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ファナックの年収が高い理由は?総合職などの職種や年齢による違いも調査

更新日:2022-11-19

ファナックの年収が高い理由は?総合職などの職種や年齢による違いも調査

ファナックは工作機械用CNC(コンピューター数値制御)装置や産業用ロボットで日本・世界ともにシェア1位を誇る、電気機器業界で日本を代表する企業です。

そんなファナックですが、年収が高いという噂を耳にしたことはないでしょうか。

実際ファナックの年収は日本の企業の中でも高い方で、年収の高さには理由がありました。

本記事ではファナックの年収について、年齢や総合職などの職種による違い、高さの理由などのお金事情やファナックの概要についてまとめました。

ファナックの年収や概要が気になる方は参考にしてください。

ファナックの平均年収はどのくらい?

ファナックの平均年収は2019年度で1,216万円です

年収1,000万円以上の人は給与を得ている人の中で5%程度なので、ファナックの年収の高さが伺えます。

以下はファナックの平均年収の過去5年の推移です。

年度 従業員数 平均年齢 平均勤続数 平均年収
2019 4,018人 40.3歳 14.0人 1,216万円
2018 3,082人 40.8歳 14.2人 1,364万円
2017 3,495人 41.5歳 15.1年 1,347万円
2016 3,246人 42.2歳 15.8年 1,318万円
2015 3,042人 42.9歳 16.5年 1,571万円

引用:2015~2019年度の有価証券報告書

景気や職員の勤続年数に左右されているようですが、平均年収は常に1,000万円以上をキープしていることがわかります。

年齢別で見るファナックの平均年収

ファナックの年齢別の平均年収はどのくらいなのでしょうか。

正確なものは公開されていませんが、明らかになっている平均年収や厚労省が調べている同じ職種の平均年収から計算してみました。

ファナックは65歳で定年となるため、64歳までを5歳刻みで紹介します。

年代 平均年収
20~24歳 508万円
25~29歳 807万円
30~34歳 1,092万円
35~39歳 1,262万円
40~44歳 1,361万円
45~49歳 1,461万円
50~54歳 1,584万円
55~59歳 1,604万円
60~64歳 1,308万円

年齢が上がるにつれて年収も上がる傾向にありますが、全体的にとても高いことが分かります。

管理職の年収も含まれていますので、働いていれば全員が達成できるわけではありません。

それでも魅力的な年収であることに違いはありませんよね。

総合職など職種別で見るファナックの平均年収

ファナックの総合職など職種別平均年収はどのくらいなのでしょうか。

実はファナックは現在、総合職と一般職の区別はしておらず職種で区別しています。

ですので職種別で平均年収を紹介をしますが、正確なものは公開されていないため元従業員や現従業員の口コミから推定したものを紹介します。

まず、ファナックには技術系と事務系の職種があり内容は以下の通りです。

職種 内容
技術系 研究開発、生産技術、セールス、サービス(国内・海外)他
事務系 人事、法務、経理、購買 他

そして職種別の平均年収は以下の通りです。

職種 平均年収
技術系 1,216万円
事務系 1,216万円

ご覧の通り、ファナックでは職種での年収の差は無いようでした。

役職別で見るファナックの平均年収

ファナックの役職者の年収はどのくらいなのでしょうか。

こちらも公開はされていないため、元従業員や現従業員の口コミ・厚労省が調べた役職者の賃金を参考に推定しました。

役職 平均年収
主任 1,315万円
係長 1,556万円
課長 2,034万円
部長 2,452万円

もちろん年代によっても変わるのですが、部長まで昇進すると驚くほどの額をもらうことができるようです。

お金がすべてではありませんが、とてもやりがいを感じるのではないでしょうか。

ファナックの年収ランキングを上場企業別や業界別で紹介

ファナックの年収が高いことは分かりましたが、日本の企業でどのくらいに位置しているのでしょうか。

2019年度の有価証券報告書をだしている企業で調査した結果を紹介します。

日本の企業平均年収ランキング 35位
日本の電機機器業界ランキング 3位

ご覧の通りかなりの上位に位置しています。

またファナックと同じ業種の電気機器業界の平均年収が厚労省調べでは619万円なので、597万円も高い平均年収を得られるようです。

あらためてファナックの年収が高いことが分かりますね。

ファナックの社長や会長の年収はどのくらい?

参考までに、これほどの企業の社長や会長はどのくらいの年収なのか紹介します。

東洋経済が毎年発売する「役員四季報」によると、2019年度の年収は以下の通りです。

役職 年収
社長 3億6,100万円
会長 3億6,100万円

これは日本の上場企業の役員の中で57番目に高い年収です。

これだけでも日本有数の企業であることが分かりますよね。

ファナックの年収が高いのはなぜ?

ファナックの年収は日本のなかでもかなり高いことがわかりましたが、なぜこんなに高いのでしょうか。

調べた結果、ファナックの年収の高さは以下の2つが要因となっていました。

・残業代 ・ボーナス

それぞれ詳しく見ていきましょう。

残業代について

ファナックの基本給は他社と比べて高いわけではありませんが、残業が多く発生するので残業代が多くなります。

2019年度のデータでは残業時間が月平均で28時間でした。

もちろんサービス残業はなくしっかりと給与に反映されるため、相対的に月収が上がる仕組みのようです。

月28時間は1日換算で約76分になります。
これが多いかどうかは個人の価値観次第といったところでしょうか。

ボーナスについて

ファナックのボーナスは夏と冬の年2回です。

また、当然ですが一般企業同様に業績によって上下があります。

なので、業績次第ではありますが口コミを調べた結果、およそ5~12ヵ月分であることが分かりました。

これは上場企業のなかでもかなり高く、年収の高さにつながっています。

ファナックの概要

高い平均年収が魅力の1つであるファナックですが、概要について詳しく見ていきましょう。

会社名 ファナック株式会社
設立 1972年
資本金 690億円
本社 山梨県忍野村
従業員 4,018人(2020年3月時点/単体)
8,164人(2020年3月時点/連結)
売上高 売上高:5,038億円
経営利益:1,028億円
通常利益率:20.2%
※2020年3月期連結実績
代表者 代表取締役社長兼CEO 山口賢治

引用:マイナビ2020

特に着目したいのが経常利益率で、一般的に10%を超えれば優秀といわれています。

ファナックは直近のデータで20%を超える利益率を誇っており、優秀な企業であると言えます。

学歴別の初年度基本給を紹介

高い年収を誇るファナックですが初任給はどうなのでしょうか。

新卒用求人に学歴別の初年度基本給を紹介します。

最終学歴 初年度月給
修士了 268,600円
学部卒 256,750円(高専専攻科を含む)
高専卒 200,750(本科)

引用:マイナビ2020

こうしてみると他の上場企業と大きな差はありません。

あらためて手当や残業代、ボーナスで年収に大きな差が出ることが分かります。

勤務地を紹介

ファナックの勤務地は全国に17か所、世界で7か所以上あります。

本社 山梨県
支社 東京、愛知
支店 北海道、宮城、新潟、群馬、茨城、石川、大阪、岡山、広島、熊本
工場 山梨、栃木、茨城、鹿児島
関連会社 アメリカ、ヨーロッパ、北京、上海、韓国、台湾、インド 他

引用:マイナビ2020

世界的に活躍している企業なので、様々な場所で働く可能性があることが分かります。

休暇の紹介

ファナックは完全週休2日制で土日が休みとなっています。

また祝日や年末年始、5月の連休と加えて夏季休暇もあります。

2020年度の実績では年間の休日は122日でした。

初年度から年次有給休暇が22日つくのも特徴です。

有給取得率は2019年度の実績で17.4日とのことでした。

休みもしっかりとれる企業と言うことが分かりますね。

福利厚生を紹介

ファナックの福利厚生はとても充実しています。

まずは以下の表をご覧ください。

厚生施設 寮・社宅、総合グラウンド(トレーニングジム、体育館、野球場、サッカー場、テニスコート、屋内温水プール、フライトシュミレータ、バーベキュー場 他)MRIなどの最新医療機器を備えた診療所、保健所(富士、戸田)、ローマ風呂(天然温泉)、狼屋(社員向け居酒屋)、保育園
社会保険 各種社会保険制度完備、企業年金基金、健康保険組合
その他 財形貯蓄、持株会、福利基金などの独自の制度も充実

引用:マイナビ2020

とても充実しているのが分かりますよね。

従業員に対する手厚い補助を見ても、優良な企業であることが伺えます。

ファナックの将来性は大丈夫?

ファナックの年収が気になる人は、同時にファナックの将来性も気になりますよね。

ファナックの将来性は実際のところどうなのでしょうか。

結論からお伝えすると、大丈夫と言えます。

なぜなら、ファナックは世界が注目している自動化・ロボット化に必要なロボットなどの研究・製造・販売を行う企業だからです。

世界的に自動化やロボット化が進む中で、ファナックはこれらの先駆者です。

機械の力を使って効率化を図り機械にできることは任せてしまうことを念頭に置きつつ、顧客ファーストで頑張り続けています。

このように、自動化やロボットで研究・製造・販売の先駆者として頑張ってきている分、当分は大丈夫と言えるでしょう。

ファナックの年収まとめ

ファナックの平均年収は直近のデータで1,216万円と日本の企業の中でもかなり上位に位置する年収でした。

また、残業代やボーナスが年収の高さを支えていることが分かりました。

役職があがっていけば年収2,000万円を狙えるのはすごいことです。

休暇や福利厚生がしっかりしているのも魅力的です。

年収の高さや休暇・福利厚生の充実は、就職を決める上で1つの指標となることは間違いありませんよね。

高収入や休暇・福利厚生といった手厚い補助に魅力を感じるなら、ファナックへの就職を目指してみるのはいかがでしょうか。