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スポーツエージェントの会社はどんな仕事をする?必要な資格はある?

更新日:2018-12-19

スポーツエージェントの会社はどんな仕事をする?必要な資格はある?

皆さんスポーツエージェントという職業を聞いたことがあるでしょうか?
日本ではあまり聞き馴染みないですが、欧米では子どもたちの羨望の的となっているこのスポーツエージェントという職業。
今回はこのスポーツエージェントという職業の仕事内容や必要な資格を始め、スポーツエージェントの会社の求人情報などの情報をご紹介したいと思います。

スポーツエージェントって一体どんな仕事?

代理士

スポーツエージェントと言われてすぐにぱっと分かる人は少ないのではないでしょうか?日本では一般的に代理人と言われているこの職業。
代理人と聞くとスポーツ好きの方ならば聞いたことがあるかもしれません。

スポーツエージェントの仕事は簡単に言うと大きく分けて2つあります。代理人契約を結ぶこと契約した選手の契約行為を行うことです。
そんな簡単に言われても分からない人が殆どだと思うので今回はスポーツエージェントの仕事について詳しく説明したいと思います。

代理人契約を結ぶ

まず、スポーツエージェントはスポーツ選手と代理人契約というものを結ぶ必要があります。代理人契約とは色んな職業で行われている事なのですが、当事者が自分の代わりに契約行為を行ってくれる人と契約を結ぶことです。

つまりスポーツエージェントとはスポーツ選手の代わりにチームと契約行為を行う職業なのです。スポーツエージェントになるには自分と代理人契約を結んでくれるスポーツ選手を探さなくてはなりません。
スポーツ選手が自分と代理人契約を結んでくれるとスポーツエージェントと名乗ることが出来るようになります。

契約行為

このスポーツエージェントという職業において最もやりがいのある仕事はこの契約行為だと思います。この契約行為という仕事がスポーツエージェントという職業の醍醐味でありこの職業で腕が問われる仕事です。
スポーツエージェントは選手の代わりに様々な人たちと契約交渉あるいは契約行為を行う必要があります。

スポーツエージェントの醍醐味である契約行為

契約行為は選手と相手側の間に立ち、まずは契約交渉をすることからはじめ、契約が成立すると契約行為へと移っていきます。
契約交渉は大きく2つに分けることが出来ます。選手チームの契約交渉と選手スポンサーとの契約交渉です。

選手とチームの契約交渉

選手とチームの契約交渉には大きく分けて選手を新しいチームに売り込む事所属チームとの契約更改の2つがあります。

選手を新しいチームに売り込む

所属先の決まっていない選手やチームを移籍しようかなーと考えている選手を新しいチームに売り込むことがスポーツエージェントの仕事において最も大事な仕事です。
この売り込み次第でチームが選手を獲得するかどうかを決めます。

売り込むというのは自分が契約している選手を獲得しようかどうか検討しているチームに対してこの選手がそのチームに移籍した際にどんな効果をもたらすことが出来るかをプレゼンする事です。
例えば「この選手はこんな長所があります」や「この選手はこのチームにこんなことで貢献することが出来ます」や「この選手はこのチームのこんな弱点を補うことが出来ます」などです。

所属チームとの契約更改

選手が今現在所属しているチームと契約延長したい時に行われるのが契約更改です。
この契約更改と言うのは契約期間中にその選手がどのぐらい活躍したかをチーム側が評価して今よりも給料を上げるか下げるかを判断する場です。
この場においてスポーツエージェントは自分の契約している選手が少しでも評価してもらえるようにチーム側と交渉します。
しかし前述の移籍の際よりはスポーツエージェントの仕事は少ないかもしれません。

選手とスポンサーとの契約交渉

皆さんはスポンサー契約はチームだけでなく選手個人でも結ぶことは知っていましたか?
スポンサー契約を結ぶとその会社からシューズやラケットが支給されたりします。
さらにある企業からCM出演のオファーが来たりしたらその契約交渉を行うのもスポーツエージェントの仕事です。

スポーツエージェントになるには?

男

スポーツエージェントになるには先ほども言った通り選手と契約する必要があります。しかしスポーツやプロリーグによってはスポーツエージェントになるための条件を付けているものもあります。今回はいくつかのプロスポーツについてご紹介したいと思います。

サッカー

現在世界で最も競技人口の多いサッカーですが、そんなサッカーの世界にもスポーツエージェントは存在します。今回は国内リーグと海外リーグの二つに分けてご紹介したいと思います。

国内リーグ

日本のサッカー国内リーグはJリーグと呼ばれています。そんなJリーグでスポーツエージェントとして働くためには仲介人登録申請書というものを提出する必要があります。
しかし逆に言うと、この申請書を送りさえすれば、特別な資格なしに誰でもスポーツエージェントになることが出来ます。

海外リーグ

海外のクラブでも2015年までは一般的にFIFAと呼ばれる国際サッカー連盟の代理人試験に合格した者だけがスポーツエージェントの資格を得られ、スポーツエージェントとして仕事することが出来ました。
しかし2015年以降は、各国のサッカー協会に登録さえすればスポーツエージェントとして仕事する事が出来るようになりました。

野球

日本でも最も人気の高いスポーツのひとつである野球ですが、そんな野球の世界においてもスポーツエージェントは活躍しています。

国内リーグ

日本の国内リーグはプロ野球と呼ばれています。このプロ野球においてスポーツエージェントとして仕事するためには3つの方法があります。
弁護士資格を有している日本弁護士連合会所属の弁護士であるか、メジャーリーグ選手会公認代理人であるか、もしくは選手会の実施する選手代理人資格検定試験に合格しなくてはいけません。

つまり、Jリーグに比べると少し条件が厳しいです。この3つのどれかを満たすことが出来れば、プロ野球においてスポーツエージェントとして働くことが出来ます。

海外リーグ

野球の世界で主に海外リーグとして挙げられるのはアメリカのメジャーリーグでしょう。そんなメジャーリーグでスポーツエージェントとして働くためにはどうすればいいのかご説明いたします。
メジャーリーグはプロ野球と違い、必ずしも弁護士資格を所有しなければいけないわけではありません。

弁護士資格を所有していなくても、選手会に認可されればスポーツエージェントになることが出来ます。そういう意味では海外サッカーに似ている部分があるかもしれません。

スポーツエージェントの会社ってあるの?

ここまではスポーツエージェントの一般的な仕事やスポーツエージェントになる方法をご紹介してきましたが、これからはスポーツエージェントがどのように仕事しているのかについてご紹介したいと思います。

スポーツエージェントはどのように仕事しているかあまりご存知ない方も多いのではないでしょうか?
一人一人が独立して会社を起こしているのでしょうか、それとも何人ものスポーツエージェントが集まって大きな会社を経営しているのでしょうか。結論としてはそのどちらもあります。

しかし、スポーツエージェントになるために近道なのは大きな会社に就職する事と言えます。現在既存しているスポーツエージェントの会社に就職することがスポーツエージェントになるための最短距離であるといえます。

サッカーで例えると現在日本だけでも15を超えるスポーツエージェントの会社が存在しています。
これらの会社に多くのスポーツエージェントが集まり多くのサッカー選手のスポーツエージェントとしての業務を分担して行っています。
みんなで集まり会社を起こすメリットを挙げるとすれば人数の分だけそれぞれ仕事の専門分野を細分化することができ、人数の分だけ人脈や活動領域を拡大することができることです。

スポーツエージェントの会社に就職するには?

そんなスポーツエージェントの会社に就職するにはどうしたらいいのでしょうか。スポーツエージェントの会社の求人情報はいくつかインターネットに掲載されています。大手の求人サイトはもちろん、自社のホームページにて求人募集している会社もあります。

求人の募集形態としては正社員を募集しているところは勿論、アルバイトを求人しているところもあるので、現在学生をしている人でもスポーツエージェントの会社で働ける可能性があります。
しかし学校を卒業後に正社員として就職するのが一般的と言えるでしょう。

まとめ

ここまでスポーツエージェントについてご紹介してきましたが、スポーツエージェントはスポーツが好きであることは勿論、ある程度の法律の知識や言語能力など求められることが多いやりがいのある仕事だと思います。

スポーツ好きの方はぜひ挑戦してみて下さい。