TOEICって資格なの?目標スコアや対策方法を詳しくご紹介

TOEICって資格なの?目標スコアや対策方法を詳しくご紹介

TOEICって資格なの?目標スコアや対策方法を詳しくご紹介

就職や転職に向けて、何かしらの資格を取得したいと考えている方は多いでしょう。

中でも、業界や職種を問わずにアピールできる「TOEIC資格」は、就活生や社会人からも人気の英語試験です。

しかし、「TOEICって資格になるの?」「何点からアピールできる?」といった疑問を持っている方も多いと思います。

そこで今回は、TOEICは資格になるのか、目標スコアの目安について解説したいと思います。

さらに、TOEICの効率的な勉強方法や対策についても紹介していますので、TOEIC受験を検討されている方は参考にしてください。

※本ページにはPRが含まれます。

TOEICは資格になるの?

TOEICは資格になるの?

TOEICは資格ではなく、「英語を使ってどのくらいコミュニケーションできるか」を測定する国際的な試験です。

ただし、TOEICの試験結果(スコア)は、英語能力の指標として広く利用されます。

TOEICは英語でのコミュ力を測る試験

TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語を第二言語として使用するビジネスコミュニケーション能力を評価するための試験です。

求人募集などで英語能力を必須とする場合、TOEICスコアが採否の基準になることがあります。

TOEICは資格の一種として扱われることもありますが、それはあくまで一般的な認識であり、試験自体は資格ではありません。

異なる国々や文化背景を持つ人々が、共通の言語で円滑にコミュニケーションをとるためのスキルを測ることが目的とされています。

TOEICには合格・不合格がない

TOEIC試験においては、合格や不合格といった厳格な評価基準は存在しません。

TOEICのスコアは、単位やクラス分けなどの具体的な資格とは異なり、単に受験者の英語力を数値で示すものです。

スコアが高いほど、高い英語コミュニケーションスキルを有している可能性が高まりますが、合否判定はありません

TOEICスコアは個人で異なる

TOEICスコアは個人ごとに異なり、その人の英語力やコミュニケーションスキルを反映しています。

一般的には、スコアが高いほど優れた英語スキルを持っていると見なされますが、目標スコアは受験者の目的やニーズによって異なるため、合格ラインは存在しません。

TOEICは、自身の英語力向上や国際ビジネスでの活躍を目指す方々にとって有益な指標となります。

人気の資格が気になる方は「人気資格ランキング!2023年ver」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。

TOEICの満点は?

TOEICの受験を考える方々には、「TOEICって何点が満点なの?」「TOEICの満点ってどれくらい意味があるの?」といった疑問が生じることでしょう。

ここでは、TOEICの点数配分について解説していきます。

TOEICは990点満点

TOEIC(Test of English for International Communication)のスコアは990点満点です。

リスニングとリーディングの2つのセクションで構成され、それぞれ100問ずつの問題が出題されます。

1000点満点ではなく、この中途半端な数値が満点になっているのは、TOEICの採点が統計的な処理に基づいているためです。

TOEICで満点を取るには、年単位での努力が必要と言われています。

リスニングとリーディングのスキル向上に加え、試験形式や時間配分にも慣れることが重要です。

満点を目指すことは高い英語能力の証明となりますが、それにはコツコツとした積み重ねが欠かせません。

リスニングとリーディングで構成されている

TOEICの試験内容は、リスニングセクションとリーディングセクションの2つに分かれています。

リスニングでは、音声を聴いて関連する質問に答える能力が評価されます。

一方、リーディングでは、文章を読みながら理解し、適切な解答を選ぶスキルが問われます。

配点はそれぞれ495点ずつで、出題はすべてマークシート形式です。

3〜4つの選択肢の中から、正しい答えを選んで解答します。

TOEICは記述式の試験ではないため、答えが明確に分からなくても正解できる可能性があります。

TOEICの平均は600点程度

一般的なTOEICの平均スコアは、約600点程度とされています。

ただし、これはあくまで参考値であり、試験ごとの平均スコアにばらつきがあります。

個々の受験者は、自身の目標やニーズに応じて、これを基準にスコアアップを目指すことが重要です。

資格としてアピールできるTOEICスコアは?

資格としてアピールできるTOEICスコアは?

TOEIC試験における、スコアごとの英語力レベルについて解説します。

500点未満

TOEICで500点未満の場合、基本的な英語を理解できていないレベルで、学校英語でいえば中学生くらいの水準です。

短い質問にYESかNOで回答することや、短い文章から若干の内容を理解することはできますが、英語を理解できていると言うにはまだまだ力が不足しています。

このスコアに該当する方は、履歴書に書かない方が無難です。

就職や転職で有利にはならないレベルなので、基礎から学び直し、TOEIC対策をして英語力を向上させましょう。

500〜599点

TOEIC500~595点は、基礎的な英語力が身についているレベルです。

ただし、2021年のTOEICでは平均点が600点を超える傾向があり、英語力をアピールする点数としてはやや低いかもしれません。

簡単な英会話や短文は理解できますが、長い会話や文章にはまだ苦労します。

また、状況に応じたニュアンスの違いなどを使い分けるのは難しいレベルです。

国内企業でもTOEICのスコアが評価されることが多いですが、600点以上が一般的です。

外資系企業やグローバル企業の場合、履歴書にTOEIC500~595点と書くとマイナス評価される可能性が高いので注意しましょう。

600〜699点

TOEIC600~695点は英検でいうと2級程度で、英語がある程度理解できるレベルです。

基礎力はありますが、応用力はまだ不足しています。

日常生活では困ることは少ないかもしれませんが、ビジネスシーンでの英語力は十分とは言えません

意見を述べることはできても、その裏付けや理由を説明するのは難しいでしょう。

国内の上場企業ではTOEIC600~695点が有利に働くこともありますが、外資系企業への転職では英語力のアピールとしてはやや低い評価になります。

700〜799点

TOEIC700~795点は、常に英語を完璧に理解できるわけではないが、業務や日常のコミュニケーションに支障がなく英語を理解できるレベルです。

長文や短文の聞き取り・読み取りは大まかに理解できます。

細部まで理解できないことがあったり、文法を間違ったりするということはありますが、基本的な英語力は身についており、ビジネスシーンでも英語が使える人材です。

ただし、一対一の会話では問題なくても、ミーティングなど複数人で行う会話には苦戦することもあります。

外資系企業の転職では、TOEIC700点を一つの採用基準としている企業が多いです。

外資系企業で活躍するにはまだまだ英語力を磨く必要がありますが、伸びしろのある人材として採用される可能性は十分あります。

800〜899点

TOEIC800〜895点を取得している人は、TOEIC受験者の約10%です。

理解できない言い回しがあるものの、英語でコミュニケーションを取ることにほとんど苦労しません。

特に日常会話は問題なくできるでしょう。

長文やビジネス英語への理解もあり、ネイティブとの議論も順序立ててできます。

どんな場面でも完璧に英語が使いこなせるわけではありませんが、伝えなければならないことはきちんと伝えられる英語力を持っている証拠です。

900点以上を取得している人ほどのインパクトはありませんが、800~895点あれば外資系企業でも十分求められる人材です。

ただし、大手外資系企業の場合は860点以上取得していることを採用の条件としているところもあります。

900点〜

TOEICで900点以上を獲得している人は、全体の受験者の約3%とされています。

900点以上を取得している人は、英語ネイティブとも問題なくコミュニケーションが取れる上、プレゼンテーションや打ち合わせでも英語を使いこなせるレベルです。

ノンネイティブとして、ビジネスでもプライベートでも困ることのない英語力を持っているという証拠であり、英語が必須な外資系企業が積極的に採用したい人材と言えるでしょう。

もちろん英語力はTOEICだけで表せませんが、900点以上取得しているということは就職や転職の際に大きな武器になります。

ただし、900点以上取得しているということは、実際の英語力が比例するように努力し続けなくてはなりません。

転職で資格をとりたい方は「転職で役に立つおすすめ資格!理由や難易度を徹底解説!」から詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください

TOEIC資格をアピールできるスコア目安

TOEIC資格をアピールできるスコア目安

TOEIC資格をアピールできる、目安スコアを紹介します。

履歴書に書けるのは600点以上

TOEICのスコアを履歴書に書ける基準として、一般的なのが600点以上です。

これは、一般的なビジネスシーンや国内の企業で必要とされる英語力を示す目安となります。

TOEIC600点以上を持つことで、コミュニケーション能力やビジネス英語の理解が期待され、企業側にアピールできるでしょう。

外資系やグローバル企業で働くなら700点以上が目安

仕事上で英語を活用する場合は、より高い英語力が求められることがあります。

そのため、外資系企業を目指す場合、TOEICスコアは700点以上が目安です。

このスコアを持つことで、国際的なビジネス環境でのコミュニケーションや業務遂行が可能な候補者として評価されるでしょう。

外資系コンサルや外資系金融なら800点以上

一部の専門職や高度なビジネス領域では、更なる高い英語力が求められます。

例えば、外資系コンサルティングや金融分野では、TOEICスコア800点以上が目標とされています。

その理由は、英語を使用しての細かいやり取りが頻繁に行われるためです。

英語を正確に理解していないと、大きなミスにつながり、さらに膨大な損害を引き起こす可能性も少なくありません。

顔を合わせて行うコミュニケーションだけでなく、電話を通じたやり取りも円滑にこなせる英語力が不可欠です。

会話力はもちろんのこと、文章でのやり取りも正確性が求められ、文法の理解力も重要になります。

TOEICのスコアアップ対策方法

TOEICのスコアアップ対策方法

TOEICでスコアアップを目指す際は、まずは100点アップからチャレンジしましょう。

短期的な努力では目標を達成できないため、計画的な学習方法や目標設定が不可欠です。

ここでは、具体的なスコアアップの対策方法を紹介します。

1. 基本的な英語力の向上

TOEIC試験のスコアアップには、まず基本的な英語力の向上が不可欠です。

文法や語彙の理解を深め、日常会話や文章の理解力を高めることで、試験全体での正確な解答が期待できます。

定期的な英語学習や読書を通じて、幅広いトピックに触れることも効果的です。

2. リスニング対策のポイント

リスニングスキルの向上は、TOEIC試験において重要な要素の一つです。

実際の英語音声に慣れるために、英語のニュースやポッドキャストを積極的に聴くことが役立ちます。

また、リスニング練習問題を解くことで、さまざまなアクセントやスピードに対する適応力を養うことができます。

3. リーディング対策のアプローチ

リーディングセクションでは、テキストから情報を素早く引き出す能力が求められます。

効果的なアプローチは、文章全体の構造を理解し、キーワードや重要なフレーズを把握することです。

また、日常的な新聞やビジネス文書、専門書を読む習慣を身につけ、異なる文体にも慣れておくと良いでしょう。

TOEICにチャレンジしてみたい方は「TOEICの勉強法は?600点以上を取るための方法を紹介」から詳しく見ることができます。参考にしてみてくださいね。

TOEICスコアを資格としてアピールするには600点以上が目安

TOEICスコアを資格としてアピールするには600点以上が目安

TOEICスコアは、ビジネスシーンや転職活動において重要な資格となっています。

まず、履歴書に記載できる基準は600点以上。

これは、ビジネスでの基本的な英語コミュニケーションが可能であることを示すもので、企業に自身の英語力をアピールする一環です。

特に外資系企業では、より高い英語力が求められるため、700点以上が目安とされています。

これにより、国際的なビジネス環境での活躍が期待され、転職においても強力なアピールポイントとなります。

TOEICスコアは単なる数字以上に、自身の英語力を示すクオリティな資格となり、賢明なキャリア戦略においては欠かせない存在と言えるでしょう。

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