Z会幼児コースを使ってみた感想！意味ない？良い点・気になった点を解説

ここでは、Z会幼児コースを使ってみたリアルな感想についていくつかご紹介します。

【Z会幼児コースを使ってみたリアルな感想】

• 親子でコミュニケーションをとれるが、忙しいと意味がない
• 毎月やる部分が明確でコスパがいい
• DVDや知育玩具がないので遊びに欠ける部分も

親子でコミュニケーションをとれるが、忙しいと意味がない

Z会幼児コースは小学校準備を目的として入会するケースが少なくありません。

そしてZ会幼児コースの感想の中には親子でコミュニケーションをとれるメリットがあるものの、忙しいと意味がないといったものが見られました。

親の都合で退会するケースもあり、家庭によっては向き不向きがあるといえます。

私の経験から、幼児期の先取り教育に否定的な気持ちでしたが、かといって小学校まで何もさせないのも…と考えて、幼児教材を調べていたところ、Z会に行きつきました。
Z会は、『自ら学ぶ姿勢＝「あと伸び力」』を大事にしています。
毎月届くのが「かんがえるちからワーク」と「ぺあぜっと」。
「かんがえるちからワーク」が普通のワークで、こちらは非常に簡単なレベルのものです。Z会ブランドから高レベルと考えていると、期待外れになります。
大事なのは「ぺあぜっと」の方で、身近なもので体験学習といった感じですが、大事なのは「親が一緒に付き合うこと」です。
子どもの身近な疑問や新しい発見を、親子でコミュニケーションを取りつつ体験していく。
素晴らしいことだと思います。
ただ、親が忙しく時間が取れないと、この教材を利用する意味が全くありません。
私は途中で切迫流産になり安静を言い渡されてしまったため、止むなく途中退会しました。

引用：みん評

ほかにも、ワーク学習自体は少なく、どちらかというと自然の中で体験する学習や親子で課題を解いていく問題や親子での学習・課題が多いといった特徴を指摘する声もありました。

Z会 幼児コース （年長）を受講しました。
ワーク学習自体は少ないのです。しかし、自然の中で体験する学習や親子で課題を解いていく問題が多い印象でした。毎月何かしら親子での学習・課題があります。お子さんとの時間がたっぷりとれる方、毎回の親子での課題が苦ではない方・もしくは時間が取れる方はとてもおすすめです。ただうちは2学年差の兄弟で、その時3番目を妊娠中だったので、長男との時間があまり取れず少しバタバタとした学習となってしまいました。
内容自体はとても素晴らしいもので、子どもの想像力や思考力を刺激する内容でした。親としての冊子もあり、とても勉強になりました。教材が良いものだったので、もっと丁寧にゆっくりと毎月課題を取り込みたかったです。
子どもの「あと伸びを刺激する（小学校に入ってからの考える力などをはぐくむ）」「小学校就学に向けた本格的な課題に取り組む」少しレベルの高い幼児教材でした。子どもの想像力を刺激したい。親子での時間を充実させたい。そんな家庭におすすめです。

（年長時に入会したお母さま）

引用：Z会 幼児コース （年長）の口コミ・評判

毎月やる部分が明確でコスパがいい

Z会幼児コースの中には、毎月やるべき部分が明確で、かつ自然・言葉・数・生活など学びや体験を得られるといったうれしい口コミが見られました。

Z会を選んだのは、紙のワークと実体験で、手を動かして考える経験を重視したかったから。親も忙しいなかで、毎月「これをやればいい」という学びや体験を提供してもらえるところがよいと思います。

ワークは初めのころはやらないページも多かったのですが、今では少しヒントを出すと進められるようになり、粘り強く取り組む力がついてきたと感じます。

『かんがえるちからワーク』・『ぺあぜっと』では、自然・言葉・数・生活などいろいろな分野に触れられますし、デジタル教材やひらがな・時計学習などの副教材、さらに添削指導までついていて、コスパもすごくよいと思います。

（年長　F・Sさんのお母さま）

引用：Z会の通信教育 幼児

ちなみに「かんがえるちからワーク」はシールを貼ったり、親子で会話しながら解いたりする問題を厳選したワーク教材で、「ぺあぜっと」は体験型教材（身の回りの物を活用した、年少期の子どもが取り組みやすい課題をバランスよく厳選したテキスト）となっています。

ほかにも、テキストのわかりやすさを述べる口コミは多く、1日10分程度で終わらせられる手軽さも継続のポイントだといえます。

始める前までは白黒でテキストで難しそうなイメージがありましたが、実際は重要だったり注目してほしい箇所はカラーだったり適宜イラストもあって、幼稚園生でも取り組みやすいと感じました。

親向けのサポートブックも充実していて、着目するポイントや教え方が詳しく書かれているので初めての通信教育でも教えやすかったです。

毎日10分程度で終わるボリュームなので幼稚園生も飽きずに集中して終わらせることができたし、幼稚園に行く前にだらだらせず勉強する癖がついたのが一番良かったと思います。

小学校に入ってもあらかじめ学習していたせいか、クラスメイトに取り残されることなく過ごせています。

（年長　早生まれのお母さま）

引用：Z会 幼児コース （年長）の口コミ・評判

ただし、最初のころなどは子どものレベルに合わないといった部分もあるようで、慣れるまでは親の監視が必要です。

DVDや知育玩具がないので遊びに欠ける部分も

Z会幼児コースの利用者の中には体験教材が豊富に用意されていた点が評価されつつも、親側には負担と感じたり、DVDや知育玩具等はないといった点についてはやや不満を覚える声もありました。

Z会幼児コースではふろくがほとんどなく、たとえば年長コースのふろくは年間をとおして時計のおもちゃ・小さな地球儀・カルタのみです。

不安なことが多かったが、最初は簡単なレベルから徐々に難しいワークに挑戦でき、思考力を問うような問題があり無難かなと思います。しかしながら、親子での体験教材が豊富ですけど、親は大変ですし面倒です。未就学に取りまして、基本紙ベースが良いのかわからないのですが、DVDや知育玩具等はないので、他社と比べると劣っている様に感じます。ベネッセ、公文のようなものと比較すると遊びに欠けてしまいます。ですが、楽しくやっているから問題ないと思います。

（未就学時に入会したお父さま）

引用：いちごドリル

子どもによっては楽しく取り組める場合もあるようですが、競合のこどもちゃれんじなどと比べると少ない点には注意が必要です。

しかし一方で、おもちゃが増えすぎると管理が大変といった面もあるため、物を増やしたくない家庭にとってはメリットといえるでしょう。

Z会幼児コースを使ってみて分かった良い点についてまとめると以下の通りとなります。

【Z会幼児コースを使ってみて分かった良い点】

• 考える力・表現力がしっかり伸びる
• ワーク量が適切で続けやすい
• 実体験型教材で親子の関わりが深まる
• 小学校以降につながる学び方が身につく

考える力・表現力がしっかり伸びる

Z会幼児コースは「正解を当てる」よりも「どう考えたか」を重視する教材設計です。

問題文も長めで、「なぜそう思ったの？」「どうしてこうなる？」と親子の会話を引き出す内容が多く、子どもが自分の考えを言葉にする機会が増えたといった口コミも見られました。

競合教材と比べても、単なるドリル学習ではなく、思考プロセスを大切にしている点が特徴的です。

日常生活の中でも「理由を説明する」「順序立てて話す」場面が増えるため、学力以前の考える土台を養うのに最適です。

ワーク量が適切で続けやすい

Z会幼児コースは、1日の取り組み時間が10〜15分程度を想定した構成になっており、他教材と比べてワーク量が控えめです。

実際に使ってみると「今日はここまで」と区切りやすく、子どもが嫌がりにくい点がメリットといえます。

幼児期は学習習慣をつけること自体が目的になるため、無理なく終われる設計は大きな強みです。

毎日完璧にやらなくてもボリュームが少ないとその分続けやすいので、ペースを崩さず続けられる点は高評価につながっています。

実体験型教材で親子の関わりが深まる

紙のワークだけでなく、実験・観察・工作などの「体験教材」が多いのもZ会幼児コースの特徴です。

実際に使ってみると、机に向かう学習というより生活の延長線で学べる印象が強く、「親子で一緒に楽しめる」「会話が増えた」のほか子どもの食いつきも良好といった口コミが見られました。

忙しい中でも、短時間で質の高い関わりができる点は、共働き家庭にも向いているといえます。

小学校以降につながる学び方が身につく

Z会幼児コースは、小学校以降のZ会らしい「自分で考える学習」につながる構成になっています。

問題にすぐ答えを求めるのではなく、「考える時間を大切にする姿勢」が自然と身につきます。

実際の利用者の中にも小学校準備のために年長あたりに利用する家庭が一定数あり、「小学校入学後に差を感じた」という声があり、先取り学習ではなく“学び方の基礎作り”として評価されています。

さらに中学受験や学習習慣を意識する家庭にとって、Z会幼児コースは長期目線で価値のある教材といえます。

Z会幼児コースを使ってみて分かった気になる点についてまとめると以下の通りとなります。

【Z会幼児コースを使ってみて分かった気になる点】

• 親の関与が前提で負担に感じる
• 子どもによっては「難しい」と感じる
• 「意味ない」と感じる人が一定数いる

親の関与が前提で負担に感じる

Z会幼児コースは「親子で取り組む」ことを前提に作られているため、親の時間と関与が不可欠です。

実際に使ってみると、解説を読んだり、声かけを考えたりする手間があり、忙しい時期には負担に感じるケースがあります。

口コミでも「親が疲れて続かなかった」「ワンオペだと厳しい」という声が多く見られます。

以上のことから完全に子ども任せで進めたい家庭には、ややハードルが高い教材と言えます。

子どもによっては「難しい」と感じる

Z会幼児コースは問題の質が高い反面、派手なキャラクターやご褒美要素は少なめです。

そのため、遊び感覚の教材に慣れている子どもだと、最初は「楽しくない」「難しい」と感じる場合があります。

実際の利用者でも「合わないと全然やらない」という声があり、気分が乗らない日は全く手を付けない月も少なくありません。

以上のことからZ会幼児コースは子どもの性格によって向き不向きがはっきり分かれるため、お試しなどを活用するか飽きるようであればほかの教材も検討してみる必要がありそうです。

「意味ない」と感じる人が一定数いる

Z会幼児コースは即効性のある成果（ひらがなが一気に書ける等）が見えにくいため、「本当に効果あるの？」と不安になることがあります。

こどもちゃれんじなど競合と比べると、教材がシンプルで物足りない（キャラクター性が薄い）、遊び中心で楽しく学びたい家庭の人や短期的な成果を求めると不満が出ることがあります。

まとめると思考力や姿勢といった見えにくい力を重視できるかどうかで評価が大きく分かれます。

Z会幼児コースは家庭によって向き不向きがあります。

ここでは、Z会幼児コースが向いている・向いていない家庭の特徴について紹介します。

Z会幼児コースを使ってみるのが向いている家庭

Z会幼児コースは、子どもに「考える力」を身につけさせたいと考える家庭に非常に向いています。

ワークの多くが思考型・記述型で構成されており、答えを覚えるよりも「なぜそうなるのか」を考える過程を重視しているため、学力の土台づくりを大切にしたい家庭と相性が良い教材です。

体験型課題が多く、親子で一緒に観察や実験、工作に取り組む設計になっているため、学習を通じたコミュニケーションを重視する家庭にも適しています。

さらに、Z会は派手なキャラクターやおもちゃ系のふろくが少なく、落ち着いた教材構成のため、子どもに集中力や学習習慣を身につけさせたい家庭にも向いています。

小学校受験を検討している家庭や中学受験を視野に入れつつ長期的な学力形成を考えている家庭からの評価も高く、「先取りではなく本質的な力を育てたい」という教育方針と一致しやすい点が特徴です。

保護者が学習にある程度関わることを前向きに捉えられる家庭ほど、Z会幼児コースの良さを実感しやすいでしょう。

Z会幼児コースを使ってみるのが向いていない家庭

一方で、Z会幼児コースは「とにかく楽しく遊び感覚で学ばせたい」という家庭には向いていない場合があります。

キャラクター主導の教材や豪華なふろくはほとんどなく、学習内容も比較的落ち着いた構成のため、勉強への抵抗感が強い子や楽しさを最優先にしたい家庭ではモチベーションが続きにくいことがあります。

また、問題の難易度がやや高めに感じられるケースもあり、子どもの発達段階によっては「難しい」「分からない」と感じてしまうこともあります。

さらに、体験課題や思考型問題は親の関与が前提となる場面が多く、共働きで学習時間の確保が難しい家庭や保護者が教材に関わる余裕がない家庭にはおすすめできません。

短時間で完結する学習や子ども一人で完結できる教材を求めている家庭には、他の通信教材を検討してみるのもひとつです。

ここでは、Z会幼児コースの基本情報について紹介します。

Z会幼児コースの教材内容

Z会幼児コースは年少・年中・年長の3つの年齢に分かれたコースが特徴的で、教材内容もそれぞれ以下のように異なります。

いずれにしてもZ会幼児コースは紙のワークがメインとなり、ふろくや知育玩具が少なめといった特徴があります。

Z会幼児コースの料金

Z会幼児コースの料金についてまとめると以下の通りとなります。

また年度によって料金が左右される可能性があるため、公式サイトでチェックするようにしましょう。

Z会幼児コースは年少・年中・年長ごとに料金が設定されており、毎月払いよりも6か月・12か月一括払いのほうが費用を抑えられるためおすすめです。

Z会幼児コースの退会方法

Z会幼児コースの退会方法の流れは以下の通りとなります。

【Z会幼児コースの退会方法の流れ】

1. my Z（マイゼット）にアクセスし、【保護者の方のZ-ID・Z-IDパスワード】でログイン
2. 「各種お手続き・お問い合わせ」＞「契約内容の確認・変更」＞「申込・変更・中止手続き」＞「講座を変更・中止する 」
3. 完了画面まで進む

※退会に伴う精算金がある場合は、翌月中旬頃にメールにて連絡

退会したい月の締切日（例：1月号のみ退会なら1月12日頃）までに手続きしなければならず、過ぎると翌月分が届くので注意が必要です。

Z会幼児コースと他の教材の違い

Z会幼児コースと他の教材を比較すると以下の通りとなります。

「Z会幼児コース」は「こどもちゃれんじ」などと比べると、「考える力」を重視した思考型教材で、問題の難易度はやや高めですが、先取り学習ではなくじっくり思考力を育む内容が特徴的です。

また「Z会幼児コース」「幼児ポピー」はふろくが少なく紙教材中心、小学校入学後の「あと伸び」を目指す方向けです。

一方、こどもちゃれんじはキャラクター豊富でふろくが多く、楽しく遊びながら学べる「体験型」で、「スマイルゼミ」「天神」はタブレット学習がメインでゲーム感覚で学べるため遊びながら学びたい人は検討してみてください。

幼児教育におすすめ教材人気ランキング15選！子どもの年齢に合った選び方を解説

Z会幼児コース使ってみたに関するよくある質問についてまとめると以下の通りとなります。

Z会幼児コースは「意味ない」と言われるのはなぜ？

「意味ない」と感じる人がいる理由は、成果がすぐに目に見えにくい教材設計にあります。

Z会幼児コースはひらがなを早く書けるようにするなどの先取り学習ではなく、「考える力」「理由を説明する力」を育てることを重視しています。

そのため、短期間で分かりやすい成長を求める家庭では効果を実感しにくい場合があります。

一方で、小学校以降に「考える姿勢が身についている」と評価する家庭も多く、短期目線か長期目線かで評価が分かれる教材と言えます。

Z会幼児コースの親の負担はどれくらい？

Z会幼児コースは「親子で取り組む」前提の教材のため、親の関与はある程度必要です。

実際に使ってみると、1日の学習時間は10〜15分程度ですが、声かけや会話が重要になります。

ただし、毎日完璧にこなす必要はなく、無理のないペースで進めて問題ありません。

共働き家庭でも「量が少ないから続けやすい」「週末中心でも効果を感じた」という声もあり、時間より関わり方の質が重視される教材といえます。

Z会幼児コースはこどもちゃれんじとどちらがおすすめ？

Z会幼児コースとこどもちゃれんじがどちらがいいかといった結論は家庭の目的次第です。

こどもちゃれんじは「楽しく学習習慣をつけたい」「まずは勉強に慣れさせたい」家庭向きです。

一方、Z会幼児コースは「考える力を伸ばしたい」「小学校以降を見据えたい」家庭に向いています。

実際に使ってみた口コミでも、「ちゃれんじは食いつきが良い」「Z会は親子の会話が増えた」という違いが語られています。

まとめると即効性や楽しさ重視ならちゃれんじ、学びの質や思考力重視ならZ会がおすすめです。

こどもちゃれんじとは？0〜6歳向け教材の特徴・料金・効果を解説

Z会幼児コースを実際に使ってみて感じたのは、「考える力を伸ばしたい家庭には非常に相性が良い一方、親の関わりが前提になる教材」だという点です。

問題の質は高く、子どもの思考力や表現力が育つ実感はありましたが、毎月すべてを使い切るのは簡単ではなく、忙しい家庭の場合は目をかけられない時があり「意味ない」と感じる人が出るのも事実です。

ただし、教材自体の質は高く、子どものペースに合わせて取捨選択すれば十分価値はあります。

大切なのは、家庭の教育方針や関わり方に合っているかを見極めることです。

まずは体験的に試し、無理なく続けられるかを判断してみるといいでしょう。