掲載依頼・お問い合わせ/リンク集          

[PR]

高卒認定試験に合格したら高卒?高卒資格と高卒認定試験の違いとは?

更新日:2019-08-01

高卒認定試験に合格したら高卒?高卒資格と高卒認定試験の違いとは?

高卒資格と高卒認定試験がありますが、似たような言葉であるこの2つには一体どのような違いがあるのかとどんな人が試験と資格に向いているのかをご紹介します。

また、2つの資格は合格する事でどのようなメリットがあり、社会において合格したことで履歴書や最終学歴にどのような影響を及ぼし、社会でどのように有利に働くのかの違いもまとめました。

高卒認定試験に向いている人

高卒認定試験に向いている人

高卒認定試験と高卒資格の違いや高卒認定試験に向いている人と資格の取り方をご紹介します。

自分が目指したい物によって高卒認定試験と高卒資格のどちらを取るかが全く違ってきます。

つまり、どちらの資格も向いている人と向いていない人の違いが出てくるので、まずは高卒認定試験の詳細から確認していきます。

高卒認定試験とは

高卒認定試験とは様々な事情で中学を出てから社会に出た人や、高校を中退してしまった人が高校卒業をしていないので大学や専門学校や短大への入学や国家試験への受験資格を得る為に受ける試験です。

この高卒認定試験に合格する事で、高校卒業者と同し以上の学力があるのかを認定する事ができますので、大学進学や様々な資格への受験が可能となります。

ただし、高卒認定試験に合格して大学や短大などに進学を選んだ後に学校を中退してしまうと最終学歴は中学卒業になってしまいますので注意が必要です。

また、通常の場合中学に卒業したあとならば履歴書の学歴には中学卒業と記入しますが、高卒認定試験の合格者は履歴書の学歴の欄に高等学校卒業程度認定試験合格と追記することが出来ます。

高卒認定試験を受けるのに向いている人

様々な事情によって、中学を卒業した後に社会にでている人や高校を中退をしてしまった人で、高校に通うのには予定が取れないし通いたくないけれど大学や短大への受験や資格取得などの今後の為に取っておきたいという方には向いている試験です。

受験への資格があり、翌年3月31日までに満16歳以上で高校卒業の学歴を持っていない方のみ受験する事が出来ます。

受験することが出来る年齢が満16歳以上ですが、高卒認定試験に合格しても満18の誕生日の翌日からでしか記入出来ないので注意が必要です。

進学がしたい人と就職や就活で活用したい人や学歴を気にしている人にとても向いているのが高卒認定試験となります。

高卒認定試験の受けやすさ

高卒認定試験の受験は年に2回8月と11月に行われており、受験するタイミングが多いのも魅力なのでいつ自分で勉強を始めても遅くないというのが大きなメリットの一つです。

また、高校へ通う必要が無いため高卒認定試験に合格すればいち早く学歴欄へ高校卒業と同じ程効力を発揮する高等学校卒業程度認定試験合格と記入する事が出来ます。

勉強するための過去問も文部科学省の公式サイトから閲覧できるため、手軽に勉強が出来るのも魅力の一つです。

高卒資格に向いている人

高卒資格に向いている人

次に高卒資格の詳細について紹介していきます。

高卒認定試験では手軽さと自分のペースで勉強して受験する事が出来るのが大きな利点でしたが、高卒資格には高卒認定試験にはない大きな利点もありますのでどういう物か確認していきましょう。

また高卒資格を得るには条件もあるので、高卒資格取得に向いている人と条件も紹介します。

高卒資格とは

高校卒業資格とは学校教育法の第1条で決められている全日制と定時制と通信制のどれか1つでも高校を卒業したら与えられる資格です。

高校卒業資格を得るには高校を卒業する必要があり、卒業をするにも条件があるので卒業条件を満たす必要があります。

卒業条件は高校に3年以上在籍する事、3年間で74単位以上を収める事、文化祭や体育祭など学校内の特別活動を30時間以上参加する事の3つ条件が必要となります。

つまり、高卒資格を取るには時間は3年以上は必ず掛かり、授業や行事にも参加しなくてはならないので年2回の受験が出来る高卒認定試験とは違い、高卒資格を取るにはある程度時間と労力が必要です。

高卒認定試験との最大の違いは、履歴書の最終学歴に高卒と書ける事にあります。

高卒資格の取得に向いている人

高卒認定試験に合格をしても履歴書には中卒となり、高等学校卒業程度認定試験合格はあくまで高校卒業程度の学力を証明する試験なので高卒という事にはならないのです。

高卒資格も高卒認定試験も進学して最終学歴に大卒の学歴を書く事は可能ですが、就職や就活の際に企業や会社では学歴を重視する場合も多々あるため、中卒では採用条件で応募できる企業や会社の幅が狭まってしまう事がある可能性が出てきます。

高卒認定試験に合格しても最終学歴が中卒のために、進みたい道が選べず悔しい思いをする可能性があるので高卒資格は就職や就活にも強いため安心して道を選ぶことが出来るのです。

高卒資格の取得に向いている人は3年間高校に在籍して授業や行事にも参加する為ある程度時間が取れる人で、入学料金と時間がかかっても資格習得や就活、転職を有利に進めたい方は向いているといえます。

高卒資格の取り易さ

高卒資格は昔とは違い、最近は通信制の高校があるので比較的高卒資格が取りやすくなっております。

通信制の高校は学費が安く抑えられて学校に通う頻度が選べる場合がありますので、仕事などで定期的な通学が中々難しい人も安心して単位を取ることが出来る制度が学校毎に導入されているので忙しい人でも高卒資格を取れる環境は整っております。

主にレポートを中心とした自習があり、登校日数も少ないので現在の生活環境をあまり変えずに通うことが出来ます。

履歴書の最終学歴による違い

最終学歴による違い

現代社会の就職や就活において企業や会社からどうしても見られてしまうのは履歴書の最終学歴です。

履歴所に記載する最終学歴の中卒と高卒の違いについて、社会ではどの程度違いが生まれるのかを紹介していきます。

特に中卒と高卒での差では様々な違いが出てくるので、最終学歴での違いを知ることで高卒認定試験で合格を目指すか高卒資格を取るかの決め手にもなりますので確認していきます。

高卒以上の条件が多数

好条件の企業や会社を目指す場合により専門的な知識と技術を取得するという方法がありますが、この方法を取るための条件のほとんどが最終学歴が高卒以上でないと難しいのです。

専門的な知識や技術を身につける為の選択肢としては資格の取得や大学や専門学校への進学がありますが、どちらも高卒以上を求められる状況がほとんどです。

学歴を問わない資格では専門現場で何年かの実務経験と養成機関での専門学習が必要になる場合が多いですが、中卒の状況で現場経験をいきなり積むことは世間的に難しい状況があります。

企業や会社での多くが採用条件で最終学歴に高卒以上を記載していますので、履歴書が最終学歴の中卒では企業や会社の選択肢が限られてしまう要因になります。

正規雇用の採用率

最終学歴で中卒と高卒とでは正規雇用の採用率に大きく違いが表れているのも現状です。

厚生労働省が発表している賃金構造基本統計調査によりますと中卒で正社員として採用されているのは約40%となっており、高卒で正社員として採用されているのは約60%というデータが取れています。

つまり最終学歴が中卒の方の多くが非正規雇用で働いているので、比較的に正社員として採用されやすい高卒とでは企業や会社に勤めてからの保険や福利厚生や給料に大きな違いが生まれてきます。

生涯賃金の違い

先ほどの最終学歴が中卒と高卒とでの正規雇用される場合の違いで紹介した通り中卒で働いている方のほとんどが非正規雇用として就職していますが、それは賃金の面でも大きく違いが出る事も表しています。

独立行政法人労働政策研究・研修機構がユースフル労働統計というデータで、中卒と高卒がどちらもずっと正規雇用だった場合の生涯賃金の差を約2,000万円と発表しました。

これはどちらも正規雇用だった場合なので、中卒で非正規雇用の場合はさらに賃金の差が広がります。

つまり高卒認定試験で履歴書は中卒ですが高卒と同じ意味合いを持たせられる事と、高校を出て高卒資格を得る事は現代社会においては中卒との大きな違いを生むことになるのです。

高卒認定試験に合格したら最終学歴の履歴書は高卒になる?高卒資格との違いまとめ

いかがでしたでしょうか?

高卒認定試験と高卒資格の違いと、履歴書に書ける最終学歴の違いと中卒と高卒の違いについても紹介しました。

現在の企業や会社では履歴書の最終学歴を重視する会社はどうしても多いのが現状です。

その時代に最終学歴が中卒ではなく、高等学校卒業程度認定試験合格もしくは高卒と書ける事は社会において大きな強みとなりますので、ぜひ試験の合格と学校の卒業を目指しましょう。