国内大手の電気機器メーカーである東京エレクトロン株式会社は、主に半導体やソフトウェアの開発・製造・販売を手がけています。
就職先として高い人気を誇る東京エレクトロン株式会社ですが、年収などの給与面が気になるという人は多いのではないでしょうか。
この記事では、東京エレクトロン株式会社へ就職を視野に入れている新卒(大卒・院卒)の方へ向けて平均年収・初任給についての情報をまとめました。
平均年収や初任給の推移についても、詳しく解説していきます。
就職活動を行う際に、是非参考にしてください。
東京エレクトロン株式会社の初任給について
東京エレクトロン株式会社の初任給は、大卒および院卒で差が生じます。
職種によっても変動があるようなので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
東京エレクトロン株式会社 院卒の初任給
東京エレクトロン株式会社の院卒の初任給は以下の通りです。
博士了と修士了で区分分けされているようです。
基本給 | 諸手当 | |
---|---|---|
博士了 | 243,700円 | 13,000円~95,000円 |
修士了 | 205,500円 | 13,000円~84,000円 |
通勤手当・時間外勤務手当・地域手当等を含む諸手当についても、博士了と修士了で異なります。
また地域によって支給される手当が変わるため、初任給も変動していくということです。
東京エレクトロン株式会社 大卒の初任給
東京エレクトロン株式会社の大卒の初任給は以下の通りです。
大卒に関しては、一般職も地域によって募集されています。
基本給 | 諸手当 | |
---|---|---|
大卒(学部・高専専攻科卒) | 190,300円 | 13,000円~84,000円 |
基本給 | 諸手当 | |
---|---|---|
大卒(学部卒)東京勤務 | 200,000円 | – |
大卒(学部卒)熊本勤務 | 170,000円 | – |
また、諸手当の支給は一般職には適用されないようです。
総合職のみの待遇になります。
東京エレクトロン株式会社の初任給の推移は?
ここからは東京エレクトロン株式会社の初任給の推移について解説していきます。
初任給の推移については過去数年で大きな変動はないということでした。
2018年時点での総合職の初任給は大卒で204,300円、大学院卒で247,700円というデータがあります。
諸手当を含めると大卒(学部卒)は204,300~268,300円です。
また大学院卒(修士了)が212,500~233,500円で、大学院卒(博士了)は247,700円~272,700円となっています。
地域手当の金額によって差は生じてくるものの、今後も安定した初任給を得られることが予測されています。
諸手当を除くと、東京エレクトロンの初任給は平均的だといえるでしょう。
東京エレクトロン株式会社の年収について
つづいて、東京エレクトロン株式会社の年収について見ていきましょう。
平均年収や平均年齢についての情報もまとめています。
東京エレクトロン株式会社の平均年収・平均年齢
有価証券報告書の情報によると、2021年2月時点で東京エレクトロン株式会社の平均年収は1,149万円、平均年齢は44.4歳ということです。
全国の上場企業約3,000社を対象にした平均年収の調査で、東京エレクトロン株式会社の平均年収1,149万円は上位10%に入っています。
全国約3,000社の上場企業における平均年収の中央値は650万円前後なので、非常に高水準な数値といえるでしょう。
また東京エレクトロン株式会社の平均勤続年数は18.4年です。
全国約3,000社の上場企業での平均勤続年数は11年前後となっています。
そのため、東京エレクトロン株式会社の勤続年数は平均より長めです。
東京エレクトロン株式会社の年収の推移は?
東京エレクトロン株式会社の年収の推移についてまとめました。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2019年度(2020年3月期) | 1,149万円 |
2018年度(2919年3月期) | 1,272万円 |
2017年度(2018年3月期) | 1,177万円 |
2016年度(2017年3月期) | 950万円 |
2015年度(2016年3月期) | 903万円 |
過去5年間分のデータを比較すると平均年収推移は増加しています。
年々業績があがっており、年収1,000万円を超えるようになりました。
半導体業界の年収ランキングで、現時点で東京エレクトロン株式会社は第1位です。
今後も安定した収入が見込まれています。
東京エレクトロン株式会社の世代別平均年収の推移
東京エレクトロン株式会社の年収の世代別平均年収の推移について説明します。
年齢 | 年収 |
---|---|
20~24歳 | 743万円 |
25~29歳 | 869万円 |
30~34歳 | 1,001万円 |
35~39歳 | 1,112万円 |
40~44歳 | 1,231万円 |
45~49歳 | 1,354万円 |
50~54歳 | 1,432万円 |
55~59歳 | 1,405万円 |
60~64歳 | 1,094万円 |
65~69歳 | 1,053万円 |
上記データは賞与を月収×4ヶ月分と仮定した数値です。
職種や地域によっても変動はあるものの、勤続年数が長くなるにつれて年収は徐々にあがっていきます。
ちなみに役職別の推定年収については以下のようになっています。
- 部長クラス:2,124万円
- 課長クラス:1,696万円
- 係長クラス:1,264万円
職種によっての年収の大きな差はないものの、一般職の年収は他の職種と比較すると若干低いようです。
また研究・開発職に関しては人によっては高い給与をもらえる場合もあるとのことでした。
東京エレクトロン株式会社のボーナスについて
東京エレクトロン株式会社のボーナスは推定288万円です。
賞与は業績によって連動しているため、年々金額にばらつきがあります。
業績が非常によい場合は“年間で12ヶ月分の賞与”になることもあるそうです。
しかし、業績が下がってしまった場合は“年間で1~2ヶ月の賞与”になってしまうこともあるという声もあげられています。
基本給の金額自体は平均的であるものの、賞与が同業他社よりも多い印象です。
査定によって年2回支給される決まりになっているため、仕事のモチベーションアップにも大いにつながっていくでしょう。
まとめ
東京エレクトロン株式会社の平均年収や初任給について、徹底的に解説しました。
福利厚生や待遇も非常に整っており、大卒および院卒の新卒採用は倍率が例年高く、全体で10~20倍といわれています。
職種別で倍率にばらつきはありますが採用人数はここ数年で70~200人前後で推移しているそうです。
また、院卒・大卒では初任給の面で差が生じるという情報もありました。
東京エレクトロン株式会社の月収は平均的ですが、ボーナスの金額は比較的大きいといえるでしょう。
勤続年数が長くなり実績が伴うことで、年収が1,000万円超える従業員も一定数います。
初任給の推移はそこまで変動はありませんが、年収の推移は増加傾向にあります。
そのため、今後の業績アップも大いに期待できるといえるでしょう。
半導体業界内でもトップレベルの年収が期待できる企業です。
将来的に高収入を目指している方は、是非東京エレクトロン株式会社への入社を検討してみてはいかがでしょうか。