健康意識が高まっている今、食に関する資格が注目されています。
そのうち「食育インストラクター」は子供の成長に役立つのはもちろん、取得しているとあらゆる職種で活用することもできるのでおすすめです。
そこで今回は、食育インストラクターになるための方法と資格取得に関する疑問や合格率、試験日、独学での勉強方法について紹介していきます。
食育に関する資格のおすすめ3選
食育インストラクターは自宅で取得できる
食育インストラクターはプライマリー・4級・3級・2級・1級の階級があり、プロとして仕事を受注するためには3級以上の階級が必要です。
しかし食育アドバイザーの3級をいきなり取得することはできず、プライマリーもしくは4級の取得の後に受験する流れが一般的です。
プライマリーと4級ではプライマリーの方が下の位置づけになりますが、プライマリーは自宅で受けられる養成講座を修了すれば取得できる手軽さが魅力です。
がくぶんの食育インストラクター養成講座は最短3か月~6ヵ月でプライマリーの資格を取得でき、調理学校に通う等の手順を踏む必要はありません。
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食育インストラクターとは?
食育インストラクターとは、職を通して心身の健康を保つための知識を習得できる資格です。
習得できる知識は、以下の3点。
- 安全な食材の選び方
- 食のマナー
- 栄養を活かした調理方法
つまり食材選びから栄養管理を考えたメニューまで、食に対する一連の意識を高めて継承していく役目を担った資格というわけです。
学びにマナーが入っていることでも、自己満足で終わってはいけない資格なんですね。
またこの資格の理事は、あの有名な料理評論家・服部先生であることも注目されている資格です。
食育インストラクターになるには?
食育インストラクターになるためには、NPO日本食育インストラクター協会の認定講座を受講する必要があり、階級によっては養成スクールに通う必要があります。
ただし初級の「プライマリー」までは、独学で通信講座だけで取得できるので多くの人が目指しています。
そこでこの章では、食育インストラクターの基本内容を説明していきましょう。
食育インストラクターになるには?養成講座の受講方法
食育インストラクターになるには、プライマリーまでは通学する必要はなく通信講座で独学で学ぶことができます。
視覚でも独学できるように分かりやすいDVDや、スマホで独学できるようなEラーニングシステムも用意されているので、隙間時間に学ぶことができますよ。
食育インストラクターになるための独学期間の目安
プライマリーは、約6か月間の養成期間が目安となっています。
さらに万が一この期間が過ぎても、もう6か月間を無料で延長できるサービス付き!自分のペースで焦らず独学できることは良心的なシステムですね。
これもただ知識を丸暗記で詰め込むのではなく、しっかりと理解した上で食育に役立ててほしいという服部先生の意図が込められているのでしょう。
食育インストラクターになるには?個人指導の導入
食育インストラクターになるにはトータルして6回の課題があり、その都度専任講師からアドバイスをもらうことができます。
このことにより疑問点が解消できて、ステップアップした知識を習得することができるのです。
独学を基本にしながら、きめ細かな個別指導を受けられる親切な養成講座です。
食育インストラクターの試験内容
食育インストラクターになるには、プライマリーの場合は一斉にどこかの会場で試験が行われるのではなく、各自最終課題を提出してクリアすれば合格となる資格です。
したがって遠方から都心の会場に試験日に合わせて行く必要もなければ、実技試験などもないので安心ですね。
もちろん独学の成果に自信が持てるまで課題を提出せずに、じっくりと勉強に向き合うことも自由です。
食育インストラクターになるための習得範囲
最後に触れておくのは、食育インストラクターになるには必要な知識の内容についてです。
主に以下の5つについて学んでいくのですが、内容を見ると他の食関連の資格とは少し目的が違うことが分かります。
- 食生活の基礎知識~日本が抱えている食生活の問題点や食育の重要性について。キレやすい子供が増えていることなど。
- 安全な食材の選び方~安全な野菜や肉・魚の選び方。食品表示の見方や遺伝子組み換え食品について。美味さの前に安全に着目しているのがポイント。
- 食材についての知識~畜産品・穀物・加工食品など毎日の生活で使う100品目についての知識。健康を増進できるような保存方法や調理方法について。
- 食事のマナー~和食のマナーを中心に、季節ごとの伝統料理や郷土料理などについて。
- 年代別の食育知識~妊娠期からシニア世代までの健康のための食育について。好き嫌いの克服方法まで学ぶことができる。
食育インストラクターの資格取得の難易度
食育インストラクターの資格を取得する難易度は、課題を提出することで誰でも取得できるプライマリーから、上級コースまでで合格率にかなりの差があります。
具体的に食育インストラクターの階級ごとの合格率を見ていきましょう。
食育インストラクターの階級:プライマリー
プライマリーの合格率はほぼ100%に近い人が認定講座を受講すれば合格すると思ってよいでしょう。
その理由は期間延長講座や、個別指導があることについて触れた前章を参考にしてみてください。
食育インストラクターの階級:4級
ここからは本格的に教えることを目的とした資格への入口のため、合格率は下がっていきます。
といっても4級からは通信講座だけではなく、指定のスクールや研修会に参加する必要があるため、その内容をしっかり理解していれば合格率は80%以上は見込めます。
食育インストラクターの階級:3級から2級
3級以上の合格率は、場合によっては80%を下回ってきます。
というのも、ここからは受験資格として栄養士など食関連の国家資格を取得している人が前提になってきます。
そのためある程度レベルが高い知識を求められることもありますが、一方で食関連の仕事に従事している人にとっては、実践を伴った内容なので合格率は高くなるでしょう。
食育インストラクターの階級:1級
食育インストラクター最上級の資格であり、論文や食育活動の継続的な活動報告が求められるレベルのため、合格率はグンと下がります。
つまりプロレベルで活躍している限られた人だけが取得できる資格で、合格率も活動内容に準じます。
各階級の試験日について
合格率と併せて各階級の試験日についても触れておきます。
- プライマリー~課題提出のため試験日は設けられていません
- 4級~調理技術6単位・食育授業6単位・研修会1日参加後に試験日
- 3級~研修会6単位orスクール授業6単位履修後に試験日
- 2級~研修会12単位履修後に試験日
- 1級~研修12単位履修・活動報告・論文提出後に試験日
※合格通知到着をもって合格発表
以上のように、試験日に受験資格を得るためには細かい規定があります。
なお研修会は都心を中心にいくつかの会場がありますが、試験会場は東京の服部栄養専門学校か在学する認定施設で行われ、試験日は毎年春と秋の年2回設けられています。
食育インストラクターは独学でも受かるのか?
食育インストラクターはプライマリーもちろん、専用スクールに通わなくても国家資格を持っていて研修会に参加すれば、上級でも独学で取得している人はいます。
例えば、書店で販売されている食育インストラクター関連のテキストや、フリマアプリで出品されている教本などを参考に過去問対策を行っていけば、筆記試験の合格点に達する人は多いです。
ただし研修会への参加は必須なので、独学オンリーで取得を希望する人はプライマリーの資格までにとどまってしまいます。
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食育インストラクターになる方法と独学での資格取得まとめ
食育インストラクターになるには、上級コースほど独学だけでの取得はできず、受験資格や研修会への参加が義務付けられています。
ただし、わざわざ専門スクールに通わなくても独学で試験対策を行いつつ、研修会で単位を取得して受験資格を得ることも可能です。
また、食育に興味がある人は通信講座だけでプライマリー資格の認定は受けることができるので、それだけでも試してみるのもオススメですよ。
ぜひ、食育をあなたの生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?