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【最新】司法試験の合格発表はいつ?合格者の氏名や年齢、男女比も公表される?

更新日:2024-04-19

【最新】司法試験の合格発表はいつ?合格者の氏名や年齢、男女比も公表される?

司法試験の受験を検討している方の中には、「いつ合格発表が行われるの?」と合格発表日について気になる方がたくさんいると思います。

2023年(令和5年)どの司法試験から司法試験制度改革によって合格発表の日程も変更になっているため注意しなければいけません。

また司法試験に合格した後も、司法の道に進む方は非常に忙しいスケジュールになりますので年度ごとに正確な情報を獲得する必要があります。

そこで今回は司法試験の合格発表についてや発表方法、発表までの過ごし方などについてご紹介します。

司法試験の合格発表について気になる方や合格者の共通点などについて知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

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司法試験の合格発表方法について

司法試験に合格するためには、短答式試験で合格得点を獲得したうえ、論文試験で合格得点を得なければいけません。

しかし司法試験の合格発表方法について法務省からの発表はなされておらず、いずれの試験でも電話での合否確認に歯対応していないので注意が必要です。

そこでここでは、例年の短答式試験と論文試験の合格発表方法についてご紹介します。

短答式試験

短答式試験の合否にしついては受験者全員に短答式試験成績通知書が送付されます。

通知書には合否だけではなく得点や成績順位が記載されています。

また短答式試験の合格発表については法務省のホームページで確認するものも挙げられます。

しかしホームページには合格者の氏名や受験番号は掲載されておらず、合格最低点や全体の得点割合のみしか把握できません。

論文試験

論文試験の合否については法務省のホームページに受験番号が掲載されており確認することが出来ます。

なお、以前は全国7箇所の検察庁等の掲示板にも合格者番号が掲示されていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で掲示は行われていません。

しかし、新型コロナウイルス感染症が収まりつつある現在、今後再び掲示される可能性もあります。

また、合格発表当日に合格者の氏名を新聞社のホームページでチェックすることもできます。

そこから合格通知所兼成績通知書、合格証書の授与によって確実にわかります。

成績通知書については今後の就職活動の際にも必要となるため、必ずしっかり保管しておくようにしましょう。

最後に司法試験の合格者は後日、官報に掲載されます。

官報は国が発行する新聞のようなもので、おもに通常は法令改正などの公益に関する情報が掲載されています。

官報はオンラインで閲覧できますが、紙面も購入できます。

合格者掲載の官報は受験生や家族の注目を集めていますが、部数が限られており品切れになることもあるといわれています。

確実に入手したい場合は、法務省のホームページで合格を確認した後、販売所に事前に連絡することがおすすめです。

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令和6年度の司法試験の合格発表日

司法試験は7月の上旬に行われ、全体の合格発表は11月の上旬ごろとなっています。

令和6年度の司法試験の合格発表日程は以下のようになっています。

令和6年 8月1日 短答式試験成績発表
令和6年 11月6日 司法試験合格発表

短答式試験の成績発表では、短答のみの結果となり11月に発表される司法試験合格発表まで合否については知ることはできません

また、短答式試験の成績発表において足切り点に満たない方はこの時点で不合格となります。

この日は結果の確認を忘れないようにしましょう。

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令和5年(2023年)司法試験の合格率

法務省によると、令和4年・令和5年の司法試験の合格率は以下の通りとなります。

令和5年 令和4年
出願者数 4,165人 3,367人
受験予定者数 4,165人 3,339人
受験者数 3,928人 3,082人
合格者数 1,781人 1,403人
合格率 45.34% 45.52%

参照:法務省 

論文式試験の各科目では、素点の25%以上の成績を得た者が、総合評価の総合点が770点以上で合格するものとなります。

令和5年の合格者数は1,781人で、前年比で378人増加しています。

合格率は45.34%で、前年より0.18%減少しましたが、基本的に例年通りの合格率です。

令和5年(2023年)司法試験の最高点・最低点・平均点

法務省によると、令和4年・令和5年の司法試験の最高点・最低点・平均点は以下の通りとなります。

令和5年 令和4年
最高点 1220.80点 1287.56点
最低点 440.56点 464.97点
平均点 813.28点 802.22点

最高点・最低点・平均点に関しても例年通りの結果となっています。

法務省によると2023年の司法試験合格者数は過去10年で3番目に多く、法科大学院在学中受験の初年度であった背景が影響していると考えられています。

また在学中受験制度により、修了生と3年生の受験者数が重複したため、受験者数が増加傾向にあります。

しかし、来年以降は在学中受験者の減少が予想され、受験者数は水準に戻る可能性があります。

上記の特殊事情があるため、合格者数も増加したと推測されています。

一方、合格率は2022年と同水準を維持しており、過去10年で2番目に高い水準となっています。

以上により3年連続で合格率が40%を超える結果となっています。

法科大学院卒と予備試験合格者の司法試験合格率

法務省のデータによると、法科大学院出身者よりも予備試験合格者の方が合格率が高い傾向にあります。

近年では予備試験合格者の司法試験合格率は90%以上だともいわれています。

予備試験ルートの方が合格率が高い理由としては、予備試験合格の難易度が高いことが挙げられます。

司法試験の受験資格を得られるという意味では法科大学院卒と予備試験合格は同じ事ですが、難易度は大きく異なります。

法科大学院卒は、法科大学院入試を突破して2~3年をかけて法律について学びますが、単位を取得できれば自動的に受験資格を得られるのです。

一方予備試験は難易度でいうと司法試験と同格もしくはより難しいといわれており、合格率は3~4%程度だといわれています。

ハードルの高い予備試験を突破したからこそ自信につながり、司法試験合格にもつながるのです。

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司法試験合格者の平均年齢・受験回数

法務省のデータによると2023年(令和5年)における司法試験合格者の平均年齢は26.6歳と例年の平均年齢を大きく低く、これまでの司法試験開始以来、最も若い年齢となっています。

また令和元年から令和5年にかけて、司法試験の合格者の受験回数と合格率には大きな変化が見られました。

特に近年では、初回合格者の割合が増加し、受験回数が増えるにつれて合格率が低下している傾向にあります。

上記の傾向により司法試験合格の重要な対策としては、早期の勉強開始と効率的な勉強法が挙げられる。

時間を有効活用し、無駄のない学習を心がけ、短期合格を目指すことが重要です。

参考:法務省 

司法試験資格取得の難易度は?試験情報・報酬相場を徹底分析

司法試験の合格証書の受領方法

次に司法試験の合格証書の受領方法についてご紹介していきます。

合格証書は申請をしなければ入手することができないものですので、自身の合格証書が欲しいという方は必ずチェックしておくようにしましょう。

合格証書の受領方法は非常に簡単で、必要書類を用意し郵送するだけです。

合格証書の必要性

合格証書は就職する法律事務所から提出を求められる必要書類というわけではありませんが、事務所によっては雇っている弁護士の合格証書を飾っている所もあります

つまり所属する事務所によっては必要になる可能性があるため、入手する必要があります。

また、せっかく頑張って合格したわけですし初心を忘れないという意味でも、入手する意味はあるでしょう。

合格証書の入手法

試験の成績通知書は受験者が何もしなくても送られてきますが、合格証書は手続きをしなければ入手することが出来ません

令和6年度における合格証書の入手法はまだ公開されていませんので、昨年の入手方法を記載します。

必要になる物は以下の5点になります。

  1. 「合格証書郵送希望」と赤字で記載した封筒
  2. 合格通知書の両面コピー
  3. 本籍又は国籍が記載されている住民票 or 半年以内に作成された戸籍謄本
  4. 返信用封筒(角形2号)
  5. 郵便切手490円分

手順としては、5の郵便切手を4の返信用封筒に貼り付け、2.3.4を1に封入して司法試験委員会に郵送するという流れになっています。

注意点としては、合格証書の入手は合格後速やかに行わなければならないという点です。

令和5年度では、11月17日以降に順次合格通知書が届き、合格証書の入手期間は同年11月21日~12月1日となっていました。

この期間を過ぎると合格証書を入手できなくなってしまいますので、希望する方は忘れずに手続きを行いましょう。

司法試験の合格者は「官報」に掲載される

法務省ホームページで公開される合格者に関するデータは、合格者の受験番号と合格者数や受験者数といった受験者全体のデータになります。

ですので、個人の氏名や所属学校などが公開されることは今年もおそらくありません

法務省ホームページには受験番号しか記載されませんが、試験後に国が発行する「官報」には氏名が記載されます。

この官報は誰でも購入することができ、値段は数百円程です。

例年、合格者本人のみではなく合格者のご家族・親戚などが購入されるため官報の発売当日は売り切れになっている可能性が高くなりますので、官報は事前予約をしておくことが推奨されています。

また、最年少合格者や最年長合格者などの場合は、公式からの発表は無いものの、新聞社やネットニュースで年齢や氏名、学校名が世間に出ることもあります。

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法務省で見れる司法試験の結果の見方

法務省ホームページでは、合格発表時に受験番号が見られるだけではなく、試験に関する様々な情報を閲覧することができます

受験前に昨年のデータを確認するのも有効ですし、合格後にゆっくり自分が受験した試験について見てみるのも良いでしょう。

その試験における人数データ

確認することが出来る人数のデータは、以下のようになっています。

  • 出願者数
  • 出願者の性別
  • 予備試験ルート、法科大学院ルートの人数
  • 合格者の各選択科目の人数
  • 各試験地の人数
  • 受験回数別人数(司法試験は何度も受験してる方がいる)

受験前に昨年度の試験データを確認しておくことで、自分の試験に活かせる情報もあるでしょう。

特に選択科目のデータは、どの科目を選択するのが一番有利に試験を進められるかの参考になります。

また、受験回数別人数も乗っていますので、今回不合格だった方も何回目の合格を目指せば良いのかなどの指針を立てやすくなっています。

その他のデータ

人数データ以外には、合格者の平均年齢、最高年齢、最低年齢なども見ることが出来ます。

昨年の令和3年度合格者データを見てみると、最高年齢は69歳、最低年齢は18歳と、高校生で合格した方がいらっしゃったようです。

また、合格最低点、最高点(全体、論文式試験のみ、短答式試験のみ)を確認することもできるため、自分の試験の出来を確認することもできます。

司法試験合格発表後の流れ

司法試験合格後、合格者は司法修習に進み、司法修習を修了することで法曹三者としての資格を得ます。

なお司法試験制度改革により司法修習の開始時期が翌年の3月となりました。

たとえば2022年度司法試験に合格した場合、2024年3月から約1年間の司法修習が始まります。

司法修習生になるには、司法試験合格後に司法修習生採用選考に申し込む必要があり、基準は厳しくないものの申込み期限が短いため注意が必要です。

またもし受験時に予備校や通信講座を利用していた場合、合格得点を受けられることもあるので忘れないようにしましょう。

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司法試験の合格発表は試験によって異なる

今回この記事では、司法試験の合格発表について、いつ発表があるのかやどこまで詳細が公開されるのか、氏名も発表時に掲載されるのかなどをご紹介してきました。

令和6年度の司法試験は例年と同様に7月上旬に行われ、短答式試験の成績発表が8月1日、試験全体の合格発表が11月6日になります

合格発表の方法については、まだ詳しい情報が発表されていませんが、昨年と同じ方法であれば合格者の受験番号が法務省ホームページに記載されることになります。

合格証書の受領方法としては、必要な書類を準備し郵送で受け取りましょう。
この時、受領できる期間が決まっており、さらに短いため注意が必要です。

合格者の情報として官報によって氏名は出てしまいますが、それ以上の個人情報は出ませんので安心してください

合格後もやるべきことは沢山ありますので、速やかに結果を確認し、司法修習の準備などを進めて行って下さい。

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