初生雛鑑別師は幅広い年齢層の男女が目指せる、ひなの性別を見分けるエキスパート資格です。
初生雛鑑別師資格取得者は他にもひよこ鑑定士と呼ばれております。
初生雛鑑別師の資格は「民間資格」です。
資格広場は、初生雛鑑別師になるには?初生雛鑑別師なるためには?初生雛鑑別師になりたいを応援しております。
初生雛鑑別師に必要な知識・受験資格
入所試験は書類審査と面接考査の他、一般教養や適性試験、作文の学科考査ですから、一般の就職活動と同様の準備をするといいでしょう。すなわち、普段からテレビのニュースや新聞をきちんとチェックしたり、SPI対策をしたりということが有効。一般常識の問題集などもたくさんありますが、それらを購入する場合は発行日が新しいものを選ぶようにしましょう。なお、入所試験は4月と10月の年二回行われていますが、受験には満25歳以下で高等学校を卒業しており、視力が1.0以上という条件があります。
初生雛鑑別師の資格は「社団法人 畜産技術協会 初生雛鑑別部」が運営管理を行っております。
社団法人 畜産技術協会 初生雛鑑別部とは:
畜産技術協会は、畜産に関する技術の向上発達、国際協力及び国際交流の増進、緬羊及び山羊の改良増殖の促進等を図り、もってわが国畜産の健全な発展及び国民生活に不可欠な畜産物等の安定供給に寄与することを目的としています。
初生雛鑑別師の仕事内容
初生雛鑑別師は、ニワトリのヒナの雌雄鑑別をする仕事で,早期からオスとメスで目的別のエサを与える必要があるため、養鶏産業にとって非常に重要な職業とされています。この仕事に就くためには、まず初生雛鑑別師養成所の入所試験に合格する必要があります。さらに3年ほど実務経験を積み、公益社団法人畜産技術協会の予備試験と高等考査に合格することで初生雛鑑別師資格が取得でき、それから大規模ふ化場などに就職して働く流れが一般的です。
初生雛鑑別師資格の勉強法
初生ひな鑑別師の資格を得るためには、畜産技術協会が主催する初生ひな鑑別師養成講習を受けなくてはなりません。ひな鑑別に必要な技術や知識はその講習で学びますので、あらかじめ自身で勉強する必要はないでしょう。ただし、初生ひな鑑別師養成所に入るためには入所試験がありますから、そちらの勉強は必要です。
初生雛鑑別師の試験料・試験内容・難易度・合格発表について
初生雛鑑別師の資格試験料
高等鑑別師考査75,000円、予備考査66,000円、養成講習受講試験10,000円となっています。
初生雛鑑別師試験・検定の年間試験回数
高等鑑別師考査・予備考査は4月・10月、養成講習受講試験は2月中旬、養成講習は4月~7月となっています。
初生雛鑑別師試験科目等の内容
<入所試験>筆記試験(一般教養、適性試験、作文)、面接考査、書類審査。<予備試験>供試雛の羽数:卵用種300羽(所要時間30分、鑑別率平均96%)。<高等考査>供試雛の羽数400羽(所要時間36分以内、鑑別率平均99%以上)という内容になっています。
初生雛鑑別師資格の難易度
養成所の入学者数は少なく例年10人強です。 養成所の入所試験自体はさほど難しくは無く、高校新卒者であれば解答できるレベルの試験です。やる気のある人が合格の第一条件となり、筆記試験よりも面接に重きがおかれているそうです。ふ化場での研修期間は高等鑑別師考査に合格するまでなのでさまざまですが、早い人で1年足らず、平均的には1年~2年程度です。中には、辞めていく人も。最終的に初生ひな鑑別師になれるのは半分くらいといわれています。
初生雛鑑別師資格の合格率
合格率は約30%ほどと言われています。
初生雛鑑別師試験の合格発表
考査後、受験者に郵送で通知。通知後手続きが必要です。(合格通知時に手続き関係書類を送付。)
初生雛鑑別師資格取得後の就職先・年収・報酬相場
初生雛鑑別師所持者の職業例
畜産業、動物取扱業、ふ化場など。
初生雛鑑別師に向いている人
初生ひな鑑別は、素人目にはまったく違いのわからないものを判別しなければいけません。細かい変化に気づくような人が向いているといえるでしょう。また、一度の仕事で何百羽、何千羽と鑑別しなくてはなりませんから、根気が必要。集中力を長時間切らさずにいられる人も適性があるといえます。また、初生ひな鑑別師がよりわけたとおり、オスはオスとして、メスはメスとして、必要な飼育がなされます。いわば、鑑別師がミスをすると、そのあとの仕事すべてに影響があるということをよく理解して仕事ができる、責任感の強さも大切です。
初生雛鑑別師と同じ分野の他の資格
愛玩動物飼養管理士、家畜人工授精師、実験動物技術者、飼料製造管理者など。
初生雛鑑別師の年収・給料相場
一般的に給料が高いと思われているひよこ鑑定士ですが、日本国内では歩合制での勤務が多く、1羽につき4~5円、平均年収は500万円~600万円程度といわれています。シーズンによって鑑別数や依頼数が増減するため、それに伴い月収も変動します。実務を初めて間もない頃は、月収は手取りで20万円程度ですが、熟練鑑定士になると平均年収を大幅に上回る人も出てきます。常にスキルを磨き、高い精度で時間内により多くの鑑別ができるようにし、鑑別数や依頼数を増やすことができれば、高収入も期待できるでしょう。待遇は雇用形態や勤務先工場によって左右されます。
初生雛鑑別師の現状
大規模工場では羽毛鑑定がメインになってきており、日本国内でのひよこ鑑定士の需要は減少しています。その反面、海外での需要は高まっています。またひよこ鑑定士の業界では現在高齢化が進んでおり、若手人材にはチャンスがある状況です。国内・国外を選ばず、資格さえあれば、いつでも仕事の依頼はあるのが現状です。
初生雛鑑別師の将来性
日本で生み出された初生ひな鑑別の技術は、当時からこれまで、世界各国の畜産業に貢献してきました。しかし、今なおその技術は韓国にしか伝わっていません。つまり、初生ひな鑑別はそれほど難しい技術なのです。当然これからも、初生ひな鑑別師は世界各地で重宝されるでしょう。また、収入面においても、昔は初生ひな鑑別師といえば高給取りで有名な職業でした。現在でも、数をこなせばいくらでも収入アップが期待できるでしょう。
初生雛鑑別師の独立について
革新的な雌雄鑑別法が発見されない限りは、ひよこ鑑定士は養鶏産業がある限り必要とされる職業です。しかし日本国内での鑑定士の需要が減少していることを念頭において、海外での活躍を視野に入れて将来設計を立てていく必要があるでしょう。
初生雛鑑別師資格を所有している主な著名人
該当なし