通信制高校の卒業式はどんな感じ?服装や開催される時期など徹底解説! 更新時間 2024.05.31
通信制高校の卒業式について
- 通信制高校の卒業式はどんな服装で行けばいいのだろう
- 卒業式は何月にあるのだろう
- そもそも通信制高校に卒業式ってあるの?
などと疑問に思ったり、悩んだりしている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな悩みを解決するために、通信制高校の卒業式でのおすすめの服装や、卒業式の時期などを徹底的に解説していきます!
【疑問】通信制高校で卒業式って行われるの?
いきなり結論を述べると、通信制高校にも全日制の高校と同じように卒業式はあります。
ただし全日制の高校と多少違う点があるので、これから解説していきます。
通信制高校の卒業式は3月と9月に開催される
全日制の高校の卒業式と通信制高校の卒業式の主な違いとしては、全日制の高校は3月に卒業式を行うのに対し、通信制高校の卒業式は3月と9月に行われることが多いです。
通信制高校では、入学式が4月と10月の2期制を採用している学校が多いため、卒業式も3月と9月で2回行われることになっています。
専門学校、大学に進学される方は3月に合わせて卒業する方が多いですが、単位を取りきり、条件を満たせば、一足早く9月に卒業することも可能です。
9月の卒業式は4月の卒業式と比べ少人数でアットホーム
私立の通信制高校では、入学の時期を随時受け付けている学校も存在していますが、基本的に4月に入学式を行い、3月に卒業する学生が大多数をしめます。
そのため、9月に卒業式を迎える学生は、3月に卒業する学生と比較すると「アットホームな卒業式になる」というのが特徴です。
お世話になった先生方、生徒同士とじっくり交流できる時間があるため、和やかな雰囲気で新たな未来を祝うことができるでしょう。
通信制高校では登校日数が少ないため、普段先生方や生徒と交流できる機会が多くないので、ぜひ積極的に交流してみてください!
通信制高校の卒業式に参加しないとどうなる?
基本的に通信制高校では、卒業式に参加を強制するような学校はありません。
学校側もあなたの事情は知っているでしょうし、参加したくない場合は、一度学校の先生方に「卒業式にどうしても参加したくない」という意思を伝えてみてはいかがでしょうか?
事前に相談することで、学校によっては、個人的に校長先生から卒業証書を受け取る場を設けてもらえる可能性があります。
しかし、一生に一度の通信制高校の卒業式なので、参加した方が一生の思い出になりますし、行きたくないと考えている方も、お世話になった先生方や友人に会う最後の機会かもしれないので、ぜひ参加してみることをオススメします。
参加してみたら意外と「卒業式に参加してよかったな!」と思うかもしれません!
通信制高校の卒業式ってなにするの?基本的にはどの高校も同じ流れ!
「通信制高校の卒業式ってどんなことやるのかな?」と考えた事のある方もいますよね。
そこで、続いては「通信制高校の卒業式はどんな事を行うのか」説明します。
気になる方は是非チェックしてください!
基本的には全日制の高校と同じ流れ
通信制高校だからといって卒業式で特別なことを行うわけではなく、基本的に全日制の高校と同じ流れで卒業式は行われます。
卒業証書授与式のほか、国歌斉唱、校長先生のスピーチなど一般的な流れの式であることが多いです。
特別なことをするわけではないので、気負わずリラックスして参加しましょう!
通信制高校の卒業式では卒業証書を一人一人に手渡しする学校も!
通信制高校は全日制高校と比べて少人数の学校が多いため、卒業証書を生徒一人一人に手渡しする学校が目立ちます。
卒業証書を校長先生から手渡しでもらうという経験も、人生の中で中々経験できるものではないので、名前を呼ばれたら元気よく挨拶し、立派な姿を親御さんにみせてあげましょう。
通信制高校の卒業式の服装は?一生に一度の卒業式なので後悔のないような服装選びを!
「通信制高校の卒業式ってどんな服装で参加すればいいのかな?」と悩んでいる方も多いと思います。
ここからは、そんな方へ向けて
- 男子
- 女子
- 保護者
それぞれのおすすめの服装をまとめてみたので、卒業式で浮いた服装になってしまうことを不安に思っている方は是非チェックしてください!
男子の服装の注意点
通信制高校の卒業式に参加する男子の服装は、制服がある学校であればそのまま制服を着て参加することがオススメです。
一方、制服がない通信制高校に通われている方は、ご自身で服を用意する必要がでてきます。
おすすめは黒、紺、グレーなどの落ち着いた色味のスーツが無難です。
明るい色味のスーツや私服で参加してしまうと、周りと比べて浮く可能性が高いので、周囲からの見られ方が気になる方は落ち着いた色味の服装を心がけましょう。
もし私服で参加される場合は、ジャケット、襟付きのシャツなどきれい目の格好を意識する事で、卒業式に適した格好で臨むことができます。
女子の服装の注意点
通信制高校の卒業式に参加する女子の服装は、男子の服装と一緒で落ち着いた色味のスーツが無難です。
パンツスーツとスカートスーツがありますが、大多数の方はスカートスーツで参加しますので、周囲と合わせたい方はスカートスーツで参加するようにしましょう!
ブラウスは、リボンつきのもので華やかな雰囲気にするのもオススメです。
また、靴はパンプスでローヒールのものを選ぶと清楚な印象になります。
保護者の服装の注意点
保護者の服装は、女性はワンピース、男性はスーツが主流です。
落ち着いた清楚な服装を心がければ、問題ないでしょう。
注意点としては、お子様より目立たない服装を心がけるという事です。
卒業式の主役はあくまでお子さんですので、保護者としてふさわしい服装を心がけましょう!
通信制高校を卒業するために必要な条件
これから通信制高校への入学を検討されている方の中には、「通信制高校ってどうやって卒業するのかな?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
通信制高校に入学を検討している最中ですと、ちゃんと卒業できるか不安な方もたくさんいますよね。
そんな方へ向けて、通信制高校を卒業するためにしなければいけない事をまとめました!
在籍期間3年以上
まず通信制高校を卒業するためには、3年間在籍することが必要条件です。
中には以前全日制高校に通っていて、諸事情により全日制高校を退学して通信制高校に通われる方もいらっしゃるでしょう。
その場合、全日制高校に通学していた期間も在籍日数にカウントされるので、通信制高校に進学する際も安心です!
しかし、通信制高校は全日制の高校と違い単位制のため、卒業に必要な単位を取得しないと卒業することができないので、その点は注意しましょう。
3年間で74単位以上取得
先ほど通信制高校は単位制のため、卒業に必要な単位を取得しないと卒業できないといいましたが、具体的な単位数は「3年間で74単位以上」と定められています。
1年の間に何単位取得するかは個人次第となるため、自己管理能力、意欲性が試されるでしょう。
そのため、自己管理に自信のない方は、サポート体制が整っている私立の通信制高校を検討することをオススメします。
私立の通信制高校は、学習をサポートする体制が充実しているため、自己管理に自信のない方でも3年間での卒業率が比較的高いです。
通信制高校に入学を検討される方は「高校卒業」という目標があると思いますので、サポート体制が整っている私立の通信制高校に入学することで、その目標へグッと近づけるのではないでしょうか。
特別活動30単位以上取得
通信制高校を卒業するためには、学校行事や生徒会などの特別活動で30単位以上取得しなければなりません。
特別活動は50分で1単位とみなされて、入学式や卒業式、修学旅行、文化祭、体育祭などが代表例です。
通信制高校の場合、学校行事は任意参加としている学校も多くなっていますが、どの行事が卒業条件に関与しているかは、事前に確認した方がよいでしょう。
また、集団生活が苦手でどうしても学校行事に参加したくない、仕事をしていて学校行事に参加する時間がない、という方は一度通信制高校に相談してみてください。
詳しく知りたい方は「通信制高校を卒業する為に必要なことを徹底解説!」という記事をチェックすることもオススメです。
通信制高校の生徒の卒業後の進路は多種多様!
通信制高校を検討している人の中には「通信制高校を卒業した後どのような進路があるのだろう?」「自分の将来は大丈夫なのか」など、卒業後の将来が不安になっている方もいると思います。
そんな不安を解消するためにも、具体的にどのような進路があるのか解説していきますので、ぜひご覧ください!
①専門学校
通信制高校を卒業した学生の進路で、一番割合が高いのが専門学校への進学です。
専門学校に通う一番の魅力は、職種に直結する専門的な技能を学べること。
- 美容
- 語学
- 調理
- 医療
- IT分野
など様々な分野があり、専門学校は実践的な授業が多いため、就職後即戦力として活躍できるスキルを身に着けることが可能です。
そして、専門学校に進学すると同じ夢を持った学生が集まるので、困ったときや悩んだときにお互い助け合うことができます。
同じ夢を持った意識の高い学生が集まるので、卒業後もお互いの近況報告をしたりできる良い関係になりやすいでしょう。
また、専門的な分野の学習をするということもあり、希望の職種への求人数が豊富な点や面接対策など就職活動のサポートをしてくれるのも魅力的です。
なりたい職業が決まっていて、「絶対にこの職業で働く!」という強い意志をお持ちの方は、ぜひ専門学校への進学を検討してみてください!
専門学校を進路として考えている方は「高校中退をしても専門学校に行けるの?高校中退した人が専門学校に行く方法を徹底解説」という記事もチェックしてみましょう。
②大学
専門学校の次に多い卒業後の進路としては、大学進学が挙げられます。
大学進学のメリットとしては、専門学校が専門的な分野に特化しているのに対し「幅広い知識を身に着けることができる」という事が挙げられます。
教養科目の選択が豊富なので、自分の興味をもった分野を選択し学ぶことで、将来やりたいことが決まっていない学生も、大学の授業を受けるうちに将来やりたいことがみつかるでしょう。
就職活動の際に募集要項で「大学卒業」が必須となっている企業も多いので、大学を卒業することで就職先の幅が広がることは間違いありません。
また、高卒や専門卒と比べると、比較的賃金が高く設定される傾向があります。
現在高校生で、将来のビジョンがはっきりしていない方は、幅広い分野を学べ、職業選択の幅も広がる大学進学を検討してみてはいかがでしょうか。
③就職
大学進学の次に多いのが就職という選択肢です。
高校卒業後、就職することのメリットとしては進学する方と比べ、社会経験が豊富につめるということがあげられます。
大学進学した学生が新卒として社会に出たときに、高卒で就職した学生は、社会人歴5年目となるのは大きな差になりますよね。
社会人歴4年の差は、仕事をする上で、大きなメリットになることでしょう。
しかし、一般的な傾向としては、大学を卒業した方が賃金は高くなる傾向があるので注意が必要です。
ちなみに、定年まで勤めた際の生涯賃金の差の平均は、男性で約3000万円、女性で約6000万円の差があるといわれています。
また、高卒より大卒の方が「出世コースを歩みやすい」というデータが出ています。
つまり、社会人として早く自立できることや、若いうちに自由に使えるお金が増える一方、生涯賃金に差が出る点や、出世のしやすさで大卒の方が有利に働く事があるのが現実です。
どの選択肢もメリット・デメリットがあるので、よく考えて就職なのか進学なのか決めましょう。
人生に関わる大きな決断ですので、後悔のないように親や先生、友人とよく相談してみてください!
通信制高校の卒業式は全日制とそこまで変わらない!
いかがでしょうか。
この記事を読んで、通信制高校の卒業式も、流れ自体は「全日制高校とさほど変わらない」ということが理解できたと思います。
卒業式は基本的に任意参加という形になりますが、一生に一度の経験になるので、少しでも参加したいという気持ちがあるならば、参加することがオススメです。
皆さんの通信制高校の卒業式が素敵な日になることを願っています!