資格なしでエステ開業！気になる方法を紹介！

これからエステサロンを開業される方へ、経営にあたって資格が必要なのかを解説していきます。

エステサロン開業に資格は必須ではない

エステサロンは、医療系の店舗開業とは異なり、資格が必要ありません。

なぜなら、「エステティシャン」という資格が存在しないからです。

つまり、エステについて何も知識がない方でも、合法的にエステサロンを開業できるのです。

エステ開業に資格が有利な理由

開業にあたり資格が不要でも、多くの顧客を魅了し成功を収めるためには、一定程度の技術、知識、そして経験が必要です。

お客様に満足してもらうためには、確かな技術が求められます。

そのため、エステのスキルを磨くことや関連する知識を積極的に学び、資格を取得することが大切です。

資格なしでエステサロンを開業するリスクとは？

エステサロン運営は、競争が激しい業界です。

お客さまは、他店とのスキルやサービスを比較し、リピーターになるか否かを判断します。

資格なしでサロンを開業することはできますが、リピーターを増やし経営を安定させることが大切です。

成功のカギは、お客様に対する誠実さと、高品質なサービスの提供にかかっていますので、資格を持つことの重要さが理解できるでしょう。

現在、エステ関連の資格をお持ちではない方に、業界でも高い評価を得ているおすすめの資格をご紹介します。

AJESTHE認定エステティシャン

エステサロンを開業するにあたり、資格を持つことは信頼を築くこと、安定した売上を保つことの一歩です。

その中でも、一般社団法人 日本エステティック協会による「AJESTHE認定エステティシャン」は、優れた認定資格として高い評価を得ています。

エステティシャンとしての技術と知識を高め、高品質なサービスを提供するための教育と訓練を受けたプロフェッショナルを示す資格です。

資格を取得するには、協会認定校での300時間以上コースまたは1000時間以上コースの修了、または実務経験1年以上に加え、エステティシャンセンター試験に合格しなくてはなりません。

短期間で取得できる資格ではないため、試験合格は大きな意味を持ちます。

AJESTHE認定エステティシャンであることをアピールできれば、お客様からの信頼を得やすくなり、エステサロンの成功に近道となるでしょう。

AEA認定エステティシャン

日本エステティック業協会（AEA）が提供する「AEA認定エステティシャン資格」は、エステティシャンの技術と知識を試験で客観的に評価する優れた資格です。

この資格を取得することで、スキルの向上だけでなく、キャリアプランの構築もサポートされます。

AEAの資格には、3つのレベルが用意されており、エステティシャンのスキルアップが可能です。

資格取得のプロセスは、AEA認定校でカリキュラムを履修するか、エステティックサロンでの実務経験（フェイシャルまたはボディケア）が必要です。

認定試験（筆記と実技）に合格した後、登録申請を行い、資格を取得できます。

さらに、実務経験を積み重ね、最高位の資格である「AEAインターナショナルエステティシャン」を目指すことが可能です。

最上位資格を取得することで、プロのエステティシャンとしてのキャリアプランを築くことができます。

CIDESCO（シデスコ）国際ライセンス

CIDESCO国際ライセンスは、世界中で認められているエステティシャンのための国際資格の一つです。

CIDESCOは、世界31ヵ国でエステティシャン、学校、サロンの認定制度を設け、最高水準のエステティックを確保しています。

「ビューティーセラピーディプロマ」の取得方法には、「学生受験」と「一般受験」の2つの選択肢があります。

学生受験では、CIDESCO国際認定校を卒業することで取得できます。

一方、一般受験では、エステティシャンとしての実務経験を積みながら取得が可能です。

CIDESCO資格を持つことで、国内外のお客様からの信頼を得て、エステサロンを成功させる道が開けるでしょう。

独学でネイリストになりたい方は 「独学でネイルの資格は取得できる？自力で学ぶメリット・デメリットを解説」も参考にしてみてくださいね。

次に、エステ開業にあたって、必要なステップをご紹介してきます。

STEP1.エステ開業の物件探し

エステサロンを開業する際には、適切な物件を見つけることが第一歩です。

物件の選定は、サロンの成功に大きな影響を与えます。

場所の立地や周辺環境を検討し、ターゲット顧客に合った場所を選びましょう。

また、契約条件や賃貸料金なども注意深く検討し、予算内で物件を見つけることが重要です。

STEP2.物件の内装やリフォーム

物件を決定したら、内装やリフォームの準備を始めましょう。

エステサロンは居心地の良い空間が求められますので、内装やデザインにこだわることも重要です。

また、清潔感を保つための設備や衛生対策も考慮しましょう。

内装と設備は、お客様の満足度に直結する重要なポイントです。

STEP3.エステ施術に必要な機器や備品の準備

エステサロンの施術には、専用の機器や備品が必要です。

マッサージベッド、フェイシャル機器、ベッド、化粧品、タオルなど、施術に必要なアイテムを整えましょう。

機器の選定には慎重に取り組み、信頼性と品質を重視することが大切です。

お客様に安心感を提供するためにも、機器と備品の品質を重視してください。

エステ開業にあたっては、資金面も考慮する必要があります。

まずは予算を立てる上で、どのくらいの費用が必要になるかを把握しておきましょう。

物件にかかる初期費用

エステサロンを開業するには、まず適切な物件を見つける必要があります。

物件にかかる初期費用は、賃貸契約に関連する費用や内装・リフォーム費用も含めて予算を立てましょう。

賃料、敷金、礼金、保証金などの契約に伴う支払いに加えて、サロンの内装を整えるための費用も必要です。

賃貸の場合は、敷金が5〜6ヶ月分必要になることも珍しくありません。

仮に家賃が20万円としたら、半年分で120万円を最初に支払うことになります。

物件選びにおいては、駅からの距離や治安、環境を考慮し、予算内で魅力的な場所を見つけることが重要です。

施術に必要な機器や備品

エステサロンの施術には、専用の機器や備品が必要です。

マッサージベッドやフェイシャル機器、スキンケア用品、タオル、家具、装飾など、施術に必要なアイテムを整える必要があります。

また、これらの機器や備品の品質や信頼性にも注意を払いましょう。

お客様に安心感を提供するためにも、品質の良いアイテムを選ぶことが大切です。

広告宣伝費

エステサロンの知名度を高め、顧客を集めるためには広告宣伝が欠かせません。

広告宣伝費用は、フライヤー、ホームページ制作、SNS広告、ポスターなど、様々な方法でかかります。

競争の激しいエステ業界で成功するためには、魅力的な宣伝活動を行うための予算を計上しましょう。

効果的な広告は、お客様の獲得に大いに役立ちます。

最後に、エステサロンを開業して成功させるためのコツを解説します。

自宅をエステサロンにして初期費用を抑える

エステ開業を検討している方にとって、初期費用は大きなハードルとなることがあります。

しかし、自宅をエステサロンとして活用することで、初期費用を抑えることが可能です。

自宅を活用する場合、物件の賃貸費用や内装リフォーム費用がかからず、家庭用のエステ機器を活用できます。

ただし、法的な制約や衛生面に注意が必要です。

また、自宅サロンの運営には、予約管理やプライバシーに気を配る必要があります。

エステサロンに勤務して顧客を獲得する

エステサロンに勤務しながらスキルを磨き、顧客を獲得することは、開業を成功させる1つの方法です。

現場で経験を積みながら、信頼を築くことができます。

また、サロンでの勤務を通じて、顧客ベースを広げるチャンスも増えます。

顧客との信頼関係を築くことが、将来の独立開業につながるでしょう。

独立のためにエステサロンに勤務する場合は、「何歳までに独立できる資金を貯める」「3年で店長になり経営に携わる」といった具体的な目標を決めることも重要です。

サロンでスタッフとして働くことは、実力を高めるためにも有益な経験となります。

周囲のサロンを参考にメニューを考案する

競争が激しい業界で差別化を図るために重要なのは、他店にはない独自のメニューを提供することです。

周囲のサロンを調査し、どのようなメニューやサービスが人気かを把握しましょう。

その上で、自身のスキルや顧客のニーズに合わせて、独自のメニューを考案してみてください。

顧客にとって魅力的なオプションを提供することで、エステサロンの成功に近づけるでしょう。

美容について、ネイルに興味があるという方は 「ネイル資格の種類は？それぞれの試験内容の違いや取得方法をご紹介」も参考にしてみてくださいね。

エステサロンを開業する際、資格取得は成功の鍵と言えます。

資格を持つことで、信頼性を高め、顧客からの信頼を勝ち取ることが可能です。

また、エステの技術や知識を習得し、高品質なサービスを提供するためのスキルを養うこともできるでしょう。

これはエステサロンを開業し、競争の激しい市場で成功するために不可欠な要素です。

エステサロンを開業するなら、資格取得を積極的に検討し、自身のスキルを向上させる努力を怠らないようにしましょう。

独立やサロン開業を検討している方は、早い段階で準備を進めることが重要で、サロンの成功に大いに貢献します。