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国際公務員になる難易度は高い?他資格とのランキング比較や合格率・偏差値・勉強時間の目安について解説

更新日:2024-06-11

国際公務員になる難易度は高い?他資格とのランキング比較や合格率・偏差値・勉強時間の目安について解説

国際公務員とは、国連などの国際機関で働く公務員を指します。

公務員は一般的にその国や自治体に貢献することを目指しますが、国際公務員の場合は国よりも大きな国際地域、または世界全体に貢献することを目的とした業務をおこないます。

所属先として挙げられる代表的な団体は、例えば以下があります。

  • 国連事務局
  • 国連貿易開発会議
  • 国連地域開発センター
  • 国連児童基金
  • アジア開発銀行
  • 国際機関人事センター
  • 国際連合広報センター

この記事では、国際公務員になるにはどうすれば良いのか、国際公務員はどのような仕事をおこなっているのかについて解説していきます。

国際公務員採用試験の難易度

国際公務員採用試験の難易度を確認しましょう。

合格率や国際公務員になるための条件などをまとめました。

国際公務員採用試験の合格率は16.6%

国際公務員になるには、 高度な語学力と能力が求められるので、相当難易度は高いです。

参考として、2020年の実施された試験では、応募者325人に対して合格者はわずか54人、合格率は16.6%と低いことが分かります。

修士号以上の学位を持っている必要がある

国際公務員になるには、修士号以上の学位を持っている必要があります。

一般職の場合は学歴を問わなかったり、学士号でも応募できる職種もありますが、専門職を目指すのであれば、経済・会計・法律・政治・行政・農業・広報・開発・ロジステクス・ITといった国際機関で求められる分野の学位、とくに博士号まで求められます。

また、国際公務員の多くの業種・職種で、英語またはフランス語の語学力が求められます。

必要な資格は特に定められていませんが、高い専門性を証明するために、大学院在学中に専門分野の論文を発表したりするのも有効的です。

国際公務員採用試験が難しいと言われる理由

国際公務員採用試験は以下のポイントに気を付けましょう。

  • 空席公募される
  • 高い学歴が必要
  • 関連分野での職務経験が求められる
  • 高い語学力が必須

職員の空席ができ次第公募されることも国際公務員採用試験の特徴です。

理由①空席公募される

国際公務員採用試験は空席公募で行われます。

退職者がいない限り、採用試験が行われることはありません。

希望ポストがある場合、ポジションが空くタイミングを待つ必要があります。

国際公務員採用試験の時期が決まっているわけでは無いので注意しましょう。

理由②高い学歴が必要

国際公務員採用試験の応募には、高い学歴が必要です。

そもそも学士号以上の学歴が無くては、採用試験に挑戦できません。

国際公務員が働く機関では、研究課題作成といった業務もあります。

国際公務員は、海外の人権や法律に関する知識も求められる仕事です。

理由③関連分野での職務経験が求められる

国際公務員になるには、関連分野での職務経験が求められます。

最低2年の職務経験が必須なので注意しましょう。

国際社会のため、自分のスキルを発揮できる人が活躍できるでしょう。

専門職の場合は、開発や経済にかかわる業務経験も必須です。

理由④高い語学力が必須

高い語学力がなければ、国際公務員にはなれないでしょう。

国連の公用語を基準に、以下が必須と考えられます。

  • アラビア語
  • 中国語
  • 英語
  • フランス語
  • ロシア語
  • スペイン語

事務局の常用語は英語フランス語です。

職務では、公用語での文章作成や会議の主催などの業務も求められます。

海外勤務のために、世界の情報や異なる文化への理解も深めてください。

国際公務員採用試験の難易度を他試験とランキングで比較

区分 採用倍率
国際公務員 100〜250倍
外交官 4.2倍
国連職員 約5~7倍
JETRO職員 28倍

国際公務員採用試験の倍率は、ポストによって異なります。

しかし、どのポストの採用倍率も100〜250倍と考えましょう。

ひとつの採用枠に250人の応募があるほど、競争率が高い職種です。

国際公務員の試験内容

国際公務員の採用試験は、民間企業と同様で欠員などのタイミングでそれぞれの事業との適性や求めるスキルに合わせた内容で実施されます。

国際公務員のポジションは下記のようになっていますが、職員の退職、転任、転出、あるいはポストの新設によってPレベルもしくはDレベルのポストに欠員が生じた場合に国際的に公募されます。

  • 専門職(P-1~P-5)
  • 管理職(D-1~D-2)
  • 事務次長補(ASG)
  • 事務次長(USG)
  • 副事務総長(DSG)
  • 事務総長(SG)

ポストの職務内容と応募者の資格要件を具体的に表示した空席公告は、各国際機関のホームページ「employment」、「recruitment」の項目に掲載されています。

応募したい空席ポストがあり、資格要件を満たしている場合には、所定の応募用紙を各国際機関のホームページから入手し、記入の上、各国際機関に直接応募します。

応募後、書面審査が行われ、応募者の専門性・勤務経験が、空席ポストに合っているか否かが審査されるので、空席公告の職務内容を十分に踏まえて応募用紙を作成する必要があります。

難易度の高い国際公務員採用試験に合格するポイント

国際公務員採用試験に合格するためのポイントを確認しましょう。

  • 使命感や誠実さを示す
  • 世界情勢を理解する
  • 専門的能力を磨く

国際公務員採用試験は高い競争率です。

対策期間を充分にとり、採用試験に挑んでください。

ポイント①使命感や誠実さを示す

使命感や誠実さを示しましょう。

国際公務員として活躍できるのは、中立で物事を考えられる人です。

「発展途上国の貧困をなくしたい」「世界全体を良くしたい」といった目標を持ってください。

そのために自分に何ができるのか、説明できるように対策しましょう。

ポイント②世界情勢を理解する

世界情勢を理解し、採用試験対策に活かしましょう。

海外での勤務は、生活環境や異文化への理解が求められます。

国際社会で活躍できる人材になるため、学び続ける姿勢も重要です。

ポイント③専門的能力を磨く

専門的能力を磨き、国際公務員採用試験に挑んでください。

専門職では、研究や開発など、専門的な知識やスキルが求められます

業務でどんな能力が活かせるのか、これまでのキャリアを踏まえて伝えてください。

国際公務員の仕事内容

国際公務員とは、国際機関で働く人のことを指します。

国際機関には、大きく分けて「国際連合」「国連総会により設立された国連の下部機関」「専門機関」「その他の国際機関」の4つがあり、所属先の機関によって仕事内容は異なります。

共通理念と目的としては、国という概念を超えて国際社会の利益と共存のために仕事をする職業になります。

国際公務員には専門職と一般職があり、専門職は、各機関に貢献できる専門的な知識や技術を活かした仕事をします。

業務内容の分類としては、各機関の開発・経済援助、環境保護などのプログラムの遂行に直接携わる業務と、裏方としてそれをサポートする会計、人事、広報などの総務的な業務に分けられます。

一般職は、各機関の本部や各地の事務所において、専門職のサポートとして一般事務を担当し、ジェネラル・スタッフという名称が一般的です。

国際公務員の年収・給与相場

国連の場合は以下の3つの数字を合計して給与が算出され、500万円~1100万円程度が支給されているようです。

一般的な水準から見ればそれなりに高収入にも思えますが、国連で働けるくらいの人ならば企業からも引く手あまたで、おそらく自国の中ではエリートに入る人が多いと思われます。

国際公務員に向いている人

国際公務員に向いているのは、国際社会に貢献しようという強い意志と高い理想を持ち、それを実現できる知力と体力が必要です。

開発途上国を含めたさまざまな国で仕事をする可能性があるため、文化的な違いや生活環境の違いを苦にせず、ダイナミックに行動できる大胆さがあることも重要です。

国際公務員には終身雇用制度がなく、基本的には2~3年ごとに空きのあるポストに応募し、採用されれば国際公務員として働き続けられるという雇用形態です。

そのため、安定した職業や決まった居住地を望む人には向いていない職業といえます。

フットワークが軽く、常に向上心を持って新しい環境にまい進していけることが、国際公務員として一番大切な態度です。

国際公務員の現状と将来性

国際機関は世界中に支部を配置していて、異動となった場合は世界規模で「転勤」することになります。

雇用期間が短期に設定されている契約も少なくないので、一つの仕事が終わればまた別の仕事に応募するなどして、働きながら世界各国を転々とすることもあります。

高収入で将来性も高いがリスクも大きい

日本人の有能な高学歴の若手は安定志向が強く、不安定な雇用形態の中で常に競争が求められる国際公務員という職種は、敬遠されがちです。

人権・貧困・紛争などの国際問題の解決のための国際機関というのは、各種の問題があり続ける限り存在していきます。

国際社会が高度にIT化していく中で、専門分野にプラスしてITリテラシーの高い人材への需要が増加することが予想されます。

世界中の優秀な国際公務員の中で競争力を高めるためには、こうしたIT分野への目配りが有効だといえます。

国際公務員採用試験の独学合格が難しい理由

国際公務員採用試験の独学合格が難しい理由には以下があります。

  • 学習教材が少ない
  • 人物試験対策が難しい
  • 論文問題の評価がもらえない

独学が難しい理由①学習教材が少ない

国際公務員採用試験の学習教材は少ないです。

効率的に勉強するためには、教材やテキスト選びが重要と言えます。

教材やテキストの種類が少ないことで、選別にも時間がかかるでしょう。

試験範囲が広い一方、学習教材が豊富ではないことに注意してください。

独学が難しい理由②人物試験対策が難しい

人物試験対策は独学では難しいです。

国際公務員採用試験の人物試験対策では、公用語も試されます。

語学力が十分か、自分自身では分かりにくいでしょう。

人物試験対策ではコミュニケーション能力や対応力もチェックされます。

独学が難しい理由③論文問題の評価がもらえない

独学では、論文問題のアドバイスや評価がもらえません。

国際公務員採用試験は、論文問題や記述式の問題があるので注意しましょう。

試験対策に迷ったら講座や塾の活用もおすすめです。

国際公務員になるには自分の専門性を極めるのが重要

国際公務員採用試験は一般的な公務員と比較して、大学での専攻分野や、学術的に極めた分野が重要になります。

国際的に活躍をするには、そのために何を大学で学ぶかを考えて進学することも大切です。