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公害防止管理者試験の難易度や過去問勉強法・合格率・試験日まとめ

更新日:2024-01-04

公害防止管理者試験の難易度や過去問勉強法・合格率・試験日まとめ

公害防止管理者は、大気汚染や水質汚濁などをはじめ、騒音や振動など様々な公害を防止するための必要な技術者です。

大きな工場などになると、法律によって専任を義務付けられている国家資格でもあります。

本記事では公害防止管理者公害防止管理者の合格率や難易度と、試験日などのスケジュールや過去問、勉強法などについて総合的にまとめます。

公害防止管理者とはどんな資格?

公害防止管理者

高度成長期時代には公害が問題視されたことで法律が改正され昭和46年より公害防止管理者制度が発足されました。

公害防止管理者は特定の工場において、法律により選任されることが義務付けられております。

燃料や原材料の検査、騒音や振動の発生施設の改善、排出される汚染水の状態の測定や、ばい煙・粉じんの測定、排出ガスや排出水に含まれるダイオキシンなどの測定行い実施業務を管理することや、測定数値をもとに改善する内容の提案も行います。

働く労働者の健康被害だけでなく周辺住民の健康被害に対しても守ることとなる重要な仕事ですから、試験の内容も専門的であり難易度も高くなっています

各試験の区分で数科目の専門知識が必要になる難しい試験の攻略には、専門学校や大学で適切な学習をする事が一番の攻略法であるので、一度無料資料請求して確実に試験に合格出来るよう対策を講じてみる事をおすすめします。

公害防止管理者になるために必要な知識

環境、公害に対する知識が必要となりますので化学など理系の知識が必要なので、生物や理学系が得意の方は水質関係、化学、機械系は大気関係などが理解度が高く取得しやすいと思われます。

しかし、特に受験資格などはなく、学歴に関係なく誰でも受験することが出来る資格です!

なお、公害防止管理者の資格は「一般社団法人産業環境管理協会」が運営管理を行っている「国家資格」です。

★一般社団法人産業環境管理協会とは?

昭和37年設立。環境人材の育成や化学物質管理、リサイクル促進などを行っている。

公害防止管理者に向いている人

製造する食品や製品の工場を管理することになりますので責任感とリーダーシップを取れる方が良いでしょう。

測定結果が思わしくない場合、工場を健全に継続していくために新しく対策を考えて提案したりと工場や研究所のマネジメントにも関わっていきます。

しっかりとした提案ができる柔軟な考えや周りの意見を聞く力、本部に報告する力などが要求されます

公害防止管理者資格取得の為の勉強法

公害防止管理者

公害防止管理者試験では大気、粉じん、水質、騒音振動、ダイオキシン、主任の分野があり、さらに細かく区分されている分野もあります。

区分は以下の通りです。

分野 名称
大気 大気関係第1種
大気関係第2種
大気関係第3種
大気関係第4種
水質 水質関係第1種
水質関係第2種
水質関係第3種
水質関係第4種
粉じん 特定粉じん関係
一般粉じん関係
騒音・振動関係
ダイオキシン関係
主任管理者

それぞれ試験科目が分かれているため必要な試験に合わせて学習する必要があります。科目合格した場合、2年間の試験免除が得られるため時間をかけて学習すれば比較的合格しやすい資格です。

公害防止管理者資格取得の為の勉強法

広く浅くより、一つの科目を深く学習していくことが合格への近道でしょう。独学や通信で勉強している方が多く、産業管理協会で参考書を購入することも可能です

試験前に協会が主催する対策講習を受講するのもよいでしょう。

勉強期間は6か月ほどで過去問で問題の傾向を確認しましょう。

13の専門分野でさらに3~6の科目がありますので細かい内容まで問題になる場合があります。

公害防止管理者の過去問

資格を管理している「一般社団法人産業環境管理協会」では過去問が公開されています。

出題傾向の確認なども含めて一度目を通しておくのも良いでしょう。

公害防止管理者の専門学校や通信講座について

公害防止管理者の専門学校は、東京であれば

  • 日本大学
  • 専門学校東京テクニカルカレッジ

などの学校で学ぶことが出来ます。

特に、東京テクニカルカレッジなら、社会人でも入学することが出来る上に、各種サポート制度も充実しています!

これから大学や短大などの進路を考えている学生さん、社会人で専門学校を探している方は、公害防止管理者就職に強い学校の情報を集めておきませんか?上のボタンから、気になる学校のパンフレットを無料で一括請求が出来ちゃいます!

公害防止管理者の試験内容・難易度や合格率は?

公害防止管理者

ここで公害防止管理者の試験の詳細についてまとめておきます!

これから試験を受ける人も、絶賛勉強中の方も、ここで公害防止管理者の試験の詳細をチェックしておきましょう。

業務上必要になる知識ですから、専門的な知識を確実に身に付けられるよう専門学校や大学で学ぶ学習方法が有益です。複数の学校の資料を一度に無料請求できるので、一度資料を見比べてみてはいかがでしょうか。

公害防止管理者試験科目等の内容

試験名 問題数 試験内容
大気関係第1種
公害防止管理者
75問 公害総論
大気概論
大気特論
ばいじん・粉じん特論
大気有害物質特論
大規模大気特論
大気関係第2種
公害防止管理者
75問 公害総論
大気概論
大気特論
ばいじん・粉じん特論
大気有害物質特論
大気関係第3種
公害防止管理者
65問 公害総論
大気概論
大気特論
ばいじん・粉じん特論
大気中のばい煙の拡散
大規模大気特論
大気関係第4種
公害防止管理者
55問 公害総論
大気概論
大気特論
ばいじん・粉じん特論

他の区分についての詳細も表示する

水質関係第1種
公害防止管理者
75問 公害総論
水質概論
汚水処理特論
水質有害物質特論
大規模水質特論
水質関係第2種
公害防止管理者
65問 公害総論
水質概論
汚水処理概論
水質有害物質特論
水質関係第3種
公害防止管理者
60問 公害総論
水質概論
汚水処理概論
大規模水質特論
水質関係第4種
公害防止管理者
50問 公害総論
水質概論
汚水処理特論
騒音・振動関係
公害防止管理者
70問 公害総論
騒音・振動概論
騒音・振動特論
公害防止
主任管理者
65問 公害総論
大気・水質概論
大気関係技術特論
水質関係技術特論
特定粉塵
公害防止管理者
40問 公害総論
大気概論
ばいじん・粉じん特論
一般粉塵
公害防止管理者
35問 公害総論
大気概論
ばいじん・粉じん特論
ダイオキシン類関係
公害防止管理者
55問 公害総論
ダイオキシン類概論
ダイオキシン類特論


試験種類により3~6の科目があります。公害総論は共通科目で他が専門分野の科目となります。

五択マークシートの選択方式となっており試験時間は科目ごとに異なります。

公害防止管理者資格の難易度

科目合格により2年間の免除、区分合格の場合でも特定の科目が免除されるためそれほど難しい試験ではありません。

じっくりと試験勉強をして、1つずつ合格していきましょう。

公害防止管理者資格の合格率

平成28年度の合格率は総計受験者数が24,690名で合格率は25.8%でした。

さらに細かく各科目の合格率を見ていくと、

区分 合格率 区分 合格率 区分 合格率
大気関係第1種 24.7% 水質関係第1種 30.0% 騒音・振動関係 29.4%
大気関係第2種 19.4% 水質関係第2種 16.6% 特定粉塵 31.1%
大気関係第3種 18.1% 水質関係第3種 27.8% 一般粉塵 18.0%
大気関係第4種 20.1% 水質関係第4種 20.5% ダイオキシン類 36.3%
主任管理者 33.7%
区分 合格率
大気関係第1種 24.7%
大気関係第2種 19.4%
大気関係第3種 18.1%
大気関係第4種 20.1%
水質関係第1種 30.0%
水質関係第2種 16.6%
水質関係第3種 27.8%
水質関係第4種 20.5%
騒音・振動関係 29.4%
特定粉塵 31.1%
一般粉塵 18.0%
ダイオキシン類 36.3%
主任管理者 33.7%

となっています。

公害防止管理者の試験料・試験回数・合格発表について

公害防止管理者の資格について

=公害防止管理者公害防止管理者には沢山の種類があり、それぞれ試験が細かく分かれているので、必要な分野を選択して受験する必要があります。

専門的な知識が必要になる資格ですから、効率的かつ適切な学習方法を習得しなければ合格する事が難しいので、堅実な道を選ぶのであれば専門学校での学びが最適でしょう。

複数の資格が必要な方は科目ごとの試験料もかかるので、何度も受験しなおす事を考えれば、確実に1発合格する為にも無料資料請求で専門学校や大学を選ぶ方がおすすめです。

以下では、公害防止管理者の試験料や年間試験回数・合格発表などの、スケジュールについてまとめておきます。

公害防止管理者資格の試験料

試験料は受ける科目や区分によって違っており、6800円の試験と6400円の試験があります。

詳細は次の通りです。

★6,800円(非課税)

  • 大気関係1種
  • 大気関係3種
  • 水質関係1種
  • 水質関係3種
  • ダイオキシン類
  • 主任管理者

★6,400円(非課税)

  • 大気関係2種
  • 大気関係4種
  • 水質関係2種
  • 水質関係4種
  • 騒音・振動関係
  • 特定粉じん関係
  • 一般粉じん関係

公害防止管理者試験の年間試験回数と合格発表

年間の試験回数は1回となります。6月ごろに試験内容が官報で公示され7月に受付、10月に試験があります。

また、合格発表は、12月の中旬に官報公示後、産業環境管理協会のホームページなどで掲載されます。

公害防止管理者資格取得後の就職先・年収・報酬相場

公害防止管理者

公害防止管理者の試験に合格し、晴れて資格取得出来た後はどのような仕事に就いたり、どのような業務を任されるのでしょうか?

資格取得後の傾向をまとめてみました。

公害防止管理者所持者の職業例

食品製造加工業者、化学製品製造業、製薬メーカーetc

いずれも、各工場から公害が発生することのないよう、監督を行います。

公害防止管理者と同じ分野の他の資格

  • 技術士
  • 計量士
  • 衛生工学衛生管理者
  • 保安技術管理者

などの資格と公害防止管理者は密接な関係にあり、認定講習を受けることができます。

認定講習は、ここまでに紹介した試験ではなく、特定の資格を持っている人が受講でき、講習を受けた後に修了試験をクリアすれば公害防止管理者の資格を認めるというものです。

資格によって受講できる講習がそれぞれ指定されています。

他にも、薬剤師や第一種・第二種電気主任技術者、毒物劇物取扱主任者などなど工業系や化学系に分類される資格では認定講習の指定に含まれている資格がたくさんあります。

公害防止管理者の年収・給料相場

公害防止管理者の年収や給料相場は、管理・監督する業種や企業によって大きな差があるため一概に言えません。

製造業としての年収は400万円~700万円ほどとなっております。

公害防止管理者の現状と将来性

公害防止管理者

13区分の合格者総数は36万人以上になっており、年間6千人ほどが合格している資格です。

工場に関わる人たちには必須の資格であり、受験資格もなく全国で行われている試験のため環境系の資格の登竜門となっております

日本の公害被害が減少しているのも公害防止管理者の設置が義務付けられていることが大きく関与していることに違いありません。

世間的には認知度が低いマイナーな資格ですが受験者数の多い必要となる資格です。

公害防止管理者の将来性

今後も経済発展を行う上で工場や研究所は必要となりますので需要のある状況はまだまだ続くと思われます

13区分の資格を複数所持することで他の業種の製造に携わる場合は優遇されますので転職などにも有利に働くことになりますので多種に渡って資格を取得することを目指しましょう。

公害防止管理者の独立について

特定事業を行う上で必置資格として分類されるものですが個人の能力を認定する資格とは違いますので独立に使用することに関しては望みは薄いです。

しかし独占業務としての企業内で必要となる資格という意味合いが強いため転職するには有利に働くことでしょう。

公害防止管理者試験の難易度や過去問・合格率・試験日まとめ

公害防止管理者になるには試験に合格することが大前提ですが、そこまで難易度は高くなく、学校や専門学校で勉強をしていれば合格が出来る資格です。

理系や生物学を専攻している方は特に取りやすい資格だと思うので、しっかり対策を行って資格取得を目指してみるのもおすすめです!

公害防止管理者の資格を目指している方は、上記のボタンから公害防止管理者専門学校・大学のパンフを無料で複数請求出来ます。

進路の指針にもなるので、この機会に資料を集めてみてはいかがでしょうか?