通信制高校流行ってるって本当?通信制高校がいまヤバい理由

通信制高校流行ってるって本当?通信制高校がいまヤバい理由

通信制高校流行ってるって本当?通信制高校がいまヤバい理由

中学卒業後の進路に、通信制高校を選ぶ人が増えています。

あなたの周りでも、通信制へ入学した人や転校していった人が、1人や2人はいるのではないでしょうか?

「最近よく聞く通信制高校ってどんなところ?」
「通信制高校について詳しく知りたい」

こんな疑問を持っている方に、通信制高校が流行っている理由や、通信制高校を選ぶときの注意点を解説します。

近年、通信制高校の需要が高まっています。

本記事を読むだけで、通信制高校の人気の理由がわかります。

高校生の20人に1人が通信制高校に通う時代

高校生の20人に1人が通信制高校に通う時代

文部科学省の調査によると、通信制高校に通う高校生は20万人を超えました。(2020年時点)

全体数の5.9%というと少なく感じますが、およそ20人に1人が通信制高校に通っています。

実数 割合
全日制課程 301万2,708人 91.7%
定時制課程 7万9,356人 2.4%
通信制課程 20万6,948人 5.9%

一昔前、通信制高校に通っている人は事情を抱えており、特別な存在だったかもしれません。

しかし現代では特別ではなく、「全日制に通うのが面倒だから」「スポーツに熱中したいから」という理由で気軽に選ぶ人が増えています。

30年で3倍超え!増え続ける通信制高校

近年、私立の通信制高校は増加傾向にあります。

1990年、私立高校は17校しかありませんでしたが、2019年には175校と10倍に増えました。

不登校やストレスで毎日学校に通えない中高校生が増え、それに比例して通信制高校の需要が高まっているからです。

SNSの普及でクラスメイトとトラブルになっていたり、先生や大人への不信感を覚えたりと、現代の中高生の悩みはより複雑になっています。

「無理して学校に行かなくてもいいよ」という世間の風潮もあり、通信制高校の注目度は今も上昇中です。

不登校や発達障がいの生徒も積極的に受け入れ、彼らの進学先として今後も需要が高まっていくでしょう。

他にはどんな通信制高校があるのか気になる方は必見! 「偏差値60以上の難関大学を目指せる通信制高校一覧!通信制高校の大学進学は不利?有利?」を参考にしてみてください!

通信制高校が熱い!流行っている3つの理由

通信制高校が熱い!流行っている3つの理由

通信制高校が流行っている理由は、おもに次の3つです。

  • 新型コロナの影響で注目を集めた
  • 毎日登校する必要がない
  • 豊富な専門コースが用意されている

では、1つずつ説明していきます。

新型コロナの影響で注目を集めた

子どもの感染リスクを下げるための方法として、通信制高校への入学・転入を希望する人が増えました。

不特定多数が集まる学校は感染リスクが高く、感染を恐れて学校に通えなくなった生徒も少なくありません。

通信制高校は通学が不要なコースがあり、感染リスクが低いことが特徴です。

全日制高校と比較するとオンライン化も早く、緊急事態宣言にも柔軟に対応できた実績があります。

毎日登校する必要がない

通信制高校の基本は、自宅での自主学習です。

決められたスクーリングやテストを受けるための登校は必要ですが、全日制のように毎日登校する必要はありません。

通信制高校の中には、年に4〜5回のみの登校で卒業に必要な単位を取得できる学校があります。

登校日数の少なさは、不登校や引きこもりの方にとって大きなメリットでしょう。

また通学が面倒な方、芸能活動に時間を使いたい方、自由な時間を確保したい高校生など、利便性や柔軟性の高さから通信制高校を選ぶ生徒が増えています。

豊富な専門コースが用意されている

働き方や生き方が多様化する現代、学校の授業内容も例外ではありません。

通信制高校は大学進学を目指すコースはもちろん、美容や音楽を学べたり、資格を取得できたりするコースも用意されています。

全日制高校にはない、さまざまな専門コースを選択できるのが通信制高校の魅力です。

学校は勉強だけをする場所ではなく、社会に出てから活躍できるような人間性・社会性を育てる場所に変化しています。

他にはどんな通信制高校があるのか気になる方は必見! 「偏差値60以上の難関大学を目指せる通信制高校一覧!通信制高校の大学進学は不利?有利?」を参考にしてみてください!

通信制高校は私立がすごい!充実のサポート制度

通信制高校は私立がすごい!充実のサポート制度

通信制高校は公立と私立があり、人気が高いのは断然私立です

私立高校のリアルを知れば、通信制高校がヤバい理由がわかります。

オンラインでの学習サポート

Web授業や学習アプリが用意されていたり、先生にチャットやビデオ通話で質問できたりするのが、私立高校の魅力です。

自宅にいながらも、リアルに授業を受けているような環境で学ぶことができます。

またレポート提出もオンラインに対応していて、頻繁に登校する必要がありません。

一方、公立高校のレポート提出は郵送で行なっており、先生に質問するのも電話や手紙というのが主流です。

週1回や月2回はスクーリングがあり、決められた日に必ず登校する必要があります。

忙しい方や不登校の方は負担になりやすく、卒業までに何年もかかってしまうケースもあるでしょう。

設備が充実した私立高校では、スクーリング以外はオンラインで完結できるので、通学が面倒な人や引きこもりの人にとって勉強を続けやすい環境です。

少人数制・マンツーマン授業で苦手科目を克服

私立の通信制高校は、生徒一人ひとりに合わせた学習サポートを実施。

苦手科目や理解できないところは、納得するまで個別指導を行ってくれます。

不登校で小中学校の授業を受けていなかった生徒には、その学年まで遡って勉強も教えてくれるので心強いですね。

大学進学を目指している方にとって、苦手科目を克服できる絶好の機会になるでしょう。

公立高校は教員の数が限られていることもあり、一人ひとりのペースに合わせて指導することはありません。

中学校までの基礎学力があることを前提に授業を進めるので、勉強についていけないと塾や予備校に通う必要があります。

以下を見ると一目瞭然ですが、私立はサポートが手厚いため、公立に比べて単位修得者の割合が高いです。

実数(人) 単位修得者の割合
公立 26,929 45.5%
私立 122,849 90.7%

年間数日の登校で高卒資格が取れる

全日制や定時制高校では、週5日の登校が基本です。

また公立の通信制高校は月2〜3回の登校が必須で、土日のどちらかに登校するケースが多くなります。

一方で、私立の通信制高校は少ない登校日数で単位取得できるコースがあり、オンライン学習の環境も充実しています。

年間数日のスクーリングで卒業できる高校はたくさんあって、引きこもりや社会人も卒業資格を取りやすくなっています。

全国どこからでも入学できる高校がたくさんある

通信制高校は「広域」と「狭域」があり、以下のような違いがあります。

  • 広域通信制高校 …… 3都道府県以上の地域から入学できる
  • 狭域通信制高校 …… 学校所在地の県と隣接する1都道府県のみ入学できる

私立の多くは広域なので、全国から入学することが可能です。

一方で、公立高校は都道府県の教育委員会が管轄するため、近隣の地域からしか入学者を受け入れていません。

たくさんの選択肢から自分に合った学校を探したい場合は、広く入学者を受け入れている私立高校の方が選びやすいでしょう。

ただし、どの学校もスクーリングは必須なので、スクーリングしやすい地域を選ぶと負担も軽くなります。

難関大学への合格実績が豊富な高校もある

「通信制高校って大学には進学できなさそう」と思っていませんか?

以前は「全日制高校に通えない生徒が選ぶ高校」という要素があったため、進学よりも就職のイメージが強くありました。

しかし近年は、大学進学に力を入れている通信制高校も多く、東京大学などの国公立大学、早稲田大学や慶應義塾大学といった難関私立大学への合格実績も豊富です。

進学のほかにも、起業したり、インフルエンサーやユーチューバーとして活躍したりと、卒業後の進路はさまざまあります。

生徒一人ひとりに対応した学習サポートがあるので、進学を諦める必要はありません。

現役で合格している生徒が多く、志望校に合わせた進路指導をしてくれるのが私立の魅力です。

学費の安さで選ぶなら公立の通信制高校がベスト!

学費の安さで選ぶなら公立の通信制高校がベスト!

ここまで私立高校のメリットや魅力について解説してきましたが、公立高校にも私立にない魅力があります。

公立の魅力はなんといっても「学費の安さ」です。

3年間の学費が10万円ちょっとの学校もある

公立の通信制高校を選ぶメリットは、学費が安いことです。

私立は年間25万〜100万円程度かかるのに比べ、公立は年間10万〜15万ほどで通えます。

学費の安さを重視する場合は、公立を選んだほうが家計への負担が少ないでしょう。

Web授業や個別サポートは充実していない

公立は週1回〜月2回くらいの登校が必須で、一人ひとりのペースに合わせた授業は行なっていません。

勉強が苦手な方は、学校の指導やサポートが物足りないと感じるでしょう。

仮に塾などに通う場合、私立に通ったほうが費用が安くなる可能性もあります。
勉強に対して不安を感じていない方は、公立の通信制高校でも問題なく学習を進められるでしょう。

高校の学費に困っている方は必見! 「高校の学費が払えない時の対処法!学費を安く高校を卒業するには?」を参考にしてみてください!

通信制高校を選ぶときの注意点

通信制高校を選ぶときの注意点

通信制高校の数は300校を超えているので、自分に合った学校を探す必要があります。

ここでは、通信制高校を選ぶときの注意点を紹介していきます。

自分に合った学習スタイルか

通信制高校は多種多様で、年に数回登校するだけでよい学校もあれば、毎日登校できる学校もあります。

週数回は学校に通って指導を受けたい場合は、自宅近くに学習センターやキャンパスがある学校を探しましょう。

あまり登校したくない方は、Webコースや在宅コースの充実具合をチェックしてみてください。

バーチャル授業やオンライン部活など、自宅にいながら高校生活を満喫できる学校もありますよ。

また美容師を目指せる学校やプログラミングを学べる学校、声優の授業を受けられる学校など、自分のやりたいことから探すのもおすすめです。

学習サポート体制が整っているか

次のような方は、サポート体制が手厚いかをチェックして通信制高校を選びましょう。

  • 小中学校や全日制高校で不登校だった方
  • 全日制高校の勉強についていけなかった方
  • ADHDなどの発達障がいをお持ちの方

通信制高校と併用してサポート校を利用するケースも増えており、より手厚い支援を受けたい生徒が集まっています。

生徒一人に専任の講師がついて、通信制高校の学習や進捗具合をサポートしてくれる学校もあります。

教科の得意・不得意に合わせて時間割を組んでくれるので、苦手科目を克服したり得意科目をさらに伸ばしたりといったことができるでしょう。

学びたい専門コースが用意されているか

動画編集やプログラミングを学べたり、スポーツトレーナを目指せたりするコースなど、色んなオプションコースを設けている学校もあります。

現役のプロが指導してくれたり、第一線で活躍する特別講師を招いた授業を行なったりするので、即戦力になる専門知識を身につけることが可能です。

繰り返しになりますが、通信制高校は多種多様で、自分に合った学校を見つけることが大切です。

学校の数が多くて選べない方は、自分がやりたいこと・興味のあることをじっくり考えてみてください。

音楽をやってみたい場合は、楽器を学びたいのか、ヴォーカリストになりたいのか、作曲やプロデューサーなど裏方がやりたいのか、より具体的に考えて選ぶと絞り込みやすくなります。

スクーリングのしやすさ

頻繁に登校したい方は、通いやすさで選ぶことも重要です。

片道1時間以上かかる通学は負担になり、学校に行くのが面倒になってしまうかもしれません。

スクーリングをきちんとこなし卒業資格を得るには、自宅から通いやすい場所に学習センターがあると望ましいです。

都心部や周辺エリアはキャンパスもたくさんあり、交通手段も充実しています。

一方で、周囲にキャンパスや学習センターがない地方在住の方は、スクーリングが少ない学校を選択した方が卒業しやすいかもしれません。

自分の状態にあっているか

不登校や引きこもりの方は、自分の状態を受け入れてくれる学校を選びましょう。

通信制高校の中にはメンタルサポートに力を入れている学校も多く、スクールカウンセラーが常駐していたり、教員が心理学を学んでいたりするケースもあります。

お子さんの様子が心配な親御さんは、保護者と面談する機会を多く設けている学校がおすすめです。

また通信制高校の特徴として、学校行事や修学旅行などイベントへの参加が自由な学校もあります。

出来るだけ強制されるものが少ない学校の方が、身体への負担も少なく済むでしょう。

自閉症やADHDの生徒を積極的に受け入れている学校もあり、生徒への理解が深い学校もたくさんありますよ。

通信制高校のメリット、デメリットについて詳しく知りたい方は是非 「通信制高校に通う5つのメリットデメリット!対策も合わせてご紹介!」を参考にしてみてください!

通信制高校を探すなら今すぐ資料請求して比較・検討しよう!

通信制高校を探すなら今すぐ資料請求して比較・検討しよう!

今回は、通信制高校が流行っている理由を解説しました。

20人に1人が通信制高校を選択するようになり、「全日制高校に行くのが当たり前」という認識が変わりつつあります。

通信制高校に通うことは決して特別ではありません。

自分に合った学校を探すために、まずは資料請求からはじめましょう。

複数の学校に資料請求して、コースやスクーリング、学費などを比較してみるといいですね。

そして実際に学校へ足を運び、学校の雰囲気や生徒の様子を観察して、自分が行きたくなる学校をじっくり探してください。

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