助産師は20代30代の女性が目指せる、近年人気が上がっている仕事です。
助産師は他にも助産婦、産婆さんと呼ばれています。
助産師ってどんな仕事?
助産師とは、分娩可能な産婦人科などで妊娠・出産にかかわり、助産行為を行う人のことを言います。
また産後の母子のケアや育児の相談等、「人の誕生」に関わる一連の流れを管理、指導します。
産婦人科医には数多くの男性医師が勤務してますが、助産師は男性の資格取得は現在まで認められていません。< /p>
それは妊娠から出産まで女性目線でのアドバイスや相談に乗ってくれる存在としての役割が大きいからだと言えます。
助産師になるためには?
助産師国家資格試験はマーク方式となります。
助産師国家資格の試験内容は大学や専門学校で習った授業や教科書から主に出題されます。
過去問題や参考書の問題を解くことも大切ですが、まず教科書を読み確認のために過去問題や演習問題を解くこと、そのあとに間違えた問題をちゃんと理解することが大切になります。
助産師の仕事例・報酬相場
助産師の他の職業例
助産師、看護師
助産師に向いている人
病気ではないものの妊婦さんはとてもナーバスで特に産後は心身の変化が起こりやすい時期です。
そんな妊婦さんに対して親身な対応や気遣いができる人は助産師に向いていると言えます。
また、赤ちゃんや子供が好きなことはもちろんですが分娩が好きな人、出産を家族と一緒に喜べる人、分娩に責任をもって取り組める人は助産師に向いていると言えます。
助産師と同じ分野の他の職業
看護師、保健師、産婦人科医、医師
助産師の年収・給料相場
助産師の平均月収は約32万円、年収は約530万円と安定しています。
同じ医療関係として看護師も給料は安定していると言われていますが、助産師は看護師よりも高い給料です。
勤務先にもよりますが、年収の差は90万円にも上る場合もあります。
助産師の現状
看護師の不足はメディアなどでもとらえられていますが、看護師よりも助産師の不足のほうが深刻な状況です。
女性が一生に産む子供の平均数は平成26年度に少し上昇しましたが、それでも1.5%弱と低い水準を保っています。
少子化は進んでいるからとって助産師の需要も少なくなったというわけではなく、出産環境の充実化に力を入れた病院や施設が増えたことにより様々なところで助産師が求められています。
助産師の将来性
近年の出産にかかわる訴訟の急増により、出産可能な病院が相次いで閉鎖をし診察のみのクリニックなどが増えています。
これにより、産科医自体が減り助産師が求められています。
助産師は正常分娩のみ独自で扱えますので、分娩できる病院が減っている今とても必要とされています。
産婦人科や病院での求人も絶え間なく行われていることから、就職には困ることはないでしょう。
助産師の独立について
助産師として独立とは、助産院を開業することを指します。独立することはできても、その道に進む人は助産師の約3%ほどしかおらず勤務医でとどまる人が多いのが現状です。
その理由として、助産師は医療行為ができません。万一ミスで死産などが起きてしまった場合訴訟になりかねないからだともいわれています。
独立・開業することは容易にできますが、相当な覚悟と激務にも耐えられる体力が必要であると言えます。