現代社会のストレスを抱えた人の心や身体に癒しを与える「セラピスト」には様々な種類がありますよね?それぞれ仕事内容は違えど、身体的・精神的不調を癒し、軽減させる点はすべて共通しています。
しかし、セラピストになるには一体どのような資格が必要なのでしょうか?
ここではセラピストの給料や種類についても紹介していきたいと思います。
セラピストになるには?
一般的に、セラピストになるにはどんな方法があるのでしょうか?
無理なくセラピストを目指せる方法を紹介していきますので、是非参考に検討してみてはいかがでしょうか?
セラピストになるには「学校に通う」
セラピストになるには、やはり学校やスクールに通いながら学ぶのが一般的と言えるでしょう。
スクールや学校の学費は平均して20~30万円程度ですが、実習などが充実している学校だとさらに高額になる可能性もあります。
また、学校に通う期間も3か月~1年程度とまちまちなので、あらかじめ計画性をもって決定しないといけません。
実習内容が充実している学校や授業内容、所得できる資格も学校によって異なるので、しっかりと検討が必要です。
セラピストになるには「就職する」
セラピストになるには必ず資格が必要になると思ってはいませんか?実は、必ずしも資格が必要なわけではないんです。
もし自分の目指しているセラピストが資格の必要ないものであれば、サロンに就職し実践で技術を取得することができるのでセラピストになるには一番の近道かもしれません。
また、未経験OKで採用してくれる会社も少なくありませんし、働きながら研修や資格を取得することも可能なのがメリットと言えるでしょう。
ただし、研修や施術の練習は勤務時間外になるので注意したいポイントですね。
セラピストになるには「通信講座を受講する」
セラピストになるには、通信講座で独学で勉強し資格取得する方法もあります。
通信講座は学校やスクールよりも費用がかからず、自分のペースでスケジュールを立てながら進めていくことができるのがメリットと言えるでしょう。
ただし、あくまで通信講座は自己学習となるため、施術の練習がしにくいのがデメリットとして挙げられます。
しっかりとした知識を付けてから実践したい方にはおすすめです。
セラピストの種類と各給料は?
一概にセラピストと言ってもたくさんの種類がありますし、手法や目的・仕事内容も異なってきます。
どんなセラピストになりたいか、どんな仕事内容に興味があるのか参考にしてみてくださいね?
アロマセラピスト
アロマセラピストとは、植物から抽出したエッセンシャルオイルを用いて、香りの効果で心身の体調を癒すセラピストです。
また、アロマセラピストの他にハーブセラピストと呼ばれる種類の職種も存在しており、治療法や必要な知識も似ているのでどちらの資格も取得している方が大多数です。
アロマセラピストの給料や年収は、新卒・未経験者として就職した場合、月々の給料は16~18万円程度。年収は200~300万円前後が一般的です。
心理セラピスト
心理セラピストとは、いわゆる心理カウンセラーのことを指しており、人々のストレスや悩みを解決するためのカウンセリングを行うのが主な仕事内容です。
開業するか就職するかで仕事内容や給料・年収に大きな差があるのも心理セラピストならではと言えるでしょう。
学校カウンセラーやメンタルクリニックに就職した場合の給料は、平均月収25~30万円程度、平均年収は350~400万円が目安です。
リンパセラピスト
リンパの専門知識を用いて、リンパの流れを良くし不調を解消する手助けをするのが仕事内容のリンパセラピスト。
主な就職先はエステサロンや整体サロンなど、最近ではデトックスサロンやスポーツジムでも需要が高まっているセラピスト職種です。
どこに就職するかで給料は異なってきますが、おおよその年収は300万円程度と言われています。
整体セラピスト
「整体師」にあたるのが整体セラピストで、骨格のゆがみを矯正することが仕事内容です。
公的な国家資格は必ずしも必要ではないのですが、整体の知識や実技を身に付いている方が就職には有利に働くと言えるでしょう。さらに、月収や年収に関しても資格のあるなしで大きく異なります。
就職するとなると平均年収は200~300万円、ただし開業して自営業となると給料を大幅に稼ぐことができるのが整体セラピストの魅力ですね。
アニマルセラピスト
アニマルセラピストとは、動物と触れ合うことで健康回復効果や心を癒すお手伝いをするセラピストのことです。
動物と一緒に仕事をする以上動物好きであることは第一条件ですし、動物に対しての基本的な知識も必要になってきます。
日本ではまだ認知度が低く専門職としての仕事がないため、給料を貰わずに団体や教会に登録してボランティアとして活躍している方が過半数を占めています。
ただし、獣医師などの専門職に就く場合として考えると年収200~250万程度になるようです。
リフレクソロジスト
リフレクソロジストとは、足のマッサージによる治療を施すセラピストのこと。施術を受ける相手に合わせカウンセリングやアドバイスを行うため、マッサージ業ではなくセラピスト業として扱われることが多いです。
リフレクソロジストの民間資格は多数存在し、西洋式や東洋式など自分がどのような施術内容を学びたいかで変わってきます。
月々の給料は20~24万円、年収は250~400万程度ですが、氏名手当や実力次第で給料を稼ぎ出すことができるセラピスト職と言われています。
カラーセラピスト
カラーセラピストとは、「色」が人の心身にもたらす癒しの効果を利用して体調やメンタルを整えるセラピストのこと。
仕事内容としては、カラーカード・カラーボトルと呼ばれるものを使用して、相手の心身の状態を分析します。そして、「色」の力で様々な要因を読み解き治療を施します。
カラーセラピストは資格所得後、自身でカラーセラピーサロンを開業する方がほとんどです。さらに、色彩の専門家として活躍したり、講師業を行う方もいらっしゃいます。
平均的な年収は150~200万円程度なので、副業としてカラーセラピストを目指す方が多いです。
アートセラピスト
アートセラピストとは「芸術療法」とも呼ばれていて、絵画を初め音楽や演劇・陶芸などのアート(芸術)を通して人の心を癒すのが仕事内容です。
まだ日本では認知度が低く、専門職としての仕事はなかなかな少ないようです。
ですが、福祉施設や教育期間が関心を示し始めていることもあり、今後活躍の場が増えてきそうなセラピスト業と言えるでしょう。
参考になる年収や給料はまだまだ不明確ですが、今後アートセラピーやアートセラピストが有名になってくれば稼ぐことも難しくないかもしれません。
セラピストになるにはどんな資格が必要?
セラピストになるには、必ずしも国家資格のように取得していないと就職できないわけではありません。
ですが、いくつかの種類の資格を取得していることで就職に有利になったり技術面でも幅広く活躍が期待できます。
ここでは、セラピストになるために役に立つ国家資格・民間資格を何種類か紹介していきます。
セラピストになるために有利な国家資格
セラピストとしても有利になる国家資格が数種類ありますので紹介していきます。国家資格を持っているだけで、セラピストとしての活躍の場が広がる可能性もあるかもしれませんね?
- 柔道整復師
- 鍼灸師
- 公認心理師
- あん摩マッサージ指圧師
専門職ですが、国家資格なので就職には有利になると言えるでしょう。
セラピストになるために有利な民間資格
セラピストとしての民間資格は数百種類にも及びます。そのため、自分自身に合った資格を見極める力が必要です。ここでは人気のセラピストの民間資格を数種類ピックアップして紹介します!
- アロマセラピー・・・サロンやマッサージ店で勤務したい方向け
- 臨床心理士・・・医療機関や病院で勤務したい方向け
- リフレクソロジー・・・企業で勤務したい方向け
- カイロプラクティック・・・サロンやマッサージ店で勤務したい方向け
セラピストになるには、どういった職場で活躍したいかによっても異なってきます。是非何種類かのセラピストの資格を比較検討してみてください。
セラピストになるには資格がいる?セラピストの種類や給料まとめ
セラピストになるには必ずしも資格が必要ではありませんが、資格を取得している方が就職に有利な場合が多いと言えます。
就職先やセラピストの種類によって仕事内容や給料は様々なため、セラピストになるには何種類か資格を取得したり、認知度が低いセラピーであると副業として行っている方がほとんどだそうです。
この機会に様々なセラピストの資格を比較検討して、あなたに合ったセラピストのお仕事を見つけてみてはいかがですか?