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簿記2級は独学でも取得可能?難易度や独学での勉強法を解説

更新日:2019-04-30

簿記2級は独学でも取得可能?難易度や独学での勉強法を解説

この資格を持っていると、就職にかなり強くなると言われているのが”簿記2級”です。

資格ランキングでも常に上位に名を連ね、求人情報を見ると多くの企業がこの資格を所持している人を探しています。

その分難易度は高く、誰でも簡単に合格できるような試験ではありません。

しかし、良い勉強法を身につければ独学でも十分に合格する可能性があります!合格者がおすすめするテキストとともに、詳しく解説します!

簿記2級は、独学でも取得できる?

簿記2級

現在、就職や転職の際に「資格を持っているかどうか」がかなり重要視される時代となってきました。

学生の頃でも、「漢字検定や英語検定など、取れる資格はすべて取った方がいい」と先生からアドバイスされた方も多いかと思われます。

たとえ使う機会に恵まれなかった資格であっても、持っているだけで日の目を見る時が来るかもしれません。

今回紹介する簿記2級の資格は、持っていると就職にかなり強くなると言われています。

求人情報を見てみても、「簿記2級を持っている方は優遇」という条件をよく見かけます。

そんな簿記2級ですが、果たして”独学”で取得することは可能でしょうか?試験の難易度や、合格者が実際に行なったおすすめの勉強法についてもご紹介します!!

簿記2級はどんな試験?

簿記2級の試験は、年に3回(6月・11月・2月)行なわれます。

受験者が試験勉強のために費やした時間は150〜200時間前後というのが多く、合格率は平均で25%となっています。

70%の合格基準となっていますが、それほど構える必要はありません。

試験の内容は、基本的な仕訳や図を書くことができるかといったもののため、しっかりと勉強していれば対策を取ることができます。

第1問で出されるこの仕訳問題に関しては、近年は毎回出題されています。仕訳を十分に学んでおくと、第2問以降でも解答に役立つことでしょう。

また、簿記2級と3級試験の違いについてですが、簿記3級は商業簿記が主な試験内容です。これは、自営業の個人事業主を想定しています。簿記2級で出題される内容は、3級で学んだ知識も含んだ中小以上の企業に必要とされる簿記を想定したものです。

簿記2級に合格すると、会社の経理実務にも対応できるようになります。他にも製造業の簿記である「工業簿記」も出題範囲となっているため、幅広く勉強する必要がありますね。

簿記2級は、数学が苦手でも大丈夫!

”経理の仕事”と聞くと、「自分は算数や数学が苦手だったから無理かな…」と考える人がいるかもしれません。

しかし、簿記は数学というよりも「帳簿の付け方」を学ぶもの。計算の部分では小学校で習った足し算、引き算、かけ算、割り算のみを使います。

”取引”や”勘定”、”決算”という専門的な部分は勉強が必要ですが、だから「数学ができなければならない」わけではないのです。

これを知っただけでも、数学が苦手な人にとっては気持ちが楽になりますね。

 

簿記2級と3級は、同じ日に受験できる!?

簿記2級は、3級を飛ばしていきなり受験することができます。合格に自信があって、早く取得したい人には有難いですね。

ちなみに3級と2級は同日の午前と午後に分かれて試験が行われるため、両方の試験を受けることができます。

簿記2級を受けるなら、まず『電卓』を準備しよう!

電卓

簿記2級を受験するにあたり、自分に合ったテキストや参考書はもちろん必要ですが、最も重要なものがもう一つあります。

それは、電卓です。

簿記2級を、全く知識がない状態で、しかも独学で合格したという方がいます。

その方は、簿記2級の試験で「大量の計算を行うため、電卓の操作に慣れておくと良い」とアドバイスしています。

確かに、しっかりと電卓が手に馴染むまで計算を繰り返さないと、試験の当日になってもボタンの位置や感覚が掴めないですね。

ちなみにこの方は、簿記の勉強を独学ではじめてからしばらくの間は、iPhoneの”電卓アプリ”を使用していたそうです。しかし、後で振り返った時に「これは時間の無駄だった」と後悔しているのだとか。

なぜならば、iPhoneは電卓ではありませんね。電卓アプリもあくまでアプリ。試験会場に持って行ったとしても、携帯電話等は当然使用できないので、やはり計算の練習にははじめから電卓を用いるのが良いでしょう。

電卓は利き手ではない方の手で操作しよう!

続いてこの方は、文字を書く利き手ではない方の手で電卓を操作することをおすすめしています。

筆記も電卓の操作も利き手で行なってもよいのですが、これだといちいち道具を持ち直す必要があるため、時間のロスになりますね。

利き手ではない方の手を自由に使うためには相当の練習が大事ですが、試験をスムーズに行なうためには覚えておいて損はないテクだと思います。

簿記2級のおすすめテキスト

ここでは、簿記2級のおすすめテキストをご紹介します。

試験の合格者は、「テキストや参考書は、必ず最新のものを使用した方がいい」と話す人もいます。問題が定期的に改定される試験のため、あまりにも古い教材やテキストは選ばない方が良いですね。

スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第11版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

簿記2級のテキストでは、日本で一番売れていると言われているシリーズです。

イラストが多く、勉強をストーリー仕立てで教えてくれるので覚えやすいですね。本の中では優しく一般的な言葉を使ってくれることも嬉しいです。

みんなが欲しかった 簿記の教科書 日商2級 商業簿記 第8版 (みんなが欲しかったシリーズ)

簿記1級の試験に合格した方が、「はじめて読んで時に驚いた」と言うほどだったこのテキスト。

それほどまでに、他の参考書などとは違った「分かりやすさ」があるようです。

簿記2級のおすすめ勉強法

簿記2級に合格したという猛者たちは、どのような勉強法を用いたのでしょうか?

あくまでも個人のやり方ですが、参考にしてみてください!

1問解くごとに答え合わせ

どんな試験でも、本番と同じような雰囲気を味わうために制限時間や似た問題に取り組む練習をすることがあるかと思います。

簿記2級の試験時間は2時間ですが、独学で合格した方はこの制限時間で一気に解答する練習はおすすめできないと言います。

その理由は、途中で間違えたり分からなくなった部分が出てきた時に、すぐに解決できないからだそうです。

それゆえにこの方は、1問問題を解くたびに答え合わせをしていたのだとか。1問1問じっくり解くことで、理解度も深まりますね。

仕訳の対策を取る

独学で取り組んでいるものの、焦りが生まれてどうしても勉強がうまくいかない方もいることでしょう。

この場合、”仕訳問題対策”を使って仕訳力の底上げをすることを勧めている合格者もいます。

仕訳問題のリストがありますので、それをダウンロードしてプリントアウトし、自分が苦手だと思う部分を徹底的に勉強しましょう。

間違えた箇所はノートにまとめる

分からないところはそのままにしておいてはいけませんね。問題を解いていて間違えた部分は自分が理解しきれていなかったり、何度も間違える場合は弱点とも言えます。

間違えたところをノートに記し、しっかりと復習を重ねることで克服していきましょう。

簿記2級についてのまとめ

年に3回開催される簿記2級の試験は難易度も高く、独学で勉強する場合は根気がいります。

しかし、最新版のテキストやネット上に公開されている予想問題を駆使する勉強法でも合格が狙える試験です。

2月の試験が近づいて気が滅入っているかもしれませんが、今こそ体調管理を徹底して本番で実力を発揮してください!