TOEICは過去の対策問題で攻略できる！おすすめの勉強法と無料の学習サイトを紹介します！

TOEIC対策に過去問を活用したいと考える人は多いでしょう。

しかし前提として、実際のTOEICの過去問は存在しません。

ここでは、その理由について解説します。

運営元が過去問を公開していない

TOEICの過去問がない主な理由の一つは、試験の運営元が過去問を公開していないことです。

TOEICの採点では、スコアの同一化（イクエイティング）と呼ばれる統計処理が実施されており、毎回の試験の難易度が一定に保たれるように調整されています。

つまり、TOEICは試験ごとに完全なリニューアルを行うのではなく、過去の一部の問題を新しい試験に組み込んで管理している訳です。

新旧のテストを比較しつつ難易度を調整することで、スコアの一貫性を保っているとされています。

このため、合法的な手段でTOEICの過去問が広まることはありません。

TOEIC問題用紙の持ち出しは禁止

もう一つの理由は、試験会場での問題用紙の持ち出しが禁止されていることです。

TOEICは試験の公平性を保つため、受験者が試験場から問題用紙を持ち帰ることを制限しています。

また、解答用紙の所定欄以外への書き込みも禁止です。

これらに違反したことがわかると、受験資格がなくなる可能性もゼロではありません。

これにより、過去問を不正に広まる可能性を低減させ、試験の信頼性を高めています。

TOEICの資格について詳しく知りたい方は「TOEICって資格なの？目標スコアや対策方法を詳しくご紹介」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。

TOEICの公式な過去問はありませんが、近しい問題形式で無料で利用できるWebサイトはたくさんあります。

その中でも、問題のクオリティが高く使い勝手がいい、おすすめのサイトを紹介します。

TOEIC公式サイト

「TOEIC公式サイト」は、クオリティが高いサンプル問題が豊富にあります。

全パート（Part1～Part7）や新形式の問題も網羅されており、初めての方にもおすすめです。

音声機能もついていて、本番さながらの試験が自宅や外出先でいつでもできます。

Part7に関しては、出題形式ごとに4つに分かれており、各形式でどのような問題が出題されるかを把握できて便利です。

また、日常的にTOEICの問題に触れておきたいと考える方には、同じくTOEIC公式サイトから無料で登録できる「穴埋めエクササイズ」も活用してみましょう。

登録して穴埋めエクササイズ設定を「ON」にすることで、毎週1回Part5で出題される問題が自動で送信されます。

過去問.com

「過去問.com」は、さまざまな資格試験の過去問や予想問題が解けるサイトです。

500問以上のパート5対策問題、50問以上のパート６対策問題に加え、パート1、2の問題を解くことができます。

解説もあり、会員登録すればこれまでの解答履歴から苦手分野を分析したり、間違えた問題だけを出題したりできる機能が利用可能です。

パート3・4・7の予想問題は収録されていませんが、TOEIC頻出単語・熟語のテストもあります。

問題内容のクオリティが高く、問題を脳に定着させる方法としてもおすすめのサイトです。

englishteststore

「englishteststore」は、Incomplete Sentences（短文穴埋め問題）Testsが10問ずつ20セット提供されている学習サイトです。

10問で10分はかかり過ぎますが、制限時間10分で時間がカウントされるため、計りながら学習できます。

TOEICパート5では1問20秒で解くのが一般的なので、時間は自分で計るように心がけましょう。

正答は都度わかりますが、解説は用意されていません。

また、サイトは複数の言語に対応していますが、日本語には対応していませんので、初心者にとっては使いづらい可能性があります。

英語学習お助けサイト

「英語学習お助けサイト」は、TOEICのパート1から7までを網羅した問題集に加えて、「TOEIC頻出動詞100」といった特化した学習コンテンツも提供している専門的なWebサイトです。

特に毎日更新されるパート5の問題は、時間配分の重要性を理解する上で有益です。

パート5で高得点を目指すためには、1問を20秒で的確に解答する必要があります。

このサイトでは、問題演習だけでなく、解説も充実しています。

1問の問題解答とそれに続く解説の確認を合わせても、短時間で効果的な学習が可能です。

通勤電車の中や休憩時間など、限られたスキマ時間を有効に活用して、専門的なTOEIC対策が効果的に行えます。

Exam English

「Exam English」は、TOEICやTOEFL、IELTSなどの英語資格試験の予想問題をまとめたWebサイトです。

TOEIC Listening & Reading Testだけでなく、TOEIC Speaking & Writing Testの対策問題も提供されています。

質の高い問題が揃っているため、腕試しに最適な問題サイトです。

ただし、解説がないため、問題に取り組んだ結果が分からない場合は自己探求が必要です。

このため、Exam Englishでは苦手な分野にフォーカスするのではなく、得意な分野に絞って学習を進めましょう。

さらに、サイトは全て英語で構成されていますので、TOEICのスコアが600点以上の方が利用しやすいでしょう。

他のWebサイトと比較して、広告の表示が多い印象があり、集中力が欠けてしまうことも注意してください

english-test.net

「english-test.net」は、リスニング問題100問とリーディング問題100問が用意されている便利なWebサイトです。

解説はありませんが、TOEIC1回分に相当する問題が解ける仕組みで、解答を選択するとすぐに正誤が表示されます。

そのため、テスト後に正答率を確認したい場合は、都度正誤をメモするようにしましょう。

また、パート6は本番とは異なり、選択問題ではなく正誤問題となっているので注意してください。

通常の実践問題集では、模試2回分で約2,000〜3,000円の費用がかかりますが、「english-test.net」は無料で簡単に学習できます。

「模試を受けたいけど予算を抑えたい」と考えている方にとって、気軽に使いやすいWebサイトになるでしょう。

次に、TOEICでスコアアップするための勉強法について解説します。

模擬試験で自己診断！スコアを確認しよう

TOEICのスコアを向上させるためには、自分のスコアを知ることがスタート地点です。

定期的に模擬試験を受験し、自分の弱点や改善点を見つけましょう。

正確なスコアを確認することで、具体的な目標を立て、焦点を合わせた効果的な学習が可能です。

リーディングとリスニングのバランスを意識して学習

TOEICは「リーディング」と「リスニング」の2つのセクションから構成されています。

スコアアップには、バランスよく両方のスキルを向上させることが重要です。

勉強時間を均等に分け、リーディング理解とリスニングスキルを同時に伸ばすよう心掛けましょう。

バランスが取れた学習が高いスコアにつながります。

文法と語彙の強化がスコアアップの鍵

文法と語彙力の向上は、TOEICのスコア向上に直結します。過去問を解くだけでなく、文法書や語彙書を活用して基礎を固めましょう。

特にビジネス英語の表現や慣用句に焦点を当て、幅広い文法と語彙を習得することが必要です。

毎日少しずつコツコツ学習を続けることが大切

TOEICの勉強では、毎日少しずつの積み重ねが重要です。

短時間で集中して学習するよりも、毎日コツコツと取り組むことで記憶が定着しやすくなります。

スケジュールを立て、毎日の学習時間を確保して、着実なスキル向上を目指しましょう。

解説付き問題で理解度を向上させよう

問題集を解くだけで満足していては、スコアが伸び悩んでしまいます。

間違えた問題は、解説がついた問題を活用することがおすすめです。

正答だけでなく、誤答の理由や解法を理解することで、自分の弱点を把握しやすくなります。

解説を通じて理解度を向上させ、同じ種類の問題に対する対策を進めていきましょう。

TOEIC対策で短期で点数を上げたい方必見！「短期集中でTOEIC対策に強い通信講座は？短期で受けられる通信講座をご紹介！」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。

TOEIC対策は、問題の出題傾向やルールなどを知ることが大切です。

ここでは、TOEICの出題傾向に慣れるコツを解説します。

同じ問題集を繰り返し解く

TOEICの対策では、同じ問題集を何度も繰り返し解くことが重要です。

最初は理解が難しい問題も、繰り返し解くことでパターンや傾向が見えてきます。

これにより、実際の試験で同様の問題に臨んだ際に、スムーズに解答できるようになります。

時間配分を意識して模擬試験を実施する

模擬試験を行う際には、時間配分にも注意しましょう。

実際の試験では時間が制約されていますので、模擬試験でも実際の試験と同じように時間を計りながら解答することで、試験本番での時間管理が向上します。

焦らず冷静に解答する練習を重ねましょう。

採点したあとは復習が大切

模擬試験や練習問題を解いた後は、正誤を確認し、誤答した部分に焦点を当てて復習しましょう。

誤答の理由や正しい解法を理解することで、同じ種類の問題に対する対策が進みます。

復習を通じて知識の定着を図り、スキルの向上を目指しましょう。

TOEICにチャレンジしてみたい方は「TOEICの勉強法は？600点以上を取るための方法を紹介」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。

TOEICの模擬試験や対策を、無料で利用できる学習サイトを紹介しました。

TOEIC対策において、学習サイトの活用は非常に効果的です。

本記事で紹介したサイトを活用することで、実際の試験に近い状況で問題に取り組む経験が積めます。

また、問題だけでなく解説も充実しているサイトも多くあります。

正答だけでなく、誤答の理由や解法を理解することで、効率的な学習が可能です。

毎日少しずつ問題に挑戦し、解説を確認することで、着実にスキルの向上が期待できます。

さらに、模擬試験を定期的に受験し、試験本番での時間配分や緊張感に慣れることも大切です。

学習サイトを上手に組み合わせながら、自分の弱点を洗い出し、着実なステップでTOEICスコアを向上させましょう。