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中卒だと就職できない?仕事をするために活かせる資格とは?

更新日:2019-08-28

中卒だと就職できない?仕事をするために活かせる資格とは?

中卒で就職し、仕事を頑張っている方は大勢いらっしゃいます。中には将来への不安から、資格を取得して仕事や転職に役立てようと考えている方もいます。
資格を取る大きな理由としては「今後収入アップがあまり見込めないこと」や「雇用が不安定」というものがあがっています。

中卒だから就職ができないということはありませんが、自分にプラスになる資格なら欲しいですよね!そこでオススメの資格をピックアップしてご紹介します!

中卒だから就職できない?

学習

事情により高校へ進学できなかったり、中退して就職する道を選ぶ人もいます。
しかし、中には「今後、収入アップがあまり見込めない」「雇用が不安定」と言った悩みや不安を抱えている方も大勢いるようです。

中卒だからといって就職できないということはありませんが、企業側から「すぐに辞めてしまうのではないか」「仕事ができないと投げ出してしまうのではないか」とあらぬ誤解を受けることもあります。

そこで自分のスキルアップのために、中卒から資格取得を目指している人が多いのです。

資格はたくさんあるけれど…

資格と一口に言っても、大学を卒業していないと取れないようなものや、実務経験が欲しいものなど様々なタイプがあります。
すべての資格を合わせたら中卒でも取得できるものは星の数ほどあるため、どれを勉強すれば良いのか迷ってしまいますね。

今回は”仕事に役立つもの”にフォーカスを当ててご紹介します!

オススメの国家資格

国家資格とは国から認められている資格であり、信頼性が高いものです。その分、難易度が高いものも多いですが、資格を取得することで就職活動で有利になったり、プラスになることもたくさんあります。

すぐに仕事に活かせるのは以下のような資格です。

介護福祉士

介護の世界に就職する人は、「人の役に立ちたい」「お年寄りが好き」という方が多いです。
人と深く関わる仕事であり、中には重い障がいを抱えている方や認知症の方もいるため、生半可な気持ちでは務まらない仕事でもあります。

ですが介護職は深刻な人材不足でもあるため、就職しやすい傾向にあることは事実です。そこで、”介護福祉士”の資格があれば、より仕事の幅が広がります。
さらに一度取得すると、全国どこに行っても使える一生モノの資格となっています。

仕事内容は、介護を必要としている方が日常生活をスムーズに送れるように、食事や入浴、歩行や排泄の介助を行います。
また、介護現場ではリーダー的存在のため、ヘルパーさんへの指導や、家族の介護をする方へのアドバイスをすることもあります。

責任が重い仕事ですが、介護職は中卒から大卒まで幅広く就職できます。それこそ、優しさや他人を思いやる気持ちに学歴は関係ないので、介護職を目指す方はこの国家資格を取得することをオススメします!

宅地建物取引士

”宅地建物取引士”は大卒でも合格することが難しいと言われており、必要な勉強時間もおよそ300時間とされています。
しかし、中卒での取得も決して無理ではなく、相当な努力は必要となりますが、合格者も多数輩出しています。

仕事内容は、高額な不動産取引をする際に、お客様が理不尽な損害を被ることがないよう、お客様が知っておくべき事項(重要事項)を説明することです。
この説明ができるのは宅地建物取引士だけなので、やりがいもあります。

一つ注意が必要な点は、資格を取得しても就職の面接で中卒であることがネックになる可能性があることです。
ですが、宅地建物取引士の資格を持つほどの学力があることは証明されているので、可能な方は「高校卒業資格」なども併せて取得しておくと良いでしょう。

調理師

数ある国家資格の中でも、とりわけメジャーなものの一つが”調理師”です。
料理をすることが大好きで、飲食業界への就職を希望している方はぜひ取得しておくと良いですね。

下積み時代には様々な苦労があると思いますが、調理師として独立し、レストランなどを開店して繁盛すれば高収入にもつながります。
もちろん料理の味は学歴で決まるものではないので、探究心や追求心を常に持って努力を積み重ねていきましょう。

オススメの民間資格

ネイリスト

民間資格とは、国ではなく、団体や法人から認定されている資格のことです。
ですが国家資格より劣っているということはまったくなく、自分のやりたいことや夢のために十分役立ちます。

オススメの資格は次のとおりです。

ベビーシッター

まずは赤ちゃんや子供が好きな人のために、”ベビーシッター”の資格から見ていきましょう。

ベビーシッターとは利用者の自宅に訪問し、0歳から12歳の子どもを対象に、遊んだり身の回りのお世話などをすることが仕事です。
保育士や幼稚園教諭と違って1度に大勢の子供の面倒を見ることはありませんが、個別保育としてじっくり子供と向き合えるため、子供好きな人にはオススメの職種と言えます。

資格は全国保育サービス協会が認定している『認定ベビーシッター』というものです。
満18歳以上からが受験資格を得られるため、中卒後すぐさま取得はできないので注意が必要です。

看護助手

中卒で看護師を目指す場合は、高卒認定を取得して看護学校などに通い、国家資格の合格を目指します。
病院で働いてみたいけれど、そこまではちょっと厳しい…という方は、”看護助手”になるという手もあります。

看護助手とは、医師や看護師の業務をサポートすることが仕事であり、医療行為や看護行為をすることはできません。
しかし、患者さんの食事や入浴などの介助や介護、診察に必要な機器や器具などの準備などに携われるため、病院への就職に憧れている人にはピッタリです。

ネイリスト技能検定試験

爪をマニキュアで美しく塗ったり、綺麗な装飾を施せる”ネイリスト”も人気職の一つです。

なるために国家資格などはありませんが、”ネイリスト技能検定試験”という資格が有名であり、求人でもこの試験の2級以上を取得していることが条件と定めているサロンもあります。
この2級が「プロとしてお金をもらえるレベル」の技術を要するためです。

ネイルに興味がある方は、他にもジェルネイルに関する資格などもあるため、自身のスキルアップのためにも取得しておくと良いですね。

中卒の就職についてのまとめ

世の中には中卒でも取得できる資格がたくさんあり、今回はその中でも就職に役立つものを中心にご紹介させていただきました。

とくに調理や美容の分野は「中卒だから難しい」ということは決してなく、自分の好きなことをトコトン追求できるため、思っても見ないほど自分の才能が花開き、独立までできる人も大勢います。

皆様が自分の武器となる資格を取得し、大活躍できますように!!