介護支援専門員の実務経験証明書とは?取得する理由と入手できる場所を解説しています

介護支援専門員の実務経験証明書とは?取得する理由と入手できる場所を解説しています

介護支援専門員の実務経験証明書とは?取得する理由と入手できる場所を解説しています

介護支援専門員(ケアマネジャー)は、介護を必要とする方が適切なサービスが受けられよう、ケアプランの作成やサービス事業者との調整を行うための国家資格です。

ケアマネ試験を受験するには実務経験が必要で、それを証明するための「実務経験証明書」の提出が必須です。

今回は、介護支援専門員(ケアマネ)の受験資格や必要書類、実務経験を計算する方法について詳しく解説します。

実務経験証明書は早い段階で用意しておく必要があり、間に合わない場合は受験資格を失います。

ケアマネ試験の受験を控えている方は、ぜひチェックしてみてください。

※本ページにはPRが含まれます。

介護支援専門員(ケアマネ)の受験資格とは?

介護支援専門員(ケアマネ)の受験資格とは?

介護支援専門員(ケアマネ)の受験資格は、以下の2つです。

  • 法定資格を保有して通算5年以上かつ900日以上働いていること
  • 相談援助業務を通算5年以上かつ900日以上行っていること
  • いずれか、もしくは両方に該当する必要があるため、実務に従事した年数を確認してみましょう。

    法定資格を保有の場合

    介護支援専門員(ケアマネ)の受験資格は、まず法定の資格を保有していることが基本条件です。

    法定資格の種類は、以下を参照ください。

    ・法定資格

    医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、 作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、 言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、 栄養士、管理栄養士、精神保健福祉士

    いずれかの法定資格があれば、通算5年以上かつ900日以上働いていることがケアマネの試験受験資格となります。

    相談援助業務に携わった場合

    法定資格を持たない場合でも、相談援助業務に携わった経験がある場合、それがケアマネの試験受験資格となります。

    相談援助業務とは、以下のような職業です。

  • 生活相談員
  • 支援相談員
  • 相談支援専門員
  • 主任相談支援員
  • 相談援助業務の経験により、介護支援の専門知識やスキルを有していることが評価され、受験資格として認められます。

    以前までは福祉事務所のケースワーカーや介護業務(ヘルパーなど)も受験資格がありましたが、受験資格からは除外されました。

    他にも役立つ資格が多くあり「介護資格の種類はどのくらいあるの?スキルアップに取るべき資格を徹底解説!」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。

    実務経験証明書は受験において必要なもの

    実務経験証明書は受験において必要なもの

    介護支援専門員(ケアマネ)試験は、各都道府県が指定する団体で実施する試験です。

    受験する都道府県の指定団体から受験要項をもらい、必要な書類を揃えましょう。

    介護支援専門員の試験に必要な書類

    介護支援専門員の試験受験には、以下の書類が必要です。

    受験申込書(証明写真・受験手数料振込票を添付)
    実務経験(見込)証明書
    実務経験証明書の内容等に必要な添付書類
    国家資格等別の添付書類

    まず、受験申込書には証明写真と受験手数料振込票を添付する必要があります。

    次に、実務経験(見込)証明書が必要であり、この証明書の内容に関連する添付書類や国家資格等別の添付書類も提出する必要があります。

    提出が必要な書類は、受験歴や国家資格の有無によって異なります。

    また、受験する都道府県によって提出書類の種類や名称が異なるため、受験案内を詳細に確認しましょう。

    受験申し込み後に氏名や住所の変更があった場合は、「記載事項変更届」も追加で提出する必要があります。

    実務経験証明書を依頼する場所

    実務経験証明書は、受験者自身が勤務していた事業所や施設に依頼して取得することが一般的です。

    特に、複数の事業所に勤務した方は、「従事日数内訳証明書」の提出が必要になります。

    ケアマネ試験を受験する際には、受験案内に掲載されている申込締切日や提出方法に留意し、余裕をもって必要な書類を用意するように心掛けましょう。

    ケアマネ受験資格である実務経験を計算する方法

    ケアマネ受験資格である実務経験を計算する方法

    介護支援専門員試験を受験するには、通算5年以上かつ900日以上の実務経験が必要です。

    ここからは、受験資格となる実務経験を計算する方法をご紹介していきます。

    実務経験期間の計算方法

    通算5年以上の実務経験の期間を計算する方法は、該当する国家資格の登録日以降を実務経験の期間として計算します。

    登録日は、資格の免許証もしくは証明書に記載されているので、確認してみましょう。

    資格が複数ある場合

    複数の法定資格を持っている場合の計算方法は、それぞれの資格に基づく業務に携わった期間を合算します。

    例えば、栄養士として2年、管理栄養士として3年働いた場合、合計で5年の実務経験になります。

    複数の該当資格がある場合、それぞれの資格免許証と実務経験証明書を提出すれば、受験資格を満たすことが可能です。

    実務経験日数の計算方法

    実務経験の日数(900日以上)を計算する方法は、働き方によって計算時に注意が必要です。

    複数の事業所に勤務している場合

    複数の事業所で働く場合は、それぞれの事業所での勤務日数を合計して実務経験を計算します。

    同じ日に複数の事業所で働いた場合は、1日のカウントになりますので注意しましょう。

    正規雇用ではない場合

    受験資格に就業形態の指定はないため、パートやアルバイトといった非正規雇用社員もケアマネ試験の受験対象です。

    1回の労働時間が短くても1日としてカウントされるため、パートの方でもケアマネ試験にチャレンジすることができます。

    夜勤をした場合

    夜勤を行った場合の勤務日数は、事業所の出勤記録を基準に計算します。

    1回の夜勤が2日分の労働時間となる場合は、2日分で算定できる可能性が高いです。

    ただし、夜勤の勤務日数のカウントは事業所ごとの判断に依るため、不安な場合は上司に確認してみてください。

    介護職の資格についてもっと幅広く知りたいという方は 「介護職のおすすめ資格は?種類や受講費用、期間などをご紹介」もチェックしてみてくださいね。

    ケアマネ試験の受験要件に関する注意点

    ケアマネ試験の受験要件に関する注意点

    ケアマネ試験の際の注意点や、知っておくべきポイントについて解説します。

    再受験のときは一部書類を省ける

    ケアマネ試験を再受験する場合、「実務経験証明書」と「実務経験証明書の内容確認等に必要な添付書類」の提出が不要となります。

    ただし、前回の受験から3年以上経っている方、前回の受験票や合否通知の原本を紛失した場合は、再提出が必要です。

    また、引越しなどで前回と別の都道府県で受験される方は、再度「実務経験証明書」を提出する必要があります。

    ブランク期間は従事期間に含まれない

    ケアマネ試験の受験要件において、「育休、病気休暇、介護休暇」などのブランク期間は、従事期間に含まれません。

    ブランク期間がある場合は、その期間を除いた実務日数を計算しましょう。

    ただし、「就業産前産後休暇」を取得した期間のみ、例外として従事期間に含まれます。

    国家資格等別の添付書類は提出が必須

    ケアマネ試験の受験において、国家資格等別の添付書類は提出が必須です。

    「実務経験証明書」を省ける方でも、「国家資格等別の添付書類」に関しては受験のたびに提出してください。

    初任者研修についてもっと知りたい方は 「初任者研修のカリキュラムは?通信と通学の違いを徹底解説」を参考にしてみてください!

    ケアマネ試験の実務経験証明書は早めに用意しよう

    ケアマネ試験の実務経験証明書は早めに用意しよう

    >ケアマネ試験を受験する際、実務経験証明書の取得は非常に重要です。

    早めに必要書類を用意し、試験出願をスムーズに進められるようにしましょう。

    受験資格に関する注意点や再受験時の特例なども確認し、書類の漏れがないよう計画的に受験に臨むことが大切です。

    ブランク期間や国家資格の添付書類にも留意し、必要な書類を漏れなく提出することで、受験プロセスを円滑に進めることができます。

    再受験者は、とくに前回提出した書類に変更がないかを確認し、要件に合わせた書類を提出しましょう。

    ケアマネ試験の成功に向けて、準備をしっかりと整えておくことが大切です。

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