通信制高校なら不登校の方でも安心! 更新時間 2023.08.20
最近ニュースなどで「不登校」というワードを耳にしませんか?不登校は非常に深刻な問題になっています。
不登校の方の多くは何らかの事情を抱えていることが多いです。中には学校に通いたくても、通えないという方も多いのではないでしょうか。
不登校をきっかけに今後の将来に不安を抱いてる方も多いですよね。
不登校の原因の多くは学校生活で抱えるストレスです。人間関係、成績不振など原因は様々です。
通信制高校なら登校日数を自分で調整できるので、人と会わずに勉強できます。また、勉強のペースは1人1人に合ったペースで進められるのも特徴です。
もし不登校で学校に通いたいなら通信制高校は魅力的ですよね。
ここでは不登校に悩む方に向けて通信制高校がおすすめな理由を説明していきます。
不登校とは?
皆さんは不登校と聞いたらどんな人を思い浮かべますか?不登校と聞いて、学校に通学していないというイメージは想像できますよね。
実は不登校には明確な定義があります。
文部科学省では
「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しないあるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」
を不登校の定義としています。不登校の理由は主に3つです。
- 学校での人間関係の悩み
- 学業の成績不振によるもの
- 非行や遊びに走るケース
このような内容が不登校の原因になります。通信制高校に通学する生徒の中には、過去に人間関係の悩みや学業の成績不振、非行に走ってしまった生徒も少なくありません。
通信制高校は自分で通学のペースを調節できます。 また、自己学習を中心に勉強していくので、自分に合った学校生活を送れることも特徴です。
人間関係に悩んだことがある方でも通学ペースを少なくできます。そうなれば、苦手な人間関係を気にする必要もありませんよね。
不登校は年々増えている
不登校が年々増えている事をご存じでしょうか?
文部科学省の2017年度の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の課題」という調査では、小中高いずれも不登校者数の割合は年々増えています。
この統計から見ても現代社会において、不登校は私達の身近なものになっていると言えますね。
不登校の原因を解消することができれば、不登校者の数を減らすことができます。
不登校の増加については一概に原因が解明されているわけではありません。一つの原因として、現代で不登校が増加している中では学校生活でのストレスを子供が感じやすくなっていることが挙げられます。
学校内でのいじめや授業の複雑化によって生徒が勉強についていけなくなる生徒が増えているのも現状です。
このような原因が積み重なることで不登校が増加していると予想できます。
中学生の不登校が一番多い
先ほど説明したように不登校者の数は年々増えています。その中でも、生徒数に対しての不登校者数の割合が一番多いのが「中学生」です。
小学生の不登校生徒数の割合が0.7%、高校生の不登校生徒数の割合が1.6%に対して中学生の不登校生徒数の割合は3.6%になります。
小・中・高の不登校生徒数の割合から見ても中学生の不登校が非常に多いことが分かります
中学生になると思春期を迎えることで身体の変化や、新しい人間関係が始まります。環境が大きく変化する時期であることも中学生の不登校者数が多いという理由の一つです。
皆さんもこれまでの学校生活で嫌な思いをしたり、人間関係のトラブルを抱えたこともあるのではないでしょうか。
学校生活で嫌な思いをしたり、トラブルを抱えてしまうとトラウマになることも。その結果、高校進学にもひきずってしまうことも多いです。
通信制高校では自分に合った学習ができます。コミュニケーションが苦手な方は登校回数も少なくすることも可能です。
現在、トラウマを抱えて不登校になってしまった方にもおすすめな学校が通信制高校です。
不登校になる主な理由
学校での人間関係
学校生活の中で1度は人間関係に悩んだことがあるのではないでしょうか?
学校には様々な人間関係が存在しますよね。 先生や部活の先輩後輩、クラスの友人など立場も考え方も様々ですね。
価値観の違いや先輩や後輩との関係が悪くなって、不登校になるケース多いです。
もし、あなたの周りに不登校の方がいた場合、気を付けるポイントがあります。それは不登校の方とゆっくり会話する機会を設けることです。
学校には多種多様な価値観を持っている人がいることをしっかりと伝えてください。「自分が無理に合わせなくていいんだよ」と不登校の方を肯定してあげることが大切です。
学業の成績不振によるもの
学校には行事や課外授業など楽しいことも沢山ありますよね。しかし、学校は大前提として勉強をする場所です。苦手な科目もあれば、テストもあります。
皆さんの中にも「頑張って勉強したけどテストで点数を取れなかった」「努力してるけど成績が上がらない」という経験がある方もいるのではないでしょうか。勉強についていけずに成績が落ちてしまい、それが理由で学校に行くことが辛くなり、結果的に不登校になるというケースも非常に多いです。
成績が悪くなると両親や先生から「こんな簡単な問題もわからないのか」と言われたり、友人から「ホント馬鹿だな。」など周囲から心無い言葉を投げかけられることもあります。
そのような周囲の発言も不登校を助長している原因の一つです。不登校の方には、周囲の方のサポートが必要になります。周囲の方も学力や成績が向上出来るように人と比べたりする事なく、自分のペースで勉強できる環境を構築してあげるということを心掛けましょう。
非行や遊びに走るケース
非行や遊びに走ることも不登校の原因の一つです。
家庭内でのコミュニケーション不足で問題のある友人と遊ぶようになったり、両親の意識を自分に向けさせたいという心理から問題行動を起こすとこともあります。
このような場合は、親が子供に対して無関心であるケースが多いですね。
両親も含めて家庭内のコミュニケーションを増やすことで子供の意見に耳を傾けることが必要になります。また、愛情を持っていることをしっかりと子供に示すということも大切ですね。
不登校の方に通信制高校がおすすめな理由
不登校の方に通信制高校がおすすめな理由は以下の4つです。
- 登校日が少なく、無理なく自身のペースで通う事ができる。
- 同じ悩みを抱える生徒がいる
- 指導体制の充実
- 進学・就職支援の実施
このような点が不登校の方に通信制高校がおすすめの理由になります。通信制高校なら登校日が少なく、指導体制も充実しているので安心ですね。
通信制高校のメリット・デメリットについては「通信制高校のメリットデメリットを完全解説」に詳しく説明しているので参考にしてみてください!
不登校になる理由は人それぞれですが、人との交流が苦手なことも理由の1つです。通信制高校は普通の高校と比べても、圧倒的に登校数が少ないため、人との交流が少なくなります。
人との交流が苦手な方からすると、人と接する機会が少ない通信制高校は魅力的ですよね。
通信制高校に通学することで人間関係の悩みが改善した方は沢山います。
自分のペースで学習できるということも不登校の方に通信制高校をおすすめする理由ですね。
普通の高校は集団で授業が進んでいきます。そのため一人のペースに合わせるというのは難しいです。
学習ペースについていけないと勉強がつまらないと感じてしまうこともありますよね。
普通の高校と違って、自分自身のペースで学習できるのが通信制高校です。不登校の原因の一つに学習についていけないという理由があります。
通信制高校なら自分で学習ペースを調節できて安心ですよね。通信制高校は自分に合った学校選びができるという点でも不登校の方におすすめです。
通信制高校は様々なニーズに応えられるよう、その人に合ったコースを設置している学校です。 あなたにぴったりの高校も必ず見つかります!
登校日が少なく、無理なく自身のペースで通う事ができる。
登校日が少なく、無理なく通えるという点は通信制高校ならではの特徴です。
全日制や定時制の高校では登校日数とテストと授業態度による成績評価となりますが、通信制高校は単位制で学習の進め方は主にレポート提出になります。
自宅で学習できるため、実際に自分自身が学校に登校するペースを決めることができるのも魅力的ですね。
人との交流が多い方が良ければ登校日数を増やすことも可能です。反対に人との交流が苦手であれば、登校ペースを抑えることも選択できます。
このように、通信制高校は自分自身の時間を有意義に使うことができる学校です。
同じ悩みを抱える生徒がいる
通信制高校に通おうとする生徒の中で、同じ悩みを抱えている人は沢山います。
同じ悩みを抱える人がいると何だか心強いなと思いませんか。同じ境遇や同じ経験をしている人と交流できることも通信制高校の良さです。
人生の中で様々な生き方がありますよね。その中で、共感できる人がそばにいるということは非常に力強いと思いませんか。
同じ悩みを抱える人と交流することで、自分自身のよき理解者と巡り合うきっかけにもなります。通信制高校に通うことで一生の友人と巡り合うきっかけに繋がるかもしれません。
同じ環境で同じ悩みを抱える人と接することで自分自身の成長にもつながりますよね。
指導体制の充実
指導体制が充実してるのも通信制高校の良さです。
集団行動や集団学習をすることが苦手な生徒や、不登校経験がある通信制高校の生徒のために個別指導によるサポートを行っています。
通信制高校の個別指導は生徒の学習ペースを調整しながら勉強に励む事ができる指導体制です。
わからないことを気軽に質門することもできるため、成長していることを実感できる環境が整っています。また、カウンセラーのいる通信制高校は多いです。
生徒の現状抱えてる不安や親や友人には話せない悩みをカウンセラーに相談することも可能になります。
進学・就職支援の実施
不登校を経験した方で苦労することの多いのが、推薦での大学受験の場合や就職活動時に受ける面接試験です。通信制高校では面接練習などの進路指導についても行っています。
面接時における正しい振る舞いを丁寧に指導してくれるので、しっかりと面接対策することができるのも良い点です。また、履歴書作成や自己PRの書き方など、面接以外での就職にかかわる対策も相談することが出来ます。
通学日数が少ないおすすめの通信制高校
通学日数を自分で決めることができることが通信制高校の特徴です。通信制高校は学校によって特徴が異なります。
自分に合った通信制高校を選ぶことが学校生活を充実させるポイントです。
それでは通学日数が少ないおすすめの通信制高校をご紹介しましょう!
鹿島学園高等学校
鹿島学園高等学校はコースが豊富なため、自分にぴったりの学び方を選ぶことができます。それでは鹿島学園高等学校のコースをみていきましょう。
- 週2日~5日制
週に2日~5日学習センターに通学できて、指導を受けられるコース
- 週1日制
週に1日学習センターに通学して、指導を受けられるコース
- 個人指導制
学習センターで、希望の時間に個人指導が受けられるコース
- 家庭教師制
講師が自宅に来て、指導を受けられるコース
- ネット指導制
パソコン、スマートフォン、タブレットなどで、ネットテレビ電話などを利用して、指導を受けられるコース
これだけ豊富なコースがあるのも鹿島学園高等学校の特徴ですね。
通学をせずにしっかりとしたサポートが受けられるので、通学が苦手な方にもおすすめの学校です。
毎日通学しなければいけないというストレスがないので、中退せずに卒業することができます。
入学できる都道府県 | 22都府県から入学可能 |
---|---|
制服 | あり 希望者のみ。私服でも通学OK |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
一ツ葉高等学校
一ツ葉高等学校には通学ゼロコースがあります。
夢と高卒資格をどちらもあきらめたくない。そんな生徒の声に応えて限りなく通学ゼロで卒業を目指す新しいコースが誕生しました。
- ゼロ-ライト
高卒資格を取得したい方におすすめ!らくらく卒業コース
毎日の通学は不要で、eラーニングレポートでレポート提出の負担もできるだけ軽減してくれる。
卒業率はなんと開講以来、100%です。
- ゼロ-スタディ
在宅だけど全日制に負けない学習内容
学力をしっかり身につけるために在宅で英語と数学の基礎をしっかり学ぶことができる。- ゼロ-@home
自宅で勉強が中心のホームスクールコース
入学時のオリエンテーションからカリキュラムの組み立て、学習指導や進路指導も通学コースに引けを取らない。
- ゼロ-トッパ
プラスαの学習教材で在宅のまま進学が目指せる!進学コース
志望大学合格のための個別カリキュラムを担任が作成し、補助教材や学習システムを活用し、大学受験に向けた学習ができる。
このようなコースがあることで通学ゼロで卒業できる環境が整っていることも一ツ葉高等学校の特徴です。
入学できる都道府県 | 47都道府県 |
---|---|
制服 | あり |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
第一学院高等学校
第一学院高等学校にはMobile HighSchool(通信コース)があります。このコースは、ネットを使って学ぶ通信スタイルです。
一人ひとりのライフスタイルに合わせて高校卒業を目指すことができるのも良い点ですよね。
また、通学が年数回なので通学時間がかかりません。そのため自分のやりたいことや夢に向かって時間を有効に使えるのも特徴です。
レポート提出もすべてネットで完結するので、夢と勉強を両立できる学校となっています。
第一学院高等学校は日本全国海外からでも入学が可能です。インターネットがつながる場所ならどこでも学習をすることができるのも魅力的ですね。
入学できる都道府県 | 全国から入学可能 |
---|---|
制服 | あり ※着用は自由 |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
まとめ
ここまで不登校についてと不登校の方に通信制高校がおすすめな理由をご紹介しましたがいかがでしたか。
不登校の方の中には学校に通いたくても何らかの理由で通えず、将来に不安を感じてる方が多いのではないでしょうか。
そんな不登校の方でも将来を明るくする選択肢として通信制高校はおすすめです。
最後に「通信制高校への転入を考えている高校生の方へ」こちらにも転入に関することが書かれているので参考にしてみてください!