社労士の学習には多くの時間が必要であり、効率的な学習が合格のカギになります。
社労士試験は難易度が高く、その合格率は6~7%と言われています。
そのため独学での合格は可能であるものの初学者が挑戦するには難易度が高く、膨大な試験範囲や法改正に対応しながら学習を行うのは容易ではありません。
こうした挫折や勉強での不安をサポートしてもらいながら勉強に専念するためには、資格講座に通うことをおすすめします。
この記事では数多くある資格講座の中でも大原社労士講座の評判・特徴・料金などに焦点を当てて詳しく解説していきますので、講座選びの参考にしていただけると嬉しいです。
資格の大原の社労士講座の特徴は?
引用:資格の大原公式サイト
大原の社労士講座は、大手ならではの充実した質の高いサービスを受けることができるのが特徴です。
中でも講師の質・学習環境・学習サポートの体制は充実度が高く、受講生からも定評があります。
これからそれらの特徴について詳しくご紹介してきます。
受験指導のプロ講師陣の指導が受けられる
大原の社労士講座には、豊富な受験指導経験のあるプロ講師が多数在籍しています。
大原の社労士講座は毎年高い合格実績を出していますが、その理由の1つがやはり質の高い講師にあります。
初学者から経験者まで分かりやすく丁寧で魅力的な講義を行なってもらうことができます。
また大原の質の高い講義は受講生からも評判が高いのが特徴です。
「合格Webアプリ」で学習が可能
大原の社労士講座には、受講生限定でWeb通信講座やWebフォローなどの動画を視聴できるサービスがあります。
この講義動画などはアプリで視聴可能なため、ストレスがなく快適に利用できるのが特徴です。
またダウンロードすることで電波の無い環境でも動画を再生することができるため、場所を選ばずに学習をすることができます。
万全のサポート体制
大原では、受講生のことを第1に考えたサポートやフォロー体制が非常に充実しています。
質問対応や自習室の利用などはもちろん、欠席をしてしまった場合でも動画講義などで補講が受講できたり何度でも同じ授業を受講できる重複受講制度があったりするのです。
このように大原では自分の生活・仕事・学業のペースに合わせやすい受講環境が整っていると言えます。
大原の社労士講座の合格率
大原において社労士試験の合格率は公表されていません。
しかし2021年度の合格者数は528名と非常に多い数で、合格者数としては業界の中でも上位群に位置しています。
その後合格者数は300人前後で推移しておりますが、それでも合格者数は十分多いです。
大原は大手のスクールのため、実績はしっかりとあると言えます。
資格の大原の社労士講座の料金
引用:資格の大原公式サイト
大原の社労士講座には学習経験の有無や学習期間などに合わせて多様なコースが用意されています。
ここでご紹介する5つのコースを参考に、自分の生活リズムや学習スタイルに合わせて自分に合ったコースを見つけてみてください。
2024年受験対策社労士合格コースinアドバンス16
「2023年受験対策社労士合格コースinアドバンス16」は初学者や独学者を対象としたコースです。
「inアドバンス16」では前年度の教材を使用して主要科目の出題頻度が高い項目を学習し、その後「社労士合格コース」の学習を行います。
早期に学習を始められるため試験まで余裕を持って理解を深められます。
また前年度教材の学習量が異なる「2023年受験対策社労士合格コースinアドバンス9」というコースもあります。
講座内容 | inアドバンス16 ミニテスト 科目別基本講義 確認テスト 選択式トレーニング問題集 択一式トレーニング問題集 中間テスト 労働経済・厚生労働白書 まとめ講義 法改正まとめ講義 選択式直前対策演習 択一式直前対策演習 全国統一公開模擬試験 直前統合演習 |
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講座料金 | 240,000円 |
⇒2024年受験対策社労士合格コースinアドバンス16の詳細はこちら
2024年受験対策社労士合格コース
「2023年受験対策社労士合格コース」は大原の社労士講座の中で最もスタンダードなコースです。
前述した「2023年受験対策社労士合格コースinアドバンス16」よりも少ない回数で効率的に合格を目指すことができるコースのため、初学者だけでなく学習経験者や独学者にもおすすめです。
各項目の確認テストや模擬試験の実施タイミングなどがちょうど良く、万全な体制で試験に臨めます。
講座内容 | ミニテスト 確認テスト 選択式トレーニング問題集 択一式トレーニング問題集 中間テスト 労働経済・厚生労働白書 法改正まとめ講義 選択式直前対策演習 択一式直前対策演習 全国統一公開模擬試験 直前統合演習 |
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講座料金 | 200,000円 |
2024年受験対策必勝リスタート講座+社労士経験者合格コース
「2023年受験対策必勝リスタート講座+社労士経験者合格コース」は学習経験者や独学者を対象としたコースです。
本試験直後の9月から学習がスタートでき、受験経験者の方に最適な「必勝リスタート講座」と「社労士経験者合格コース」がパックになっています。
「必勝リスタート講座」では試験直後に全科目の総復習を行い、実力を維持しつつ弱点の克服を早期に行うことができます。
講座内容 | 必勝リスタート講座 ミニテスト 科目別基本講義 判例・白書 選択式対策 確認テスト 選択式トレーニング問題集 択一式トレーニング問題集 中間テスト 労働経済・厚生労働白書 法改正まとめ講義 選択式直前対策演習 択一式直前対策演習 全国統一公開模擬試験 直前統合演習 |
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講座料金 | 190,000円 |
⇒2024年受験対策必勝リスタート講座+社労士経験者合格コースの詳細はこちら
2024年受験対策社労士経験者合格コース
「2024年受験対策社労士経験者合格コース」は本試験合格発表後の10月から学習がスタートできるコースで、学習経験者・独学者を対象としたコースです。
自主学習がしやすいカリキュラムになっており、万全な状態で本試験に臨めます。
具体的には経験者コース専用の「ミニテスト」「演習サブノート」「判例・白書選択式対策」が用意されており、早期に得点アップを図ることで実力をつけることができます。
講座内容 | 科目別基本講義 判例・白書 選択式対策 確認テスト 選択式トレーニング問題集 択一式トレーニング問題集 中間テスト 労働経済・厚生労働白書 法改正まとめ講義 選択式直前対策演習 択一式直前対策演習 全国統一公開模擬試験 直前統合演習 科目別基本講義 判例・白書 選択式対策 確認テスト 選択式トレーニング問題集 択一式トレーニング問題集 中間テスト 労働経済・厚生労働白書 法改正まとめ講義 選択式直前対策演習 択一式直前対策演習 全国統一公開模擬試験 直前統合演習 |
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講座料金 | 180,000円 |
2024年受験対策社労士速修合格コース
「2024年受験対策社労士速修合格コース」は基礎から本試験合格レベルの実力を短期間でつけることができるコースです。
初学者・学習経験者・独学者が対象で、重要ポイントを中心に効率よく段階的に学習するカリキュラムになっています。
短期集中ながら講義回数は54回と充実しており、しっかりと合格できる実力を身につけることが可能です。
講座内容 | 科目別基本講義 ミニテスト 確認テスト 選択式トレーニング問題集 択一式トレーニング問題集 労働経済・厚生労働白書 法改正まとめ講義 選択式直前対策演習 択一式直前対策演習 全国統一公開模擬試験 直前統合演習 |
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講座料金 | 170,000円 |
資格の大原の社労士講座の学習方法
引用:資格の大原公式サイト
大原には前述したように種類豊富なコースがありますが、それぞれのコースに合ったカリキュラムがあります。
テキストで学習するインプット・演習問題で知識定着を図るアウトプット・直前の模擬試験や演習などがあり、試験合格に必要な力を養うことができるようになっています。
オリジナルテキストで知識を習得
大原では毎年最新の出題傾向・配点分布を分析しながらカリキュラムを作成しており、その内容理解を確実にするためのポイントを絞ったテキストを使用しています。
もちろん教材は毎年改定されており、教材の他にも副教材が用意されているためしっかりと学習することができます。
いくつかのレビューでは文字が少なく図解が多いため読みやすいとの声もあり、初学者でも安心して学習できそうです。
「最小の努力で最大の効果」を発揮するためのカリキュラムで編成されているため効率的な学習が可能です。
ミニテストや確認テストでアウトプット
大原の社労士講座では、どのコースにもミニテストや確認テストなどアウトプットの機会が多く設けられています。
インプットしただけでは本番の試験で答えられる力はつきませんし、実際の試験で問われる形式を理解することは効率的な学習に不可欠です。
講義の中や各項目の最終講義でテストを実施することで理解度を確認できます。
コースによっては、ミニテストや確認テストの他にも選択式トレーニング問題集や択一式トレーニング問題集など難易度が明示された問題集もあります。
問題演習ができるものは多いため、自主学習で行う内容に困ることがありません。
演習問題・模擬試験で直前確認
試験直前になると、カリキュラムに含まれている演習問題や模擬試験などを活用して直前確認をすることができます。
まず「全国統一公開模擬試験」では大原が出した最終予想問題で作成された模擬試験を解きます。
こちらの模試は最新の試験傾向を分析し本試験で出題される可能性が高い項目を厳選し2回実施されるため、その都度自分の知識の定着や抜けの確認ができます。
そして全国統一模擬試験後に実施する「直前総合演習」ではまとめの演習を行います。
こちらも本試験と同様の形式で選択式・択一式で行われるので本番を想定した演習ができます。
直前にこのような問題を解くことで、本試験ギリギリまで得点アップを図ります。
資格の大原の社労士講座の良い口コミ・評判
引用:資格の大原公式サイト
勉強が思うように進まず気分が沈む時もありましたが、先生方の明るくわかりやすい講義で気持ちを切り替える事が出来、試験を乗り切る事が出来ました。
講義内において、頻繁に関連事項などの思い起こしをしてくれた事で、テキストの読み方が深化しました。
コロナもあって、通信にしましたが、わからないところや不安な箇所をリピートして聞けたのが良かったです。
特徴の項目で大原社労士講座の講師の評判の高さについて触れましたが、受講生のコメントの中にも講師に対する感謝や高い評価が多く書かれていました。
ただ講義を行うだけでなく重要ポイントを分かりやすく示しながらメリハリのある授業を行なってもらうことができ、
1人ひとりの相談にも親身に乗ってもらえるため学習のモチベーションも維持しやすいと思います。
また通信講座でのリピート機能も評判が良く、自分の分からない箇所は分かるようになるまで聞くことができる点もおすすめです。
資格の大原の社労士講座の悪い口コミ・評判
料金が高い
スマホ学習が充実していない
テキストが白黒だったのが残念だった
大原の講座は、サポートやサービスが充実しているものの他社と比較すると料金が高いことがネックになっているようです。
他の人気講座と比較すると約2倍以上の料金がかかるので悩む人も多いようですが、自習室を利用できることや知名度などの安心感を考えると充実したサポートが受けられるスクールのためその点を重視したい人にはおすすめできます。
またテキストはオリジナル教材で内容に対しての評判は高いですが、白黒だったのが残念という声もあるようです。
資格の大原の社労士講座に向いている人と向いていない人
最後にこれまで紹介してきた内容を踏まえ、大原の社労士講座に向いている人・向いていない人についてそれぞれ解説していきます。
受講生からの評判が高く魅力的な特徴の多い大原の社労士講座ですが、自分に合った講座かどうかよく考えることも忘れてはいけません。
向いている人
まずは、大原の社労士講座に向いている人について見ていきましょう。
- 実績のあるスクールで学習したい人
- 自分のレベルに合ったコースで学習したい人
- 演習を沢山行いたい人
大原は社労士講座の資格スクールの中でも人気が高く、毎年しっかりと実績を出しているスクールです。
そのようなところで学習したい人には向いていると言えます。
またコースが豊富なことや演習の量が多いことが特徴的なのため、自分のレベルに合ったコースでしっかりと演習をしたい人にはおすすめのスクールだと言えます。
向いていない人
続いて大原の社労士講座に向いていない人についても見てきます。
- 安い料金で受講したい人
- 隙間時間に学習したい人
- スマホ学習をしたい人
大原の講座は教室に通えることが特徴のため、その分料金が高くなってしまっているのではないかと考えられます。
その分充実したサービスを受けることができるのですが、安い料金で受講したい人には向いていないかもしれません。
またスマホコンテンツの充実度は高くないようなため、通勤や通学などの隙間時間を利用して学習したい人は他の通信講座に特化したスクールを検討した方が良さそうです。
資格の大原の社労士講座の評判や特徴まとめ
今回は大原の社労士講座についてご紹介しました。
多くの人から選ばれている大手校というだけあってサービスの質や充実度が高く、講師の評判も良いようでした。
一方料金の高さや隙間時間の学習がしにくいことなどがデメリットとして挙げられます。
これらの点を重視したい方は、他の講座も比較し自分に合ったスクールを検討してみてください。
大原はこれまで多くの合格者を輩出してきたスクールのため、自分に合っているスクールだと感じた方はぜひその選択を信じて合格を目指してください。
この記事を資格スクール選びの参考にしていただけると幸いです。