発達障害でもしっかり学べる通信制高校を紹介!充実したサポート体制とは? 更新時間 2023.08.12
発達障害の方は、他の生徒と同じように学ぶことが難しいと感じませんか?
全日制高校に進学したけれど、学校にうまくなじむことができずに断念してしまう人もいますよね。
「しっかりと学びたい」「発達障害に対して安心したサポートを受けたい」という不安を解消してくれる学校は多く存在します。
発達障害で高校進学に不安を持っている方は是非参考にしてください。
発達障害でも安心して学ぶのなら通信制高校がおすすめ
発達障害で不安を持っている方でも、通信制高校であれば安心して高校卒業を目指せます。
いじめ、病気持ち、不登校・・・。
通信制高校は、なんらかの事情を抱えながら通っている生徒が大勢いるためです。
一般的な全日制高校の場合、集団での授業がメイン。
結果的に、授業についていけない人もでてきます。
一方、通信制高校では、1人1人のペースに合わせた学習が可能に。
学習の理解が遅れてしまう方でも、卒業まで困難なく学習を続けられる環境が整っています。
安心してしっかり学ぶのであれば、通信制高校がオススメです!
通信制高校へ行くとどうなるの?進学するメリット・デメリットをご紹介もチェックしてみてください!
発達障害でも学べる通信制高校のサポート体制4選
通信制高校は毎日通学する必要がないので、毎日通えない事情を持った生徒が多く在籍しています。
事情を持った生徒であっても、不安なく通えるフォロー体制が整った通信制高校が多いです。
発達障害の方でも学べる代表的なサポートとして以下の4つがあげられます。
- 個別で学習計画を立てられる
- 学校内にソーシャルワーカーが在籍
- 学校内に心理カウンセラーが在籍
- 生徒同士のコミュニケーションを手助け
発達障害の方は1人1人症状が異なるため、それぞれの生徒に対してサポート体制が整っているかが重要です。
次に、具体的なサポート体制について紹介していきます。
①個別で学習計画を立てられる
通信制学校では個別指導や少人数制指導といわれる学習形態をとっている学校が多いです。
集団授業になると、それぞれのペースに合わせた学習が難しくなります。
個人で学習計画を立てることで、各自に合わせた学習ペースで授業を受けられますね。
しっかりと理解したうえで次のフェーズに進めるので、どんな方でも柔軟に学べるのが、大きなサポート体制といえます!
ほかにも発達障害の生徒を対象にした特別支援コースを設ける高校もあります。
実際の学習環境について下調べをしておきましょう!
②学校内にソーシャルワーカーが在籍
発達障害の方だと、学校内にソーシャルワーカーがいるか気になりますよね。
「ソーシャルワーカー」とは、悩んでいる生徒の福祉的な環境を整えるサポートをする役割を担っています。
「いじめ」「不登校」「貧困」など、日常生活上で問題を抱える生徒や家族を支援するのがソーシャルワーカーです。
事情がある生徒だと、ソーシャルワーカーのサポートは必要不可欠ではないでしょうか?
安心して学ぶためにも、ソーシャルワーカーの在籍有無を事前に確認しておくといいでしょう。
③学校内に心理カウンセラーが在籍
「スクールカウンセラー」とは、悩んでいる生徒の心をケアする仕事です。
学校という場なので、どうしても集団生活をする場面はあります。
受験やいじめなど、数えきれないほどトラブルの原因も・・・。
生徒1人1人に対してカウンセリングを行うので、生徒がストレスを抱えないようにケアできますね。
生徒の悩みをカウンセリングし、アドバイスを行うことで生徒の心のケアを行います。
特に、発達障害の方はストレスを抱えやすい傾向があります。
ストレスを感じたときに、親身に相談に乗ってくれるので非常に頼りになりますね!
スクールカウンセラーが在籍している学校も増えてきているので、学校選びの際はチェックしましょう。
④生徒同士のコミュニケーションを手助け
通信制高校の生徒の中には、「集団行動が苦手」「人間関係を作るのが苦手」といったコミュニケーションに苦手意識を持った生徒が少なくありません。
コミュニケーションに苦手意識を持った生徒に対して、生徒同士のコミュニケーションを手助けする取り組みを行う学校もあります。
生徒同士の仲を深めるために、「修学旅行」「文化祭」「スクーリング」など行事を通して、コミュニケーションの場を意識して増やしていることも。
はじめはコミュニケーションに苦手意識を持った生徒も行事に参加し、周囲と打ち解けて他人への壁を崩せます。
生徒数も全日制高校に比べると少ないため、生徒と先生の距離が近いのもコミュニケーションの手助けの1つといえますね!
生徒のためを思った行事や交流を行う学校かどうか、1度確認しておきましょう!
通信制高校で、一年で取得できる単位については、【徹底解説】通信制高校の一年間で取れる単位数という記事もチェックしてください!
発達障害でもしっかり学べる通信制高校を紹介
「発達障害の方でも安心して学べるの?」と不安に感じる気持ちは非常にわかります。
通信制高校に通い始めても、毎日通学できるか不安を抱きますよね。
入学後の不安を解消してくれるサポートが充実した学校がいくつかあります。
サポート体制が整っている代表的な学校を4つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
鹿島学園高等学校
まず初めに紹介するのが、「鹿島学園高等学校」。
鹿島学園高等学校は全国にキャンパスが300か所以上展開しています。
なかでも、発達障害に対応した学校が多いのが特徴。
鹿島学園高等学校「レッグキャンパス」と呼ばれるサポートキャンパスが存在します。
具体的には、様々な障害を抱える生徒をサポートしてくれることに特化したキャンパスです。
鹿島学園高等学校には、全国各地にある「学習塾」「予備校」「フリースクール」を運営しているため、自宅から通いやすいのも魅力の1つです。
自分らしい学び方を選べるため、なんらかの事情を抱えている生徒やなかなか通学ができない方でも、都合に合わせて通学できます。
のびのびと学習をしたい方は、鹿島学園高等学校がおすすめですね!。
入学できる都道府県 | 22都府県から入学可能 |
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制服 | あり 希望者のみ。私服でも通学OK |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
KTCおおぞら高等学院
KTCおおぞら高等学院においては、発達障害を持つ生徒に対して個別対応をおこなうのが特徴です。
スタッフすべての方がメンタルサポートの研修を受けているため、生徒1人1人と向き合って相談に乗ってくれます。
生徒としてはかなり心強いのではないでしょうか。
生徒のサポートのみならず、家族支援カウンセラーも在籍しています。
生徒だけでなく、保護者や家庭のフォローを行ってもらえるのは魅力的ですね!。
入学できる都道府県 | 全国から入学可能 |
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制服 | あり 購入・着用は自由です |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
中央高等学院
3つ目にご紹介するのが、「中央高等学院」。
中央高等学院では、東京・神奈川・埼玉の首都圏を中心に7か所の学校を展開しています。
個別サポート体制も整っているため、入学から卒業まで手厚いフォローを受けられます。
通信制では珍しくクラス担任制のため、先生と生徒の距離が近いのが特徴です。
距離が近いので、小さなことでも気づけて密なコミュニケーションをとれますね。
中央高等学院では、専門カウンセラーも在籍しているため、生徒の悩みをすぐに解決できる環境が整っています。
勉強から生活のこと、プライベートの話まで多岐にわたった内容を親身に相談に乗ってくれるでしょう。
また、中央高等学院では、大学進学対策にも力を入れています。
早稲田・慶應義塾・上智・明治・中央といった名門大学に毎年排出するほど。
また、勉強が遅れている生徒にも、1から復習できます。
各自に合わせて、きめ細かな授業内容を設定できるので安心して通えます。
入学できる都道府県 | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・群馬県・愛知県・静岡県 |
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制服 | あり 2021年4月から、ユニクロの服を制服として採用 |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
八洲学園高等学校
最後に紹介するのが、「八洲学園高等学校」。
東京・神奈川・大阪・兵庫に展開しています。
発達障害の生徒のために向けた、通信制高校初めての「5年制」クラスがあるのが特徴的。
5年制にすることで、一般的な高校生活である「3年」の縛りがないので、発達障害の方でも時間をかけて卒業できますよね。
また、行事やスクーリングも活発に行っているため、周囲とコミュニケーションを積極的にとれる環境が整っています。
入学できる都道府県 | 東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪 兵庫・京都・奈良・和歌山・沖縄 |
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制服 | あり ※着用は自由です |
スクーリング | あり |
クラブ活動 | あり |
通信制高校への転入について詳しく知りたい人は「通信制高校への転入を考えている高校生の方へ」もご覧ください。
通信制高校は比較的入学・卒業しやすい
一般的に全日制高校の場合、入学試験があります。
高校ごとに定員があり、合格ラインが設けられていますよね。
勉強しいざ過去問を解いても、「なかなか合格ラインに到達しない・・・」と悶々とした気持ちになりませんか?
高校によっては競争率が高くなるため、合格ラインが高く設定される場合がほとんど。
発達障害の方にも入学試験があり、合格ラインに到達しない場合は入学ができません。
通信制高校の場合、入試試験を実施しない学校もあります。
合否の判断基準は、面接・作文、書類審査。
なかには筆記テストを実施する通信制高校もありますが、全日制高校に比べて難易度は高くありません。
上記のことから、通信制高校は比較的入学しやすいといえますね!
卒業に関しても、通信制高校は定時制と比べハードルは下がります。
通信制高校は4年以上で74単位の修得が卒業の条件。
「レポートの提出」「スクーリング」「試験」などに合格すれば、単位を修得できます。
単位取得も全日制高校よりハードルも低いため、発達障害の方でも無理なく卒業を目指せますよ!
無理なく自分のペースで学んでいこう
いかがでしたでしょうか。
上記でみたように、発達障害の方でも安心して、しっかりと学ぶ環境は多くありましたね。
通信制高校はいろいろな方が在籍しているため、1人1人に合わせたサポート体制が充実しています。
今回は4校ほど紹介しましたが、他にも親身に相談に乗ってくれる学校は多くあります。
自分に合った高校を探してみましょう!