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年収1,000万円の生活レベルは?月収や手取り、税金について調査

更新日:2022-10-13

年収1,000万円の生活レベルは?月収や手取り、税金について調査

社会へ出て働くと大台となる数字・目指している年収が1,000万円という人も少なくないのではないでしょうか。

しかし、実際に1,000万円を稼いでも税金などで差し引かれる額が大きく贅沢な暮らしは出来ないという声もよく耳にします。

そこで今回は、年収1,000万円稼ぐ人の手取り額や月収・生活レベルはどのくらいになるのか調査しました。

年収1,000万円の人の割合は?

年収1,000万円稼ぐ人の割合は、日本国内でどれくらいいるのでしょうか。

国税庁の「民間給与実態統計調査」(令和元年分)によると、年収1,000万円稼ぐ人の割合は4.8%となっています。

100中約5人が年収1,000万円稼いでいるという計算になり、給与所得者のごく一部です。

年収1,000万円の手取りはどのくらい?

年収1,000万円と言っても、会社から支給される1,000万円から様々な金額が税金や保険料として差し引かれるため、手元に入る金額は思った以上に少なくなります。

年収1,000万円に課せられる税金や保険料、実際の手取り額や月収をご紹介します。

年収1,000万円に課される税金額は?

住民税は年収に関わらず約10%となっていますが、日本は累進課税制度を導入しているため所得税の税率は年収が上がる毎に上がっていくため、高年収の場合差し引かれる額もとても多くなります。

年収1,000万円から差し引かれる項目には以下のようなものがあります。

・所得税
・住民税
・健康保険
・厚生年金
・雇用保険
・介護保険(40歳以上)

年収1,000万円の場合の所得税率と控除額を見ていきます。

年収1,000万円に課税される所得金額は1,000万-195万円(上限)-48万-125万円=632万円となります。

所得税の税率
課税される所得金額 税率 控除額
3,300,000円から6,949,000円まで 20% 427,500円

課税所得金額は632万円、税率20%、控除額は42万7,500円ということが分かりました。

次に、年収1,000万円の場合の所得税の金額を計算していきましょう。

例)年収が1,000万円だった場合
6,320,000×0.20-4,27,500円=836,500円
つまり、83万6,500円が納めるべき所得税となります。

そこからさらに住民税や社会保険料を合算し、差し引かれる金額は約250万円~300万円になります。

年収1,000万円の手取り額、月収は?

年収1,000万円の手取り年収は、およそ720万円です。

月給は、ボーナスの有無でこのように変わってきます。

【ボーナスありの企業】
手取り月収:約45万円(ボーナス:年間約180万円)

【ボーナスなしの企業】
手取り月収:約60万円

累進課税制度により多く稼いでいる人は税金が高くなってしまうため、年収1,000万円を稼いでも手元に残るのは約720万円と、かなりの額が差し引かれてしまうことが分かりました。

年収1,000万円を超えると税金が増え手取りが減ることから、あえて年収を1,000万円以内に抑えている人も多くいるようです。

年収1,000万円の生活レベルは?

年収1,000万円と聞くと、高所得で贅沢な生活を送っていると思う方もいると思いますが、実際にはどのようなレベルの生活を送っているのでしょうか?

今回は手取り年収1,000万円・手取り月収50万円の30代独身男性Dさんをモデルに、住居・食費・車・貯金の4点に分けてご紹介します。

住居

住居費用は手取り月収の約1/3が目安とされているため、手取り月収50万円のDさんの家賃相場は約16万円となります。

独身で一人暮らしの場合間取りは1Kや1DKでも十分なため、港区の築浅高級タワーマンションでも十分に暮らすことができます。

板橋区や杉並区など少し都心から離れた立地で考えると、新築の2LDKや3LDKのマンションに住むことも可能です。

住居費よりもプライベートにお金をかけたい場合、家賃をもう少し抑えても都内では様々な物件があるため、物件選びは大切になっていきます。

食費

住居費用は手取り月収の約15%に収めると良いとされているため、手取り月収50万円のDさんの場合およそ7万5,000円を食費にあてることができます。

1ヶ月に7万5,000円の場合1日に2500円は食費使っても問題ないため、1日1~2回の外食をしても余裕が出ます。

マイカーが欲しい場合年収の約半分が目安の金額となり、年収1,000万円のDさんの予算は約500万円となります。

おおよそ500万円で購入できる車は、レクサスなどの高級車からランドクルーザーなどのSUV車、ベンツなどの輸入車まで人気車種を幅広く選ぶことができます。

マイカーローンを組む場合、収支のバランスを考え車選びを行うことが大切です。

貯金

年収1,000万円は余裕があり高年収と思われがちですが、いつ何が起こるか分からないため年収に関わらず毎月の貯金はしっかりと行うことをおすすめします。

貯金額は月収の15%~20%が理想とされており、年収1,000万円のDさんの貯金の目安額は7万5,000円~10万円です。

この金額を毎月貯蓄していれば、10年間で約1,000万円の貯金ができることになります。

年収1,000万円で結婚、子どもを持つとどうなる?

将来結婚し子どもができた時、年収1,000万円では満足に暮らすことができるのでしょうか?

子どもがいる家庭の夫婦所得中央値は672万円となっているため中央値と比較するとかなり余裕ができ、その分教育費や娯楽費に当てる家庭が多いようです。

また、結婚し家庭を持つとマイホームの購入を検討する方が多くなります。

年収1,000万円で返済比率20%とした場合35年ローンなら約5,600万円まで借り入れすることができるため、マイホームの購入金額の目安は5,000万円~6,000万円ほどとなります。

子どもができると生活費や将来かかる教育費などが増えるため、マイホームやマイカーの購入も慎重に行い毎月の貯蓄も心がけましょう。

年収1,000万円にはどのような職業が多い?

年収1,000万円稼ぐ人に多い職業はこちらになります。

コンサルタント
金融系アナリスト
不動産業
医者
パイロット
商社
外資系企業
弁護士
大学教授
外交官

このように、年収1,000万円を稼ぐ職種は多種多様ですが、持っている資格やそれぞれのワーキングスキルなど実際に実力のある人がなれる職業がほとんどです。

年収1,000万円を目指し資格取得や転職を考えている方は、転職サービスの利用をおすすめします!

まとめ|年収1,000万円の生活レベル、月収や手取り

今回は年収1,000万円の手取り額や月収・リアルな生活レベルをご紹介しました。

一般的に高給取りと思われる年収1,000万円ですが、高収入な分税率も上がり差引額も多くなります。

そのため、独身時代は優雅に暮らせていても、いざ結婚し家庭を持つとなると節約も必須となっていきます。

年収1,000万円で実際の手取り額は減っても、平均よりも多くの収入がある分子どもに使える教育費や家族で使える娯楽費が多くなるため、節約や貯蓄はしつつたまに家族と贅沢な経験をできて嬉しいなどの声も多く聞きます。

それでは、簡単に今回のポイントをおさらいします。

今回のポイントをまとめると・・・

この記事のポイント

  • 年収1,000万円の手取りは約720万円前後
  • 節約・貯蓄をしつつ子どものいる家族でも十分な生活を送れる
  • 転職サービスを使えばさらに高収入を狙えることも

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