防衛省職員Ⅰ種の難易度は高いのでしょうか。
他資格とのランキング比較や合格率・偏差値などの目安を解説します。
防衛省職員Ⅰ種は専門の採用試験がありません。
平成24年度から新試験制度が導入されたことで、防衛省職員採用Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ種試験が廃止されました。
資格広場は、防衛省職員Ⅰ種職員になりたい人を応援しております。
防衛省職員Ⅰ種になる難易度
防衛省職員Ⅰ種の合格率や、仕事に就くための方法を紹介します。
防衛省職員Ⅰ種になる難易度は易しくありません。
職務につく方法からも、かなりの難関試験だと言えるでしょう。
防衛省職員Ⅰ種資格の合格率は9.0%
平成22年度の合格率は、9.0%でした。
防衛省職員Ⅰ種になるには、個人の適性もチェックされます。
国家公務員試験の合格が必須
防衛省職員Ⅰ種は、人事院が行う以下試験の合格者から採用しています。
- 国家公務員採用総合職試験(院卒者試験、大卒程度試験)
- 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験、高卒者試験)
防衛省職員Ⅰ種になるためには、国家公務員試験の合格が必須です。
試験の勉強時間は1200~1500時間程度
国家公務員採用総合職試験の場合、勉強時間は1200~1500時間程度が目安です。
年単位での準備が必要と考えてください。
国家公務員採用総合職は、公務員の中でも最難関といわれる試験です。
そこからさらに防衛省職員Ⅰ種を目指す人は、並み以上の努力が必要でしょう。
防衛省職員Ⅰ種採用試験の概要
防衛省職員Ⅰ種採用試験の概要をチェックしましょう。
専門の採用試験がないことに注意してください。
防衛省職員Ⅰ種採用試験の受験料
公務員試験の受験料は無料です。
防衛省職員Ⅰ種になるための試験にもお金はかかりません。
防衛省職員Ⅰ種試験・検定の年間試験回数
2024年度の国家公務員採用総合職試験(院卒者試験、大卒程度試験)日程は3月17日(日)でした。
今後も年1回の試験実施が予想されます。
防衛省職員採用試験は、平成24年度から新試験制度が導入されたことにより廃止されました。
現在は、国家公務員総合職及び国家公務員一般職試験の合格者から採用されています。
防衛省職員Ⅰ種採用試験の合格発表
2024年度の国家公務員採用総合職試験(院卒者試験、大卒程度試験)の最終合格者発表日は以下でした。
■5月28日(火)16:00
最終合格者発表掲載は6月3日(月)17:00までです。
防衛省職員採用試験は、新試験制度導入により現在はありません。
防衛省職員Ⅰ種になるのが難しいと言われる理由
防衛省職員Ⅰ種になるのが難しいと言われている理由は何でしょうか。
主に以下の理由から、仕事に就く難易度が予想できます。
- 防衛省職員Ⅰ種は独自で目指せるものではない
- 防衛省職員Ⅰ種専門の採用募集がない
- 国家公務員の採用試験は競争率が高い
理由①防衛省職員Ⅰ種は独自で目指せるものではない
防衛省職員Ⅰ種は、個人の力だけで目指せるものではありません。
決められた国家公務員試験の合格者から、採用する人が選ばれる形式です。
国家公務員の中でも珍しい採用スタイルと言えるでしょう。
どれだけ防衛省職員Ⅰ種を希望しても、配属は個人では決められません。
理由②防衛省職員Ⅰ種専門の採用募集がない
防衛省職員Ⅰ種専門の採用募集はありません。
採用試験を受けたくても、そもそも公募していないので注意してください。
防衛省職員Ⅰ種になるためには、既定の国家公務員試験に合格する必要があります。
試験対策の面でも、防衛省職員Ⅰ種に特化して行うことは難しいでしょう。
理由③国家公務員の採用試験は競争率が高い
国家公務員の採用試験は競争率が高いです。
防衛省職員になりたい学生や、公務員を目指す社会人も多いでしょう。
公務員は給料や雇用が安定している職種と言えます。
国家公務員に限らず、人気がある職種は、おのずと競争率が高くなります。
防衛省職員Ⅰ種採用の難易度を他試験とランキングで比較
防衛省職員Ⅰ種採用の難易度をほかの公務員と比べてみましょう。
区分 | 合格率 |
---|---|
防衛省職員Ⅰ種職員 | 約9% |
防衛省職員Ⅱ種職員 | 約11.7% |
防衛省専門職員 | 24.90% |
自衛隊 | 5〜9%前後 |
警察官 | 16.50% |
消防官 | 10%程度 |
防衛省職員Ⅰ種採用の合格率は、防衛省職員Ⅱ種採用より低いです。
国家公務員の中でも高難易度の職種と考えられます。
防衛省職員Ⅰ種採用試験に合格するポイント
防衛省職員Ⅰ種になるには、国家公務員一般職または総合職の試験合格が必須です。
試験に合格するポイントを確認しましょう。
- 効率的な勉強をする
- 学習は余裕を持って計画する
- 国家公務員試験対策は過去問を活用する
ポイント①効率的な勉強をする
試験合格のためには、効率的な勉強方法を身につけてください。
インプットとアウトプットを何度も繰り返すことで、頭に入りやすくなります。
国家公務員の試験範囲は幅広いです。
教養試験、専門試験、論文試験を、取りこぼしがないように対策しなくてはなりません。
効率的な勉強をして、試験に挑戦してください。
ポイント②学習は余裕を持って計画する
学習は早い段階で余裕をもって計画しましょう。
試験日からスケジュールを逆算し、勉強の期間を決めることが重要です。
どの程度1日に勉強できるのか考えましょう。
余裕を持ってスケジュールを立てれば、勉強できなかった場合もカバーしやすくなります。
ポイント③国家公務員試験対策は過去問を活用する
国家公務員の試験対策は過去問を活用しましょう。
過去5年分の問題をチェックすれば、効果的な試験対策ができます。
試験対策の問題集は、市販のものでも種類が多くそろっています。
自分に合ったテキストを見極めて、なるべく多くの過去問を解いてください。
防衛省職員Ⅰ種採用試験の科目
防衛省職員Ⅰ種を目指すためには、以下の国家公務員の採用試験を受ける必要があります。
- 国家公務員採用総合職試験(院卒者試験、大卒程度試験)
- 国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験、高卒者試験)
以上、それぞれの試験内容についてまとめました。
国家公務員採用総合職試験(院卒者試験、大卒程度試験)
国家公務員採用総合職試験(院卒者試験、大卒程度試験)は、すべてで30題です。
2時間20分で解答しなくてはなりません。
分野や配点は以下のとおりです。
分野 | 問題数 | 試験内容 |
---|---|---|
知能分野 | 24題 | 文章理解 10題 判断・数的推理(資料解釈を含む)14題 |
知識分野 | 6題 | 自然・人文・社会に関する時事、情報 6題 |
国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験、高卒者試験)
国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験、高卒者試験)は、30題出題されます。
1時間50分で解答できるように準備・対策しましょう。
分野 | 問題数 | 試験内容 |
---|---|---|
知能分野 | 24題 | 文章理解 10題 判断推理 7題 数的推理 4題 資料解釈 3題 |
知識分野 | 6題 | 自然・人文・社会に関する時事、情報 6題 |
防衛省の採用予定機関が実施する面接
防衛省職員Ⅰ種になるためには、採用予定機関が実施する面接を受ける必要があります。
事前に採用面接カードを提出し、面接に備えましょう。
当日は人柄、対人的能力などについての個別面談が実施されます。
保険証、学生証や運転免許証など、本人と確認できる写真付きの証明証も必須です。
面接をスムーズに受けるためにも、忘れ物が無いように気をつけてください。
防衛省職員Ⅰ種の仕事内容
防衛省、国家防衛に関しての様々な業務を遂行します。
具体的には事務官が行う単純な一般事務から、技官が行う航空、建築関連等の技士、行政職、語学力を生かした国際関係職等さまざまです。
その他にも武器の研究、開発をしたりもします。
防衛省職員Ⅰ種の年収・給料相場
防衛省職員Ⅰ種を含む、防衛省職員の平均初任給は21万円です。
学歴及び経験年数等により、給与が決定されます。
そこに賞与や手当などが加算される給与形態です。
給与は国の規定によって支給され、収入状況は安定しているといえるでしょう。
防衛省職員Ⅰ種の現状
試験の申込者は、平成7年度をピークにして減少傾向にありました。
平成15年度日本郵政公社の採用試験が新設されたこともあり、大幅に増加しましたが、平成16年度以降再び減少に転じています。
バブル経済崩壊後平成8年にピークとなりますが、平成11年以降減少傾向に転じ、平成18年度は前年度に比べて、約16%も減少しています。
防衛省職員Ⅰ種の将来性
防衛省職員は、将来性が高い仕事でしょう。
国を支える仕事として、これからも高い需要が期待できます。
国際化が進む世界でも、防衛省は多くの役割を果たす職種です。
出世に関しては、防衛省職員Ⅰ種が防衛省の幹部として活躍することになります。
防衛省職員Ⅰ種に向いている人
自衛隊に憧れる方や武器の研究・開発をしたい方に向いているでしょう。
公務員として責任を持ち、仕事を長く続けられる人も適性があります。
防衛省職員Ⅰ種にしかできない仕事も多いので、やりがいを求める人にもおすすめです。
防衛省職員Ⅰ種採用試験の独学合格が難しい理由
防衛省職員Ⅰ種は、独学で合格できる職種ではありません。
採用されるにあたっては、厳しいチェックや適性検査が行われます。
どれだけ試験で良い点を取っても、必ずしも防衛省職員Ⅰ種になれるわけではありません。
そもそも、公務員試験の独学には向き不向きがあるので注意してください。
独学が難しい理由①防衛省職員Ⅰ種になるための対策が難しい
防衛省職員Ⅰ種になりたくても、個人の力では対策が難しいでしょう。
防衛省職員Ⅰ種になるためには、国家試験合格後の配属決定が重要です。
配属の決定は個人で対策できるものではありません。
国家公務員試験合格者の適性や経験をもとに、どんな仕事を担当するか決められます。
独学が難しい理由②国家公務員試験のテキスト選びにコツがいる
国家公務員試験に受からなくては、防衛省職員Ⅰ種にはなれません。
試験対策のテキスト選びにはコツがあります。
市販の教材の種類が多いだけに、選ぶのにも時間がかかってしまうでしょう。
国家公務員試験対策に迷った人は、予備校や通信講座などの受講も考えてください。
勉強に活用できるテキストや教材が一括で送付されます。
独学が難しい理由③面談対策ができない
独学では面談対策が難しいでしょう。
国家公務員試験では、面談が合否の判断に大きく関わります。
面接官から良い印象を持ってもらえるように、気をつけなくてはなりません。
言葉遣いや態度、公務員採用試験にマッチする服装などさまざまな注意点があります。
面談対策が難しいことは、独学の大きなデメリットです。
防衛省職員Ⅰ種採用試験対策におすすめの専門学校・通信講座
国家公務員試験対策におすすめの通信講座はアガルートです。
初学者向けの講座から経験者向けの対策まで行っていることが特徴です。
アガルートを活用すれば、自分に合った勉強ができるでしょう。
サポートも手厚いため、勉強や受験について深く相談できますね。
実績が多く信頼度が高いアガルートは、公務員試験対策におすすめです。
防衛省職員Ⅰ種になるには適性も必要
防衛省職員Ⅰ種は個人で希望してなれるものではありません。
規定の国家公務員試験合格者から人員が選抜されます。
適性や経験などを踏まえて判断されるので、注意してください。
防衛省職員Ⅰ種は、個人の力だけで就ける職種とは異なります。