主要な業務は行政と関係する書類の作成や提出の代行、関係事項の相談などであり、中でも「官公署に提出する書類の作成・代行」「権利義務に関する書類の作成・代行」「事実証明に関する書類の作成・代行」を担当することが多くなっています。
身近な例で言えば事業や自動車などの許可証、売買・賃貸借・雇用などの契約書、遺言書や会社の議事録の作成を行うことができます。
行政書士が扱える書類の数は1万種類を超えると言われています。
行政書士の試験対策
行政書士試験では非常に広大な範囲から幅広い法律の知識が問われます。
また法律以外にも時事問題や歴史問題など一般知識を問う問題が出題されることも特徴になっています。
試験範囲と出題形式を併せて確認しつつ、試験日程から逆算していつから勉強をはじめるべきかをまとめて解説します。
行政書士試験の出題範囲
行政書士試験の出題範囲は「法令科目」「一般知識」となっています。
そのうち「法令科目」が300点満点中244点を占め、行政書士業務の基本となる憲法や行政法、民法など幅広い法律の知識が問われます。
「一般知識」は300点中56点となっており、政治経済や情報通信、文章理解など行政書士の専門知識とは直接関係がない分野で構成されます。
全体に対しての配点自体は大きくありませんが、14問中6問以上正解できなければ不合格になってしまうことと、合格者の多くが8問以上正解していると言われていることから、得点源にしたいところです。
行政書士試験の出題形式・合格基準
行政書士試験は「5肢択一」「多肢選択」「記述問題」と複数の形式で出題がされます。
最も多く出題される方式が「5肢択一」であり、一般知識を含め全範囲において5肢択一は出題されます。
問いごとに提示される5つの選択肢の中から、当てはまる(当てはまらない)ものを1つまたは複数マークする必要があり、配点はそれぞれ4点となっています。
「多肢選択」は憲法で1問、行政法で2問出題され配点は各8点、各問20個の選択肢の中から問題文の空欄に当てはまるものをマークして解答します。
「記述問題」は行政法で1問、民法で2問出題され、1問20点と高いうえ部分点もあり、語句や制度などを40文字程度で説明する形の問題となっています。
各設問の合格基準点
①「法令科目」で244点中122点(50%)以上
②「一般知識」で56点中24点(約43%)以上
③全体の合計点数が300点中180点(60%)以上
3つのうち1つでも満たせないと不合格になりますので、法令科目・一般知識では最低限の得点を確保しつつ、残りの34点は追加で得点しなくてはなりません。
行政書士試験の合格率
行政書士試験は毎年4万人ほどが受験しますが、その中から合格するのは10%程度です。
行政書士試験は絶対評価なので基準点を越えれば誰でも合格ですが、それでも毎年1割しか合格しないため難しい試験だといえるでしょう。
直近3年間の合格率は次のようになっています。
試験年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和5年(2023年) | 46,991人 | 6,571人 | 13.98% |
令和4年(2022年) | 47,850人 | 5,802人 | 12.13% |
令和3年(2021年) | 47,870人 | 5,353人 | 11.2% |
行政書士試験に向けていつから勉強するべき?
一般的に行政書士試験に合格するために必要とされている勉強時間は以下の通りとされています。
行政書士試験合格に必要な勉強時間
- 法律について勉強したことがある人:300~500時間程度
- 初めて法律について勉強する人:500~1,000時間程度
もし平日2時間×5日+休日5時間×2日=週20時間の勉強をすると仮定した場合、1,000時間の勉強時間を確保するためには50週、ほぼ1年かかる計算になります。
800時間程度と仮定しても40週、10ヶ月ほどかかることになります。
行政書士試験は毎年11月第2日曜日に行われています。
つまり法律関連の勉強経験が全くない人が合格するためには遅くとも試験が行われる年の1月ごろには勉強を始める必要があるということです。
効率的な勉強のコツ
行政書士試験は難しい試験であり、初めて法律の学習をする方は遅くとも試験年の1月から勉強を始めなくてはなりません。
行政書士試験の勉強は、大きく分けて「独学で学ぶ」か「予備校に通う」か「通信講座を受講する」の3つの方法があります。
自分に合った勉強法を選択することこそが合格への近道ですから、しっかり精査して最も効率的な方法を選ぶようにしましょう。
独学で合格するためには
行政書士試験は「独学での合格は不可能」と言われることもありますが、独学で合格したケースも無いことはありません。
独学での合格を目指すならまずは教材を選ぶことからはじまります。
予備校や通信講座から出版されている書籍は、試験の出題傾向なども網羅しているため比較的取り組みやすく、学習の助けとなるでしょう。
また、行政書士向けの六法全書も用意しましょう。
判例や過去問が掲載されてい六法全書と法律自体を調べるためのシンプルな六法全を分けて使うなど、複数用意すると効果的です。
予備校に通う
行政書士試験の代表的な対策法は予備校に通うことです。
近年は通学・オンラインどちらでも受講できる予備校も多く、他の受験生とのつながりを持つことでモチベーションを上げたり、合格後に仕事の付き合いができるなどのメリットがあります。
しかし一般的に通信講座に比べて費用が高く、通学に伴う時間的な制約があるなど一長一短と言えるでしょう。
通信講座を受ける
予備校のほかに、通信講座を受講して学習をする方法もあります。
通信講座は校舎が無く通う必要もないため、お金の面でも時間の面でもコストを抑えることができます。
多くの講座は質問サポートや添削などもオンラインで行い、カリキュラムもしっかりしているため予備校とそん色ない学習が期待できるでしょう。
通信講座は利便性が高いですが、質問に対する回答に時間がかかる、カリキュラムの消化は自己管理に依存など通信講座ならではのデメリットもあります。
令和6年度(2024年度)の行政書士試験合格を目指すならアガルート!
ここまで、行政書士試験の合格発表日から試験日程、受験の流れや注意点を解説してきました。
既に述べたように、行政書士試験の学習を始めるなら、遅くても10ヶ月前からは試験学習を始めるべきです。
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---|---|---|
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中上級総合講義 | 約287時間 | 248,000円 |
中上級総合講義ライトカリキュラム | 約338時間 | 288,000円 |
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令和5年度行政書士試験の試験日・合格発表日|まとめ
今回は令和5年度行政書士試験の合格発表日や令和5年度の試験日程、いつごろ勉強を始めるべきか、そして勉強のコツに至るまでを解説しました。
実際の日付が認識できると試験に向けて自分のやるべきことがクリアになってより身が引き締まりますよね!
試験当日が迫ってきても焦る必要はありません。
試験までにしてきた勉強の積み重ねがあれば必ず自分の実力を発揮することができるはずです。
今から来年に向けた試験勉強を開始するという人も試験の予想日を参考に逆算して余裕を持って勉強するといいでしょう。
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