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公認心理師になるには認定心理士とは違うことが求められる?仕事内容や難易度の違いも調査

更新日:2024-06-05

公認心理師になるには認定心理士とは違うことが求められる?仕事内容や難易度の違いも調査

公認心理師と認定心理士。名称が似ていますが取得方法、難易度が全く異なる資格です。

最近誕生したばかりの心理系初の国家資格である「公認心理師」は取得までの道のりが長く、求められる仕事の幅も広くなっています。
一方、民間資格である「認定心理士」は心理系の中でも取得しやすい基礎資格です。

2つの資格の仕事内容や仕事の幅、なるにはの違いなどを簡単に分かりやすくまとめています。

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公認心理師と認定心理士の資格の違い

公認心理師違い

名称は似ていますがそれぞれ違いがたくさんあります。ここでは資格形態そのものの違いを細かく見ていきます。

公認心理師は国家資格

公認心理師は日本初で唯一の心理職の国家資格です。

平成27年9月9日に公認心理師法が成立し、平成29年9月15日に施行された比較的新しい国家資格です。

国家資格は一定の能力と資質があることをきちんと証明することができます。
民間資格ゆえに活躍の場が広がりにくかった心理職ですが、公認心理師の誕生により職の幅が大きく広がっていくことが期待されています。

国家資格を定めることで、国民、現任者共に生きやすい環境を作ることを目的としています。

また、公認心理師は更新する必要がなく、一生持つことができる資格です。

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認定心理士は民間資格

認定心理士は民間資格です。

日本心理学会が認定する資格であり、心理学についての基礎学力があることを証明するためのものです。

一般的に認知されている心理職である臨床心理士、学校心理士、認定心理士などは、実は全て民間資格です。
特にその中でも認定心理士は取得方法が簡単な民間資格です。

心理学の基礎資格と言われており、より高度な心理系民間資格の土台として取得されていることが多いです。

新たな資格 心理”師”

公認心理師という新たな国家資格を設けるにあたって、他の資格と区別するために「心理師」という表記を用いています。

公認心理師でない者が公認心理師を名乗ること、また、心理師という文字を用いた名称を使用することも禁止されています。

現在はそこまで認知されていませんが、今後唯一の国家資格としてこのような差別化が進んでいくと思われます。

公認心理師と認定心理士の違い

国家資格である公認心理師と民間資格である認定心理士は、取得の方法もそれぞれ大きな違いがあります。2つの違いについてまとめていきます。

公認心理師には試験がある

国家資格である公認心理師になるには多くの条件をクリアしていかなければなりません。

公認心理師は、公認心理師試験に合格し、登録して初めて名乗ることができます。

ちなみに、平成30年第1回試験の合格率は79.6%となっています。
受験している主な層は現任の臨床心理士だと言われています。

一見合格率が高いように思えますが、受験者層が変わっていくにつれこれから下がっていくことが予想されます。

公認心理師試験では、ブループリントと呼ばれる出題基準から問題が出されますが、まだ実施されて間もないため情報が少なく具体的な対策が立てにくいです。

公認心理師試験に合格するためではなく、一生、心理関係を職にするための通過点として取得する人がほとんどです。

公認心理師の受験資格

またさらに、公認心理師試験には受験資格を設けられています。

公認心理師ルート

出典:日本心理研修センター 受験取得ルート

資格ができたばかりなため、多少複雑になっていますが、ほぼ全てのルートが大学と大学院で指定の心理学の単位を取得、卒業・修了しなければいけなくなっています。

ただし、実務経験5年以上の現任者に関しては、「現任者講習会」を受講することで受験資格を得ることができます。

唯一の国家資格であるため、学生であれば公認心理師になるには長い目で見て、計画的に進路を考えていかなければなりません。

認定心理士には試験がない

一方認定心理士は大学、または大学院で指定された心理学専攻の単位を修得し、卒業・修了している人なら誰でもなることができます。

同じ民間資格の臨床心理士や国家資格の公認心理師とは違い、特に試験を課さないため単位を修得して申請をすれば資格取得することができます。

また、認定心理士も更新の必要がなく、一生持つことのできる資格です。大学卒業からの期限も特にないため、取得しやすい資格です。

公認心理師と認定心理士の仕事の幅の違い

公認心理師仕事の違い

公認心理師と認定心理士は取得の難易度の差から、仕事の幅も違っています。

公認心理師の仕事は幅広い

公認心理師は心理関係ほぼ全ての職に対応しており、幅広く活躍できます。

公認心理師の業務の定義は以下の通りです。

公認心理師とは、公認心理師登録簿への登録を受け、公認心理師の名称を用いて、保健医療、福祉、教育その他の分野において、心理学に関する専門的知識及び技術をもって、次に掲げる行為を行うことを業とする者をいいます。

(1)心理に関する支援を要する者の心理状態の観察、その結果の分析
(2)心理に関する支援を要する者に対する、その心理に関する相談及び助言、指導その他の援助
(3)心理に関する支援を要する者の関係者に対する相談及び助言、指導その他の援助
(4)心の健康に関する知識の普及を図るための教育及び情報の提供
引用:厚生労働省 公認心理師とは

公認心理師の仕事は、臨床心理士の仕事内容と似ています。
保険医療や福祉、教育、その他産業、司法などあらゆる場面、分野において活躍できます。

それぞれの分野によって職場は異なり、スクールカウンセラーや児童相談所、病院での精神科スタッフなど様々な仕事があります。

また、公認心理師の誕生には心理系だけでなく多種多様な職種の人と協力、連携して職務を全うするという目的があります。
そういった意味でも公認心理師の仕事は幅広くなっていくでしょう。

現在、公認心理師試験が1回しか開催されていないため具体的な就職先などは分かりませんが、心理関係の求人には公認心理師に限った募集がたくさん出ているので選択肢はかなり広いと思われます。

認定心理士の仕事の求人は少ない

認定心理士は民間資格であり、あくまで心理学の基礎的知識を学んだという証明しかできません。

さらに、民間資格の中でも臨床心理士、学校心理士などの資格のほうが強い専門性があると判断されているため、特別認定心理士に限った求人はないのが現状です。

ですが、福祉関連の職場、児童カウンセラーなどの職では認定心理士の資格が歓迎されていることも多く、全く役に立たないというわけではありません。

特に保育士や介護士の方で同時に認定心理士である場合も多いです。人と密接に接する機会の多い職では認定心理士であることで優遇されることもあります。

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公認心理師と認定心理士の違い まとめ

名称が似ている公認心理師と認定心理士ですが、1番の違いは「民間資格か国家資格か」という点です。

公認心理師は認定心理士よりも社会的に認められており、高度な専門性のある資格です。
それぞれの取得の難しさから、将来の仕事の幅が大きく変わってきます。

公認心理師を目指せば必ず、認定心理士の資格は取得できることになります。